第27回 星の郷ふれあい健康マラソン大会 参戦記 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
今回の参加には、近畿日本ツーリストの「ビジネスナビ」を利用 今回の出場のためにビジネス用のパックツアーを探したが、岡山宿泊というものは意外と少ない。その中でも近畿日本ツーリストの「ビジネスナビ」というJRの往復と宿泊がセットになっているものが一番値頃だった。 新幹線(名古屋〜岡山)、乗車券(名古屋〜倉敷)+宿泊が「倉敷ターミナルホテル」はシングルルームプランで24,800円(1泊食事無し)。おまけに1/3〜31宿泊は500円引き。ところが年末に予約に行ったところ、既に満室・・・。仕方がないので同じ倉敷市内の「ホテル倉敷」に宿泊を変更。これでも26,500円。約2,000円ほどの追加支出になってしまったが、倉敷に宿泊する場合はこれがオススメです。
JR倉敷駅に接続しているので、早朝の出発には非常に便利でした。また、宿泊した部屋が8階だったため、倉敷駅北口にあるテーマパーク「倉敷チボリ公園」が非常に良い眺めで見えました。 しかしながらこの「倉敷チボリ公園」。昨年末をもって閉鎖しているとのこと。 もともとこの倉敷チボリ公園は、平成9年に旧倉敷紡績倉敷工場跡地に開園したもので、デンマークのコペンハーゲンにある世界最古のテーマパークで、数々の童話を世に送り出したアンデルセンが頻繁に訪れた事でも知られる「チボリ公園」をモデルにしており、園内にはデンマークやアンデルセンをイメージしたアトラクションや庭園、ショップ、レストラン、劇場などが点在していたそうだ。 運営は、岡山県などが出資する第三セクターのチボリ・ジャパン株式会社が行っていたが、経営難のため、開園からわずか11年の短い歴史の幕を閉じています。景気が低迷する中で、テーマパークの経営の難しさがあらためて浮き彫りになったような気がします。 井原鉄道 今回会場までのアクセスに欠かせなかったのが井原鉄道。 この井原鉄道が開業したのが平成11年1月。ちょうどいまからわずか10年前。山陽本線の岡山−福山に平行するように走っている井原鉄道井原線ですが、もともと国鉄の新規路線として建設されるものでしたが、途中で建設凍結。自治体が出資して第3セクターとして開業した経緯があります。(以下、井原鉄道のサイトにその紆余曲折が書かれています。)
通勤・通学時間帯を除けば運行車両は1両。もちろんワンマンカーです。運転手さんも先ほどの駅員さんと同様、退職→再雇用の(嘱託)ような年配の方でした。 また井原鉄道は恐らく全線高架。つまり、各駅は地上から高いところにあります。 私が降りた小田駅もそうでしたが、利用には必ず階段の上り下りが発生します。もちろんエスカレータもなければエレベータもありません。「支出は徹底して抑えているぞ〜!」という雰囲気が醸し出されていますね。 同様に、大量に旅客を運ぶわけではないので、第3セクターの鉄道にありがちな、イベントのポスターやチラシがたくさん見受けられました。小銭を少しずつ稼ぐ努力のあとが見受けられますね。 今回、この井原鉄道が無ければ、美星(びせい)町にたどり着くことが出来なかったワケですから、井原鉄道の存在に感謝!それにしても清音〜小田の運賃が20kmで640円とはちょっと高いですね。トホホ・・・。
美星町という街 平成17年3月に、井原市へ編入された旧小田郡美星(びせい)町。 この「美星」という町名の由来は、昭和29年まで遡る。当時、小田郡美山村・堺村・宇戸村、川上郡日里村の4村が合併し町制を施行している。その際の町名は、町内を流れる美山川と星田川の一字ずつから美星町と名付けられたという。 また、町名にあやかって平成元年11月に、全国初の光害を対象とした「星空を守るための専門条例」である「美しい星空を守る美星町光害防止条例」を制定・施行したという町で、その方面の人らにはちょっと知られた存在になっている。(ちなみに私の職場の隣の先輩で天文に興味のある人も知っていました) さて、小田駅から主催者の用意したバスで会場に向かう。完全予約制なので乗ったのは10人ほど。先ほどの列車からも私を含めて4人ほどが乗り込む。8時30分出発予定であったのであるが、予約した人が一人来ないので5分ほど待って欲しいという。しかしながら、その人は現れずにバスは出発した。 小田駅から会場までこの小型バスで約25分。 途中、どんどん山道を登っていく。旧美星町は海抜約300mの準高原。会場に近づいていくと牛か豚かわからないが、小さな牧場も見えてきた。民家も少しずつ増えていく。会場はもうすぐのようだ。9時少し前に受付会場であるB&G海洋センターに到着した。
コース紹介 受付をして、早々にアップを兼ねてコースの下見をする。 スタートゴールは、受付会場の隣の美星運動場。ここのグランドをスタートし、道路に出たところで左折し、坂を下る。数百メートルほど下って、左折すると少しアップダウンが始まる。美星中学校やふれあいセンターなど旧美星町の市街地を抜けていく。目印になるものが少なく表現しにくいが、市街地の中ではもう一回右折と左折を繰り返し、その後は西へ向かう一本道。右へ左へ道路はうねり、緩やかにアップダウンが繰り返される。5kmのコースは往復コースであれば2.5km地点が中間の折り返しになるが、今大会は最初に市街地をぐるっと遠回りするので、折り返し地点が3.5km過ぎくらいにある。 コースマップを見てもアップダウンが記載されているが、下見をしていてよかった。力の入れどころが確かによくわかった。5kmといえども勝ちに行くときには下見は必須である。
レース 5kmのスタートは10時25分。10km部門がスタートした5分後だ。 一般から中学生まで男女併せて約200人ほどがスタート地点に並ぶ。決して大人数ではないが、スタートの混乱が生じないという意味では、気持ちのいい人数である。 スタートしてから5人が集団で運動場から出て行く。私も一団にいる。先ほど下見をしたばかりの道路を下っていく。この大会の特徴に中学生が速いことがある。昨年の優勝した中学生は、ジュニアで全国的にも速い選手だった。1500mでも4分一桁(3分台に近い)で走っている。今年もjこの5人のうち3人ほどが中学生のようだ。 昨日は、名古屋市役所の駅伝大会(2区で区間賞)で名城公園を2周ほど走っているので、ちょうど脚がぴりっとした感じでよく動く。 しかしながら年齢的なこともあるのだろう。ちょっとペースが上がると苦しくなってしまう。1kmを過ぎて美星中学校の横を通り過ぎる頃から徐々にこの集団から遅れ出す。今日は、年代別で勝つことが目的。ペースが合わないのであれば、無理して付いていく必要はない。 2km〜3kmくらいまでは高校生くらいと併走する。時々体が接触するが、この高校生も3.5kmくらいの折り返し地点くらいから遅れ出す。また、この折り返しで後方を確認するが、同じ年代の人が10mほど後方にいる。油断は出来ない。 残り1kmほどのところまでやってくる。今日はいっぱいいっぱいまでで走っていないため、何となく気持ちに余裕が出てくる。 残り500mほどのところまでやってくると、旧美星町の人の応援も多くなる。しかしながら、後ろから2人ほどに抜かれる。ただし、若い年代の選手。しばらくは付いていくが、上り坂にさしかかると思ったほど余裕がなく、徐々に離される。ゴールの美星運動場も遠目に見えてくる。ここまでやってきて少なくとも同じ年代の人には負けるわけにはいかない。 美星運動場の入口のアーチを超えると最後に直線約100mでゴールだ。タイムは度外視して走り抜ける。何とか同年代の人に5秒差で先着!これで岡山県の国盗りも完了した。やったー!
今日の戦利品
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