2 助走期間を長く取るべし!

「1」で何となく可能性があると思った場合は、次に、いつから勉強を開始するのかということを考えなければならない。
コレを決めるのは実は一番難しいことだと思う。

よく検定講習で見かけるのが、検定講習に来てから勉強を始める人である。
検定講習の日から概ね2週間程度あとに検定試験がある(最悪の場合は、検定講習の翌々日になることもある)。
いくら頭がよくても、わずか2週間程度であの広い出題範囲から試験に対応するのは不可能である。
これは、試験のグレードが丙種、乙種、甲種と上がれば上がるほど困難を極めると言っても過言ではない。

本題に戻るが、いつから始めたらよいかということであるが、これはかなり個人差があると思う。
 (1)仕事のヒマな人・忙しい人
 (2)独身・所帯持ち
 (3)ベースの学力がある・ない
 (4)単独受験、複数受験
 (5)教えてくれる人が身近にいる・いない
これらによってかなりかわってくると思う。
あくまでも自分の経験上からすると、どんなに条件がよくても最低約6ヶ月は勉強期間がいると思う。さらに条件が不利な人であればあるほど助走期間を長くするべきであると思う。
6割が合格ラインであるが、安心するなら8割程度の得点が取れることを最低目指していかないと危ない。

ときどき、受験勉強を3ヶ月程度で済ませようとする人がいるが、極めて綱渡りでオススメできない。
合格すれば労少なくして効多しかもしれないが、不合格になれば+12ヶ月である。

1度の不合格はともかく、2度以上不合格になる人はこのあたりの見極めが悪い人が多い。
一発で合格する気なら、なるべく早めに手を打つべきである。