10 平成15年11月14日 「反省会」
試験が終わって3人とも合格した。初期の目的は達成された。
しかしこれまでにあらかた書いてきたとおり、これまでの勉強方法については主宰している自分としては「よかれ」と思っていることが、案外、受けている側としてはやり方が「あわない」ということもあり得る。
そこで、「反省会」といっても今回の試験までの勉強法方法等について下記の通りアンケートを取った。
ここまで、私の一方的な考え方によって進めてきたのだが、受講者側はどうだったか見ていただきたい。
Aさん(46点/50点満点)
1 最終学歴(学部・学科。)
法経学部・法学科
2 勉強会の中で良かったこと
・1月間講義があったので自分で本を読むより理解できた。
(その後疑問点ができた時も質問できる人がいるので助かった)
・自分では今回のノルマは設定できなかった(始めは達成できるとも思えなかった)
・仲間は3、4人程度でちょうど良かった
(ちょっとした質問ができるのもいいです)
3 勉強会の中で良くなかったこと(改善した方がいいところ)
でも今回のノルマは厳しかった。ノルマに振り回された感はある。
苦手な所に時間をかけて勉強したかったが、その時間が直前まで取れなかった。
4 全般的な感想
勉強会が始まった頃は全く理解できなかった設問が、最終的に苦もなく解けるようになった時は感動した。(やればできるのね)
しかし、今年の問題はひねってありましたね。
5 次の目標(なければ特になしでもOK)
甲種を目指す(?)
6 その他気がついたこと
Bさん(40点/50点満点)
1 最終学歴(学部・学科。)
法学部法律学科
2 勉強会の中で良かったこと
一人で取り組もうとすると、わからない事を調べるのに時間がかかるし、調べようとしてもわからない事があると挫折しそうになる。特に自分の場合学識、保安管理技術は全くわからない状態だったのでとても良かった。勉強会ではわからない事が聞けるし、何人かで勉強することでお互いの進捗状況など良い刺激になる。合格した先輩の体験などからペース配分もつかめるし、過去問をいろいろ入手できたのも良かった。
3 勉強会の中で良くなかったこと(改善した方がいいところ)
自分にとっては過去問の提出ノルマが少し厳しく、問題を解く事ばかりになってしまい、参考書などをじっくり読んで整理するのがおろそかになってしまった。結果的に過去に出題された範囲以外のところが手薄になってしまった。時間に制約のある試験勉強ではある程度仕方のない事だが、自分の意識の持ち方次第でもう少し充実できたと思う。
4 全般的な感想
一度一人でやってみようとして挫折した事があった。勉強会に参加して先輩から教えてもらったり、他の人と一緒に頑張ったりして最後まであきらめずに取り組む事ができてとても良かった。
5 次の目標(なければ特になしでもOK)
第二種冷凍機械責任者試験(来年度も担当だったら)
6 その他気がついたこと
KHKのテキスト(中級高圧ガス保安技術)だけでは理解しづらいところがある。(サージングなど)
Cさん(44点/50点満点)
1 最終学歴(学部・学科。)
理学部化学科
2 勉強会の中で良かったこと
・分からないことを先生に聞けた
・みんなで頑張ろう!という前向きな姿勢でいられた
・途中で挫折しなかった
3 勉強会の中で良くなかったこと(改善した方がいいところ)
・
そんなにハードだとは思わなかったが、過去問は沢山解きすぎてこなすだけになっていた時もあった(1回目とラストは、しっかり復習等したが・・・)
・
従来の自分の勉強方法及びペースと違っていた(多分一人なら、テキスト内容をノートにまとめる等の時間をもっとかけると思う)
・
より高得点(満点)を狙うなら、もう少しテキスト重視でも良かったと思う
・
これは、乙種受検のためであるが、得た知識を理論立てて説明するというところまでの理解とは言えなかった(単語として覚えている)
4 全般的な感想
・
一言で言えば、結果的に合格したので良かった
・
お客様とのお話の中で、少しずつ覚えた事柄を使えるようになって良かった
・
申請書等を見て、書いてある内容(例えば防爆構造とか材料の種類)の意味が分かるようになって良かった
・
職場内でもっと、受験をしよう!勉強しよう!という意識が浸透すればよいのになあと思う(若い人が増えれば良いと思う)
5 次の目標(なければ特になしでもOK)
・甲種化学、甲種危険物
6 その他気がついたこと
・
今回は、とても面倒見が良い先生及び環境であり、受験生みんなが受け身モードであったので、受験者同士で理解しあったとをアウトプットするような勉強会を独自に開く等の工夫をすると良かったと思う。
という意見がありました。
まあ、
家庭教師的にやった分、点が取れたかなぁ
とは思うけれど、
ひとりで勉強していく人たちのための勉強の進め方とは違うかなぁという気はしました
。そのあたりが今後の課題になるでしょう。