第36回 猪名川町彫刻の道マラソン大会 参戦記 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
兵庫県まで日帰りマラソン 日帰り旅行や出張であれば、名古屋から兵庫県は間違いなく日帰り圏内である。 しかしながら、スタート時間が早いようなマラソン大会となると必ずしもそうとは言えない。 今回参加することとなった「猪名川町彫刻の道マラソン」の会場である川辺郡猪名川町は、兵庫県でも東部に位置する。朝早く自宅を出て始発の地下鉄に乗って、新幹線で新大阪へ。そこからJR東海道・福知山線と能勢電鉄を乗り継いでようやくスタートの1時間ほど前に会場に着くという場所だ。 この大会を選んだのも、今の自分に有利な46歳〜という年齢区分があるからだ。ただし同じようなことを考えている人もいるはず。油断は出来ない。
猪名川町は田舎とニュータウンが混在した町 朝5時30分に家を出発して、8時40分過ぎにようやく能勢電鉄の終点・日生中央駅に到着する。ここまで、列車の遅延、乗り継ぎのトラブルもなく無事やってきた。 遠征をする際に注意していることのひとつに「予定通りに会場へ着くかどうか」ということがある。本来、時間に余裕を持って会場入りをしなければならないし、遠いところであれば会場のそばに前泊すべきである。 しかしながら今回のように国盗りであちこちに出かける場合には、旅費も節約しなければならない。したがって、綱渡り的な乗換で会場を目指すことも珍しくない。その場合は、事前に海上までの交通路や時間を念入りに調査をしておく。 さて、今回会場そばに降り立ったのは「日生中央」という駅。 「猪名川」唯一の駅のようであるが、ここは猪名川町の町の玄関というよりも、阪急日生ニュータウンの玄関駅であるため「日生中央」という駅名のようだ。この「日生」は、このニュータウンの開発者である「日本生命保険」から来ている。 猪名川町には、他にも三菱地所が開発した「猪名川パークタウン」、つつじが丘のニュータウンと「猪名川台」、「猪名川荘園」、「旭が丘」などの中規模の住宅団地があり、人口も毎年2%ほど増えているとか。 大阪梅田まで、早朝の日生エクスプレスで45分。大阪中心部からの通勤圏として開発されたところのようだ。
コース概略 さて、スタートまであまり時間もないので、受付をしたところで早速コースの下見に出かける。 松尾台小学校から、一般道へ出るまで少し登り基調。一般道に出たらすぐ左折して、緩く坂を下っていく。正面の三叉路は右折するが、右折したあとは、このコース中で最も勾配のきつい坂を下る。(当然帰りはここを登ってくる) 下りきったところがコースマップのA地点。ここを左折して10kmコースはE地点まで南下する。道路は緩やかにカーブしているところが多い。また、フラットなようで意外とフラットではなくコースマップのC地点からD地点にかけて一山越えるような坂がある。したがって、下りきったところのE地点でUターンすることになる。 10kmはここからA地点を通りすぎで最北部のF地点へ向かう。全般的には登り基調だ。そして、F地点まで来たところで再びコースを南下し、再度南端のE地点へ。再びUターンをしてA地点を経由し松尾台小学校へ戻るコースとなっている。 小学校からA地点までは民家の間を走るコースであるが、A地点を含むE〜F間は、田んぼが広がる田園そのもの。応援が少なくちょっと寂しいところでした。
ハイレベルな46歳以上の部門
「受付→トイレ→コース下見→着替え」と、会場に到着してからスタートまでは非常に慌ただしかった。9時30分頃にスタート場所に行くと既にずらりと並んでいる。「出遅れたか?」と思いきや、9時35分にスタートする5kmの部門の選手たちだった。 ちょっと冷や汗をかいたものの、彼らを見送って最前列に並ばせてもらう。 9時40分。10km部門の選手が一斉にスタートする。 参加者が160名程度と少ないのでスタートにおける混乱はなかったが、スタートして50mほどで後ろからスタートした選手に少し押される。(気にしない) 先月中旬から痛めている腰がまだ回復していないため、今日は前半は少し抑え目、後半に余裕があればペースアップしていく作戦だ。 松尾小学校に一旦別れを告げて、一般道へ出る。 坂を下りA地点(コースマップ参照)へ出たあたりで、私の前にいるのは6〜7人ほど。今日は、背中にナンバーカードがないので、前を走る選手の年代がわからない。 2kmほど走り一人、さらに第1折り返し(E地点)を過ぎてからもう一人抜いていくが、共に自分より若い年代の選手だった。
先頭の選手とは大差。前を走る柿原さんとも徐々に距離が開きつつある。腰の痛みが出てきたわけではないが、どうも脚に力が入らない。ピッチは悪くないが・・・。 そうこうしているうちに再び最初の折り返しのE地点へ。 あきらめたくはないが、今日のこの体調ではこの辺りが限界なのだろうか・・・。 A地点から再び急坂を登り松尾小学校へ向かう。今日は大半が単独走になってしまったが、何とか最後まで抜かれることもなくゴールした。残念ながら今回は年代別で第3位。またどこかでリターンマッチをしなければならない。 遠来者賞いただいました ゴール前では、「本日、名古屋からやってきた加藤さんが間もなくゴールです」とアナウンスがあった。そしてゴールすると、首から「遠来賞」のプラスティックのメダルが。「閉会式にご参加下さいね」という。閉会式は、全部門が終了してから行うので午後1時の予定とか。「う〜ん、ちょっと遅すぎる・・・。」 表彰式の際に、「帰路を急ぐので、遠来賞についても併せてお願いします」とお願いし、商品を頂いた。珍しく、遠来賞という表彰状も一緒に頂いた。 第3位の副賞の猪名川町の特産品の「はるさめ」と「しし肉」を使ったカップラーメンのような「しし肉はるさめ」は味噌味で意外と美味しかった。また、遠来賞の副賞が、これまた地元特産の米5kg。腰の調子が今ひとつにもかかわらず、重たいものを頂いた。嬉しいやら悲しいやら・・・。
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