第44回越前大野名水マラソン 参戦記 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
5年ぶりの福井県 福井県は名古屋からは意外に近い。遠く感じるのは、愛知県に接していないからだろう。名古屋からなら名神、北陸道を経由して福井市まで約175km。敦賀市までなら130km弱の距離だ。 今から遡ること19年前。私のトライアスロンのデビュー戦も福井県だった。やや地味な感じはする福井県ではあるが、これまで大会の出場では11回ほど訪れているところであり、私にとっては比較的馴染みのある県である。 小京都 今回訪れた大野市は、福井県の東部に位置する山間の都市だ。人口は約3万6千人。2005年11月に旧和泉村を吸収合併している。 大野市は海抜約200mの盆地にある。城下町の面影を残す町並みは、小京都とよばれている。何度かこの大野市を通ったことがあるが、静かな雰囲気で、旅行に訪れるには本当にいいところではないかと思う。 早朝出発! 早朝5時30分に自宅を出発。今回参加の5kmはスタート時間が10時ちょうど。今回出場するわけではないが、ハーフマラソンのスタートは9時10分と早い。あちこちに出かけ旅費がかさむので、中部地方内ではやや強硬ではあるが全て日帰りだ。 8時少し前に主催者指定の駐車場の一つである「エキサイト広場」に到着。思ったより車が少ない。ちょうどシャトルバスが発車するということで直ぐに子どもたちを連れて乗る。数分で会場に到着。 今は雨が止んでいるが、ここに来るまではほとんど降りっぱなし。これから降るのか、このまま止んでくれるのか微妙な天候だ。 大会会場は大野市役所の南に位置する有終会館。会場に到着が8時過ぎで、すでに開会式が始まっている。グランドの状態が悪いせいか開会式は会館内で行われている。
往路は緩い登り、復路は緩い下りのコース 今日の参加は、私が5km。長男・かずたかも2kmにエントリー。長女・ゆかこはグズグズ言っていたのでエントリーはなし。かずたかは、この大会のあとに福井県立博物館に行きたいので、そのための取引でもある。 受付終了後、スタートまで時間があるので、ウォーミングアップを兼ねてコースの下見に出かける。5km程度であれば30分もあれば終わる。 大野市はさすがに小京都と呼ばれるだけのことはあって、スタートしてからしばらくは街が碁盤の目のようになっている。スタートして真っ直ぐ南下。左折そして右折して再び南下する。わかりやすいコースである。スタート直後は市街地を走るが、2kmと走らぬうちに田園風景に突入。応援が少なくなるものの、地方大会にはありがちな様子だ。 さて、私の出走に先駆け長男・かずたかの「小学5・6年生男子 2km」が9時40分にスタートした(結果は10分47秒で 111位)。時々マラソン大会に連れてこられているかずたかであるが、優勝も入賞も関係ないとあって最初からリラックスモード。「恐竜博物館に行きたいので我慢するか・・・」というところだろう。まあ、それでも走るだけ立派。大きくなって、これが何かに生きてくると嬉しいのであるが・・・。
40歳 VS 46歳 3km部門のスタートを見送り、今大会最後の競技種目である5kmが10時にスタートになる。大野市役所前からプラカードを持った女の子に先導されて道路に並ばされる。もちろん最前列を陣取る。 今回、5km40歳代のエントリーは70人。決して多い人数ではないが、優勝を狙うという意味では、人数の多寡はあまり関係がない。今回優勝あらそいに絡むと思われる夏目さん(TWRC)は見渡すところいない。どうも欠場しているようである。 とはいえ、他にも優勝狙いにきている輩はひとりや二人はいるはずだ。今日は手探りで勝負しなければならない。 10時ちょうどにスタート! スタート直後に数人が前に出るが、圧倒的な勢いで走り去っていく者はいない。今回も少し様子見で走っていく。 ひとり自分とナンバーカードの数字の近い選手が、前に出て行く。300mほど走って左折するところではトップで曲がっていく。私にとっては伏兵がいた。どうしようもないようなスピードではないが、今日は体調をビシッと合わせていないだけに追いかけるのも少々つらい。 この先頭ランナーを放置しておいてはまずいと思ったのか、私の少し前のランナーが追走する。今度は右折する前に、彼を追い越してトップに立つ。明らかに39歳以下のランナーだ。5kmという短い距離なので、勝負どころは早い。
このグループには40歳代の選手はいなかったものの、前を走る40歳代の選手とは離される一方だ。後半もペースが上がらずそのままゴール。天候のコンディション的には楽な日であったにもかかわらず、走りきれなかった。 今回優勝したのは同じ愛知県から出場の藤井さん(日本発条)。今年40歳になったばかりの選手だ。それに比べて私は5月10日で46歳。40歳の時にはあまり感じなかったが、最近は筋肉が硬くなりやすく、また、疲労回復が遅くなってきていると感じる。この6歳の差は非常に大きいようだ。とはいえ、勝負は実力のみ。力不足であったことを素直に認めなければならない。 参加賞はリュック マラソン大会の一昔前の参加賞といえばTシャツが定番であったが、最近はTシャツにこだわらずいろんなものを参加賞として提供するする大会が増えている。 この大会の参加賞はリュックサック(写真)。一般(大人)の参加料は2,000円であるが、今回、小学生部門にエントリーをした長男・かずたかは参加料が500円。この参加料で大人と同じリュックサックという参加賞をいただいている。非常にありがたい。さすがにランナーズ社の全国ランニング大会百撰に選ばれるだけの大会だなと思いつつも、この参加料でやっていけるのかなという心配もしてしまう。さっそく使わせてもらいました。
福井県立恐竜博物館 今回、大会終了後の子どもたちのお楽しみは「福井県立恐竜博物館」。最近の長男・かずたかの興味のひとつが「恐竜」だ。今回訪れたこの福井県立恐竜博物館は、平成18年10月に来て以来約1年半ぶりとなる。大野市と隣接する勝山市にあるので、移動は比較的短時間だった。 福井県立恐竜博物館が勝山市にあるのは、ここが日本でも有数の恐竜の化石の発掘地であることが主な理由である。平成12年夏に長尾山総合公園内で開催された恐竜エキスポ2000のメイン会場として、同年7月に開館している。敷地面積は約30,000m2で日本最大級。建築設計は黒川紀章氏だそうだ。どおりで奇抜なデザインだ。 なお、この福井県立恐竜博物館であるが、日本で唯一の恐竜を専門とする博物館である上に、中国の自貢恐竜博物館やカナダのロイヤル・ティレル古生物学博物館と並んで、世界三大恐竜博物館の一つであるといわれている。非常に貴重な博物館のようだ。 今回、長男・かずたかは、子ども人気のある「化石発掘体験」を行いたかったようであるが、事前予約(定員40名)がいる上、この日は午前11時からのみで、結局今回は体験をすることができなかった。また日をあらためて出直さなければならなそうだ。 子どもたちが恐竜博物館の中を見ている間、私は車の中でしばしの休憩(昼寝)をさせてもらった。帰宅するまでの道中、居眠り運転をするわけにもいかないので・・・。 1時間ほどすると、子どもたちは恐竜博物館から出てきて遊びだす。寝ていた私も起こされる。写真を撮れと催促する。 この福井県立恐竜博物館を中心とする長尾山総合公園は、本当に恐竜づくしのところだ。チャマゴランド広場というところにはアスレチックがあり、小さい子どもも楽しめるプレイスポットだ。 今日は太陽がさんさんと照りつけるわけでもないにもかかわらず、子どもたちは相変わらず力いっぱい遊び、大粒の汗をかいていた。帰りの車内では二人とも爆睡していたことはいうまでもない。(仕方がないね)
|