6 平成15年8月11日 「伝馬町決戦!ガイド」

前回までに8月末までの進捗状況をのべたが、実際には8月11日に「伝馬町決戦!」(伝馬町とは、本県の受験会場の最寄りの駅名)と称して、飲み会の席で9月以降の進め方を発表した。
その内容は下記の通り。

7月・8月の2ヶ月間は、週2回のペースで過去問を解いてきたが、ほぼ10年分が1巡したので、9月からはほぼ毎日1回分を解くように指示をした。

この指示に対して3人とも絶句していたようであるが、自分の過去の経験からして、過去問を繰り返し解く回数を重ねれば重ねるほど、だんだん解くスピードが速くなるのは確実。決して無理な注文ではない。
さらに残り1ヶ月半からは1週間で10回分。で、験直前の週は1週間で14回分(つまり1日で2回分)を解くように指示した(ホントに鬼でした・・・)。
ノルマを消化するのが目的とならなければよいが・・・、という一抹の不安はあったが、わからないで放置してある問題をなくすようにフォローしていけば、この手法の効果である「記憶の保持」が達成されるだろうという期待はあった。
その結果は・・・。
平成15年11月9日 伝馬町決戦!

1 あと3ヶ月
 6月から開始した「乙種機械」の勉強も約2ヶ月経過。試験まで残り3ヶ月となった。
 しかし、焦ることはない。「あと3日」ならともかく「あと3ヶ月」もあれば相当なことができる。本当に焦るのなら1ヶ月を切ってからだ。
  
(1)受験料を振り込もう
受験の決意をさらに固めるために、受験手数料(乙種機械・10,000円)を振り込もう。
(2)願書を書こう
受付開始は、2週間後の月曜日から。せっかく受験料を振り込んでも願書の受付期間内にしなければ勉強の苦労も水の泡。確実に受理してもらうなら「○○県エルピーガス協会」へ持参しよう。そして宣戦布告だ!
2 9月以降の学習の進め方
 8月までの勉強はまだ序の口。試験には、いろんな分野から出ていることを認識するだけでも十分である。しかし9月からは、記憶を固めだす作業を実行に移さなければならない。
(1)9月上旬〜中旬
9月からは、一週間分の問題をあらかじめ別のスケジュール表に従って渡します。なるべく1日1回分の試験問題を解こう。できなければ翌日2日分行っても良い。毎日、1回分の試験を解く習慣をつけるのが大切です。
(2)9月下旬〜10月下旬
同じ問題を解くのも3回目になってくるので、解くのにも時間が早くなる。一週間で10回分の問題を解いてください。
(3)11月3日〜
最後の一週間は、国家試験問題を2回は繰り返そう。ここまできたら過去の国家試験問題を中心に解くのが一番。過去の検定問題からも出題されるかもしれないが、国家試験と検定試験では、傾向がやや違うことから過去の国家試験問題を重点的に覚える。
3 取り組みについて
(1)時間は自分で作る。空いている時間は有効に活用する!
(2)早めに勉強に着手する!
(3)過去問は過去10年分をメドに必ず解く!
(4)お金はケチらない!時間に投資する!
(5)週に一回は勉強しない日を設ける!(予備日)
(6)忘れることを前提として勉強しよう!
(7)受験はたくさんの人とすべし!一人にならない!
(8)勉強道具は工夫しよう!
(9)集中できる環境をつくるべし!
(10)記憶のメカニズムを知るべし!
(11)受け売りをどんどんしよう!アウトプットトレーニングを多くすべし。
(12)試験の申し込みは真っ先にすべし!
(13)試験直前はさらにペースアップ!ラストスパートすべし!
(14)合格したときのイメージを浮かべながら勉強すべし!
(15)これだけやったんだから絶対合格するんだ。自分が合格しなくて誰が合格するの?


4 試験数日前〜当日
(1)休暇を取ろう!
 どうしても出張があって避けられない場合を除いて、試験の直前の金曜日は休暇を取ろう。できれば木曜日も休暇を取る方がよい。図書館に行って最後のスパートをかけよう。
 この時に大切なのが、本番と同じものを持って勉強すること。鉛筆、消しゴム、電卓は当然のことながら受験票も持参。机の上に置いて緊張感を高めよう。
(2)試験会場の下見をしよう
 家から、試験会場までどのくらいの所要時間を要するか、会場の下見を含めて実行しよう。できるなら同じ日曜日のが好ましい。バス、地下鉄は日曜ダイヤで動いているからだ。会場までの道のり、時間の確認の他、昼食の確保方法も検討しておこう。
 昼食は、持ち込みとし外食はあてにしないこと。食堂が混んでいたらアウト。ご飯を食べながら午後の科目の勉強をするためだ。
(3)前日・持ち物の確認をしよう
 一生懸命勉強しても、最後に忘れ物をしたらアウト!持ち物の確認は必ずしておこう。
  □ シャープペンシル 4本
  □ 替え芯(HB) 1セット
  □ 消しゴム 2個
  □ 蛍光ペン 2本
  □ 付箋
  □ ボールペン(赤、黒)
  □ 電卓 1個
  □ 受験票
  □ テキスト(中級 高圧ガス保安技術)
  □ 問題集(自作製本のもの)
これらの持ち物、数の他に機能が果たせるか確認しておくこと。
  □ シャープペンシルはポキポキ折れないか。
  □ 消しゴムは良く消えるか。
  □ 電卓は正常に作動するか。電池はあるか。
  □ 受験票の科目等は正しいか。
(4)前日・睡眠は十分取ろう 
 やはり寝不足では、せっかく解ける問題も解けなくなってしまう。必要以上に取る必要はないが睡眠不足にならないように、いつもより早めに寝よう。
(5)当日・試験開始の1時間前には到着しよう
 試験当日、下見の時と同じ行動をしよう。そして試験会場には1時間前に到着すること。会場に着いたら落ち着いて、自分の科目の教室、席を確認しよう。ギリギリに来るとそれだけで焦り出す。焦ると解ける問題も解けなくなってしまう。余裕を持って行動しよう。
(6)当日・試験問題が配られたら
 試験問題が配られたら、監督者のいうことを十分聞くこと。大切な注意事項が入っていることがある。試験時間は、チャイムがないと試験監督者の時計で始まるので、終わりの時間も十分記憶しておくこと。試験問題、解答用紙には必ず名前、受験番号を記入し試験の開始が来るのを待とう。
(7)当日・開始!
 試験が開始したら、まず、問題に全部目を通そう。そして、分かる問題から解いていこう。必ずしも1問目から解く必要はない。解き終わったら、マークシートの解答欄と解答がずれていないか確認すること。また、マーク忘れもないか確認すること。
 分からない問題があっても最後まであきらめないこと。5分の1の確率で正解だ。
(8)当日・1時間目終了
 1時間目が終了したら休憩にはいるが、決して答え合わせをしないこと。自信持って書いた答えが間違っているとショックが大きい。答え合わせは、試験が全部終わってからしよう。
(9)当日・昼休み
 昼食は大切な勉強時間だ。午前中の保安管理技術で出た問題は午後の学識では出題されないはずだ。午前中の問題の分析をし、午後のための最後の暗記などに昼休みの1時間を有効に活用しよう。

5 翌日
 高圧ガス保安協会のHPでマークシートの解答が発表になる。早速自己採点。6割の正答で合格だ。3人無事合格!!!というストーリーだ。