9 平成15年11月10日 「自己採点」

平成13年度の高圧ガス製造保安責任者試験から、試験問題の持ち帰りがOKとなった。
さらに、翌日午前10時には高圧ガス保安協会のホームページで、前日の試験の解答が発表されるようになった(ただしマークシートの解答のみ)。
これによって、即日自己採点が可能となり、合格発表日までイライラすることなく過ごすことができるようになった(ドキドキする瞬間があることには変わりがないが・・・)。

平成15年11月10日(月曜日)。1年に1度の国家試験の翌日である。
我が職場から受験した3人のうち朝から出勤してきたのはAさんのみ。Bさんは休暇、Cさんは午前中出張であった。
Aさんは会うなり浮かない顔をしている「今年の問題は難しかった!」と、しょげている。

10時に解答がホームページ掲載されると同時にAさんの自己採点が始まる。自信がないせいか、私には採点経過を見せない。が採点が終わるとホットしていた。法令19点(20点満点)、学識13点(15点満点)、保安管理技術14点(15点満点)の合計46点(50点満点)だ。十分である。
合格ラインを越えたことがはっきりしたので「やったー!」と大喜びである。

午前中の出張を終えたCさんが昼休みに戻ってきた。同じく自己採点をする。法令18点、学識13点、保安管理技術13点の合計44点。

休み中のBさんからも連絡が入る。法令16点、学識11点、保安管理技術13点の合計40点である。

  法令 学識 保安管理技術 合計
 A  19 13 14 46
 B  16 11 13 40
 C  18 13 13 44

各科目6割で合格なので3人とも余裕で合格であった
試験勉強は個人個人の頑張りだったので、3人とも合格して本当によかった。おめでとう!
と同時に指導してきた自分も肩の荷が下りた

直前までの過去問の演習では、Cさん・Bさん・Aさんの順の出来だったのだが、終わってびっくり。過去問演習では一番得点率が悪いAさんが、本番ではなんと3人の中で最高得点だった。世の中は予想通りにはならない。
ホント、執念の逆転劇とでもいうべきだろうか。