第12回白馬スノーハープクロスカントリー大会 参戦記 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
久しぶりの長野県遠征 わが愛知県のお隣の長野県には、これまでにも10回ほど遠征している。 長野県は海のない県で有名であるが、逆に北アルプス、中央アルプス、南アルプスを擁していることから「日本の屋根」ともいわれている。 私の中では、長野県は47都道府県のうちでも好きな県の最右翼に位置する。 何が良いって、それは景色に決まっている。遠くにアルプスを眺める景色は、どこから見ても良い。飯田市内から眺める南アルプスや大町市付近から眺める北アルプスも良い。 また、これらの各アルプスから雪解け水が大量に出水するため、長野県には川が多い。この川が澄んでいるのもまた良い。 他にも長野県は、文化施設が非常に多い。美術館、博物館のオンパレードだ。 夏の避暑も良い。白樺林に湖。思い浮かべるだけで気持ちが良くなる。走りに行くだけでなく、レジャーでもほぼ一年に1回は必ず訪れると言ってもいい。 いざ生活するとなるとちょっと違うのであろうが、観光に訪れるのであれば北海道に勝るとも劣らないほど魅力のある県であると思う。 白馬スノーハープ 長野オリンピック(平成10年)の時のクロスカントリーの競技場が「白馬スノーハープ」だ。 「スノーハープ」を日本語にすると「雪のたて琴」。全国からネーミングを公募したものであるが、地元の白馬村の主婦栗山晶子さんの作品とのこと。クロスカントリーのコースが「ハープ」のように見えたのであろう。素晴らしいネーミングだ。 競技場といっても、競技場らしい部分はサッカー場のような芝生広場くらいで、クロスカントリーのコースに入ってしまうと競技場というよりも山道という感じだ。 ただし今回走ってみてわかったのであるが、山道にありがちな石や岩がゴロゴロした感じが全くない。石や岩を取り除いてウッドチップを敷き詰めたような感じである。総事業費が約70億円といわれているので、なるほどとうなずける。 冬場のクロスカントリースキーの練習場だけでなく、夏場の合宿場として使用しても申し分のないところであると思う。
コース概略 この日の長野県北部は、ちょうど梅雨前線直下にあったのであろうか、一日中雨が降り続いた。 帰宅してから知ったのであるが、白馬村のある大北(たいほく)地方は、私たちが滞在中ずっと大雨警報が出されていた。あきれるくらい「よく降るなあ・・・」と思ったのは当然のことであったようだ。 会場に到着して、いつものようにコースの下見に出かける。 とはいえ、会場に到着したときには、4kmコースを2周回する8km部門の競技を行っているところであった。選手らはちょうど1周目を終え2周目にはいるところである。ところが来る選手来る選手、一人残らず凄まじいばかりのどろどろの恰好になっている。特にシューズが凄まじい。みな田んぼの中を歩いてきたように、全ての選手の靴が茶色くなっている。「いったいどんなコースだろう・・・」 下見に行ってその謎はすぐに解けた。 本当に田植えの頃の田んぼと変わりないくらい足元がぬかるんでいる。足首まで”ずぼっ”とはまってしまうところも決して珍しくない。「いったいこのコースのどこを走ればいいのだ?」 晴れの日が続けば、適度な柔らかさで脚にはやさしいコースかもしれないが、今日のように雨が降り続くような日には最悪のコースだ。いくらクロスカントリーとはいえ、頭の中を整理するのが大変だった。
ここでコースの概略を説明しよう。 メイン会場の南東から芝生の上を200〜300mほど北東方向へ走り、メイン会場から出て不整地へ入る。ここで最初の坂が待ちかまえている。ここからしばらくは上りが続くが、頂上付近まできた後に一気に下りに入る。時計回りに走りながら下っていくとメイン会場の南東端に出てくる。メイン会場をすぐ左側に見ながら北東に進み、メイン会場のすぐ外側を反時計回りに廻り、今度はメイン会場の西側のコースに入っていく。 メイン競技場を相変わらず左手に見ながら、今度は南西方向に向かって走っていく。徐々に上り勾配になりながら、時計回りに廻って方向を変えていく。ちょうど、小さな山のまわりをぐるっと一周廻るような恰好になる。ほぼ一周すると、競技場を右手に見ながら北東に進み、2箇所の折り返しを終えると再び競技場に戻ってくる。コースマップの高低差の図を見てもらうとわかるように、メイン競技場以外は平坦なところがない起伏の激しいコースである。まさに、クロスカントリーといってよいコースだ。 作戦失敗! コースの下見を終えて今日のレースの作戦を立てる。今日の作戦はこうである。 クロスカントリーのこのコースは、コース幅が片側1車線ほどの道路幅はあるものの、試走してみてわかったのであるが非常にぬかるんでいる。したがって、コース幅の中で走る場所を選んでいかねばならない。スタートしてから、前に多くのランナーがいると、後ろから抜いていくときに足場の悪い場所を走らねばならない。よって、先攻して良い位置取りをしながらレースを進めていくという作戦である。 結果からすると、この作戦は失敗だった。なぜなら、自分の練習具合から体の出来上がり状態が全く考慮されていないからだった。40歳当時の、今と違って十分に練習ができていた頃であったら、決して作戦としては間違っていなかったと思う。 それではどうなったか・・・。 ピストルが鳴ってから10名ほどが飛び出す。足場が悪いので、全体的にペースが遅い。足元を確かめるような感じでみな走っている。 メイン競技場から不整地に入る頃には、3番目くらいに位置取る。良いポジションだ。この後、右に曲がりながら登っていく。あっという間に先頭に立つ。頂上付近までこの状態で走るが、下り坂にはいると後ろから数人に抜かれる。下見の際には、ゆっくりしか走らなかったが、レースではあのぐちゃぐちゃのコースをスピードを落とさずに下っていく。相変わらずぬかるんではいるものの、思った以上に地面に脚が「グサッ!グサッ!」としっかりグリップしている。ゆっくり走るのと、速く走るのではこのぬかるんだ状態で大きな違いがあるのがわかった。
前半の2kmまではそれなりに付けていたものの、徐々にペースが落ちたため、ついに40歳代の選手に抜かれてしまう。付いていきたいところであるが、体が動かない。 競技場の西側部分にはいると、ついに50歳代の選手にも抜かれ出す。「ああ情けない・・・。」今日は、為す術がない。序盤のハイペースが全てだった。完全なる作戦ミス。 終わってみれば40歳代で5位。40歳代のトップとのタイム差が31秒。後半の歩くようなペースになったところで一気に差が付いたようだ。アップダウンのコースほど、練習ができていないときはマイペースで行く方が正解だったようだ。 8年ぶりに訪れた「白馬グリーンスポーツの森」 さて、久しぶりに子どもたちを連れてきたので大会後にはどこかに出かけなければならない。 今日のアフターレ−スは、さのさか駐車場から車で7分ほどのところにある「白馬グリーンスポーツの森」。ここは、寄付というような形のわずかな入場料を払うと、中の施設を利用できる。有料のものもあれば、無料のものもあり、全体的にはかなり安い値段設定になっている。 ここは平成13年7月に、阪急トラピックスの子ども向けの信州ツアーで訪れて以来8年ぶりにやってきた。8年前は、今日と違って非常に良い天気であったが、今日は残念ながら雨・・・。それも時々、ザアーと強く雨が降るほぼ最悪の天候。8年前に来たところと同じイメージがなかなか湧いてこない。
かずたかは記憶にあるといっているが、ちょっと怪しい。ゆかこは当時のことを全く覚えていないようだ。当時はまだ3歳だから仕方あるまい。 さて、今回は総合案内所で「1日券エンジョイチケット(2,000円)」を購入して、遊びに出かける。 今日は雨のため、晴天の体験プラグラムである「魚のつかみ取り、乗馬、マレットゴルフ、おもしろ自転車、ミニSL・ミニ新幹線、ふあふあ」は残念ながらお休み。 雨天でも行っている体験プログラムは、「ネイチャークラフト、竹細工、とう細工、キーホルダー作り、おやき作り、釣り堀、ストラックアウト」。この中から何をするか、子どもたちと相談しながら夕方まで遊びました。
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