2007トヨカワシティマラソン 参戦記 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
6連覇を懸けて・・・ この大会の出場は9回目であるが、40歳になってから現在まで二部(40歳以上男子)で5連覇中。今日は、6連覇に向けて走ることになる。連覇が続けば続くほど負けられない。プレッシャーだ。 プログラムに歴代の優勝者一覧がないのでまだ救いであるが、記載されれば一目瞭然だ。一人で、ワーワー言っているみたいに思うかもしれないが、上位に絡んでいる人たちは必ずそういう目で見ているのは事実だ。今年もこの重圧をはねのけなければ・・・。 踏んでも踏んでもスピードの出ないポンコツ・カーのアクセルを無理矢理踏んでなおかつ、壊れないように操るのにはテクニックがいる。ああ、シャーシだけでも載せ替えたい・・・、と思うこの頃であります。
ようやくRCチップ化
RCチップシステムは、後方のランナーがスタート地点を通過するのに10数分かかる正味のタイム(ネットタイム)や5キロ、10キロなどのスプリットタイムの計測が可能であり、ゴール後すぐに記録証の発行もできる優れものだ。現在のRCチップ導入大会は、全国で約300大会ほどあるらしい。 これに対して、トルソータグというものがある。 トルソータグは、ナンバーカードの裏側にビニール袋に入れたチップを装着することにより、ランナーのタイムを計測するシステムだ。RCチップは、シューズに装着しなければならず、またゴール後には脱着の手間があり、私は面倒だと思っている。それに対して、トルソータグは、主催者が用意したナンバーカードに最初から装着されているので、ランナーの手を煩わせることはない。ゴール後は、係員が選手のナンバーカードからタグだけをとればいいだけだ。 また、タグがナンバーカードに装着されるということで、日本陸連の競技規則(胴体が決勝点を超えた時点での計測)にも合致する。ちなみにトルソーとは「胴体」のことを指すらしい。 これらのことを踏まえれば、これからはトルソータグが主流になっていくのではないだろうかと思うが、まずはこの大会も計測が自動化されたことを祝わねばならない。 Sくん登場! 受付をして、駐車した車に戻ってナンバーカードをユニフォームに付けたり、RCチップをシューズに装着していると、昔からの友人S君から電話がかかってきた。「運転免許証の更新は、豊川の東三河運転免許センターは日曜日も開いているらしいので、更新のついでに応援に行くよ。会場のすぐ近くみたいだし・・・。」ということだ。彼に会うのは久しぶりだ。彼とは予備校以来の長い付き合いであり、また一時期はトライアスロンも一緒にしていた間柄だ。トライアスロンの大会があると、よく同行してくれるので、いろんな話しができるので非常に楽しい。 今回も大会終了後、会場近くで一緒に食事をとり、食品の偽装問題について彼の考え方などを聞いた。 というのは、かれは某大手食品メーカに勤務している関係で、さすがにこの問題には神経をとがらしている。詳しいことは書けないが、「法律で決まっているから」というところについては、いろいろと疑問を感じているようだった。 また、走りだしてから応援してくれたのが本庄さん夫妻だ。 本庄さんは、自分の高校の後輩にあたり、また今では県庁職員、トライアスリートなどと接点が多い。 豊川市在住の彼らであるが、奥さんは東京女子国際マラソンの常連であるので、今日も東京に行っているものだと思っていたら、故障中で不参加とのこと。長女のあずきちゃんもしばらく見ないうちにすっかり大きくなっていましたね。 今回の参戦記の写真の多くは、Sくんと本庄さんからの提供によるものです。ありがとうございました。 コースの一部変更 今年から、前述のRCの導入のせいか、陸上競技場のスタート地点が移動した。 これは、従来は時計回りに競技場を約350mほど走って、陸上競技場の外周へ出て行ったが、今年から導入したRCチップのセンサーとランナーの誘導用のカラーコーンを設置する場所の関係で、従来のコースのままであるとこれらの設備と選手が交錯し支障が出るため、陸上競技場内の走る向きを反対(反時計回り)にしたと思われる。 陸上競技場を出たあとには、陸上競技場の周りを一周廻ってから一般道路へ出て行くが、陸上競技場の周りの廻り方も陸上競技場内の廻り方と統一されて、今回から反時計回りに変更された。 昨年とほぼ同じ展開
5分ほど前には一部(10km男子高校生以上39歳以下)がスタートしている。 今年は、ここ数年では一番練習が出来ていないため、前半から大きく先行していく作戦を取っていくには非常に勇気が要った。後半の競り合いで逃げるよりか、前半から先行して大きく逃げていく展開が得意なだけに、先行が不十分な場合にはラストで負けてしまう可能性が大きい。 今年、新たに40歳になってこの二部に昇格?してきた選手らがどのようなレース展開をするかは知らないが、あくまでも自分のレースパターンになるべく持ち込んで勝負することにする。これが、レース前の大雑把な作戦だ。 40歳になった年のこの大会の時には、スタートから大きく逃げをうって、ゴールでは2位に約1分の差をつけて優勝しているが、45歳となった今はあのときほどのスタートダッシュは出来ない。今そんなことをすれば、すぐにばててしまう。 今回は序盤は緩やかな加速をしていくが、スタートしてから約50mで先頭に立つ。競技場から競技場の周りへ向かうときには数人の後続選手を引き連れる格好だ。
後続は誰か確認することも特にはしない。 後半追いつかれたら追いつかれたで、ラストで勝負すればいいが、40歳を過ぎて途中からどんどん追い上げてラストで勝負するタイプの選手はほとんどいない。それだけの力があれば、最初からハイスピードで走っていくはずだ。
5km地点の通過は17分18秒。16分台で通過したいところであるが、今の実力はこの程度。無理はしない。6km手前で7月に保安検査に訪れたトピー工業・豊川製作所のまえを通過。左折し北上する。 朝到着したときにはあまり感じなかった風であるが、走りだしてからは急激に吹いてきた感じがある。6.5km辺りで左折・西進するのでこのコースの中では風が一番強くなる。 7kmを過ぎ左折すると今度は南下。今度は風を背中から受けてゴールを目指すことになる。まさに風に背中を押されていることになるのでパワーアップする感じが大きくする。コースもここから少しばかり下りだ。
好き嫌いもあるが、私のように先行して逃げていくタイプの人間にとっては、コーナーは後続との距離を確認するために格好の場所となる。 今回もこの7km過ぎの曲がり角で後続との距離を確認したが、概ね50mほど開いていたようだ。タイムにして10秒程度であろうか。確実とはいえないが、40歳以上の人間相手であれば心理的には余裕が少し出来たと思える距離だ。 8km手前でまた左折し東進、8.2km辺りで右折し南下、さらに9km手前で左折し東進するがいずれのコーナーでも後続を確認するが、後続との距離はほとんど変わらなかい。残り1kmで10秒差は安全圏に近い。 ここまでくると、あとからスタートした5kmのランナーも混じって競技場の前の桜トンネルは大混雑だ。毎年のことであるが、まさに人をかきわけて走るという表現が適切な状態だ。
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