NO.41のひとりごとへ
 
平成18年11月28日(火)
〜 NO.40 はじめの一歩 〜
 最近、毎日のように小学校・中学校で発生する「いじめ」の事件が報道されています。この新聞やテレビでこの報道を見るたびに暗い気持ちになってしまいます。いつから日本はこのような国になってしまったのかと考えさせられます。

 国(文部科学省)は、このいじめに対して学校内で解決するようにいろいろ指示しています。確かにやらないよりはマシなのでしょうが、危篤寸前の患者に対して治療を施そうとしているような感がぬぐえません。

 私は医者ではないので、病気の治療のことはよく分かりません。
 しかしながら病気になれば早期治療が大切であることはもちろんのこと、病気にならないように予防も大切であることは間違いないと思います。
 この「いじめ」の問題についても、いわゆる「治療」の部分の話しか聞こえてきません。「いじめ」問題の「予防」とは何でしょうか?先日、読んだ本の中にこの解決のヒントがありました。

 その本とは、私の住んでいる千種区選出の国会議員「古川元久」さんの書いた『はじめの一歩』(PHP研究所)です。この本の「はじめに」の部分に、『子どもが育つ魔法の言葉』(PHP研究所)という本から次のようなことが引用・掲載されています。
けなされて育つと、子どもは、けなすようになる
とげとげした家庭で育つと、子どもは、乱暴になる
不安な気持ちで育てると、子どもは不安になる
「かわいそうな子だ」と言って育てると、子どもは、みじめな気持ちになる
子どもを馬鹿にすると、引っ込みじあんな子になる
親が他人を羨んでばかりいると、子どもも人を羨むようになる
叱りつけてばかりいると、子どもは「自分は悪い子なんだ」と思ってしまう

「子は親の鏡」(ドロシー・ロー・ノルト作)より
 読んで思わず「ドキッ!」としませんか。
 子どもの性格を形成する原因は家庭にあるということを書いたものです。いじめの問題を根本的に解決していくには、子どものその親、つまり大人に原因があるということです。
 子どもは、小さいのでなかなか分別などわからないところがあります。大人は自らその分別を付けなくてはいけません。子どものいじめの問題。まずは自分のことを正し、大人の社会を良くしていくことが、いじめを無くす最短コースではないのでしょうか。
平成18年11月22日(水)
〜 NO.39 最盛期 〜
 「最盛期」。響きはいいが、この言葉の後ろに「を過ぎた」が付くと気分は下がる。
 今回の話は、ずばり先日の東京国際女子マラソンで終盤失速した高橋尚子のことだ。

 昭和47年5月6日生まれだから、大会当日は34歳。ちょうど私とは10歳違う。

 彼女のマラソンデビューは’97年1月の大阪国際(当時24歳)。
 「2時間31分32秒 7位」で初マラソンとしては、当時も今もとても立派なタイムだ。しかしながら、小出監督(当時)が「すごい子がいるんだ!今日はすごい記録を出して優勝するよ」といっていたのを思い出す。
 今回の東京国際女子マラソンで土佐礼子(三井住友海上)、尾崎朱美(資生堂)の2人の日本人の後塵を拝したとはいうものの、日本人選手に負けたのはマラソンデビュー戦と今回の2大会のみ。9年間も日本人のトップを走り続けていたことになる。恐るべき話だ。間違いなく後生まで語り継がれる歴史上の人物である。

 しかしながら、先日のレース展開を見ながら、「Qちゃんもちょっとシンドそうだな」と感じるシーンが幾つかあった。
 ひとつは中間点より前、尾崎朱美(資生堂)が集団から落ちたあと、「先頭のペースメーカ・・・土佐・・・次のペースメーカ・・・高橋」という位置関係になったときだ。土佐は、大会前からハイスピードで飛ばしていくと宣言していたので、高橋は当然後ろに付く。後ろに付くのであれば、マークする選手のすぐ後ろに付くのが常套手段。時間にしてはさほど長い時間ではなかったが、間にひとり入った分だけマークする人間よりも距離は離れる。これは、16分後半/5kmのスピードがシンドくなってきたということである。

 もうひとつは、手袋や帽子を捨てて途中から走ったことだ。
 シドニーオリンピックでサングラスを投げ捨ててスパートしたことは記憶にあると思うが、今回も気分転換でしたのだろうか。しかし、気温10℃→9℃と大会中冷え込んでいったにもかかわらず、身にまとう防寒具を捨てるとは無謀だ。捨て身の勝負に出たという現れだと思う。結果は見ての通りだ。

 大会前の練習も気がかりだ。
 昨年も肉離れをしていた。今回も練習中の故障などで、十分な練習ができなかったとレース後コメントしているが、若いときと違って加齢が進むと若いときと同じ練習が消化できなくなってくる。たぶん本人も自覚していると思う。そこを無理して行うと故障につながる。ポジティブに考えるのはとてもいいことではあるが、どういうものが大事な練習で、どういうものがあまり大事でない練習という見極めが必要になってくる。故障が増えてくるというのは、それだけ加齢が進んできたという証拠にもなる。

 自分の経験からいえば、若いときはレース中に修正ができるという特権がある。
 多少オーバーペースで入っていっても、レース中にレースの展開をある程度組み替えることは可能だ。それだけ体の中にいろんなレースに対応できるバリエーションがそろっている。理由はわからない。従って、大きく途中で潰れることは少ない。失敗レースは少ないということだ。
 しかしながら、最近そうであるが、加齢が進んでくると決まったパターンの走りしかできなくなる。理由はわからない。体の中に備えられているバリエーションが知らぬ間に減っていっているといってもいいかもしれない。
 たとえていうならば、手持ちのカードが知らぬ間に一枚、二枚と消えていくという感じだ。従って大きく冒険をすればするほど、失敗レースにつながるリスクは大きい。
 最近は、いかに大会当日にピークをあわせて、自分の得意なレースパターンに持って行くかということに尽きる。そうやったつもりでも、外すことも多い。若いときには感じなかったが、調整の難しさを感じる。逆に言えば、若いときはかなり無謀であったし、無謀なことをやっても体の中にキャパ(許容力)があったということだろう。
 自分から言いたくはないが、こういう状況になっている自分はもはや「最盛期を過ぎた」になっていることを認めざるを得ない。

 話を戻そう。
 高橋尚子のファンは多い。私も華のある彼女の走りが好きだ。それだけに、故障のリスクの大きい練習を控え、ポイントを抑えた練習方法に切り替え、北京を目指して欲しいと思う。

 「最盛期」。検証するのは、まともに走れなくなってからだ。
平成18年11月7日(火)
〜 NO.38 かっぱ寿司 VS スシロー 〜
 今日夕方、子どもたちと3人で外食に出かけました。行き先は「スシロー・森孝店(名古屋市守山区)」で、今日が2回目の来店です。
 私が幼少の頃は、今と違って夕食は家で食べるもの。外食など本当に珍しい時代でした。今や外食全盛時代です。我が家では、週に2〜3回は外食に出かけています。時代は変わったものの外食に行くとなると子どもたちは喜び勇んでいます。外食頻度が高まると私が外食先を決めるのも面倒なので、子どもたちに決めさせています。少し前までの子どもたちのお気に入りは同じ回転寿司チェーンの「かっぱ寿司・竹越店」でした。

 ところが、2週間ほど前でしょうか。例のごとく「今日は久々”かっぱ(寿司)”だ〜!」と勇んで出かけたのですが、店屋の前に行くと、何と白いシートで店が覆われてます。いやーな予感・・・。
 わたし :  「オイ!だめだ。かっぱ(寿司)潰れたぞ!」
 こどもたち : 「え〜。なんで〜?」
 わたし : 「何でって、父ちゃんだってそんなこと知らんわい!」

ということで、夕食時。みんな腹ぺこです。早く行き先を決めないとイライラしてきます。
 わたし : 「そうだ!スシローに行ってみよう。母ちゃんが旨いとか言っていたぞ!」
いつも出かけるスーパー銭湯のそばにあったのを思い出しました。今までは、通りがかると大行列になっているのを見かけていたのでこれまでパスしていた店屋です。かっぱ寿司が無くなっていたので背に腹は替えられません。

 行ってみると、いつも行っていたかっぱ寿司よりやや混んでいましたが、夕食の時間帯をやや外れていたせいか若干の待ち時間でテーブルに案内されました。
 システムは他の回転寿司チェーンと同じです。しかしながら、メニューは明らかにかっぱ寿司より豊富です。かっぱ寿司にはない「シャコ」や「牛塩カルビ」、焼きホタテなど思わず垂涎もののメニューもあります。子どもたちも、かっぱ寿司よりもメニューが多く、一発でお気に入りになってしまいました。
 こどもたち : 「かっぱ寿司よりおいしいね」
私が決めるまでもなく、子どもたちの軍配は「スシロー」に上がっていました。あれほどかっぱ寿司ファンだったこどもたちが一発で寝繰り替えるとは・・・・。

 薄利多売の回転寿司業界。競争は激化するばかり。消費者としては安く旨ければ歓迎ですが、競争に負けた店屋が家の近所となるとちょっと複雑な気持ちでした。
平成18年10月2日(月)
〜 NO.37 おめでとう! 〜
 先週木・金と茨城県鹿嶋市へ出張に出かけていた関係で、久しぶりに職場に行った。今日は午前1件、昼休みに1件嬉しいことがあったので紹介しておく。

 最近わが職場でも、正規の職員以外の人が増えている。特に先月までは産休代替の臨時職員もいた。ここ2年間で産休代替職員2名、嘱託員2名と短期雇用の人間が延べ4人いたことになる。
 10月からは、正規職員でないのは嘱託員1名となったのであるが、その1名の「彼(K島くん)」は今年4月からわが職場で働いている。年齢は20歳代前半。4月に来た当初から、地方自治体の職員いわゆる地方公務員を志望していると宣言していた。目標が明確でいい。彼の希望はズバリ「犬山市」の職員だ。来年の愛知県知事選に、既に立候補表明をしている石田犬山市長のいる"犬山市”だ。

 その彼が、先日3次試験(市長らと面接)を受け、「合格」の天の声を待っているのであったが、今朝彼から「合格しました」と報告を受けた。
  「おめでとう!」
 昨年は、3次試験で不合格になっているだけに、苦節2年にしての採用内定だ。

 彼は、ここ2年短期雇用でわが職場に来た若手の中でも非常に”いい意味での”公務員向きだ。てきぱきと仕事をする様がいい。若いだけにあって、経験不足の面は仕方がないが、部屋の中でも入り口に近いところで来客の交通整理を積極的に行っている様がいい。私は彼とは席を少し隔てているが、彼には合格して欲しいと願っていた。
 来年4月からは、犬山市の職員だ。彼には、今のままの人との接し方でこれからも頑張って欲しいと思う。
 これが午前中1件の嬉しかったこと。

 さて、場所を変えて名城公園。
 昼休みのわずかな時間を利用して名城公園にほぼ毎日出かける。
 今日は、いつもいっしょに練習しているわが職場のすぐ隣のN市役所の「S藤くん」と「K井塚」と出くわす。その「S藤くん」が「加藤さん。先週の土曜日に整体に行ったら治りました。今日はすこぶる快適です!」という。

 彼はここ1年、座骨辺りが非常に痛み練習どころではなかった。もうランナーは引退か?というところまで追い込まれつつあるところから生還した。どうも原因は、骨盤の位置が片側(左側)のみが上がっているとかいうことらしい。左右のバランスが大きく崩れそれが痛みを誘発しているということのようだ。
 それを先週の土曜日にようやく矯正してもらったようであるが、嘘のように痛みがひいたという。これで彼も「引退」という棺桶に足を片足つっこんだところから奇跡の生還だ。
 「よかったじゃないか!」
 ここ1年彼が走れずにしょげていると、どうも盛り上がらない。いよいよ弾丸ランナーの復活だ。彼のような重量級で戦車のような人間が高速で走ってくると威圧感がある。ぜひとも定位置に安住しようとする連中に火をつけてくれ!

 今日は久々に明るい話題が2件あり楽しい1日になりました。
平成18年9月30日(土)
〜 NO.36 さようならピーチライナー 〜
 全国ニュースでは、どこの放送局でも国産初の旅客機「YS−11」の廃止を放送していたが、それよりもずーっと新しいピーチライナーの廃止は地元の放送局だけのようでした。
 ピーチライナーの開業は、1991年(平成3年)3月25日。わずか15年と6ヶ月で廃止に追いやられた。ピーチライナーの廃止で目立つのは、全国初の「新交通システム」の廃止ということです。
【新交通システム一覧】
事業者名 路線名(愛称) 鉄軌道
の別
営業キロ 開業年
埼玉新都市交通 伊奈線(ニューシャトル) 鉄道 12.7km 1983年
ゆりかもめ 東京臨海新交通臨海線(ゆりかもめ) 鉄道 6.8km 1995年
軌道 7.9km
横浜新都市交通 金沢シーサイド線(金沢シーサイドライン) 軌道 10.6km 1989年
西武鉄道 山口線(レオライナー) 鉄道 2.8km 1985年
山万 ユーカリが丘線 鉄道 4.1km 1982年
愛知高速交通 東部丘陵線(リニモ) 鉄道 8.9km 2005年
名古屋ガイドウェイバス ガイドウェイバス志段味線(ゆとりーとライン) 軌道 6.5km 2001年
桃花台新交通 桃花台線(ピーチライナー) 軌道 7.4km 1991年
大阪市交通局 南港ポートタウン線(ニュートラム) 鉄道 3.3km 1981年
軌道 4.6km
神戸新交通 ポートアイランド線(ポートライナー) 鉄道 3.0km 1981年
軌道 7.8km
六甲アイランド線(六甲ライナー) 鉄道 1.5km 1990年
軌道 3.0km
広島高速交通 広島新交通1号線(アストラムライン) 鉄道 0.3km 1994年
軌道 18.1km
「Wikipedia」の「新交通システム」より引用

 色々と調べてみたが、新交通システムは一部を除き赤字が多い。愛知高速鉄道(リニモ)も愛知万博のおかげで'05年度は約3億4千万円の黒字が出ているが、万博が終わった'06年度に本当の姿が現れてくるような気がします。
事業者名 会計年度 純損益 累積欠損金
埼玉新都市交通 2005年度 約   8400万円 約 11億3600万円
ゆりかもめ 約 1億7800万円 約443億6600万円
横浜新都市交通 約 7億5027万円 約171億5851万円
愛知高速交通 約 3億4011万円 約289億4286万円
名古屋ガイドウェイバス ▲約18億5212万円 約 18億1217万円
桃花台新交通 ▲約 2億3212万円 約 65億8453万円
神戸新交通 ▲約 2億2400万円 約351億7300万円
広島高速交通 ▲約 5億5444万円 約102億1380万円
「Wikipedia」の「新交通システム」より引用

 新交通システムが赤字になる原因のひとつとして、「新交通システムが新交通システムであるが故」ということがあげられる。
 そもそも新交通システムとは何か?フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』には「新交通システム」について次のように書かれている。

 新交通システム(しんこうつうシステム)とは、従来の鉄道とは異なった方式による軌条式輸送システムのこと。

 広義ではモノレール・ライトレール・案内軌条式鉄道・ガイドウェイバス・磁気浮上式鉄道・スカイレール・IMTSなどを指すこともあるが、そのなかでも特に案内軌条式鉄道(AGT(Automated Guideway Transit)とも略称される)による中量輸送システムを(狭義の)「新交通システム」と呼称することが一般的である。(中略)

 日本で初めて導入されたのは1975年に開催された沖縄国際海洋博覧会の観客輸送用のKRT(沖縄の鉄道の項目も参照)で、初めて実用化されたのは、1981年に開業した神戸市のポートライナーと大阪市のニュートラムである。

 案内軌条式鉄道の方式には走行路中央に案内軌条(ガイドウェイ)がある中央案内軌条方式と、側方にある側方案内軌条式がある。中央案内軌条式を採用しているのは山万ユーカリが丘線と桃花台新交通桃花台線だけで、それ以外は側方案内軌条式を採用している。 初期には方式が乱立していたが、1983年に当時の建設省・運輸省の指導で「標準型新交通システム」として統一規格が作られ、それ以降に計画された新交通システムは、この規格に基づいて建設されている。統一規格では、車両は自動制御で、ゴムタイヤを使用し、側方に設けられた案内軌条に沿って走行することとしている。事業者としては、補助金交付などの関係から、第三セクター会社あるいは地方公営企業(交通局)といった公的組織が多い。(中略)

 車両は全ての事業者が、車体の中間に一つないしは二つのドアを持つ小型車両で、ゴムタイヤによる走行音の小ささや、建設費の安さ、何よりその近未来的なイメージが、鉄道よりも手軽な公共交通機関を求める大都市の近郊自治体などの目にとまり、郊外に造成したいわゆるニュータウンの足として、幾つかの新交通システムが建設された。

 しかし、劣化しやすいゴムタイヤは予想以上に維持費を必要とし、また建設費も当初の期待ほど安くはならなかった。また、既存の普通鉄道とは互換性が無いというのも弱点と見られる(直通運転を行うには双方のシステムが同一の新交通システムでなければならない)。1990年代前半にはいくつもの路線が開業したが、その後は他の交通モード(ガイドウェイバスやHSSTなど広義の新交通システム)に対する助成制度も整いつつあることから、様子を見る自治体が増え始めている。

「Wikipedia」の「新交通システム」より引用

 わずか15年と6ヶ月という短期間で、地元民にたいして愛されず去りゆく鉄道も珍しい。
 ということで、私も一度も乗ったことがなかったが、どんなモノかと思いきや9月のある日乗ってきました。

起点の桃花台線・小牧駅。名鉄の駅と併設

平日ということもあり閑散とした小牧駅

小牧−桃花台東(7.4km)で250円それだけならさほど高くはないが・・・。

高架になっている桃花台線・小牧駅ホーム

列車は日中は一時間に3本。これ以上は減らせない?

これがピーチライナー

 平日の日中ということもあって始発の小牧駅は閑散としていました。実力値を見るには平日の昼間が最適です。
 小牧から住民が多く使うと見られていた桃花台ニュータウン方面へはガラガラでした。途中、三菱重工・名誘や企業が多く存在する「東田中」「上末」でも乗降客はほとんど無く、住民の足となっていないことは一目瞭然でした。
 車両から臨む景色は、その路線の大半が高架ということもありなかなか素晴らしいモノでした。

ピーチライナーの車両内部。進行方向が一定のため座席は固定。おまけにドアも進行方向に向かって右側しかないちょっと変わった車両。廃止後はちょっと売るにも売りづらい構造だ。
当時としては珍しかったホームドア。今では地下鉄上飯田線、あおなみ線などでも見られます。
まもなく終点の桃花台東駅。桃花台線の下を走るのは中央自動車道。高速バスへの乗り換えには便利だったかもしれない。
折り返しは、このループ線をぐるりと廻ってくる(桃花台東駅にて)

 いわゆる鉄道という面でいえば踏切もなく、自動車等の衝突事故もなく定時運行が十分可能だった反面、全線ほぼ高架であったため建設コストが非常にかかったことや、乗客にとっては必ずホームまで階段(エスカレータ)を使わなければいけなかったことなど不便であった面もあったかと思います。

 とはいえ、大赤字で廃線に追い込まれた一番の原因はやはり需要見込み間違いでしょう。
 桃花台ニュータウンの移住人口予測が5万人に対して、実際には2万7千人。一日3万人が利用(1万5千人の往復ということで利用率30%)するだろうという見込みでスタートしたものの、実際には6%の利用率。小牧市内で完結してしまうということが最大の敗因だったのではないでしょうか。
 これが新交通システムでなく従来型の鉄道で、名鉄と相互乗り入れできるようになっていれば大きく利用者が増えていたような気がするのは私だけでしょうか。

 テレビでは、「惜しまれながら・・・」という表現をしていましたが、ほとんど愛されることもなく地味に廃止になっていった悲しき路線のような気がしてやみません。リニモも同じ運命にならなければ・・・。

桃花東駅に停車中のピーチライナー

10月1日からはこのピーチバスのみの運行

ピーチバスのバス停は「大城」という駅名と全く違う名前のバス停でした。

帰りに乗ったピーチバス。両替機もついてなく、運転手がいちいち両替をするので結構遅れ気味に走りました。
平成18年9月10日(日)
〜 NO.35 いまだ健在!ライオン信号機 〜
 本日、長島温泉に行く途中に見つけました。場所は、東名阪・長島IC出口から南下して最初の交差点です。

 いまだに、ライオンのオスのたてがみのような信号機があるんですね。こどもの頃には、たくさん見かけましたが・・・。どうしてほとんど無くなってしまったんでしょうか。

 場所はココです。(ココをクリック!)
平成18年9月5日(火)
〜 NO.34 1万人のロンドン・トライアスロン 〜
 昨日は休暇を取っていたので、今日は数日ぶりに職場へ行った。
 机の上は案の定、書類の山。書の書類の山を片付けていると、書類の下から毎月3日発売の雑誌「トライアスロンJAPAN」10月号が現れる。庁内の本屋が配達してくれるモノだ。

 自宅へ帰る途中、地下鉄の車内で立ち読みをする。
 今月の表紙を飾っているのが今日のタイトル「ロンドン・トライアスロン」の風景だ。スタート前の様子であろうか、皆ウェットスーツを着て会話をしている。日本でも同じような光景が見られるが、密集の度合いがすごい。トライアスロン誌によると参加選手の数は、何と1万1,000人だという。もちろん一大会での参加人数では世界一だろう。

 今、イギリスで一番伸びているスポーツはトライアスロンだという。会社で100人単位でのエントリーもあるとか。初めての人にはスターターキットが用意されているらしい。どうも日本とは、トライアスロンとはなんぞやというスタンスが全く違うようだ。
 かたや日本では、市町村の村興しという形で90年代には賑わいがあったが、バブルがはじけると同時にトライアスリート人口が急激に減っている。またメディアが「トライアスロン=難しい競技」というアナウンスが好きなようなことも競技者を増やせない原因であるかもしれない。

 いずれにせよ1万人のトライアスロン大会。どんな光景か一度見てみたい。久しぶりにトライアスロンの記事で面白いと感じた。
平成18年9月1日(金)
〜 NO.33 ついに買ってしまった・・・。 〜
 明日の夜から岩手県に遠征に出かけるので、疲労の早期回復のために近所のショッピングセンター内にあるマッサージ店に出かけました。予約が午後7時からで、10分ほど時間があったのでショッピングセンター内をぶらぶらしていました。

 これが100円の老眼鏡だ!

 店舗内の表示を見ると3階に「100円ショップ」。「100円ショップ」で売っている商品は、あまり「これだ!」というものがないのであまり興味がないのですが「まあ、時間つぶしにいいかぁ・・・」と思い店屋に入りました。店屋には、店員1名の他にはほとんど人影がありません。「チッ!(こういうときは)ちょっと店に居づらいなぁ・・・。」と思いながらも、ぐるりと1周しました。

 「ぼちぼち(マッサージ店に)行こうかぁ・・・」と思い100円ショップをあとにしようとしたところ、「ん?これが100円?」というものを発見してしまいました。

 それは、何と何と「老眼鏡」なのでした。
あるある!度の強いものから弱いものまで!「これだ〜!」と思わず心の中で雄叫びが!

 そうです、40歳頃から非常に小さな字が読みづらく、家でも妻にバカにされています。とはいうものの、少し暗くなると小さな字は非常に見づらいです。(時刻表の駅名、ユリカの裏の料金等の印字、目薬の注意書きの文字などほとんどゴミにしか見えません)

 試しにかけてみると、「よー見えるわ〜!こりゃええで〜!」ということで、「ついに買ってしまった・・・。」 しかも、たった100円(消費税込みで105円)で老眼鏡が買えるとは・・・。

 使ってみるとホントに快調!快調!今日はいい買い物をしたと満足の一日でした(ニコニコ)。
平成18年7月23日(日)
〜 NO.32 駐車場係は大忙し 〜
 昨日、愛知県大府市横根町で「第51回愛知県消防操法大会」が開催されました。
 「消防操法大会」とは、県内の各ブロックから選抜された消防署の署員によって一定の演技を行い、その早さと正確さ、美しさなどによって順位を付けるものです。
 演技は、「ポンプ車操法の部」20チームと「小型ポンプ操法の部」19チームで競われました。結果は、既に新聞等で報道されているように「ポンプ車操法の部」で豊明市が、「小型ポンプ車操法の部」では豊田市消防団第3方面隊が優勝しました。このうち「小型ポンプ車操法の部」の優勝チームは全国大会へのキップを確保できるということで各チームとも必死でした。

 さて、私目はこの日駐車場係で「P7」と呼ばれる駐車場へ入る車の出入りを裁いておりました。
 マラソン大会など、駐車場に車が入るのに混む時間帯というのがあって、それは当然、受付の締切前あたりになります。一旦車が入ってしまえば、競技が終了するまでは基本的には出て行かないので、今日の大会もこうなるであろうと予測していました。

 しかしながらこの予測は見事に大外れ。
 なぜならば、会場にやってくる消防団は、ほぼ8時くらいまでに入ってきたようなのですが、それ以外の応援する家族や同じ消防署の人らはその後も次々とやってきます。そして、自分たちの関係者の演技が終わると引き上げていきます。

 おかげ様で、朝6時30分から交通整理を始めた駐車場係は、夕方4時30分過ぎまで、ひっきりなしに出入りを繰り返す車をさばいたため肌はこんがりときれいに日焼けしてしまいました。(「満車になれ〜!」の願いはむなしかった・・・。)

 今日の大会の中で、一番過酷な労働条件は、P7駐車場の係員だったのではないでしょうか・・・。県職員は、時にはこういう仕事もしています。
平成18年6月24日(土)
〜 NO.31 グリーン車とミューチケット 〜
6/5   6/12 協会委員会(中区) 6/19  
6/6 講習会講師 6/13 保安検査(港区) 6/20 講習会講師
6/7 保安検査(西尾市) 6/14 KHK(東京) 6/21 講習会講師
6/8 協会打合せ(中区) 6/15 保安検査(犬山市) 6/22 保安検査(瀬戸市)
6/9 KHK(東京) 6/16   6/23 保安検査(豊川市)
 ここ3週間で12日の出張がありました。出勤日数が15日なので、12/15×100=80%が出張で非常に肉体的にも厳しい地獄の3週間でした。

 出張の内容もいろいろで、12回中、2回東京に出かけています。
 これは、高圧ガス保安協会から”ある”委員会の委員の委嘱を受けている関係での出張です。6/9は午前10時までに、港区虎ノ門にある高圧ガス保安協会に集合のため自宅を午前6時前に出かけました。6/14は午後からの会議のためにゆっくり出かけました。
 新幹線の移動は、「のぞみ」に乗れば片道1時間40分程度ですが、「ひかり」では片道2時間ほどになりますが時間にして20分程度ゆっくりになるだけですから、私のよく利用するJR東海ツアーズの「1day日帰り東京」を利用すれば往復で、16,800円で行くことができます。
 さらに、グリーン車を何と!往復わずか2,000円で利用することができます。つまり片道1,000円余分に払うだけでグリーン車の利用が可能になるわけです。
 新幹線で名古屋・東京間をグリーン車利用すれば、通常は余分に3,490円払わねばなりません。サラリーマンからすれば、「そこまで自腹で・・・」となるところですが、「1,000円で静かでくつろげる2時間を買うと思えば・・・」と、この程度であれば私も時々利用しています。庶民から遠い存在だったグリーン車も少し身近になってきたような気がします。

 6/14の東京の出張の帰りは、グリーン車を利用しました。
 癒しの効果があって気分はよかったです。車内は空いているのでもちろん静かなのですが、床から聞こえてくるレールからの騒音もグリーン車はかなり低く非常に快適でしたね〜。また、利用したですね。

 もう一つ出張の軸になっているのは、高圧ガス施設の「保安検査」です。12回中、5回が保安検査です。
 保安検査とは、「高圧ガス製造施設」が経年劣化に技術基準の適合状態から逸脱していないかどうか、第三者(県、高圧ガス保安協会など)により定期(主に1年に1回)受けなければならない検査をいいます。私は、行政の人間として検査を実施する側として県内の高圧ガス製造事業所に出かけていきます。1回の検査は2〜3時間ほどです。これにはもちろん往復の移動時間は入っていません。
 現場では施設の検査、作動試験のほかに書類の審査も行っています。帰ってくれば、検査に関する報告書も作成しますし、技術基準に適合していない場合は、改善指示書も交付します。検査が続くと報告書の作成も、だんだん面倒になってきます。

 最後に12回中、3回が講習会の講師です。これは、国家試験を受験する人たちを相手に高圧ガス保安法の講義をするもので、主に午後4時間程度話をします。出張報告を書かなくていいという部分がある反面、4時間という長時間話をするので結構疲れます。

 ここ3週間は非常に濃密な出張が多く結構疲れました。
 昨日は、3週間の出張の最終日。保安検査で出張先は豊川市。名鉄・豊川稲荷駅から徒歩で3分ほどの事業所が出張先です。
 検査したところ技術基準の適合状況が非常に悪く、検査に非常に手間取りました。こういう場合は最悪です。その場で改善指示書も書かなければなりませんし、法令も十分に理解されていない人には、内容も十分に説明しなければなりません。午後5時少し前に検査は終了しました。さすがに疲れたので、この日は出張先から直接帰宅です。

 ところが、豊川稲荷駅から名古屋方面の直通電車は16時55分に出発したばかりです。
 仕方がないので、17時08分発の国府行き「普通」に乗りました。名鉄・豊川線と名鉄本線は4月のダイヤ改正で接続がよくなったということで、国府で豊橋方面から来る「特急」に数分の待ち合わせで乗れるようになりました。

 国府駅は特急で豊橋の次の停車駅です。
 しかしこの時間帯は、豊橋からの通学客が多く「国府」が最初の停車駅であるにもかかわらず意外にも確実に座れません。予想通り「一般車」は、すでに吊革につかまっている乗客がちらほらいました。
 JRのグリーン車に相当する「指定席車」を利用する際には、ミューチケット(350円)が必要です。豊川稲荷駅で先に購入しておきました。JRのグリーン車ほどではないですが、一般車に比べれば「指定席車」は快適です。国府・金山間のわずか40分でしたが、ここでも快適さを350円で買いました。国府から美合くらいまで続く緑の多い風景は、気分を和ませる風景でJRの快速よりもゆっくり走る名鉄特急ではありますが、今日ばかりは「急がずゆっくり走ってくださいな」という気分でした。

 名鉄ミューチケット350円、グリーン車1,000円。このくらいならばお金を出して積極的に癒しを買いませんか?マッサージと思えば安いと思いますが・・・。
平成18年6月20日(火)
〜 NO.30 東別院 〜
 今日、地下鉄名城線・東別院駅から徒歩約3分ほどのある場所で、午後からある講習会の講師として約4時間話をした。金山から栄方面に地下鉄に乗った時の最初の停車駅が「東別院」だ。金山−栄間では乗降客の少ない地味な駅だ。今日でこの駅を利用するのは3回目になる。今日は、久々にこの駅で降りたが、今から約12年前のことを思い出した。

 東別院とは、「真宗大谷派名古屋別院(東別院)は、元禄3(1690)年、尾張の地に本願念仏のみ教えを伝える道場として、一如上人(東本願寺第16代)によって開かれた真宗大谷派の寺院」であるそうだ(東別院のHPから)。この寺院に行くために、どれほどの人がこの駅を利用するかは定かではないが、少ないことは間違いない。

 さて、地下鉄・東別院駅の近くにあるほかの大きな目印といえば、「メ〜テレ」こと「名古屋テレビ」がある。
 この名古屋テレビに、実は約12年ほど前の平成6年〜7年ごろ訪れたことがある。それも行きたくもない用事で・・・。

 名古屋テレビで一番のメジャーな番組といえばやはり朝日放送系列の番組「新婚さんいらっしゃい!」だ。桂三枝と山瀬まみが司会をしている超マンネリ番組だ。
 今から約12年前、名古屋でこの番組の予選会があったときに、何とわが夫婦は、ノコノコ出かけたのであった。妻・ゆきこが申し込んだのである!「この番組には新婚さんしか出られないので、結婚した記念に申し込んだの」と言っていた。妻・ゆきこは、昔から何かにつき、この「記念ごと」が非常に好きである。余談であるが、長男・かずたかもこの点は似ている。

 冒頭に申したように、今日は講習会で「高圧ガス」に関する法令の話をした。この手の話をするのはまったく苦にならない。仕事柄当然だ。
 しかしながら、新婚さんいらっしゃいに出てくるツワモノのように、会場の”ウケ”を誘うような話をするのは、はっきりいって苦手だ。

 当時の名古屋会場の予選会の申し込みは、はがきで約200組。
 その中から書類選考で選ばれたのがわずか「3組」ということでノコノコ出かけたのであった。しかしながら、私は非常にユ〜ウツだった。わざわざ出かけて行って「自分の恥をさらすようなことを言うのが嫌なのである。」

 プロデューサーからは、私たち夫婦が選ばれた理由を説明していただいた。「トライアスロン夫婦」というウリが良かったと。しかしながら、このプロデューサーさん。トライアスロンに対する予備知識がかなり不足しているような感じだった。
 そもそも、このプロデューサー氏の思考回路には、「トライアスロンをしている人間=変わり者」×「夫婦」=「とっても変人!」という偏見があったようだ。
 トライアスロンという世界は狭い世界(競技人口が少ない)ので、結構、夫婦で「やってるよ〜!」という夫婦は意外と多い。私から言わせればプロデューサーの大きな「勘違い」によって呼び出されてしまったのだった。ゆきこはそんなことはどうでもいい。書類選考で通ってウキウキしている。「テレビに出たい!」だけなのだ。

 プロデューサー氏が、「三枝さんがいると思って、おもろい話をどんどんしてください」という。見知らぬ人に、突然「おもろい話をせよ!」といわれてもそのノリで話をできるのはやはり関西人だけである。話が全然弾まない・・・。
 結果は、当然ながら、落選であった。そのあとテレビ局を出て、名古屋テレビのそばの食堂で遅い昼食をとった。

 あれから約12年。
 今日は、ちょっぴり苦い思い出の「地下鉄・東別院」駅に久しぶりに降り立ったのだった。
平成18年5月16日(火)
〜 NO.29 さようなら交通博物館 〜
 去る5月14日、70年の歴史を持つ「交通博物館(東京)」が閉館しました。理由は施設の老朽化と場所の手狭さ。ただし、東京は神田・秋葉原・お茶の水を結んだ丁度三角形の真ん中に位置していて至極便利なところにあったので、私も子どもたちを連れて平成11年と平成13年のゴールデン・ウィークに訪れたことがあります。小さな子どもたちには、とても楽しい場所です。長男・かずたかに「お前が小さいときに行った交通博物館、無くなっちゃったんだよ」というと、ちょっと寂しそうに当時の写真を眺めていました。
 平成19年10月14日(鉄道記念日)には、埼玉県さいたま市に「鉄道博物館」として移転しオープンするそうです。その時には、また、子どもたちを連れて行って遊びに行ってきたいと思います。70年間ご苦労様でした。
平成11年5月3日の訪問
平成13年5月2日の訪問
平成18年4月16日(日)
〜 NO.28 ぷらっとこだま 〜
 先週の金曜日、久し振りの出張で東京に出かけました。
 今年で5年目、高圧ガス関係の季節的な業務で4月から7月までの短期間に6回ほど東京に出張で出かけます。ウチのカミさんからは、「東京に出張、いいなぁ〜。あ〜、私もたまには東京に行きたいなぁ〜」といわれますが、決して遊びではありません。東京は虎ノ門にて10時会議開始、終了もだいたい17時〜18時。場合によってはさらに延長もありで、「帰りちょっと足を伸ばして・・・」という時間はほとんどありません。まあ、結構”ツライ”部類の出張です。

 さらにツライことに「県」の仕事ではなく、「高圧ガス保安協会」の依頼による仕事のため、旅費は高圧ガス保安協会から支出されます。ところが、この旅費がその日に支給されずにだいたい2〜3週間後に銀行口座に振り込まれるので、その間は自分でその旅費を先に用立てしなければいけません。
 3回分くらい用立てることも珍しくありません。なるべく、安く行くことを心がけていますが、かといって夜行バスなどは御法度。交通手段は基本的に新幹線です。

 私がよく使うのは、JR東海ツアーズの商品、「日帰り1day東京 セレクトプラン」です。名古屋〜東京日帰りで、16,800円の商品で、往復の交通費のほか、六本木ヒルズで昼食などセレクトプランがあります(昼食は高圧ガス保安協会が支給なのでセレクトプランは使えず終い)。ただし、使用できる列車が限定されているのが欠点です。
往路
ひかり430号 名古屋6:20 → 東京8:16
ひかり432号 名古屋6:40 → 東京8:43
復路
ひかり431号 東京21:30 → 名古屋23:25
ひかり433号 東京22:00 → 名古屋23:46
とはいえ、まあ、会議がいつ終わるかわからないのでこのプランで出かけることが多いです。のぞみで往復するのに比べれば往復で4,000円くらい安くなります。

 もう少し、時間がはっきりしている会議であれば、別の方法があります。
 こちらもJR東海ツアーズの、「ぷらっとこだま」という商品です。「いまどき”こだま”なんか乗っていられるか〜」とはいうもののよーく調べれば、名古屋〜東京は3時間弱の所要時間です。読書タイムと割り切れば悪くはないでしょう。こちらは、普通車を利用の「ぷらっとこだま・エコノミープラン」であれば片道7,900円(繁忙期は9,000円)、グリーン車を利用の「スーパーぷらっとこだま・グリーン車エコノミープラン」であれば片道8,900円(繁忙期は10,000円)です。
 特にこの”スーパー・・・”は、3月のダイヤ改正で新しくできた商品で、従来の価格から大幅値下げになりました。東京までグリーン車に乗って”のぞみ”普通車より安い。「1度使ってみようかな」という下心で先日の出張でさっそく購入して使ってみました。ワンドリンクの無料サービスもあります。

 行きのこだまは名古屋始発のこだま570号です。こだまといえどもグリーン車は、やはり敷居が高いのかプラットホームから見る限りはガラガラです。「よっしゃ〜!今日は優越感に浸って上京!」と上機嫌で乗車すると、いきなり予約してある場所(9号車12D)に他人が・・・。
 わたし : 「あの〜、私この場所ですけど・・・」
 男 : 「あ〜、一つ場所間違えた。スミマセン」
と、オッさんは前列の席へ移動。

 私が、12Dの席に着席するやいなや、隣の12Cの席にも女性が座りました。「なんだ〜、これから3時間もあるのに隣に座るのぉ〜?」と思いきや、少々不安にありました。「もしかして・・・」

 そうです。名古屋からこのグリーン車に座っているのは、「12A〜12D」と「11A〜11D」のたった8人だけなのです。団体旅行ならいざ知らず、どうしてこんな狭いところだけに人が座っているのか。そうです、この8人はすべて「スーパーぷらっとこだま・グリーン車エコノミープラン」を利用した客なのです。

 でも、よくよく考えるとこの「ぷらっとこだま」というのは、単なる乗車券ではなく「添乗員なしの旅行の商品」なのです。
 とはいえ、ガラガラのグリーン車の中央部に8人だけ集められ、知っている人から見れば「ぷらっとこだまの客」ということがバレバレ。おまけにスーツ姿から、旅費をケチったことがバレバレの東京出張でした。
平成18年1月21日(土)
〜 NO.27 授業参観 〜
 昨日午前中、子どもたちの通っている小学校の授業参観があったので、家族を代表して行って参りました。
 授業参観のできるのは3時間目(10:50〜11:35)で、前半の約20分を3年生のかずたかのクラス、後半の約20分を1年生のゆかこのクラスの参観というように約束をしていました。

 まずはかずたかの3年4組の授業です。
 34人学級で、1人欠席の33人出席。参観の父母の数は25名程度でしょうか。父親出来ていたのは、私と私の知り合いのHさんだけでした(ただしHさんは夫婦で参観に来られていた)。
 授業は、理科の授業で「磁石にくっつくもとくっつかないものを調べよう」というテーマです。最初に、生徒から磁石にくっつくものや金属の名前を発言させていました。一通り終わると、グループ学習で先生から与えられたもの(竹ひご、スプーン、スチール缶、アルミ缶など)が磁石にくっつくかくっつかないかを調べていました。かずたかも積極的に手をあげ発言していたのでこちらの授業はホットして、1年3組へ移動します。

 次は、ゆかこのいる1年3組の授業です。
 こちらは27人学級で同じく1人欠席の26人出席。参観の父母の数は25名ほどです。ただし、こちらのクラスで父親で来ていたのは私だけでした。
 授業は、算数の授業です。数字を分解して作りを調べるというものを前半やっていたようです。例えば「86」は、「10」が8個と「1」が6個から出来ている。私が途中からクラスに入ったときには、その様子を子どもたち数人に黒板に書かせていました。

 後半は、事前に作らせておいた100個の粘土のボールを分けて、100個をいかにわかりやすいように並べるかということを子どもたちにさせていました。この授業は答えが一通りではありません。とてもいい授業です。
 わが娘は最初2個ずつ並べて2×50のように作っていましたが、途中から何個並べたかわからなくなっていました。ちなみにわが娘の2つ後ろに座っているAさんは、5個ずつさいころの「5の目」のように固め、さらにその5個を2ペアくっつけて10組作っていました。小学校1年生としては非常に高度な並べ方です。(ちなみに私だったら、ボーリングのピンのように配置したものを10組作ります)

 なかなか上手に出来ている子が少なかったのですが、最後は先生が「他の人の並べ方も見て自分のも作ってみましょう」と声をかけて子どもたちは教室中をあちこち移動。授業を10分も延長して算数の授業は終わりました。わが娘・ゆかこも、とりあえず理解が出来たようでこちらもホットしました。

 本来ならば、安心して帰ってくるのですが、このクラスの隅の方に座っていたBくんは、どうも最後までわからなかったようです。Bくんも全然知らない子ではないので、様子を見ていたのですが、もともとおとなしい子であまり積極的に話をする子でもなく、たまたまクラスの人数が奇数のために一人で座っているので隣の子もいません。1年生は少人数学級とはいえ、先生もやはり細かくは指導できません。授業参観なので「親御さんも一緒に入って確認してください」というものの先ほどまでいたBさんの親御さんは、商売の関係上帰られたようでBくんは親にも手伝ってもらえずどうしたらよいのか途方に暮れているようでした。

 Bさんの家庭は、ご商売をされているようで夜も遅くまで夫婦で仕事をされているようですが、Bくんが途方に暮れている様子を見て、家ではお父さんやお母さんたちにあまり面倒を見てもらってはいないのではないかと急に心配になってきました。

 楽しいはずの授業参観も、Bくんのことが気がかりでうれしさ半分で帰ってきました。
平成17年10月5日(水)
〜 NO.26 たまらんちゃ! 〜
 先々週から仕事で行き詰まっていることがある。守秘義務があるので内容はいえないが、一人ではどうしようもないというところで頓挫している。普段は、慣れている仕事なので、自分が中心になって職場をまとめているのであるが、今回は、他の部署との連携や、幹部にもお伺いを立てないといけないので、非常に辛い。朝令暮改とは言わないが、意見がころころ変わる(誰が?いえません)。あっちを立てればこっちが立たず状態だ。おかげさまで、今日も午前様だ。
 日曜日に今治(愛媛県)から帰ってきたその日も自宅着が0時寸前。連日、帰宅がこの時間だから練習時間を捻出するにも限界がある。だれか助けて〜!このままでは、参戦記も書けないぞー!福岡も危うし・・・!
平成17年9月8日(木)
〜 NO.25 恐怖の胃検診 〜
 本日職場で健康診断がありました。今年は、大の苦手な胃検診のある年です。

 若いうちは病気のリスクが低いので健康診断の診断項目も少なかったのですが、確か35歳からはは採血による検査や心電図も検査項目に加わりました。さらに、30代後半からは、4月1日現在の年齢により胃検診が加わります。4月1日現在42歳なので、運悪く(胃ガンなど早期に発見されれば「運良く」というのが正しいかもしれない)、胃検診も検診メニューに加わりました。胃検診といっても、ファイバースコープを飲み込むわけではなく、バリウムを飲んで胃のレントゲン撮影を行う世間ではまだ簡単な方だといわれている方の検査です。

 今から10年以上前(30歳頃)に、腹痛が続くので胃や大腸の検査をしたことがありました。結果はもちろん「シロ」でした。当時検査を受けたのが国立名古屋病院。消化器系の内科の女医さんにまず触診をしてもらいました。
 「異常ないとおもいますけどねぇー。加藤さん、念のため内視鏡検査やりましょうか。予約入れときますよー。」というひと言で、一気に、胃と腸の内視鏡をやったことがあります。いやまあ、今思い出してもホント苦しかった。

 内視鏡というのは、ファイバーを口から飲み込むやつです。
 といっても、自らの意志で飲み込むわけではなく、あらかじめ、喉を刺激しないように、口のあたりが痺れるように麻酔薬を舐めて、さらに口が閉じないように口の形をしたマウスピースをくわえさせられるんですね。ベッドに横になったまま、いきなりファイバーが口の中に入ってきます。あの先端がのど元を通過するときの気持ち悪さ、絶対「オェー」です。あまりの気持ち悪さに、その時は10回くらい「オェー!オェー!」といってしまいました。完全に胃けいれん状態です。
 といっても検査のために前日の夜から断食ですから吐き出すものなどありません。あー、苦しい!横で、テレビで胃の内部の映像を見て「うん、きれいだねー」といっているのが聞こえました。内視鏡検査はこんな感じです。(当時)

 今日は、それに比べれば、ぐっと簡単な(はずの)バリウムによる検査です。バリウムを飲むのは3回目か4回目です。
 でもだめなんです。あのバリウムの触感。いくらソーダ味で味付けがしてあるとはいえ、白色の絵の具を、濃い目に水に溶かしたようなあの重たい液体。口の中に入れた瞬間、異物と感じてしまいどうも喉元の感触がよくありません。
 過去数回のバリウムを飲む瞬間は、必ず一瞬「うっ・・・。」となって、そのあと「オェー!」と吐き出したくなるのをぐっとこらえ飲み込みました。毎回ながら検診の時に、飲み込めずにその場で吐き散らしたら・・・(う〜ん、はずかしー!)と思うと恐怖です。

 では、本日はどうだったかというと、
検査技師 : 「じゃコップのバリウムを一気に全部飲んでください。」
いちろう : 「え、え、えっ。いきなり全部ですか。」
検査技師 : 「そうです。全部ですよー。」
いちろう : 「・・・・・。」
 最初は確か『コップのまず半分飲んでください』というはずだと予想していたので完全に不意打ちを食らった。一気に気が動転してしまった。「えーい。飲んでやれー!」と半ば、やけくそになって飲んでみたところ、あーら不思議。今日は何と「オェー!」が1回もなかったのです。この土俵際の半ばまぐれの”うっちゃり”で、あの「オェー!」が回避されたので少しばかり安堵感が沸いてきました。

 でも胃検診で「オェー!」がなかったのは、今日が初めて。ファイバーによる検診を含めても「オェー!」の回避率20%。やっぱりこれからも恐怖の胃検診だなぁ〜。
平成17年7月18日(月)
〜 NO.24 査定の結果は15万円 〜
 今日は午前中、こどもたちをプールに連れて遊んできました。気象庁は本日、中国、近畿、東海、関東甲信地方が梅雨明けしたとみられると発表したそうです。いよいよ、夏本番ですね。

 さて、今日の午後、ゆきこの職場の先輩が骨折したということで、家族総出でお見舞いに行ったついでにせっかく近くまで来たということで、わが家の愛車「ステップワゴン」を購入したホンダベルノ愛知・緑店へ出かけてきました。長男・かずたかの生まれた年(平成8年)に購入したのでただいま8年目、今年の11月でちょうど9年になります。少し前に新型ステップワゴンが発売になったので、そろそろ買い替えようかと言う話がわが家でも出てきました。
 ホンダベルノ愛知は創立27周年記念ということで、イベント真っ最中。イベントの通知は家にも来ていました。
 ちょうど担当セールスの須永さん(若い!)もいたので、新型ステップワゴンの試乗をさせてもらいました。新車はいいですね〜。運転席から見た感じも開放感があってグー!エンジン音も静か。思わずよだれが・・・。
 「それでは今のステップワゴンの査定をお願いします!」ということで、さっそく査定をしてもらいました。購入してから8年8ヶ月。走行距離は6万6000kmです。フロントバンパーにキズとゆがみのほか助手席の後ろのスライドドアにも少しへこみが・・・。うーん気にしない気にしない!こちらの査定希望額は30万円じゃ〜!(ちょっと大きく出ました)。30万円だったら即買替え!

 不安と期待が交錯する中、鑑定、いや査定の結果が出てきました。待つこと約30分(なんでも鑑定団に出てくる鑑定依頼者の心境と同じでしょうか・・・)。
 査定士さんの査定の結果は、(開運!なんでも鑑定団調に)じゃかじゃーん!「15万円!」。がびょーん!ちょっと頭を冷やすことになりました。トホホ・・・。
平成17年4月20日(水)
〜 NO.23 二列で歩くな!A高校の学生諸君! 〜
 今日は久し振りに朝から雨降りの天気でしたね。朝から終始、傘の手放せない一日でした。

 さて、3月末では下の娘を保育園に送って行ってから最寄り駅の地下鉄・自由ヶ丘駅に向かっていたのですが、4月からは2人のこどもが、皆小学校に通うようになり保育園まで送る手間がなくなりました。そのおかげで、自宅から駅へ直行できるようになりましたが、その反面、地下鉄・自由ヶ丘駅から地元のA高校に通う学生たちの通学路を対向して歩かざるを得なくなりました。
 地下鉄・自由ヶ丘駅へ向かう通勤の大人は四方八方から集まってきますが、自由ヶ丘駅からA高校へ向かう学生の通学路はほぼ一本です。高校生たちを「滝」とすれば、私はまさに川を遡上する「鮭」のようなものです。ホントよけて歩くのがたいへんです。
 4月1日から今日で20日経ちましたが、今日は最悪でした。朝から雨ですから・・・。風も強く横殴りの雨。今日はいつも以上に「滝」の流れは凄まじかったです。傘、傘、傘。細い歩道を前から傘をさして二列で歩いてきたらホント進みません!さすがに今日はちょっと怒れちゃったよ。オジサンは!!!

 おい、4月から男女共学になったA高校生諸君!雨の日くらい一列で歩きなさい!通勤途中のオジサン、オバサンは迷惑してるぞ!
平成17年4月4日(月)
〜 NO.22 3月末で無くなったもの(その2・最終:05年版)
 こちらも、新聞でかなり報道されたのでご存じと思われますが、岐阜市内外を走る路面電車「名鉄4路線」です(中日新聞は3路線、朝日新聞は4路線と表記していました)。
 岐阜市の路面電車は、1911年(明治44年)に岐阜駅前−今小町で開業したのが始まり。1930年頃までに名鉄が全路線を買収したそうです。
 環境に優しいと評される路面電車も、軌道内に自動車が入るため、「定時運行が難しい」とか、「乗降場所と車道の区別がつかない」など運行環境に問題があり、ここ10年で乗客が4割も減ったとか。現状でも存続している他の都市を参考にして存続できる方法を模索できなかったのかと思われました。
 なお、新聞ではあまり報道されていませんでしたが、岐阜市営バスも3月31日限りで廃止されました。

 3月の「とある平日」に、新岐阜−新関、新関−徹明町を乗ってきましたので紹介します。乗り納めでした。

新岐阜駅の一番隅のホームでひっそりと出発を待つ「新関」行き

出発前の車内

3月31日で廃止になった新関駅

新関駅にも廃止の説明看板がありました。

新関駅で出発を待つ電車

日野橋−徹明町を走ってきました(徹明町電停にて)

この看板も近々撤去されるでしょう

徹明町付近。黒野方面から来た電車

新岐阜駅前。出発を待つ黒野行き電車

中部空港行きミュースカイ。新旧交替が新岐阜駅で見ることができました。
平成17年4月2日(土)
〜 NO.21 3月末で無くなったもの(その1:05年版)
 昨年に引き続き、3月末で無くなったものシリーズです。
 すでに新聞で報道されているとおり、平成の大合併で多くの市町村が合併を始めています。
 平成15年8月20日に田原町・赤羽根町が合併し田原市が発足した以降、動きの鈍かった愛知県でもこの4月1日に4つの合併がありました。合併したところは次の通りです。

新市町村の名称 合併関係市町村
稲沢市 稲沢市、祖父江町、平和町 
一宮市 一宮市、尾西市、木曽川町
愛西市 佐屋町、立田村、八開村、佐織町
豊田市 豊田市、藤岡町、小原村、足助町、下山村、旭町、稲武町
(※ 青字は、新しくできた「市」名。赤字は、消滅した「市町村」名)

 先日出かけた「尾西シティーマラソン」も、本来は尾西市50周年記念事業となるはずだったのですが、今回の市町村合併により尾西市思い出記念事業と名を変えて実施されています。
 そのほか、葉栗郡も唯一木曽川町が残っていましたが、今回の合併により消滅。中島郡も祖父江町、平和町が稲沢市になり消滅。
 稲武町は平成15年10月1日に北設楽郡→東加茂郡となりましたが、東加茂郡の足助町、下山村、旭町、稲武町がすべて豊田市となり消滅。西加茂郡も藤岡町と小原村が豊田市となり、西加茂郡は三好町だけとなりました。

 このほかにも今年度中に合併を予定している市町村は多々あります。報道はされていますが、念のために掲載しておきます。

合併予定期日 新市町村の名称 合併関係市町村
H17. 7. 7 清須市 西枇杷島町、清洲町、新川町
H17.10. 1 田原市 田原市、渥美町
H17.10. 1 設楽町 設楽町、津具村
H17.10. 1 新城市 新城市、鳳来町、作手村
H17.11.27 豊根村 豊根村、富山村
H18. 1. 1 岡崎市 岡崎市、額田町
H18. 2. 1 豊川市 豊川市、一宮町
H18. 3.20 北名古屋市 師勝町、西春町
(※ 青字は、新しくできる「市」名。赤字は、消滅する「市町村」名)
 
 馴染みのあった名前が消えていくのはちょっと寂しいですね。
 
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