9 受験手続きは真っ先に!覚悟を決めよう

少し話を逆戻りさせることになるが、これから勉強をしていく場合にとても大切なことがある。
それは「受験に対する目的を明確にすること」である。
いくら会社からいわれて仕方なしに受験するという場合であっても、それを受け身としてとらえるかチャンスとしてとら得るかでは勉強していく力の入りようが違ってくる

ましてや、「いまは必要がなくても将来的に取っておいたらいいなぁ」程度ではなかなか力が入らない。
いざ勉強を始めたが、やってみると結構大変。受験しようかやっぱりやめようか〜と迷っていると、やっぱりやめようかなと消極的になる。

そこで受験とは、目標を明確にして落ち着いてどっしりとまず構えることから始まる。
例えば「乙種機械の免状を取得する!」と誓う。周りに宣言できればなお良い。
また、取得するとどういうメリットがあるか自分に言い聞かせる。合格し、免状交付の申請後手元にピカピカの免状がやってくる。その時のことをイメージして勉強に励むのも良い。

自分の場合でいえば、「職場で過去、第一種冷凍機械の資格を取得した人の話を聞いたことがなく、これは一番最初に取得することに意義がある。」ということでスタートし、結果的に仕事をしていく上でプラスになった。さらに、コンビナート関係の担当者になってからは、仕事上の知識もかなり要求されることになるので、甲種機械、甲種化学の巡に資格を取るべきであると考えたからである。
終わってみれば経済産業大臣名の3種類の免状を取得したことになった。この3種類を持っているという人は今までに聞いたことがなく、いまではとても価値があることだと思っている。
持っているから何でも知っているかといえばそういうわけではないが、仕事をスムーズにしていく上では資格取得はいい手段であるとも思う。

ちなみに県では単に自己啓発で、資格取得費用も出なければ報奨金制度もない。しかし、資格は一生モノである。取れるときにとっておくべきである。これから先の世の中の展開が読めない今、身につける武器は多い方がいい。高圧ガスに限らず、勉強する習慣、資格試験を受ける習慣はつけておくとあとあと困らないと思う。
ましてや、会社から必要に迫られて取りにいくのであれば、不合格ともなれば能力がないとみなされかねない。だから、受け身でなくアクティブな姿勢で臨むべきだと思う。

最後に、テンションを高めるために受験願書の受付開始日には願書を送付、又は持参しよう。これでいよいよ受験するんだというテンションが高まる。ましてや、自分のポケットから1万円の大金を出す場合なら落ちては元も子もない。
「何が何でも合格するぞー!」と気合いを入れよう!