第55回中山道東濃駅伝競走大会 参戦記 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
昨年まで6年連続優勝していたトヨカワシティマラソンに見切りをつけ、今年は、同じ11月の第3日曜日開催の「中山道東濃駅伝」に参加してきました。走友会としては年中行事ですが、私がこの大会に参加するのは初めてです。 小雨で生憎の天気でしたが、久しぶりに本格的な駅伝でした。私の走った区間は前後とも繰上スタートになってしまい、結果的にはロードレースになってしまいましたが、襷(たすき)をつないでいく雰囲気は楽しかったですね。 ただし岐阜県チームは名岐駅伝の選考レースのために雰囲気としてはぴりぴりしていましたけどね・・・。
中山道東濃駅伝初参戦
体調が万全であれば、7連覇を目指しトヨカワシティマラソンに出場していたかもしれないが、夏以降がサッパリだったので出場は回避し、東濃駅伝に参加することとした。駅伝に出場するのは久しぶり。 今回この中山道東濃駅伝の私の担当区間は第6区。 全7区間の中では最長距離区間のため、終盤の落ち着いたところでエースまたは準エースを配置することが多い区間である。コースは一部を除いてほぼフラット。特殊性の少ないコースなのでスピードランナーを配置し、差をつけたいところだ。 さて、私と言えばご存じのように走力が年々低下している。いささか不釣り合いの担当区間である気がするものの楽しむことを第一としているこの駅伝。配置を決めた責任者に文句を言ってはならない。走力を過大評価してくれたと感謝しなければならない? ところでこの「東濃駅伝」は、この地方の市民駅伝としては比較的人気がある。それにはいくつか理由があると思われるが、個人的に考察したところ思いついたのが以下の理由です(ただし真偽のほどは保証しません!)。
人気があるという事実は、愛知県から参加するチーム数の多さに裏付けられる。 しかも岐阜県で開催される大会にもかかわらず、特に一般A、一般Bのそれぞれ上位6チーム(合計12チーム)のうち、愛知県のチームは何と11チーム。岐阜県チームは一般Bでかろうじて6位に入った川崎重工業鰍フみ。岐阜県チーム、地元としてガンバレ〜!
予想外の走友会3チーム、すべて繰上スタート
10月にコースの下見をしているので、コースの情報(特にアップダウン)についても教えたりする。 瑞浪に到着してから会場まで約1.5km。移動はもちろん徒歩。ちょっとワケありで思ったより時間がかかってしまった。 会場に着いたのは10時10分過ぎ。しばらくすると第1コールをしているチームもあった。もう一本早い電車で会場に向かった方がよさそうだ。 中継地点の瑞浪土岐小学校に到着すると、開放されている体育館の廊下はすでに他チームの選手たちで占領されている。私、水谷さん、加能さんの3人分のスペースをかろうじて探し、荷物を置いてアップに出かける。思った以上に慌ただしい。 午前11時には第2コール。 各チームが続々と集まってくる。ついでに荷物車へ荷物を預ける。走友会のチームがこの中継点にやってくるのは11時30分頃。まだ30分ほど時間があるはずだ。
駅伝では予想より早く来ることは希で、たいていはアクシデントなどで予想よりも遅くなることが多い。にもかかわらず他チームの選手が次々とやってくると心理的に焦る。 先頭はトヨタスポーツマンクラブ。この中継点を通過したのは、午前11時16分53秒。7秒遅れて名古屋大学A、さらに22秒遅れてTPCA−A。名岐駅伝においても毎年シード権を確保しているチームばかりだ。 さらに1分ほど遅れて名古屋大学B(4位)、名古屋工業大学A(5位)、名城大学A(6位)、中京学院大学(7位)、愛知学院大学(8位)、KYB(カヤバ 9位)、岐阜MC(10位)と続く。時間はすでに11時22分を過ぎている。名古屋市役所走友会のAでもBでもどちらでもいいので、早く来て欲しい。
中継点には、通過していったチーム以上の選手が山ほどいる。このままでは、わが名古屋市役所走友会チームはすべて繰上スタートになってしまう! 1チームは通過していくと踏んでいたので、直前まで着ていた服をここに置いていくわけにいかなくなった。仕方がないので、5区の選手の荷物を積んで運んできた荷物車に置かせてもらう。運良く見つけてもらうことを祈るだけだ。 大同特殊鋼の選手がぎりぎりたすきを渡せるかどうかのタイミングでやってきた。 午前11時27分になる少し前、繰上スタートのピストルは鳴った。大同特殊鋼のたすきは渡ったように見えた瞬間だった。(判定はアウト) 一般A、一般B、高校男子の部の合計35人が一斉にスタート!土岐市役所までの”ロードレース”が始まった。 まずまずの出来
そのせいもあり、ややスタートダッシュをしそこねたが、これから先約10km。時間にして35分ほどあるうちの一瞬。焦ることはないが、思ったよりも一斉スタートで早く飛び出す選手が多いのは意外だった。 3週間ぶりの大会。実践感覚がやや乏しいので、前半は抑え目に入ることにする。 500mほど走り消防署の横を通り、瑞浪大橋を左手に見て200mほどすると右折し瑞浪駅方面に方角を変える。 500mほど民家の中を走り、瑞浪駅前に出る。瑞浪土岐小学校から約1.4kmほどは走ったことになるが、Aチームを走る水谷さんの後ろ姿がなかなか小さくなっていかない。私が決して速くなったわけではなく、彼の調子が今ひとつというのが後ろから見ていてもよくわかる。係長試験のため練習不足になっているに違いない。これも人生。いろんな事をしながら年齢を重ねていかねばならない。 瑞浪駅前で佐藤GMが応援している。1区を走って中央本線を乗り継いで瑞浪までやってきたようだ。 瑞浪駅前から600mほどで土岐川を渡る。先程までは土岐川の左岸を走っていたが、今度は土岐川の右岸を走るコースになる。この辺りから庄内RT−A、川崎重工業鰍フ選手たちに追いつく。何とかこの辺りの選手を食って順位を一つでもあげていきたいところだ。 女子1区→2区の中継地点「和合木田自動車裏」を通過する。ここまでで約4.6km走ってきたことになる。先にスタートした走友会G(女子)の1区・坂井田さんが歩いているのが見えた。無事にここまでやってきたようだ。 ここから先が男子6区の中で唯一といっていいアップダウンのあるところ。 とはいえ、登りよりも下りの方が比較的長いのでそれほど堪えることはない。登りで走友会G(女子)の2区の清水さんを抜いていく。苦しそうな感じだ。 緩い下りを終えファミリーマートが角にある交差点を右折し、女子2区→3区の中継地点「土岐市北消防署前」を通過していく。ここまで約7.5km走ってきた。決して速くはないが、まずまずの感じでここまできている。この辺りで岩塚ランナーズのランナーに追いつく。何とかこのまま土岐市役所まで併走したいものだ。
土岐駅前では、天白川走友会の水越さんが、また駅前を左折すると名古屋市役所走友会の大宮さん、内藤さんが応援してくれる。いずれも前半を走ったランナーばかり。中央本線で移動してきたようだ。 土岐川にかかる中央橋を超え、右折するとすぐに中継地点の土岐市役所だ。最後の力を振り絞って、土岐市役所へ向かう。岩塚ランナーズのランナーとはやや離れてしまったが、まもなく土岐市役所。 道路を右折し、市役所庁舎の正面玄関横へ向かう。「中継点」という文字が書かれた赤い横断幕が近づくが、そこにはたすきを渡すランナーはいなかった。 「7区も繰上スタートかー!」 まさにこの区間のロードレース。残念ながら駅伝の醍醐味であるたすきリレーが、前走者とも次走者ともたすきをつなぐことが出来なかった。 とはいうものの今日走った感じとしてはまずまず。10月の不調からは脱出しつつあるような感触がつかめてきた。やはり、練習が十分出来ていないとダメですね。 5層構造
ところがこれらのチーム以上に強いのが実業団チーム。トヨタ紡織、トヨタ自動車、愛知製鋼、スズキ<NTN桑名などのチームなどが名岐駅伝で優勝を争う。名古屋大学、トヨタスポーツマンクラブも軽くひねられてしまう。 しかしながら、これらの実業団チームもニューイヤー駅伝(元旦の全日本実業団駅伝のこと)では、優勝争いに加わることが出来ない。上には上があるものだ。 さてここから上は世界の話し。 駅伝は日本の独特の競技。世界的なレベルを比較するためにマラソンに話を移すが、今年の北京オリンピックでは日本人は誰一人も入賞出来ずに惨敗。世界に目を移せば上には上があるものだ。オリンピックなどで頂上を目指すというのはそれだけ飛び越えていくハードルがあるということだと思う。 今さらオリンピックを狙うわけでもないが、私がいまいるポジションからも上に少なくとも4層が見えたと思う。私が今いるポジションなどまだまだ小学校の運動会の域を超えていないものだ。 |