5 試験までの大雑把な勉強計画を決めよう

さて、目標を明確にしたところでどのような形で勉強を開始したらいいかわからない。これは自分でも一番悩んだところだ。
法令は、とりあえず毎日顔を付き合わせているので後回しにするとして(それだけでも他の受験者と比べるとハンディが減っている)、学識と保安管理技術をどのような順番でどのように進めるかが皆目わからなかった。訊く人もいない。

仕方がないので自分の場合は、次のようなステップで進めた。
 (1)過去問がテキストのどこから出題されているか調査した。とりあえず10年分。出題箇所をテキストにマーキングしておく。これが結構時間がかかる。(マーキングの方法であるが、「国家試験か検定試験」か「学識か保安管理技術」か「何年度」か「何問目」かというところまで書いておくと後から確認がしやすい)
 (2)次ぎに要点を整理してメモを作る。
 (3)直近年次からから年次の古い方へ向かって問題集を解く。わからないものは、その都度解答を見ながら答えを覚える。
 (4)答えを覚えるうちに全く理解できなかったものも、答えから理解が進むようになったものも出てきた。
 (5)1日1年分をメドにやっていたが、1日1問しか進まない日もあった。
 (6)10年分の問題をこなすのに1回目は1ヶ月かかっているが、2回目は半月、3回目以降は、一週間から10日で出来るようになった。
 (7)これを繰り返し、保安管理技術が3回ほど繰り返して解けるようになってから、同様に学識の問題を解くようにした
 (8)保安管理技術と学識では、保安管理技術の方が暗記物が多いので先に着手した。学識が苦手と思われるなら、学識を先行させて勉強した方がいいと思う。

いずれにせよ、「1回目から10年分を10日間で解く」とかいう無理な計画は立てないことだ。2回目、3回目と回数が進んで早く解けるようになってこられれば、しめたものである。