4 平成15年6月2日  「いよいよ講義開始」

約束通り6月から講義に入る。
基本的に場所は、職場のミーティングルーム(俗称「別室」)を使った。しかしながらこの部屋、情けないかな、打ち合わせをするにもホワイトボードもない。高圧ガスの試験勉強をするにあたって、特に機器の仕組みや計算問題を解いていくにあたっては当然ながらホワイトボードが必要である。
やむを得ず、ホームセンターへ行って手頃な値段のものをポケットマネーで購入する。

教材は、
 (1)中級 高圧ガス保安技術(乙種化学・機械講習テキスト) (3,900円)
 (2)平成15年度 乙種化学・機械 問題集 (3,500円)
の2冊である(いずれも高圧ガス保安協会から出版)。一般の受験者と条件は全く同じである。
が、これでは足らない部分を自分の手持ちの本を使って部分的にコピーをして渡すこととした。

いざ講義を始めようとして大きな問題にぶつかった。
今年度は15年ぶりともいわれる(1)のテキストの見直しがされたのである。そのため、例年であれば(2)の問題集には(1)からの出題箇所のページ数が表記されているのであるが、出版元の高圧ガス保安協会も時間的に間に合わなかったのだろう。今年の問題集にはそのページ数が全く表記されていなかった。
そのため過去の出題が(1)のテキストのどの部分からされているか自分で調査をすべてしなければならなくなった。そういう意味では今年の受験者にはちょっと気の毒だったかもしれない。

とはいうものの、教えていく立場として自分も過去問を分析しなければならない。
自分も
 @(2)の問題集から過去問の出題箇所を調べ(1)にマーキングする。
 A講義の前日までに予習をしておく。
という自分自身も自転車操業状態で6月を過ごすことになった。

ちなみに講義の進度具合は次のとおりである。時間的には各回概ね夕方6時〜9時頃であった。
一方通行の講義でない分だけ、ところどころ質問が出てきたが、どの程度まで理解しているかは測りかねないところがあった。

回数 月日 曜日 進度
6月 2日 〜P50
6月 5日 〜P116
6月 9日 〜P172
6月12日 〜P195
6月17日 〜P269
6月19日 〜最後