平成28年5月10日(火)
〜 NO.70 単身赴任生活での誕生日 〜
 3年ぶりのひとりごと。
 今日は1年に1回の誕生日。人間なら誰でも誕生日があるし、1年に1歳ずつ歳をとっていく。あえてここで書くほどの内容ではないかもしれないけれども、単身赴任生活を送るなかでの初めての誕生日だ。カミさんからはLINEが来てとりあえず祝ってくれた。
 それから生命保険の内容を変えて契約を新たにした関係で、保険会社から電話がかかってきた。本人確認ということで「生年月日をお願いします」と保険会社のお姉さん。「昭和●●年5月10日」と私。「そうですね。本日ですね。お誕生日おめでとうございます。」と思わぬところで祝われてしまった。「おめでとう」と言われて悪い気はしないが、何となく照れくさい感じはする。

 単身赴任生活が侘びしいように感じる人もいるが、私は今のところは悲壮感など全く無い。
 端から見るとエンジョイしているように見えるかもしれないが、そこまでの余裕は無い。ただし、生活としては充実していると思っている。特に仕事の面。
 転職する前に予想(想定)したような感じに徐々に近づいている。具体的に言えば、その日のことで精一杯。残業は日々22時。だけど、休日出勤はしない。結構、ギリギリのところで生活していて、暇をもてあますことがない。自分の画いていた理想の状態に近いと言っていいだろう。転職して約半月からずっとこんな感じ。今のところ能力が発揮できている裏返しかもしれない。

この日、職場を午後10時に退社して、最寄りの都営・新宿線本八幡に戻ってきたときは、午後11時近かった。

地下鉄のホームからエスカレータを4本乗り継いで地上に上がってきます。地下鉄・本八幡駅は地下の深いところにあるので、地上に出るまで時間がかかります。

地下鉄。本八幡駅とJR本八幡駅の間を結ぶ駅ナカの商店街もほぼ閉店しています。ただし、人の通りはこの時間でも多いですね。

JR本八幡駅の改札の前を曲がって帰宅しますが、ここでは午後11時を少し過ぎています。

JR本八幡駅南口。駅前はこの時間でも灯りが煌煌と輝いています。

帰宅前には、西友・本八幡店でほぼ毎日買物をします。24時間営業ですので、単身者にとってはありがたい商業施設です。

 話は変わるが、3年前のこの”ひとりごと”で、「NO.69 オーバー60の単身赴任生活」で、元大分県庁職員のUさんを取り上げた。すぐ下のコラムである。ちなみにこのUさんであるが、1年で福島県庁を退職されて、何と現在は私と同じ会社にいる。毎日、顔を会わせるわけではないが、時々会ったり、職場内で電話もかかってくる。3年前にはもちろん予想もしなかったこと。もちろん自分が単身赴任をすることも、この時点では考えもしなかったことだ。
 このコラムを書きながらも、こういうこともあるのだなとあらためて感じた本日である。
平成25年3月12日(火)
〜 NO.69 オーバー60の単身赴任生活 〜
 明日は名古屋で高圧ガス保安協会主催のセミナーが開催される。
 その講師は、大分県庁職員のUさん。2月に別大マラソンで応援してもらったり、大会終了後に懇親会の手配をしていただいたりと、ここ10年くらいの付き合いのある人生の先輩である。おおらかな人柄で、おそらく誰とでも友達になれるような性格で、私にはとうてい真似の出来ない素晴らしいキャラの持ち主である。

 わざわざ名古屋会場のセミナーの講師として派遣されてきているので、明日の講習会の前日である本日、名古屋市内でwelcomeの飲み会を開催した。飲み会の当初は、いつもの語り口で進行していたのであるが、ある瞬間から「加藤さん。オレ、4月で大分県庁を辞めて福島県に行くよ」という。
 Uさんは、昨年の3月末で大分県庁を退職され、昨年の4月からは再任用職員として大分県庁で引き続き働いている。フツーに考えれば、何不自由なくレールが敷かれているにもかかわらず、福島県庁の試験を受けて、単身赴任で福島県へ3年間働きに出かけるという。

 福島県庁で要求されている仕事は、Uさんが何十年も培ってきた「高圧ガス」の仕事ではなく、一般的な化学の分野にかかわる仕事という。おまけに赴任先は福島市内ではなく、人情味あふれる会津地方という。会津地方の県の行政機関なると、おそらく会津若松市内だろうと思う。場合によっては雪深い只見方面か?
 いずれにしても雪のほとんど積もらない別府から、雪のある会津地方へ。それにしてもこの大胆な方向転換には、多少のことでは驚かない私が非常に驚いた次第である。

 会津は私も何度か訪れたことがある。日本の心の故郷と言うべき地。久方ぶりに会津に出かける用事が出来たと喜ぶべきか?Uさんの大変身に大いにエールを贈ります!
平成21年9月3日(木)
〜 NO.68 お疲れ様でした。ホームレス様 〜
 
 今年は涼しかったとはいえ、9月になってもまだまだ残暑が厳しいですね。

 さて昨日ですが、午後少し休暇をもらい名城公園で練習をしていました。日差しが和らいだ9月とはいえ、日中は相変わらず暑いので給水が必要です。
 いちいち立ち止まって給水をするのも面倒なので、私は空のペットボトル(今日は「ポカリスエット」の空容器)に水を入れて名城公園のフラワーポットの上に置いておきます。名城公園は周回コースなので、適当な周回でボトルの水をとり、また適当な場所に移動して置いておけばいいわけです。

 ところが、走り始めて2周ほどでしょうか。私がペットボトルを置いたあたりに、ホームレスらしき人が自転車に乗って停まっています。「もしかしたら、私のペットボトルを狙っている?」
 更にもう一周すると、私の置いたペットボトルはなくなり、ホームレスらしき人物もいなくなりました。

 「フラワーポットの茂みの中に残っているのかも・・・」
とわずかな期待を持ちながらも、結局、無給水で練習を終えました。そして、フラワーポットの茂みの中を覗きましたが、ポカリスエットの容器はありません。替わりにそこにあったのは、見慣れぬ別の空容器・・・。

 ポカリスエットと思ったのでしょうか?中身は名城公園で汲んだただの水道水ですよ。残念でしたね、ホームレス様。
平成21年5月31日(日)
〜 NO.67 読み違え 〜
 5月30日(土)に予定されていた長女・ゆかこの通う小学校の運動会が、早々と金曜日に中止の決定がされました。恐らく木曜日頃の週間天気予報を見る限り、土曜日よりも日曜日の方が天気がいいだろうという判断だったのでしょう。

 そして、今朝・・・。
 朝起きてみると、シトシトと雨の音。(私の)予想通り朝方から雨です。7時には、学校の方から「今日も」運動会が中止という連絡が入ってきました。

 昨日は運動会が中止であっても、子どもたちと岐阜県瑞浪市にあるサイエンスワールドへ遊びに行ったので、それほど不満はなかったのですが、今日は運動会が中止になった替わりに通常授業。朝から蒲団の中でとってもがっくりし、学校に行きたくなさそうな娘がそこにいました。

 今回、学校の先生たちを悩ましたのがここ数日の天気です。
 ちょうど本州の南側に、低気圧が停滞しているので、スカッとしない天気が続きます。前線でもあれば、はっきりと雨が降るのでしょうが、今回は雨が降るのか降らないのか微妙なところでしたね。
 今回の天気の「読み違え」で小学校に苦情を呈している親もいるかもしれませんが、今回は予想が非常に微妙であったということを理解しましょう。(小学校の方でもぎりぎりまで開催の可否を待った方がよかったかもしれませんが・・・)

 「五月晴れ」という言葉もありますが、5月は意外に天候は不安定です。小学校などでは、最近5月に運動会を実施するところが増えているようですが、天候に悩まされにくいということを考えれば、個人的には、特異日である10月10日に開催する方がいいと思いますけれど・・・。秋に行事が多いので、運動会を5月に持ってくるというのはわからないでもないですが、たいていの行事は雨には左右されません。運動会はやはり秋が似合いますよね。

 最後に、土曜日に運動会が開催されると思い、今日開催予定の「わかさあじさいマラソン」に申込みをしましたが、こちらは新型インフルエンザの影響で中止。
 2日続きの運動会の中止、また、「わかさあじさいマラソン」も中止で、このような形で今日の日曜日を迎えると誰が予想したことでしょうか。

 昼前から晴れてきた空を見ながら、先を読む難しさをつくづく感じましたね〜!
平成21年3月17日(火)
〜 NO.66 何を考えているかわからない人事異動 〜
 一年間に数日憂鬱になる日のひとつにこの”人事異動”の内示の日があります。今日はまさにその日でした。
 午前、午後と職場近くの施設で講習会を開催。午前午後共に講習会で講師をしていたため、直接職場の長(課長)からの内示を受けるのが夕方になってしまいましたが、それ以前にまわりの方から堀が固まり、私の内示は課長のところに行く前に既にわかってしまっていました。(まあ、いつものことです)

 問題はこの異動内示の内容。
 あまりにも唐突な異動が多く、ほとんどみな閉口してしまいました。(というくらい呆然とするようなものばかりです)いったい何のための人事異動なのか?競合相手のない役所独特のものですかね?

 4月から、またトンチンカンのことをいう人間が一時的に増えるかもしれませんが、お許しを・・・。
平成20年12月19日(金)
〜 NO.65  伊豆半島は鬼門? 〜

伊豆半島は鬼門?なかなかガイドブックが使えないですね。
 昨日、義母が名古屋逓信病院(名古屋市東区)に入院してしまいました。理由は腰痛です。

 ここ数日前から腰の状態が悪く、義母の家の近所の鍼灸治療院や、またその治療院の紹介で出かけた先の病院でも「大きな異常はない」といわれてのことですので、何とも不思議な感じです。
 ただし、身体の異常、特に痛みというのは、本人しかわからないものなので、医者から見ても原因がよくわからないものに対しては、なかなか退所のしようがないというのがホンネでしょう。

 来週の23日、24日の1泊2日で、わが家の4人と実母+義母の合計6人で伊豆の熱川温泉へ旅行に出かける予定でしたが、あえなく中止。

 昨年も、冬場に伊豆の土肥温泉に同様の家族旅行を計画していましたが、そのときは実母の入院で中止。2年連続同じ方面での旅行中止というのは、わが家にとって伊豆半島は鬼門ということ?
平成20年11月15日(土)
〜 NO.64 愛知県はホントに交通事故死者が多いの? 〜
表1 平成20年11月13日現在の交通事故死者数
区分
年計
死者数
増減数
増減率



愛知県 213 −32 −13.1
埼玉県 193 −9 −4.5
北海道 184 −70 −27.6
東京都 183 −43 −19.0
千葉県 182 −32 −15.0
全国11/12
4,294 −568 −11.7
 一昨日のこんにゃくゼリーの話題に別の角度で一石です。

 表1のように愛知県は、平成20年になってから交通事故死者数が「全国一」です(いわゆるワースト1)。2005年、2006年、2007年とここ3年連続ワースト1。11月13日現在、2位の埼玉県を20人離して独走しているので、4年連続ワースト1になるのは確実と思われます。

 ただしよく見てください。
 昨年同時期に比べて32人も減っています。上位に入っている他の地域も頑張っているので、やや目立たないのですが、愛知県もそれなりに交通事故死者が減っていることを表しています。(ちなみにこの上位の数字は、私の職場の正面玄関から入ったところに毎日掲げてあります。)

 「絶対値」として愛知県は交通事故死者数が多いのは事実ですが、本当に特別な要因があって愛知県は交通事故がホントに多いところなのでしょうか?

 ここまでの統計の出し方としては、11月13日のひとりごと NO.63「こんにゃくゼリー」で取り上げた窒息して死ぬ場合の原因の要因別と同じです。つまり「もち」=「愛知県」であるということと同じ出し方です。

 今日は、こんにゃくゼリーがやり玉に挙がっているように、どのくらいの人が実際にこんにゃくゼリーを口にしているのかということと同じように、相対的な割合から交通事故死者数について検証することとしました。

 交通事故が増える要素として、まず第1にそこに「車があること」、そして第2に「車を運転する人がいること」ではないかと思います。この2つの要因別に、交通事故死者数をはじき出してみたのが下記の表(表2、表3)です。
表2 車両10万台あたりの交通事故死者数
順位 都道府
県名
交通事故
死者数
車両
保有台数
車両10万台
あたり
1 高知県 66 558,836 11.81
2 山口県 115 1,062,060 10.83
3 香川県 78 758,128 10.29
4 愛媛県 100 1,006,656 9.93
5 岩手県 98 987,124 9.93
6 岐阜県 164 1,669,113 9.83
7 滋賀県 93 979,765 9.49
8 徳島県 58 613,071 9.46
9 福井県 60 644,595 9.31
10 青森県 92 989,720 9.30
11 栃木県 149 1,650,767 9.03
12 宮崎県 80 912,982 8.76
13 新潟県 158 1,813,177 8.71
14 秋田県 71 823,374 8.62
15 山形県 76 922,282 8.24
16 三重県 118 1,465,257 8.05
17 熊本県 103 1,315,235 7.83
18 兵庫県 231 2,973,920 7.77
19 島根県 42 542,078 7.75
20 北海道 286 3,695,560 7.74
21 岡山県 115 1,486,751 7.73
22 佐賀県 50 647,645 7.72
23 福島県 121 1,573,540 7.69
24 和歌山県 56 747,422 7.49
25 鳥取県 34 455,630 7.46
26 千葉県 254 3,471,441 7.32
27 鹿児島県 96 1,321,853 7.26
28 茨城県 178 2,455,533 7.25
29 奈良県 60 835,054 7.19
30 広島県 132 1,841,489 7.17
31 富山県 63 879,447 7.16
32 山梨県 52 729,534 7.13
33 宮城県 108 1,575,537 6.85
34 石川県 59 872,243 6.76
35 京都府 91 1,355,083 6.72
36 静岡県 188 2,825,139 6.65
37 大分県 59 893,441 6.60
38 大阪府 248 3,771,099 6.58
39 長野県 121 1,863,044 6.49
40 福岡県 199 3,203,249 6.21
41 長崎県 57 920,018 6.20
42 神奈川県 237 4,006,106 5.92
43 東京都 269 4,577,230 5.88
44 埼玉県 228 3,928,419 5.80
45 愛知県 288 4,972,026 5.79
46 群馬県 100 1,738,520 5.75
47 沖縄県 43 964,261 4.46
合 計 5,744 79,294,454 7.24
表3 人口10万人あたりの交通事故死者数
順位 都道府
県名
交通事故
死者数
人口 人口10万人
あたり
1 高知県 66 792,419 8.33
2 岐阜県 164 2,100,413 7.81
3 山口県 115 1,489,176 7.72
4 香川県 78 1,023,074 7.62
5 栃木県 149 2,006,363 7.43
6 福井県 60 818,443 7.33
7 徳島県 58 811,678 7.15
8 岩手県 98 1,377,666 7.11
9 宮崎県 80 1,167,509 6.85
10 滋賀県 93 1,371,577 6.78
11 愛媛県 100 1,479,775 6.76
12 新潟県 158 2,425,683 6.51
13 青森県 92 1,445,592 6.36
14 三重県 118 1,857,090 6.35
15 山形県 76 1,204,099 6.31
16 秋田県 71 1,143,829 6.21
17 茨城県 178 2,986,115 5.96
18 山梨県 52 875,621 5.94
19 岡山県 115 1,951,420 5.89
20 福島県 121 2,089,439 5.79
21 佐賀県 50 868,562 5.76
22 島根県 42 739,080 5.68
23 富山県 63 1,110,713 5.67
24 鳥取県 34 606,695 5.60
25 熊本県 103 1,852,073 5.56
26 長野県 121 2,184,596 5.54
27 鹿児島県 96 1,751,510 5.48
28 和歌山県 56 1,053,896 5.31
29 北海道 286 5,600,705 5.11
30 石川県 59 1,169,249 5.05
31 静岡県 188 3,775,367 4.98
32 群馬県 100 2,016,236 4.96
33 大分県 59 1,218,066 4.84
34 宮城県 108 2,340,485 4.61
35 広島県 132 2,867,423 4.60
36 奈良県 60 1,425,308 4.21
37 千葉県 254 6,058,248 4.19
38 兵庫県 231 5,580,497 4.14
39 愛知県 288 7,145,614 4.03
40 福岡県 199 5,030,311 3.96
41 長崎県 57 1,482,146 3.85
42 京都府 91 2,562,282 3.55
43 埼玉県 228 7,042,044 3.24
44 沖縄県 43 1,387,518 3.10
45 大阪府 248 8,665,105 2.86
46 神奈川県 237 8,741,025 2.71
47 東京都 269 12,361,736 2.18
合 計 5,744 127,053,471 4.52
  注1  交通事故死者数は平成19年(暦年)の数字を使用した。(警察庁発表)
注2 車両保有台数は平成20年8月31日現在の数字で、乗用車、貨物車、乗合車、特殊車、二輪車の合計の数字を使用した。(データは財団法人自動車検査登録情報協会のものを使用)
注3 都道府県別の人口は、平成19年3月31日現在の数字を使用した。(総務省の報道資料から)

 統計としては、数字の使用年次が異なるので概略と思ってみていただきたい。
 私の予想通り、車両10万台あたりでは愛知県は「5.79人(全国第45位)」、また人口10万人辺りでは「4.03人(全国第39位)」と、これまでの愛知県警の努力によって交通事故死者数を減らしてきた努力の成果が如実に表れています。

 また、この統計を見ると意外だったのが高知県。ともにナンバー1で、交通事故のリスクが高いことがわかります。
 逆に「車両10万台あたり」の交通事故死者数で最下位が沖縄県。沖縄県は、那覇市内のモノレールを除き鉄道はありません。移動は自動車に頼らないといけない事情がある割には少ないですね。沖縄ののんびりした人たちの性格を表しているのでしょうか?

 「人口10万人あたり」の交通事故死者数の最下位は東京都。こちらは、明らかに公共交通機関が発達しているので自ら自動車などを運転する必要性が少ないことがわかります。乗る頻度が少なければ、当然事故の可能性も減りますね。

 以上のことから「県民性」を表しているのは、対車両保有台数比といってもいいでしょう。愛知県は全国第45位と車両保有台数の割には、交通事故の少ない県なんですね。(意外でした)

 野球のピッチャーでいえば防御率に相当する「車両10万台あたりの交通事故死者数 」。もっと愛知県警さんの努力を前面に出した方がよさそうですね。
平成20年11月13日(木)
〜 NO.63 こんにゃくゼリー 〜
1位 もち 168件 7位 おかゆ 22件
2位 パン 90件 8位 流動食 21件
3位 ご飯 89件 9位 カップ入りゼリー 11件
4位 すし 41件 10位 ゼリー 4件
5位 あめ 28件 10位 しらたき 4件
6位 だんご 23件 こんにゃくゼリー 2件
 10月下旬に「リスク管理」の講習会に参加しました。
 二人の先生方のお話でしたが、なかなかわかりやすいお話でした。職場に戻ってきてわが職場における行政指導が「リスク管理」として有効なものかどうかという議論をしていたところ、話が徐々に発展して「こんにゃくゼリーの生産中止。あれはよくない。こんにゃくゼリーが生産中止に追い込まれるのであれば、餅も同じだよね」という結論になりました。

 全く同感です。
 本当にこんにゃくゼリーだけが頻繁に喉に詰まらせて窒息しているのかどうか調べてみました。

 何とこんなことまで私と同じように疑問を持っているサイト(Gigazine)があることがわかりました。
 このサイトによると2006年(平成18年)の1年で、こんにゃくゼリーを喉に詰まらせて死亡したのは2件。「消防」+「救急センター」の事故事例の合計としては、予想通り「もち」がダントツトップの168件です。
 以下、先般小学生が早食いして喉に詰まらせた「パン」、「ご飯」と続きます。

 ここでは絶対数だけ示されていますが、口に入る割合から数えれば明らかにご飯>もちであるわけで、食べる頻度の割には喉に詰まらせ安いことは明らかです。となると「もち」もこんにゃくゼリー同様にやり玉に挙がる必要があるわけです。しかしそうならない・・・。

 前出のサイト(Gigazine)では窒息の原因を以下のように説明しています。
 (前略)、もちは口にはいるときの温度は50度〜60度でやわらかいのですが、体温に近い40度になると硬くなって付着性も増加するため、窒息の要因になると推察されていることがわかります。

 
「こんにゃく入りゼリー」の場合、冷やして食べる食べ方が窒息の一つの要因になると推察されています。

 また、
窒息死全体の年齢を見ると、65歳以上の老人と1歳〜4歳の乳幼児が多かったとのことなので、それらの年齢の人についてはそもそも窒息しやすいという認識を高めていく必要性があるわけです。

 主婦連合会事務局長である佐野真理子さんの「そもそも高齢者や子どもが食べてはいけないお菓子が流通していること自体おかしい」という発言はおそらくこういったデータをよく知らなかったがゆえに引き起こされたものです。

 つまり、「65歳以上の老人と1歳〜4歳の乳幼児にもち・パン・ご飯・すし・あめ・だんご・おかゆ・流動食・カップ入りゼリー・ゼリー・しらたきを食べさせると窒息死する可能性が高い」ということをより周知徹底することが先決であり、「マンナンライフ」に圧力をかけて「蒟蒻畑」を発売禁止にするのはお門違いです。「こんにゃく入りゼリー」を発売禁止にしても何も問題は解決しません。
(Gigazineのサイトから引用)

平成20年11月13日付け
 中日新聞(朝刊)
 全く同感で、こんにゃくゼリーを発売禁止にするというのは問題解決には何らならないということです。

 いまだに年間数千人が死亡している交通事故。大半が自動車によるものですよね。同じ考えでいえば、自動車の生産を禁止するということと同じわけです。

 ここでいよいよリスク管理です。
 現在は生産を中止しているマンナンライフのこんにゃくゼリー(蒟蒻畑)ですが、そもそもどのレベルでリスク管理をしていくかということです。こんにゃくゼリーを見て「おっ、これは危険な食べ物だ!」と思う人はまずいないでしょう。もちについても同様です。
 ただし、昨今のようにこんにゃくゼリーの危険性を指摘されると不安に思う人が増えていくと思われます。つまり、「○○のようなことをすると危険ですよ」ということを周知すればよいということです。

 こんにゃくゼリーに限らず喉に詰まらせやすいものに共通するのがまず「年齢」のようです。「65歳以上の老人と4歳未満の乳幼児は窒息しやすいですよ〜」と声を掛けてやる(表示する)こと。もう一つはこんにゃくゼリーを凍らせて食べないことの周知でしょう。メーカーとすれば、概ねこの2つでリスク管理が出来たといえるでしょう。

 あれだけ肺ガンの原因といわれているタバコですら「健康のため吸い過ぎに注意しましょう」とパッケージに書いてあります。こんにゃくゼリーよりもよっぽど危険だと思うのですが、あんな程度でもリスク管理なんですかね。

 今朝の中日新聞の「こんにゃくゼリー規制」。PL法の考え方が外国から入ってきてからメーカーはやりにくい時代になってしまいました。この規制は是非とも止めて欲しいですね。
平成20年9月30日(火)
〜 NO.62 不法侵入 〜
 調べ物が長引き、日付がかわろうとしていた頃のこと。
 パソコンの置いてある部屋を出て、寝室に向かう途中、玄関で殺気を感じ背筋が凍り付く・・・。

 「ヤツだ・・・。」

 大急ぎでかあちゃん(妻)を呼ぶ。「ヤ、ヤ、ヤツがいる」とヒソヒソ声で。
 日頃からヤツには強いと豪語するかあちゃんにこの場は任せる。
 かあちゃんは、「よし!拳銃と竹刀を持ってくる」といって武器を取りに行く。
 その間、私はヤツが移動しないか監視をする。
 20秒ほどして、かあちゃんが戻ってきた。これで臨戦態勢だ。

 「あのあたりに、身を潜めているはずだ・・・。」と場所を指示する。
 「どこどこ?」
 「あのあたりだよ。あのあたり。」
 竹刀で少し、そのあたりをつつくとヤツが我慢できずに現れる。一瞬騒然となる。
 かあちゃん拳銃を乱射。ヤツも逃げるのに必死。
 日頃からヤツには強いと豪語していたかあちゃんも、ヤツが体当たりするようにこっちに向かってくると一瞬後ずさりする。
 私もつられて後ずさりすると、偶然にも肘が照明のスイッチにあたり、玄関が一瞬真っ暗になる。

 かあちゃんが大声で怒鳴る。「何で電気消すのー!」
 「ぐ、偶然だよ・・・」と私。もちろん悪意などあるはずがない。

 そして照明がついて再開。
 拳銃から発射する弾がなかなかヤツに命中しないので、今度は逃げ回るヤツをめがけて竹刀を振り下ろす。
 次の瞬間渾身の一撃がヤツに命中する。一瞬にしてヤツはのびてしまった。
 にもかかわらずかあちゃんは「エイ!エイ!」と叫びながら二回、三回と竹刀を振り下ろす。
 四回目に振り下ろした竹刀で、ヤツの体からは足が取れてしまった。

 こうして真夜中の不法侵入者を処理した。どうやらヤツはホームレスのようだ。
 この家を新築してから6年、密閉性が比較的高い家ではあるが、これまで5度ほど”ヤツら”に不法侵入されている。ヤツらの目的は何なのか?寒くなってきたので、暖かいこの家で一緒に暮らしたいのか?

 それにしても”ヤツら”とは、 生理的に好きになれない。
平成20年8月21日(木)
〜 NO.61 クワガタの祟(たたり)? 〜
 先週の木曜日(14日)頃からすこぶる体長が悪い。どうも夏風邪のようだ。
 この時期、体調を崩すこともしばしばあったのであるが、今年に限って言えば持病の「蓄膿」は、「こんにちは」と顔を出さない。いつもと違うパターンだ。

 ここ2週間でお盆前後の完成検査を5つ終了。昨日は、朝から豊橋まで最後の完成検査に出かけたが、帰りの電車の中で限界に達した。
 休みをもらって帰宅し体温を測ると38℃オーバー。平熱が36℃に達するかしないかなので、+2℃も高いと世の中がぐるぐると回っているような感じがする。

 原因は、恐らく疲労によるものであろうが、もう一つ気がかりなことがある。
 それは、8月9日付News NO.422「もうすぐ満一歳?」で紹介した”ヒラタクワガタ”が死んでしまったことだ。あれほど元気で、エサの昆虫ゼリーをバクバク食べていたにもかかわらず、住処の掃除をし土を入れ替えてやったところ3日ほどで死んでしまった。

 これは間違いない。クワガタの祟りだ。
 もうすぐ届く標本セットで、君の亡骸(なきがら)をきれいに飾っておくからね。お許しを!
 
NO.60のひとりごとへ