変わりダネ・その他
 
 この図書館で紹介する本で、どうしてもここで分類不能の本があります。これらを「変わりダネ・その他」と称して紹介することにしました。
日本経済こうすれば復興する!
竹中平蔵/アスコム
952円
2011年3月11日の東日本大震災で甚大な被害を受けた東北地方。早期に復興するにあたってもお金が必要であることは間違いないがその財源をどうすべきか。政府は増税で対応しようとしているが、経済が活発でない現在、増税はさらに経済を冷え込む結果となるというのが竹中氏の持論。これまで経済が冷え込んでいるときに増税してうまくいった国がないことからも増税は極力見送るべき。私もそう思います。まずは、支出の削減を!
増税のウソ
三橋貴明/青春出版社
762円
バブル経済崩壊以降の日本は長期のデフレに陥っている。さらに2011年3月の東日本大震災による大きなダメージ。震災からの復興に対する政府の対策も遅れっぱなしの印象がある。国債で資金調達をするか、復興税で資金調達をするのか、増え続ける社会保障費の調達など課題は多くあるものの、歴史を振り返るとデフレ時に増税を行ってうまくいった国は世界中に存在していないことを著者は強調している。このタイミングの増税は一見理にかなっているように見えるが、消費者心理の冷え込みによりさらに消費が冷え込むため結果的に税収は増えないという。
失敗の予防学
中尾政之/三笠書房
1,500円
「失敗」をテーマにしたものといえば、このサイトでわざわざコンテンツを設けている畑村洋太郎先生が有名ですが、この本は比較的オーソドックスな内容で繰り返される「失敗」について書かれています。事例を取り上げてはいますが、あくまでもオーソドックスに書かれています。
日本人が行けない「日本領土」
山本皓一/小学館
1,890円
2010年(平成22年)9月7日午前、中国漁船が日本の領海である沖縄県尖閣諸島付近で違法操業し、その後日本の海上保安庁の巡視船に衝突してきたことは、報道の通りであるが、日本にはこの尖閣諸島の他に日本の固有の領土であるにもかかわらず、そこに行くことができない領土がいくつか存在する。北方領土(北海道)や竹島(島根県)もその一つではあるが、そうなってしまった経緯については詳しくは知らなかった。この本の著者の本業は、カメラマンである。1990年の択捉島の取材から16年にわたり「日本の国境」を撮影取材してきたのであるが、著者が体験してきた「日本の国境」を再確認しようとして執筆したのがこの本である。北から南まで地図のみならず歴史も含め日本が領土として主張する理由を分かり易く説明している。ぜひ読んで欲しい一冊!
思考の整理学
外山滋比古/ちくま文庫
520円
本屋さんの店頭で赤帯に惹かれて買ってみました。この本の初版は1986年4月、私が購入したのが2010年7月(第70刷)。24年もの時間が経過していますが、まったく古さを感じさせない内容です。勉強に対する取り組みを「グライダーと飛行機」の違いに例えているほか、思考について「醗酵」「寝かせる」「三上・三中」などの展開は面白いですね。頭の中で考えの整理がうまくいかない方には、一読を勧めます。
保安事始、保安事始(第二話)、保安事始(第三話)
佐野和四郎/高圧ガス保安協会
私説のため販売していません
著者の佐野和四郎氏は、高圧ガス保安行政の先達であり、黎明期の頃について携わっていた関係上、法制化に至った経緯に非常に詳しい。
高圧ガス行政の「温故知新」には非常に有為な本であるが、残念ながら私説のために販売されているものではない。高圧ガス保安協会の図書室にはあるものの、持ち出し禁止。知人にお願いして貸していただいたものである。多くの人の目に触れる機会があればと思うが・・・。


伝える力
池上彰/PHPビジネス新書
800円+税
'94年から11年間NHK『週刊こどもニュース』でお父さん役をやったことで一躍有名になりましたね(ただし、週刊こどもニュースの視聴者の大半は皮肉にも大人だった)。
かれがNHKの報道記者時代に文章をまとめる力をいかにつけるかというノウハウが多く含まれています。少々話は長い池上さんですが、見習うべき所は多くあります。
天然ガス自動車プロジェクト
島田眸/そしえて
1,905円

次世代エネルギーとして最右翼なのがこの天然ガス。ガソリン車に替わるエネルギーとして位置づけられていますが普及はこれから。東海地方の都市ガス会社では大手の東邦ガスが天然ガス自動車の開発に国内で最初に苦労しながら取り組んだことが書かれています。 
 

※ なお、価格については、私の手持ちの書籍に書かれているものなので改訂されていることがあります。