1 合格する可能性があるかどうか判断しよう

たいていの方が、この「高圧ガス製造保安責任者」の受験に関しては、会社から取得の指示が出ていると思われる。
つまり自らの意志で受験するか、会社からの指示で受験するかでは、受験に対する姿勢が当然のことながら変わってくる。
さらに受験に際して、会社からひとりで受験させられるか、複数名で受験させられるかでは、また、その労力というのか苦労というのか使うエネルギーは大きく異なる。
以上のことから使うエネルギーの少なさの順番としては
 (1)個人の意志による複数受験
 (2)会社からの指示による複数受験
 (3)個人の意志による単独受験
 (4)会社からの指示による単独受験
となると思われる。

自分の場合を振り返ってみるとすべて(3)であった。
免状取得に要した労力は一概にいえないが、すべて単独受験のため甲種機械、甲種化学、第一種冷凍機械いずれも個人的には要したと思っている。

(3)にせよ(4)にせよ、いざ勉強を始めると一番大きな問題点として立ちはだかるのが、問題の解答をみても意味がわからないということだ。
いろいろ調べてその意味がわかればよいのだが、どうやって調べればよいのかすらわからない場合は完全にお手上げである。

そこで、まず最初にどうするべきかというところであるか、タイトルの通り、これから勉強していって合格する可能性があるかどうかを自己判断することである。

高圧ガス製造保安責任者試験の合格ラインは、各科目(法令、学識、保安管理技術)とも6割以上である。
これから勉強していって、6割を取れる可能性があるのだろうかということを判断しなければならない。
その目安としてはやはり過去問である。

この過去問をみて、今の状態で「何となくわかりそうだ」という方は、受験して合格する可能性は高い
見たこともない言葉も多いが、3〜4割くらいは何となくわかりそうだなと感じる場合は、その後の努力次第で何とかなるかもしれない。この場合も受験する価値はあると思う。

過去問をみて、言葉の意味も問題の意図するところもさっぱりわからないという人は、結果的に受験するだけ時間とお金が無駄になると思われるのでやめた方がいいかもしれない(あくまでも単独受験の場合です)。