第21回烏川渓谷ロードレース大会 参戦記
 前回出場した「湯のまち飯坂・ふくしまマラソン(福島県福島市)」からわずか9日後のロードレース。過密な日程での今回の出場は、もちろん群馬県の国盗りです。11月2日(月)に仕事が終わり、子どもたちに夕御飯を食べさせてから家を立ちました。

 先週の福島県も寒かったですが、この日は北からの強烈な寒気のせいで中央自動車道も伊北ICから先は雪のために50km/h規制がかかっています。さすがに道路には雪はまだ積もってはいないですが、11月の初旬に雪を見るというのは非常に珍しいですね。

 さて、今回の会場のはまゆう山荘のある高崎市倉渕地区。もともとは群馬郡倉渕村だったものが、平成18年1月に多野郡新町、群馬郡群馬町・箕郷町と共に高崎市へ編入されています。編入前は人口4,700人ほどの小さな村です。
 上信越道の妙義松井田ICを下車してから、会場のはまゆう山荘までも小一時間ほどかかるほどの山奥です。標高も840mほどあり、会場に到着したときの気温はわずか「1℃」と非常に冷え込みました。
 
 参加者の大半は地元の人たちで、大会事務局も「定員300人」と言っている非常にこぢんまりとした大会です。会場が標高840mですので、5km部門も15km部門も往路はほぼ下り一辺倒、折り返し後の復路は逆に上り一辺倒です。難易度の高いコースですが、今回はペース配分が功を奏し優勝することができました。(群馬県の国盗り完了!)

 また、大会終了後の交流会では、地元特産の「なめこ汁」のほか「しし鍋」が振る舞われ、こぢんまりとした大会の良さが出ていました。また、優勝の副賞ほかに遠来賞もいただき、多くのいただき物でいろんな意味で成果の多かった大会でした。
●大会名 第21回烏川渓谷ロードレース大会
●開催日 平成21年11月3日(火・祝)
●コース
 /大会要項
 /プログラム
はまゆう山荘前発着(群馬県高崎市) (地図

大会要項

プログラム

コースマップ
いずれもクリックすると拡大します  
●天 候 晴れ、気温3℃
●参加賞 Tシャツ、温泉入浴割引券(550円→250円)、軽食引換券(おにぎり・サンドイッチ)、ナメコ汁、しし鍋
遠来賞→清酒(「大盃」 1升)、高崎だるま
●結 果 17分40秒
(5km:壮年男子A(40〜54歳) 優勝、総合第2位)
●表彰 賞状、盾、倉渕産米5kg、倉渕産みそ、竹炭
●過去の戦績 初出場
●交通手段等
(往路) 自宅20:08〜名古屋IC〜(東名・中央道・長野道)〜梓川SA(休憩・トイレ)〜(長野道・上信越道)〜佐久平PA23:54(泊?)5:26〜(上信越道)〜松井田妙義IC〜(一般道)〜会場(はまゆう山荘)7:11
    【第21回 烏川渓谷ロードレース大会 5km 10時35分スタート】
(復路) 会場(はまゆう山荘)13:20〜(一般道/軽井沢経由)〜佐久IC〜(上信越道)〜東部湯の丸SA(休憩・買物)〜(上信越道・長野道・中央道)〜恵那峡SA(トイレ)〜(中央道・東名)〜自宅19:04
●費用
参加料 2,000円  
燃 料 7,684円   756.0(km)/12.2(リットル/km)×124(円/リットル)
高速料金 2,000円
 ( ETC割引/名古屋〜松井田妙義 :1,000円)
 ( ETC割引/佐久〜名古屋 :1,000円)
入浴料 250円  (割引券/はまゆう山荘(倉渕川浦温泉)
合 計 11,934円  
●種目、参加者数(申込人数) 及び 各部3位までの入賞者(★は加藤が参加した部門)
【15km−10時00分スタート】
区分 参加
者数
入賞者氏名
 住所 所属(学校) 記録
一般男子 50人 小野寺 豊 35 高崎市 高崎陸協 56’28”
猪股 勇 47 山梨県 山梨県民信組 58’45”
鶴見英斉 33 埼玉県   59’44”
一般女子 16人 鶴見有子 33 埼玉県   1゜13’04”
藤田亜矢子 39 埼玉県   1゜13’58”
法領田 恵 49 高崎市 高崎片岡小 1゜14’53”
【5km−中学生10時10分、一般10時35分スタート】
一般男子 13人 都丸真和 39 北群馬郡   17’28”
竹花春樹 32 東京都 八丈開善院RC 19’05”
村本雅紀 39 長野県 六一クラブ 19’31”
★壮年A
(40〜54歳
男子)
20人 加藤一郎 47 愛知県 名古屋市役所走友会 17’40”
今泉正行 46 渋川市   18’03”
坂本朋隆 49 埼玉県 坂本RC 18’48”
壮年B
(55歳以上男子)
31人 渡辺 孝 58 北群馬郡   18’57”
近藤美明 56 前橋市 ぐんま共済 19’35”
古川次宏 66 埼玉県 いきいきクラブ 20’09”
一般女子 31人 北井友理 29 神奈川県 横須賀市立田浦中学校 20’29”
中澤尚子 47 吾妻郡   22’12”
橋爪眞珠子 54 富岡市 富岡走ろう会 23’37”
中学生男子 40人 浦野 夏 14 高崎市 豊岡中学校 18’27”
櫻井竜介 14 高崎市 中尾中学校 18’55”
塚越大悟 14 高崎市 倉渕中学校 19’18”
中学生女子 24人 泉澤優花 12 高崎市 第一中学校 20’26”
住谷海里 13 高崎市 倉渕中学校 22’29”
阿久津裕代 12 高崎市 倉渕中学校 23’57”
総合計 225名  

雪、雪、雪
 今回は11月3日の文化の日(今年は火曜日)に開催の大会。場所が場所だけに、仕事を終えて急いで家に帰り支度をし、自動車で群馬県へ向かう。

 今回の遠征で、ひとつだけ心配事がある。
 それは夕方のニュースにおいて、日本海に今期一番の寒気がやってきているため、日本海側を中心に降雪が続いているということだ。そしてそのテレビ映像は、長野市の降雪を報じていたことだ。今回の道中、長野市は通らないもののかなり近くまで行く。雪を避けることはまず不可能。念のためタイヤチェーンも持って行く。最悪、明日の大会が降雪になって中止ということもなきにしもあらず・・・。

 今回の移動経路は、東名・名古屋ICから中央道、長野道を経由し更埴JCTから上信越道で東京方面へ向かい、佐久PAで仮泊。翌朝起床し、松井田妙義ICから一般道へ大会会場へ向かうというルートだ。

 東名、中央道とも渋滞もなくスイスイ走っていたが、駒ヶ根(長野県)付近で「伊北ICから雪のため50キロ規制」の表示。予想はしていたが、まさか長野県の南部の伊那地方から雪とは・・・。
 そして表示通り、伊北IC付近から雪がちらつく。幸い車の通りも多く、積もることはなかったのでチェーン規制はなかったが(妙高高原付近の信濃町−中郷はチェーン規制が出ていた)。11月の上旬に雪を見るというのは、自分にとってはじめてかもしれない。

 こうして雪がちらつく中、日付が変わる少し前に今日の目的地の佐久PAに到着した。すぐさま用意してきたふとんを車内に敷いて仮眠するが、この日は本当に寒かった。
 今年に入り何度か車内で寝ていたが、この日の夜中は気温が氷点下まで下がっていた。自動車は気密性はあっても断熱性はほとんど無い。外気温が下がり出すと、車内の気温もすぐさま一緒に下がり出す。首から上が寒く、途中からふとんを頭からかぶってこの寒さをしのいだ。もちろんエンジンは止めている。

 これから3ヶ月ほどは自動車での遠征予定はないが、冬は車内で寝るのは止めておいた方が良さそうだ。


上信越道・松井田妙義ICすぐそばに見える「妙義山(1104m)」。赤城山、榛名山と共に上毛三山の一つに数えられる。急勾配の斜面と尖った姿が特徴的で日本三大奇勝の一つ。

松井田から烏川渓谷へ向かう県道33号線(といってもすごく細い道)の途中に流れていた川。ちょっと変わった雰囲気なので撮影しました。

道33号線の地蔵峠付近からみた榛名山(1449m)。テレビでも報道されていましたが、中腹くらいまで雪で白くなっていました。

地蔵峠付近も昨晩雪が降った後がありました。

水たまりにも氷が張っていました。

 明け方、寒くなって移動することにする。
 寝ている間に車に雪が積もることはなかったが、これからの道中まだ油断できない。

 松井田妙義ICを降りて一般道に出るが、雪はない。さすがに群馬県までは寒気団とはいえ雪を降らすことができなかったのだろうか。ただし自動車に付属している車外気温計は、0℃と1℃を行ったり来たりしている。11月上旬としては異常に寒いことには間違いない。こういう日は、雪が無くても路面が凍結していることがあるので要注意だ。

 松井田から高崎市倉渕地区へは県道33号線で地蔵峠を越える。すれ違う車はほとんど無い。2桁国道の割に道が狭く、思いっきりくねくねしている。こういう場合は、スピードを落として走るにかぎる。
 地蔵峠付近までやってくると視界が開け榛名山(1449m)が見えてきた。榛名山は中腹まで白くなっているが、この地蔵峠付近の道端も白くなっている。この付近も昨晩雪が降ったようだった。


 さて、いきなり帰りの話になるが、帰りは大会会場のはまゆう山荘から西の方へ向かうことにした。せっかくここまで来たのだから、往きと同じ道をそのまま戻っても面白くない。しかしこの考えによって、のちのち冷や汗をかくことになる。

 はまゆう山荘が標高840mにありそこそこの高さであるが、帰りに西へ向かう時にはここより更に高いところに登ることになる。往きの道のりであまり雪が積もっていなかったので甘く見たのであるが、これが失敗だった。

 はまゆう山荘から西へ山道を登っていくと二度上峠(にどあげとうげ:1390m)という峠に出る。
 標高とか調べないでカーナビの指示で走っていったが、途中から道端に積雪が現れる。この道路は、県道54号線というらしいが、松井田から倉渕への県道33号線よりも車の通りが多い。二度上峠を越えて下れば、北軽井沢へ出るため観光ルートとして自動車の通りがそこそこあるようだ。

 山道を走るのは決して嫌いではないが、二度上峠へ向かう途中から道端に積雪した雪が現れる。まだまだこれから登るようだ。大丈夫か???
 さらに先へ進むと、日陰では道路の中央まで積雪がある。昨日は相当降ったようだ。「これは道の選択を誤ったー」と思ったもののあとの祭り。通行不能ならあきらめるが、チェーンも持ってきているので先へ進んだが、二度上峠から先の方がはるかに雪が多かった。昨日の寒気団の凄まじかったことがことがよくわかる。

 最後に11月の上旬のその珍しい積雪をご覧下さい。

はまゆう山荘〜二度上峠。道路端には積雪が・・・。

二度上峠付近。日陰はすっかり雪!ひえ〜!

二度上峠からは浅間山(2568m)がきれいに見えました。ここは浅間山が眺望できるスポットのようです。

二度上峠から北軽井沢方面へ。道路は雪だらけ・・・。どの車もノーチェーンで、のろのろ下っていきました。

国道146号線沿いの露店。リンゴが美味しそうなので立ち寄ってみました。軽井沢も今回が初雪だったそうです。

この店で買ったリンゴ。手前の8個の深紅のリンゴは「秋映(あきばえ)」というそうです。後ろの3個のリンゴをおまけしてもらいこれで1000円。秋映えは名古屋のスーパーでは見られない種類ですね。

中軽井沢あたりまで降りてくると雪はなくなり、秋らしい感じでした。

上信越道・佐久IC過ぎから見た「浅間山」。ここから見ても雪が積もっているのがよくわかります。

コース紹介
 今大会の種目は15kmと5km。
 コースは非常にシンプルで、標高840mのはまゆう山荘前の県道54号線を東へ高崎市街地方面に下り、15kmの部は7.5km下り折り返し、5kmの部は2.5km下り折り返す単純往復コースである。

 ただし、15kmの部は折り返し地点が標高567mで高低差が273m。5kmの部は折り返し地点が標高785mで高低差が55m。
 5kmの部の平均勾配が2.2%に対し、15kmの部の平均勾配は3.64%。特に2.5km地点から折り返しの7.5km地点にかぎっていえばこの5kmで218m下るので、この間の平均勾配は4.36%。どういう作戦で全体をまとめるかがポイントになるコースだ。

はまゆう山荘前の県道54号線が発着点

スタート場所そのものが勾配のある場所ですが、そこからいきなり下り坂がはじまります。

しばらくすると下り勾配が和らぎます。

この辺りも昨日の降雪の跡が・・・。

2kmほどでトンネルが現れます。ここまで距離表示はありません。トンネルの前に裏向きの表示がありますが、これは「残り2km」の表示。

スタートゴールが同じなので、反対側に2km地点の標識を出してもいいと思いますが・・・。

この辺りもサルが現れるのでしょうか・・・。(コース上で見つけた看板)

トンネルを超えると橋が2つ現れます。

2つめの橋の途中が、5kmコースの折り返し地点です。なぜか標識は反対向き。

反対向きのために選手からは見えません。

さて、ず〜っと下りここが15kmの部の折り返し地点。ここの看板も不思議なことに逆向きについていました。選手からは見えませんね。

15kmの部の10km地点。「残り5km」の看板。

烏川沿いの紅葉の中を走ります。素晴らしいロケーションです。

残り1kmの標識

「はまゆう山荘 300m先右折」も距離表示に一役買いましたね。この先のカーブを曲がるとゴールが見えてきます。

ゴール前では再び急勾配の坂が待ちかまえています。

旧倉渕村と横須賀市のつながり
 この大会には、毎年のように神奈川県横須賀市から選手がやってくる。調べたところ、はまゆう山荘のサイトに次のようなことが書かれていた。
 はまゆう山荘は横須賀市によって、市制施行80周年記念事業の一つとして建設されました。
 横須賀市と倉渕村は、昭和56年に友好都市としての提携を結んでいますが、そのつながりは幕末の偉才・小栗上野介にまでさかのぼります。当時、勘定奉行としていた小栗上野介は横須賀の今日の発展の基礎となった横須賀製鉄所の建設を進めた人ですが、彼の領地が権田村(現在の倉渕村権田)であったことがきっかけとなっています。
 倉渕村権田は、小栗上野介が非業の生涯を閉じた最後の地です。彼の墓所は権田の東善寺にあり、斬首された川のほとりには「偉人小栗上野介罪なくして此処に斬られる」と刻まれた碑が建てられています。
 また
 倉渕村は高崎市等と平成18年1月23日をもって合併することになり、倉渕村が自治体として消滅することになりました。そのため、横須賀市と倉渕村との友好都市関係はなくなります。しかし、歴史的な関係と今までの友好関係を尊重し、新しく生まれる市の倉渕地域との交流は継続することとなりました。

 はまゆう山荘は平成17年10月より 横須賀市より倉渕村へ移譲され、平成18年1月23日より高崎市倉渕町になりました。
とありました。
 はまゆう山荘は、旧倉渕村の規模ではとても建てるのが不可能なくらい立派な施設です。それにしても横須賀市が建設して旧倉渕村へ委譲するとは・・・。横須賀市も太っ腹ですね。

これがメイン会場の「はまゆう山荘」。外壁の工事中でしょうか、この日は全容が見えませんでしたが、 北欧のシャトーやスペインのパラドールを思わせる建物だそうで、昭和63年に第29回建築業協会賞を受賞しています。
表彰式や大会終了後に行われた交流会も、はまゆう山荘の中庭で行われましたが、ここから見た紅葉も非常にきれいでした。

レース

はまゆう山荘の入口付近に設けられた選手受付。寒い中屋外でご苦労様です。
 会場には7時過ぎに到着。受付会場の設営などに携わる役員らしき人たち以外に選手らしき人はいない感じ。スタートは10時(15kmの部)、受付も8時からなので少々早すぎたかもしれない。
 それにしてもここも寒い。標高840mあり、なおかつ昨日からの冷え込み。車の車外気温は「1℃」を指している。

 8時過ぎに先ほど車で上ってきたコースを、自分の脚で実際に走りコースの下見に出かける。少し早いがウォーミングアップも兼ねる。ちらほら走っている人はいるものの、外に出ても寒い。下見を終えて受付をするが、受付は屋外。ご苦労様である。

 アップを終えてからは、はまゆう山荘の「談話室」と呼ばれる大広間(ロビー)でストレッチなどを行う。ここには多くの選手が陣取っている。外に比べれば、格段に暖かい。トイレもそばになるので、更衣以外はここで過ごす。

 10時少し前に15kmの部の選手が移動し、談話室が少し広くなる。自分のスタートは10時35分。出番はもうすぐだ。

はまゆう山荘到着時の自動車の外気温は「1℃」を指していた。自宅からここまで391.5km走ってきた。

はまゆう山荘の「談話室」と呼ばれている広間。選手の多くはここでストレッチなどの準備を行っていた。


スタート地点に集まってくる15kmの部門の選手たち
 5km部門は中学生が10時10分、一般は10時35分と分かれている。
 5km部門は併せても150人程度しかいないので一斉にスタートしても良さそうなものであるが、この大会では今では当たり前のようになっている、タイムの自動計測を採用していないためにゴールにおける計測が全て手動。大量の選手の計測ができないことが原因のようだ。

 10時35分の一般の部の選手のエントリーは全部で95人。小規模な大会である。
 このうち群馬県の国盗りのために競う同じ年代の選手は20人ほど。昨年、一昨年と連覇している市川誠さんが一番の相手になる。
 昨年の優勝タイムは16分57秒。その前年が17分24秒とタイムが早くなっているのがやや不思議。コースの折り返し地点など同じかどうか、コースの距離が正確かどうかという観点から、このコースで16分57秒というタイムには疑問符がつくが、それでも一番マークする人物。
 そして、今泉正行さん。
 この方は市川さんが優勝するまで2年続けて優勝しているので、マークさせてもらう。

15kmの部のスタート風景


次々とゴールする15kmの部の選手たち。冷え込んだこの日でしたが、紅葉が素晴らしい中での大会でした。
 10時35分。
 「スタート1分前」の号令のあと、「位置について」の声もなくいきなりピストルが鳴る。やや肩すかしを食った形になるが、落ち着いてスタートする。

 今日の戦術は、前半の下りは余裕を持って後半にペースをアップしていく作戦だ。そのため、スタート直後は勾配が急になっているが、ここは焦らずややゆったりと走る。

 1km地点を通過。タイムは3分25秒。下り勾配にもかかわらずこのタイムだからゆったりとしていることがわかる。この地点で先頭グループは39歳以下の選手、前述の今泉さんそして私の3人。久しぶりに先導者の後ろを走らせてもらう。
 2km地点の通過は6分49秒。この1kmは3分24秒。先ほどと同じようなペースである。
 この時に後続から一人追い上げてくるが、息づかいがかなり荒い。最後までもたないだろう。

 トンネルを越えて2.5km地点の折り返しでUターンする。
 後続を確認するが、一番マークすべき市川さんの「5」のナンバーカードをつけた選手がいない。今日は欠場したのだろうか?ここで、同年代である今泉さんの横に出るが、彼も息づかいが荒くなってきている。それに対しこちらは前述のように前半は押さえる作戦。後半に備えるために余裕を持って走っている。

 ここから39歳以下の選手と一緒にペースアップをする。
 しばらくは今泉さんはついてくるが、しばらくすると彼の息づかいは聞こえなくなる。ここからは、39歳以下の選手との一騎打ちとなる。
 残り1km地点くらいから少しだけコースが下るところがあるが、彼はここでペースアップする。こちらも付いていくが意外に余裕がない。ずるずると離され出してしまうが、今泉さんとの距離は離れているようだ。

 17分41秒。
 高低差が55mあるコースではあるものの、39歳以下の選手に最後に離されたこともあり、展開としてはやや不満は残るが、何とか群馬県の国盗りには成功した。

表彰式と交流会
 
この大会は、少人数で山奥で開催される穴場の大会である。
 紅葉が美しいのもいいのであるが、15kmの部はなかなかのタフなコース。それ以外にこの大会のいいところに表彰式と交流会があげられる。

 表彰式と交流会は明確には区分されてはいないが、大会後のこの交流会(食事会)はなかなかよい。参加料2000円に昼食代(おにぎり、サンドイッチ、なめこ汁)も含まれている。また、その後にシシ鍋も振る舞われる。シシ鍋などなかなか食べる機会がないので、それだけでも非常に得したような気分になる。
 また、昨年まで無料だったこのはまゆう山荘の天然温泉。今年は250円を払わなければならないが、それでも550円が250円で天然温泉に入れるのだから安いものだと思う。

 個人的には、優勝の副賞と遠来賞で併せてたくさんの賞品をいただき非常に思い出に残る大会となりました。詳しくは次の「本日の戦利品」を参照してください。

プログラムの表紙の昼食券と交換におにぎりとサンドイッチをもらいます。

こちらはなめこ汁の配布場所。おいしかったなあなめこ汁。なんとかお代わりにありつけました。

こちらが昼食セット。右端がなめこ汁。

6位までの選手が表彰対象。入賞率の高い大会ですね。そのほかに跳び賞もあり、多くの人がいろんなものを手にしていました。

表彰式の風景。地元の倉渕中学校の生徒が並んでいます。

表彰式後に「シシ鍋」が振る舞われました。その行列。

地元のおばちゃんでしょうか。大忙し!

これがシシ鍋。こちらもなめこ汁同様とても美味しく、お代わりをしました。

本日の戦利品
 本日は久しぶりにたくさんのいただき物がありました。このうち、遠来賞でいただいた地元の清酒「大盃」。ビール党の私は、日本酒はほとんど飲みませんので1名の読者の方に、この清酒「大盃」をプレゼントします。

 条件は、
 @私の家に直接取りに来られる方
 A職場に取りに来られる方
 B水曜日の名城公園の練習会の時に取りに来られる方
のいずれかの方にかぎります。
 応募方法は、トップページの「ご意見・お問い合わせはこちらまで」からメールで「大盃ください」と送信してください。先着1名ですよ。〆切は11月11日(水)です。

 当選者は後日サイトで発表しますね。どんどんご応募くださ〜い!

まずは優勝の賞品。左から「倉渕産の米5kg」、「倉渕産のみそ」、そのみその上に「竹炭」、盾と賞状

そして遠来賞でいただいた「大盃(おおさかずき)」1升と「高崎ダルマ」。この日は、長女・ゆかこがインフルエンザになってしまったので、かわりに妻・ゆきこが写真に収まりました。
 
これがその「大盃」。1升ですよ〜!
 
今日の心拍数の変化。前半抑え目はよかったですね。クリックすると拡大します。