第2回八ヶ岳縄文の里マラソン大会 参戦記

後半追い上げて、40歳代で2位入賞
 8月は体調を崩し、予定していた2大会をキャンセル。大会参加は、7月末の第23回酒田砂丘マラソン大会(山形県)以来、約2ヶ月ぶり。

 これまでも、小さな大会に参加しながら調子を引き上げながら体をつくり、メインの大会に向かっていくというパターンを繰り返してきます。今回はほぼ体づくりの初期の段階での大会参加。どの程度まで体づくりが回復しているかをチェックする目的で参加しましたが、予想通り体づくりが出来ておらず、非常に苦戦しました。

 順位はまずまずでしたが、コースの難易度の割にはタイムが今ひとつという感じ。涼しくなって練習がしやすい時期になってきたので、これからは少しペースを上げて練習していきたいところです。

●大会名 第2回八ヶ岳縄文の里マラソン大会
●開催日 平成20年9月14日(日)
コース
/大会要項
/プログラム
茅野市尖石縄文考古館前 発着(長野県茅野市) 地図

大会要項

プログラム

コースマップ
●天 候 晴れ、21.5℃
●参加賞 タオル、そば(乾麺)、縄文汁、スポーツドリンク(コップ)
●結 果 38分26秒(10km) (10km 40歳以上男子 2位、総合第9位)
●表 彰 賞状、トロフィー、エクサマット(NISHI製)
●過去の戦績 初出場
●交通手段等
(往路) 自宅6:00〜せと赤津IC〜(東海環状道・中央道)〜諏訪IC〜会場駐車場8:47−会場9:00
(復路) 会場12:10〜会場駐車場12:20〜(一般道)〜諏訪湖畔で昼食〜SUWAガラスの里〜諏訪IC〜(中央道)〜諏訪湖SAで入浴〜(中央道・東海環状道)〜せと赤津IC〜夕食〜自宅20:23
●費用
参加料 3,000円  
燃 料 6,481円   425(km)/12(リットル/km)×183(円/リットル)
高速料金 5,200円
 (せと赤津IC   飯田IC  1,500円:ETC通勤割引)
 (飯田IC  諏訪IC  1,100円:ETC通勤割引)
 (諏訪IC  飯田IC  1,100円:ETC通勤割引)
 (飯田IC  せと赤津IC  1,500円:ETC通勤割引)
入浴料 575円  ハイウェイ温泉諏訪湖(諏訪湖サービスエリア下り線)
合 計 11,636円  
●種目及び参加者(申込人数、★は加藤が参加した部門)
距離   区 分 参加者 スタート時間
21.0975km   1部 男子 高校生〜39歳以下 131人 9時50分
2部 男子 40歳以上 267人
3部 女子 高校生〜39歳以下 21人
4部 女子 40歳以上 30人
10km   5部 男子 高校生〜39歳以下 89人 10時10分
6部 男子 40歳以上 145人
  7部 女子 高校生〜39歳以下 35人
8部 女子 40歳以上 44人
5km   9部 男子 50歳以上 48人
10部 女子 50歳以上 15人
3km    11部 男子 中学生 56人 10時15分
12部 女子 中学生 52人
13部 男子 小学生4〜6年 88人
14部 女子 小学生4〜6年 77人
2km   15部 男子 小学生1〜3年 268人 10時40分
16部 女子 小学生1〜3年 72人
    合  計 1,438名  
●各部の上位入賞者(1部〜10部の各部上位3位まで。ただし6部のみ上位6人)
【21.0975km】
1部 男子 高校生〜39歳以下
牛山 純一 24 長野県   1:15:00
小林 正次 39 長野県 安曇野市 1:17:29
山上 聡 36 長野県 うえだ敬老園 1:19:34
2部 男子 40歳以上
太田 正明 49 長野県 オリオン 1:23:36
渡辺 一郎 49 群馬県 eA東京 1:24:06
猪股 勇 46 山梨県 山梨県民信用組合 1:24:18
3部 女子 高校生〜39歳以下
藤田 亜矢子 38 埼玉県 小川町大河小学校 1:35:06
小松 真実 23 長野県 棺イビス 1:37:27
木村 潤 31 静岡県 大塚製薬HUS 1:42:36
4部 女子 40歳以上
五味 ゆかり 42 長野県 フジテックス(株) 1:40:25
福田 由理子 42 千葉県 千葉陸協 1:44:47
武田 順子 50 長野県 かんてんぱぱ 1:45:31
【10km】
5部 男子 高校生〜39歳以下
大野 隆紀 23 埼玉県 佐鳥電機 34:07
藤森 義文 34 長野県 京セラ 35:27
唐木 弘志 38 長野県 赤穂小学校 36:04
6部 男子 40歳以上
安藤 幸二 40 静岡県 御殿場RC 36:33
加藤 一郎 46 愛知県 名古屋市役所走友会 38:26
今泉 正行 44 群馬県   38:32
富澤 博之 43 長野県 ちーむもみじ 38:39
宮本 恭志 45 長野県 LEADU 38:52
坂本 朋隆 47 埼玉県 坂本RC 39:24
7部 女子 高校生〜39歳以下
長田 みさき 27 長野県 茅野市陸協 36:55
松岡 芙蓉 16 山梨県 帝京第三高校スケート部 45:23
竹内 悠 24 神奈川県   47:09
8部 女子 40歳以上
後閑 文子 47 東京都   44:35
西尾 百合子 40 山梨県 西尾石材 45:15
小林 恵子 52 群馬県 吉岡11RC 46:44
【5km】
9部 男子 50歳以上
矢嶋 千明 54 山梨県 韮崎中央公園クラブ 19:16
吉澤 清一 52 埼玉県 入間市黒須RC 19:36
中島 傳 53 長野県 茅野楽走会 19:39
10部 女子 50歳以上
岡部 悦子 59 長野県   26:03
原 暁子 57 長野県   26:58
深津 明美 50 群馬県 あっくんず 27:41

尖石(とがりいし)遺跡は縄文土器の宝庫
 小学校の高学年になれば日本の歴史を学ぶ。日本人が初めて土器や石器を造り生活を始めたのが縄文時代だ。今から約1万3000年前から2500年前くらいまでの約1万年を縄文時代と呼んでいる(年代は諸説あり)。

 今回、大会の開催場所になっている「尖石(とがりいし)遺跡(長野県茅野市)」は、縄文時代のうち中期(5000年〜4000年前)に属する遺跡で、八ヶ岳の南西に位置している。
 昭和5年から発掘調査がされ現在までに218軒の住居址が確認されている。また、土器や石器も多く出土しており古代文化のロマンを感じさせる場所であるかと思う。

 長野県では尖石遺跡の他にも多くの縄文時代の遺跡が発見されているがほとんどが八ヶ岳山麓に位置している。八ヶ岳山麓地域は湧水が豊富であり、この水に恵まれた環境が集落形成の要因になり縄文文化ができあがったのではないかといわれている。

 ちなみに縄文時代の遺跡としておそらく最も有名なのは、青森県にある三内丸山遺跡。尖石遺跡とほぼ同時期ではあるが、三内丸山遺跡の方が規模ははるかに大きい。
 人類のまだいなかった恐竜時代に興味がある長男・かずたかも、社会の授業のおさらいということもあり、大会後は館内をじっくり見ていましたね。

 また、今回大会のスタート・ゴールとなった「茅野市尖石縄文考古館」は、大会の開催に合わせ無料開放。大会終了後、館内は選手たちで多く賑わっていました。

茅野市尖石縄文考古館は、この日無料開放。大会終了後にわが家も全員で見学しました。

館内では縄文時代のスタイルになることも出来ます。

「尖石」とは、発見された遺跡の南側斜面にあった三角錐状の石から名付けられた。

尖石遺跡から発見された土器群

第2回大会。その実は第13回大会?
 早朝、自宅を出発し中央自動車道をどんどん東に進み午前8時過ぎに茅野市に入る。
 茅野市は長野県の中部に位置する都市で八ヶ岳、白樺湖、蓼科高原、車山など観光資源を多く抱える観光都市の街だ。また精密業を基盤とする工業都市でもあるが、パセリ、セロリなどの高原野菜の産地として有名。また面白いこととしては、茅野市役所は標高801mにあり、何と日本で一番標高の高いところにある市役所であるそうだ。

 今回会場となっている尖石縄文考古館は、茅野市街地から北東の方へ20分ほど行ったところにある。
 「八ヶ岳縄文の里マラソン」は、今回の開催で第2回目となる新規大会のように思えるが、前身には平成18年まで11年間開催されていた「茅野・縄文の里マラソン大会」がある。
 当時の開催場所は、市街地にある「茅野運動公園」。「縄文の里」ということをうたうのであれば、それらしいところをメイン会場にした方がいいということで名前まで変更したのであろうか。

まずは受付。部門が多いのでテントも横長

スポーツショップのブースも出ていました。

思ったより出店が多く賑やかでしたね。

後半追い上げ型のレース展開

 ハーフマラソン、10km、5kmなどの部門があるものの、今回出場したのは10km部門。
 大会要項のコースマップを見るとスタートしてから最初の1kmで約50mほど下る。いきなり脚に負担がガンガンかかるコース設定だ。一転1kmを過ぎると5kmの折り返しまでの約4kmで100m以上登っていくコース設定だ。
 40歳も後半になり、脚にかかる負担を避けるために下りではなるべく勝負を避けるようにしている、今回は2km以降の勾配の緩いところで勝負する作戦だ。

スタート場所は木立の中。いかにも長野県らしい雰囲気です。

まもなくスタートするハーフマラソンの部。9時50分がスタート時間

ハーフマラソンの部のスタート直後の先頭グループ。最初の1kmは10kmの部と同じコースを下る。
 10kmの部は、50歳以上の部門しかない5kmの部と10時10分に同時にスタートする。もちろん最前列に陣取る。同じ40歳代のナンバーカードを付けたランナーも数人が最前列にいるが、この人たちとおそらく今回は熾烈な(?)勝負をするだろう。

 スタート2分前からカウントダウンが始まり、10時10分に一斉にスタート。
 平地ならガンガン行きたいところであるが、最初はいきなり5%もある下り坂。今日はおそるおそる下っていく。前には15人ほどの選手がいる。40歳代の選手も数人が前にすでにいる。今日の目標はやや消極的ではあるが年代別で3位以内。タイムについては、コースがコースなだけに設定できない。


10km女子40歳代で9位の妻・ゆきこ。上り坂が苦手ですね〜!
 下り坂は、アキレス腱や大腿四頭筋に非常に負担がかかる。とにかく、まずは上り坂になるまでは我慢だ。
 約1km下ったところに交差点があり左折する。ここからすぐに登りになるかと思いきや、しばらくは緩く下ったり登ったりする。すり鉢状の一番底の部分でのアップダウンなのでたいしたものではない。
 300〜400mほど過ぎるとようやく待っていた登りが始まる。この辺りから、最初の1kmで飛ばしすぎたランナーが少しずつではあるが後退を始める。今日は消極的であるが、練習不足と脚の状態が思わしくないので、こういう戦法になる。

 2kmを過ぎると前には50歳代のランナーが二人ほど見える。この二人は「5kmの部」のランナーで2.5km地点で折り返すランナーたちだ。「10km」と「5km」と種目が違うものの、自分より年上の人が前にいるのはちょっと気になる。

 3kmを過ぎたところに大きな橋が架かっている。左に緩くカーブしながら登っていく橋である。みんな喘ぎながら登っているのが見えるが、この辺りから少しずつではあるが順位を上げていくために前のランナーとの距離を詰めていく。

 4kmを過ぎると、上り坂の勾配も緩くなり平坦に近づいてくる。もうすぐ待っていた折り返し地点がやってくる。1kmを過ぎ追い上げを開始してから40歳以上の部門のランナーを3人拾う。折り返し地点から向きを変えて走ってくるランナーの数を数えると40歳代で4番目だ。
 40歳代の先頭は遙か前であるが、2番手、3番手はさほど遠くはない。残りの5kmで何とか一人くらいは捕まえられそうだ。


辛くも40歳代で2位へ。今回の40歳代の上位の選手は、なぜか身長の高い選手が多かったですね。
 そう思いきや、折り返して下りだしてから比較的早く一人目に追いつく。
 結構大柄な選手だが、足どりは軽くなさそう。近づいてみると息も荒い。こういう場合は一気に抜いて行くに限る。
 ところが向こうも必死。ここが勝負処とみたのか食らいついてくる。こちらはペースを維持しながら緩い坂を下っていく。
 今日は天気もよく気持ちがいい。長野県、特にこの諏訪地方の景色は日本国内でも好きなところなので、走っていても辛さが半減するロケーションだ。おまけに空気も乾いているので走りやすい。

 1kmくらいは付いてきたようであるが、次第に息づかいが小さくなりついに聞こえなくなる。40歳代で3位にアップ。すると前方には思いがけずにペースダウンしているランナーがいた。何とこの選手も40歳代の選手。前半頑張りすぎたのであろうか。これで40歳代で2位までランクアップ。トップはいいペースで走っていたし、視界にも入らない。

 こつこつ順位を上げながら9km地点までやってくる。
 この辺りから10時40分にスタートした小学校1〜3年生が折り返し、ゴールに戻っていく。最後の1kmは小学生と競うことになった。部門が違うが丁度いいペースメーカーだ。二人ほど同じくらいのペースで走るので付いていく。
 しかしながらここまで9km走ってきて、最後に5%の登りはさすがに辛い。わかってはいたものの、何とか粘り抜くしかない。ゴール前も延々と上り坂で、ラストスパートもなくゴール!何とか最低の目標の年代別3位を超える年代別2位、総合では9位でゴールしたものの、体の仕上がり具合はまだまだという感じだった。
加藤家の今回の成績
お父さん 10km   38’26” (40歳以上男子 第 2位)
お母さん 10km 51’50” (40歳以上女子 第 9位)
かずたか 3km 18’17” (小学4〜6年男子 第75位)
ゆかこ 3km 21’30” (小学4〜6年女子 第68位)

縄文汁
 表彰式も終わり、お腹がちょっと空いてきました。朝ご飯も早かったからでしょうか。
 会場には選手のために「縄文汁」を準備しています。選手一人に引換券が一枚。今日は家族4人とも走ったので、仲良く一人一杯ずつほおばることが出来ました。

 今回いただいた「縄文汁」とは、野菜汁の上に鹿肉をスライスしてのせたもの(もちろん生ではありません)です。味付けは醤油などでしてありましたので、縄文時代の人がこういうものを食べていたわけではないんでしょうね。地元料理に「縄文汁」と名前を付けたんでしょうか。特に長女・ゆかこは「おいしい!おいしい!」といって喜んで食べていました。(わたしゃー豚汁系の方が好きですけど)

縄文汁を配膳しているブース

地元の主婦の会の方でしょうか

主催者から「マイ箸、マイお椀をご持参で」とあったので家から持ってきました。エコですね〜!

鹿肉は脂が少なく、長女・ゆかこには特に好評でした。

アフターレースはSUWAガラスの里〜ハイウェイ温泉諏訪湖
 毎度のことですが、アフターレースも楽しみの一つです。子どもたちもまだ小さいので、見るだけのものよりも体験ものが楽しみのようです。

 今回訪れたのは、諏訪湖畔にある「SUWAガラスの里」。北澤美術館が見て楽しむところであるならば、SUWAガラスの里はガラス工芸を体験できる場です。
 体験メニューとしては以下のものがあります。
  @ハンコ   (サンドブラスト体験・・・砂を吹き付けてハンコを彫ります。)
Aグラス (サンドブラスト体験・・・砂を吹き付けて字や絵を浮き上がらせます。)
Bペーパーウェイト (リューター体験・・・小さな電気彫刻機(リューター)を使って直接ガラスに字や絵を彫ります。
Cトンボ玉 (バーナー体験・・・ガラスを溶かしながらトンボ玉を作ります。)
Dビーズ (ビーズ体験・・・ビーズをワイヤーに通しアクセサリーを作ります。)
 子どもたちは「C」のトンボ玉を体験したかったようですが、残念ながら中学生以上限定・・・。沖縄旅行では体験できたのですけどね。
 いろいろと悩んだ末、今回は「A」のグラス作りに挑戦しました(料金もなかなかですので、大人は遠慮して子どもだけチャレンジしました)。
 以下はその様子です(想像してね〜)。

初めてやってきましたSUWAガラスの里

兄ちゃんはフワライド(ポケモンに登場するキャラクター)を描きます

まずは絵付けについての指導を受けました

ピチューの絵をコピーし、その下に自筆で名前を入れました。

これからサンドブラストをします

あ〜怖かった〜!

恐る恐るコップと手を入れます

左から長女・ゆかこの「ピチュー」グラス、中は長男・かずたかの「フワライド」グラス、右は私が購入したビールグラス。手前の緑色のものは、バッタのガラス細工(購入したもの)

 そして最後に寄ったのが「ハイウェイ温泉諏訪湖」です。
 開業してからはだいぶ時間が経過していますが、中央自動車道の諏訪サービスエリア内にある天然温泉です。上り線、下り線両方にあります。
 今回利用したのが東京から名古屋に向かっての下り線にある方です。初めて入ったのですが、思ったよりコンパクトで空いていました。わざわざこんなところで温泉に入っている場合じゃないということでしょうか?
 最後にサッパリして気持ちはよかったですね。

高速道路のSAにある珍しい天然温泉

どんなところかな・・・?

浴槽は一カ所のみ。思ったよりコンパクトでした。ただし、諏訪湖の見える景色は絶景でしたね。

風呂上がり。コーヒー牛乳はうまかあ〜!(諏訪湖をバックにして)。楽しい一日でしたねー!

本日の戦利品。かずたかの左手に持っているのはNISHI製のエクサマット

早速このエクサマットを使って腹筋運動をしてみました。