トライアスロン関連
 
実業団のトレーニング方法が流出し、市民ランナーのレベルが上がってきました。最近はDVD付の本も出ています。
ありそうでなかったマラソンの教科書
ランナーズ/前河洋一編
1,600円
タイトルの通り、これまでありそうで意外となかった本です。前半はトレーニングの理論、後半は実践におけるポイントがまとめられています。初級者から中級者が読むと非常にいい本でしょうが、上級者や20年以上のベテランの選手が読んでも、目から鱗の内容が必ずあるので一読することをおすすめします。
陸上競技 駅伝・長距離(強くなるドリルシリーズJ)
ベースボール・マガジン社
1,143円
われわれ市民ランナーが走りのお手本にしたいと考えるのが一般的には実業団選手。しかしながら走りのレベルは、遠く及びません。むしろドリルなどのフォームづくりなどは、将来性のある高校生をお手本にした方がいいのではないでしょうか。
この本では駅伝の強豪校である仙台育英、佐久長聖、立命館宇治、清風、須磨学園、諫早そして地元愛知の豊川工の練習方法のポイントが写真入りで公開されています。注意深く読むと目指すところの共通点が見えてきますよ。非常にオススメの一冊です。
eA式マラソン走力UPトレーニング
鈴木彰/ナツメ社
1,300円
NPO法人あっとランナーが運営する「eA=e-Athletes」は会員制ランニングスクール。ここでは、個々の特性・走力・目標・トレーニング環境に合わせてアレンジをすることが可能なトレーニング方法を示しています。走り方ではなく、トレーニングの組み立てが主になるものですが、リディアードの「ランニング・バイブル」に書かれている理論(リディアード式理論)をアレンジしたものです。
現在の市民ランナーのフルマラソン向けトレーニングの主流になる本ですね。これからマラソンをはじめようという人も、レベルアップしようという人にもオススメです。
 
福島大学陸上部の「速い走り」が身につく本
川本和久/マキノ出版
1,300円
男子の短距離界は高野進(400m日本記録保持者)、伊東浩司(100m同)、末續 慎吾(200m同)など東海大学から多くの一流選手を輩出しているのに対し、女子の短距離界といえば福島大学から池田久美子(走り幅跳び日本記録保持者)、丹野麻美(400m同)、久保倉里美(400mH同)らを輩出しています。これも福島大学において川本和久さんが適切な指導をしているからのようですね。マラソン・トレーニングではないのですが、走る部分を科学しているという意味では一読する価値はあるかと思います。
ムネオ流マラソン術
鈴木宗男/講談社
1,238円
ご存じ北海道出身の国会議員の鈴木宗男氏。一時は逮捕され1年以上勾留されたこともある人物です。もともとはスポーツマンですが、国会議員として政治活動をするにも体の大切さを感じマラソンに取り組まれています。平成20年2月の第2回東京マラソンでは60歳にて3時間台でゴール。売名行為だけでマラソンを走っていないことを証明した。この時のアドバイスを送ったのが鈴木彰先生。忙しくてもフルマラソンで3時間台で走りたい方にはオススメの一冊です。
朝原宣治のだれでも足が速くなる
朝原宣治/学研
1,200円
10年以上も短距離界の日本の第一人者として君臨してきた朝原宣治が書き下ろしたかけっこの極意。読んでみると工夫しているところが多いと感じます。トレーニング方法というよりも意識の持ち方、基本的な考え方について写真を多く取り入れて解説がしてあります。
運動神経の科学
小林寛道/講談社現代新書
700円
’91年の世界陸上・東京大会でのカール・ルイスの走りを分析し、科学的に解明したものです。具体的な練習方法(フォームについて)を理論付けから行った珍しい本です。谷川真理さんの主宰する「ハイテクスポーツ塾」にあるトレーニングマシン「カンド君」は、この小林寛道氏の開発したものです。理論から入りたい人にはオススメの一冊!
突然、足が速くなる!4
MCプレス
1,050円
高橋尚子の大学時代の監督である山内武氏のプライオメトリック・トレーニングの着想が面白いですね。足にかかる負担は大きいですが、チャレンジしてみるのは面白いかと思います。
速く走る!トレーニングBOOK
成美堂出版編集部/成美堂出版
1,000円

隣の列の2つ下に同名の本がありますが、こちらの方が先刷り。短距離トレーニングの中に長距離トレーニングのヒントもありあます。ハイテクスポーツ塾の話題も面白いですね。
運動会でビリだった人をワールドクラスのスプリンターにする本
相川宗大/有朋書院
1,300円
これまでの本は、筋肉や関節の使い方にポイントを絞ったモノですが、この本は姿勢と体の動きにポイントを絞っています。ひと言でいえば、重心をスムースに動かす方法とか。主に短距離向けですが、ちょっと目から鱗です。
SAQトレーニング
ベースボールマガジン社編/ベースボールマガジン社
1,800円
この頃、わたしが注目しているひとつに体の動きがあります。短距離走は非常にこのウエイトが高いですが、長距離走も同じようにそのポイントがあるはずです。長距離走向けにも取り入れていいものがこの本にはたくさん紹介されています。
DVDでみるみる上達 速く走る!トレーニングBOOK
成美堂出版編集部/成美堂出版
1,500円
PART1(短距離)とPART2(マラソン)に分かれています。特にPART2に「マラソン練習の極意」で宗猛さんが43歳の時の練習の記録はたいへん参考になります。DVD付き。
根性を科学する
高畑好秀/アスペクト
1,400円
今どき「根性を・・・」と思われるかもしれませんが、スポーツをする際にいかにモチベーションを高めるかなど、選手として大成した人からの声を集めています。なるほどというところがたくさんありました。
金哲彦のタイプ別ランニング診断
金哲彦/MCプレス
1,300円
お馴染み金哲彦さんが、走り方を職業別に分類してその矯正方法まで図示しています。さらっと読むには面白い本です。
富士登山競走コース攻略ガイド
ランナーズ編/ランナーズ
3,200円
富士登山競走に35回連続出場の牧元隆芳さんの解説です。ちょっとたどたどしい説明がシロウトっぽくて面白いです。初心者向け。DVDであって本ではありません。
金コーチが指導する 確実に速くなる走り方
金哲彦/ランナーズ
4,700円
金氏の著書「カラダ革命ランニング」をDVD化したようなものです(著者が同じだから当然かも)。しかし、細かい動きなどは本ではわかりにくいのでこのDVDの方がいいかと思います。
アスリートの走り方を目指すDVDマラソン
川嶋伸次/池田書店
1,700円
同じDVD付の本とはいえ、こちらは廉価。ただし、DVDの内容は本当に初心者向けです。川嶋伸次の生い立ちを知るという意味で本を読まれるのであればDVD付で1,700円はお買い得。
スピードトレーニングでタイムが伸びる
弘山勉/学習研究社
1,200円
’06の名古屋国際女子マラソンで37歳にて優勝した弘山晴美の夫である弘山勉氏が書いた本。内容の大半は、夫人である晴美さんを題材にして書かれている。中学生時代から陸上競技を続け37歳でも国内の第一線で活躍できる秘密がここにあるのでないかと感じてしまうこの一冊です。
トレイルランニング入門
有吉雅弘 村越真 編/岩波書店
1,800円
’06に富士登山駅伝を目指す私にとってのバイブル的な本です。トラックやロードにおけるトレーニング本は数多くありますが、トレイル向けの本は珍しいです。第4〜第6章は富士登山競走の覇者・鏑木毅(かぶらぎつよし)氏が書かれたもので大変参考になります。
トップアスリートに学ぶ「身体の力」を引き出すメンタルトレーニング
高畑好秀/青春出版社
1,300円
自分の性格を知った上でどういうスポーツに向いているか。角界で活躍している選手を分析して書かれています。自分はどういうタイプ?というのを知りたい方は一度読まれると面白いと思います。
賢く走るフルマラソン
田中宏暁/ランナーズ
1,523円
「ニコニコペース」で有名な筆者の書いた本。練習の基本は「ニコニコペース」と「減量」。特に減量部分は、私も納得して取り入れています。
身体意識を鍛える
高岳英夫/青春出版社
1,300円
従来からあるフィジカルトレーニングでもなく、またメンタルトレーニングでもなく、特定のスポーツに関係なく鍛えどころ(意識をおくところ)を解説してあります。
カラダ革命ランニング
金哲彦/講談社
1,300円
元実業団(リクルート)ランナーの金さんが、市民ランナーの指導をするということで当時は話題になりました。この本は、直接その金さんの指導を受けられない人たちによい本でしょう。
ジョギング&マラソン入門
小出義雄/幻冬社
1,200円
本来ならば「小出義雄・高橋尚子関連」に入れるべきですが、小出さん独特の解説のある部分もあったのでこちらに入れさせて頂きました。とはいいながらも内容の大半は、初心者向けに準備のことから書かれています。
21世紀のマラソントレーニング
前川洋一編著 石井好二郎、鈴木彰、山内武、山本正彦共著/ランナーズ
1,800円
雑誌ランナーズによく執筆される方々に書いて頂いています。山内武氏は高橋尚子の大学時代の指導者でこの本の中では高橋尚子のことをよく引き合いに出して書かれています。私が一番面白いと感じたのは、やはり鈴木彰先生の部分です。大変ためになるオススメの一冊。
『マフェトン理論』で強くなる!
Dr.フィリップ・マフェトン/ランナーズ社
1,523円
’97にトライアスロン界で一世を風靡した「マフェトン理論」。エアロビックトレーニングを基本としたところは「ゆっくり走れば・・・」と通じるところがありましたが、なかなか実践としてはうまくいかないところも多く存在しました。
ふれあいウォーク 東海自然歩道
宇佐美イワオ/風媒社
トレーニング本ではありませんが、私がトレイルトレーニングとしてよく利用する東海自然歩道のコースが大変上手に描かれています。既製の本にはなかった斬新さがあり思わず購入しました。
自分でできるスポーツマッサージ入門
妻木充法/日本文芸社
1,200円
筆者はサッカーJリーグ、ジェフ市原のトレーナー(今は知りませんが・・・)。私も腰の張りなど大変気になったときに購入しました。図解が多くわかりやすいです。
浅井えり子の「新・ゆっくり走れば速くなる」
浅井えり子/ランナーズ社
1,238円
佐々木功の「ゆっくり走れば速くなる」の続編。病気により他界した佐々木氏の教えを受け継いだ浅井えり子の著書。ただし、私には原書の佐々木氏の方が内容的に理解しやすいと感じました。
ランニング相談室 3 健康の悩み解決編<上>
ランナーズ編集部/ランナーズ社
950円
Q&A形式で広範囲の質問に対して丁寧に回答が書かれています。こちらも初心者向け。
ランニング相談室 4 健康の悩み解決編<下>
ランナーズ編集部/ランナーズ社
950円
左の本の続編です。ただし、こちらの内容の方が一歩踏み込んだ質問に対する回答ですので中級者向けです。
女性のためのマラソントレーニング
豊岡示朗 編著/出版芸術社
1,600円
女子マラソンや女子駅伝のテレビ中継が多くあり女子選手には華があり見ていて楽しいものがあります。しかしながら、その指導者の大半はやはり男性です。男性と女性では肉体的な仕組みも違いますし、感受性も違います。女性ランナーの育成という面でいえばいまだ発展途上なのでしょうか。この本を読むとそう感じざるを得ません。
ランニング相談室 2 レース参加編
ランナーズ編集部/ランナーズ社
950円
ランナーズ社がビギナー向けに、レースの申込方法から、レース前の準備について詳しく解説。初心者向け!
心拍トレーニング−その理論と実際
外岡立人/竢o版社
1,800円
’93ごろから心拍トレーニングが広まり始めて、当初はこの本を参考に心拍トレーニングをしていました。入門書。
ランナーのメンタルトレーニング
ジョー・ヘンダーソン/大修館書店
1,339円
フィジカルな練習方法についての本は、数多くありますが、メンタルトレーニングに関する本は数少ないです。著者が外国人ということもあり、表現にはやや独特のものがあります。
駅伝必勝法 たすきは強気でつなぐ
大久保初男/ランナーズ
1,200円
珍しい駅伝向けの本。とはいうもののトレーニングそのものは長距離ランナー向けのものです。駅伝独特のノウハウは必読です。
ランニング・バイブル
アーサー・リディアード/大修館書店
1,854円
瀬古利彦も影響を受けたといわれるこの本。’90年代の前半、私もこの本の影響を受けてヒル・トレーニングを実践していたことがあります。
42.195キロの走り方
内山雅博/日本実業出版社
1,140円
初版が’87ですでの、最近の本と比べると内容はやや稚拙な感じはしますが、当時としては良き入門書だったと思います。
マラソン・トレーニング
山地啓司・山西哲郎・沢木啓祐/ベースボール・マガジン社
2,000円
この本の初版は’89です。ジョギングブームに乗って本格的に走ろうという人が増えて本格的にトレーニングする市民ランナー向けに出版された本というような気がします。私もこの本の内容を良く取り入れて練習をしました。
スポーツ・マッサージ[その指導と実践]
V・A・マカロフ:編著/高橋華王:訳
/ベースボール・マガジン社
2,300円
’78が初版の本です。私が購入したのは’92頃ですがスポーツマッサージという言葉が出てきたのがこの頃だったような気がします。内容的には今見ると文字が多いので若干わかりにくいですが当時としては愛用していました。
「ゆっくり走れば速くなる」
佐々木功/ランナーズ社
1,300円
速く走れるようになるためには、LSDを通じて毛細血管を発達させることを説いた本です。これならば、シロウトでも出来るのではと思わせるきっかけとなった本で当時は一世を風靡しました。