第29回若狭マラソン 参戦記 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
選手名簿の無いプログラム
今大会では、久しぶりに選手名簿がないプログラムが配布された。これには議論が2分されると思う。 まずは肯定派。 事務局サイドとしては、ページ数の減少で印刷経費が節約できる。今大会の参加者は約2,800名。マンモス大会ではないがそれなりにはページが必要だ。また、参加締切日から印刷までそれなりの日数を要するので、申込書から活字化に対しての作業の負担が低減される(が、最終的には記録証の交付、成績掲載などで氏名、県名、所属等を公表しているが・・・)。 また、一部には「個人情報だから」といって公開を望まない人もいるだろう。 次に否定派。(私はこちら) 選手名簿があればどういう地域からどういう人が来ているのだろうかという大会の雰囲気をプログラムから味わえる。また、知り合いが参加していないかチェックが出来る(多数?)。ライバルを発見し戦略を立てることが出来る(少数派?)etc・・・.一番大きいのは、選手同士で年齢詐称がないかチェックが出来るということだ。 今大会の申込み締切日が3月10日。ごくごく普通の締切日の設定。決して名簿印刷までの事務局の迅速な作業が軽減されるものではないと思う。ということは、個人情報の絡みか? いずれにせよ、選手名簿の無いプログラムは「趣」がない。
混戦の10km40歳以上男子 さて、今回は選手名簿が無いのでどういう選手が出てくるかわからない。仮にあったとしてもなじみの選手がこちらの地方にはあまりいないので、対処できるかどうかはわからないが・・・。 今回は各部門の中での最初のスタートがハーフマラソンで9時25分。参加者が男女併せて800人近くいるのでスタート場所は混んでいる。このあと5分刻みで各部門がスタートをする。ハーフマラソンから20分後には、自分の出場する10km部門がスタートする。こちらも男女併せて500人近くがスタートするので早めにスタート地点に行った方が良さそうだ。 車で会場に到着したのは8時15分過ぎだったのであるが、会場の駐車場は満車。係員の説明で小浜市役所の駐車場に車を置きに行ったので、受付などを済ませたあとのコースの下見は3kmほどしかできなかった。市内を走る部分ではほぼフラット。市内を抜けると小浜市内を流れる”北川”という川沿いを走るので、アップダウンはなさそうだ。
10km部門は9時40分にスタート。早めにスタート場所に行ったおかげで、今回は最前列に並ぶことが出来た。スタート場所には、同じ走友会のJさんがいる。彼の自宅は三重県。昨年5月の越前大野名水マラソンでも一緒だったけど、福井県が好きなのかな? さて、スタート直後は2人ほどスタートダッシュする選手がいたが、300〜400mほどで後退。最近では珍しくその後は私が先頭を走ることになった。 小浜市役所前〜JR小浜駅前〜商店街あたりは先頭を走っていたが、2kmほどで後続の選手らに捕まる。一昔前ならば、そのまま逃げ切りの体制になるが、来月で47歳となる身にはこのスピードで逃げ切れるだけの余裕がない。後続の選手らに3人に抜かれ順位は総合4位に後退。ちょっと最初のペースが早かったかもしれない。 ちなみに今回のハーフマラソン、10kmのコース共に日本陸連公認コース。よく注意して見ていると道路には1kmごとに距離表示がしてある。最初の1km地点でタイムのチェックをしておけば良かったと思う。 若狭高校の北側に位置する竹原橋に差し掛かると、コースは少し登りになる。竹原橋を渡るとすぐに右折。南川と多田川の間に挟まれた中州を少し走り、北川にかかる丸山橋を渡り北川の堤防道路を一路東進する。堤防道路を少し走ると5km部門の折り返し地点が現れる。 この頃、さらに後続の選手にも追いつかれ一時は総合9位まで順位を落とす。 最初のペースがやや早かったかもしれないが、ここは少し踏ん張りどころ。これ以上順位を下げるわけにはいかない。 5kmの通過が17分15秒。日本陸連公認コースなので距離計測は正しいはずだ。
今回は選手名簿が無いほか、ナンバーカードの支給が1枚のため、背中に表示が無く。誰が同年代の選手かどうかわからない。もちろん選手名簿がないおかげで、今回、胸のナンバーカードを見ても誰が同年代の選手かわからない。人数と与えられたナンバーカードから推測するしかないが、現在同年代で4番目くらいのようだ。これ以上離されると福井県の国盗りも赤信号になってしまう。ただ、幸いなことに、選考する選手はすべて視界の中に入っている。ワンチャンスあれば何とかなるかもしれない。 北川の堤防道路は、概ねフラットで走りやすかった。後半は若干向かい風のためどの選手もややペースは落ちてはいるが、全体的には申し分のない天気とコース条件だ。今の実力値がそのままタイムに表れると言ってもいい。 8kmくらいから前を走る選手との距離がやや縮まりだした。ひとつでも二つでも順位を上げておかなければならない。残り1kmくらいで2人を抜き総合7位に順位アップ。しかし、年代別のトップにはちょっと手が届きそうもない。 再び、多田川、南川を越えて竹原橋から若狭高校に向かう坂を下り、ゴールの若狭高校前に猛然と走る。順位は変わりそうもない・・・。と思ったそのとき、ゴールで後ろから一人に刺された。ほぼ同時のゴール。ただしかなり若い子なので、年代別の順位には影響はなさそうだが・・・。 ゴールの若狭高校から受付の若狭市民体育館に徒歩で戻る。記録証の発行はこの体育館内だ。記録証をみるとタイムは35分08秒。先月の陵南マラソンに比べて回復途上。34分台にまでもう少しだ。ところが、順位は何と年代別で5位!「うへ〜!今回は4人もまだ上にいる」 年代別1位でないことは明らかではあったが、年代別5位とは意外だった。総合では8位だったことを考えると、今回のレースでは男子40歳以上の選手のレベルが比較的高かったと言えるのではないだろうか。おかげで、福井県にはまた楽しくやってこれそうですね。こんちくしょ〜!
小浜市堪能〜! さて、先程まで大会会場で遊んでいた子どもたちも、ようやく大会が終わり「お昼ご飯〜!」と催促が始まります。 コースの途中から見えた「若狭フィッシャーマンズ・ワーフ」は、蘇洞門(そとも)巡りのクルージングの出発点であるほか、レストラン、海産物などの土産物も豊富なところですので、そこで昼食などをする予定でした。ところが、レストランは団体客で貸切・・・。フィッシャーマンズ・ワーフでは、土産物として、オバマバーガーや鯛などのすり身のはんぺんを買うにとどまってしまいました。 若狭まできたので、美味しい魚介類を何が何でも食べなければなりません。事前に「若狭おばま観光協会」のサイトで調べておいた店のうち「食事処かねまつ」に行ってみることにしました。店の紹介の「セリ市場にて雑魚(ざこ)を仕入れ提供できる店。」のタイトルがいいですね。 早速この店に行ってみましたが、昼食時で超満員!順番待ちで少し待ちましたが、美味しかったですね。地元以外の人も多かったような感じです。空いている時間帯ならオススメの店屋ですね。
また、小浜といえば「若狭塗」。「箸のふるさと館」では、この若狭塗の箸研ぎ体験ができるとあって、さっそく行ってみることにしました。ここは入館無料でよかったですね。 若狭塗りの箸が3000種類も展示即売されていますが、比較的リーズナブルな価格で、子どもたちも自分の友人たちにおみやげとして箸を買っていました。
そのほか海でクラゲをつついたり、梅の里会館でソフトクリームを食べたり、締めは若狭町内の温泉「きららの湯」で汗を流してサッパリして帰りました。5月末には、また国盗りでこの方面にやってきますぞ〜!
今日の戦利品
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