第15回ふれあいの里高原ロードレース大会 参戦記
 12年ぶりに長野県は下伊那郡泰阜(やすおか)村へ行きました。
 12年前は知人のN島さんが、「私のふるさとでロードレースの大会が始まった。参加賞などで野菜を大量に配っているから一度来てください」と言われて出かけました。

 それ以来、ご無沙汰していましたが8月にレース感覚を無くさないために久しぶりに出かけることにしました。もちろん会場でN島さんにもお会いしました。

 この下伊那郡泰阜村は、人口約1,900人の非常に小さな村です。以前、長野県知事を務めた田中康夫さんが、住民票をこの村の村長宅にしていたと話題になっていたこともありました。
 下伊那郡泰阜村は目立った観光施設もない地味な村ですが、今回の大会には何とあのQちゃんこと高橋尚子さんがゲストランナーで登場です。数年前からオファーをし続けて、今年初めて招待することが出来たそうです。

 レースの方はサッパリでしたが、表彰式でQちゃんに握手をしてもらったのはいい思い出になりました。
 名古屋国際女子マラソンで走っているのは何度か見ましたが、こういう形で会うのは初めてでしたので、まあ、何というか率直に嬉しいです。ハイ!

●大会名 第15回ふれあいの里高原ロードレース大会
●開催日 平成22年8月22日(日)
●コース
 /大会要項
 /プログラム
泰阜村総合グランド発着(地図)(長野県下伊那郡泰阜村) 

大会要項

プログラム

地図


コースガイドはこちら
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●天 候 晴、気温29℃くらい
●参加賞 タオル、野菜セット(玉ねぎ、ピーマン、じゃがいも)、塩飴、若者センター シャワー利用券、あいパークやすおか ドリームボブスレー1回無料券、下條温泉郷 秋桜の湯 1回無料入浴券
バーム、ゼリー(以上ゴール後)
お茶、スイカ、トウモロコシ(食べ放題)
●結 果 23分05秒(5km:一般男子40歳代 第5位、総合第8位)
●表彰 賞状、野菜詰め合わせ
●過去の戦績
H10.8.30 第3回大会 5km 20分10秒 4位 (36歳)
●交通手段等
(往路) 自宅6:01〜名古屋IC〜(東名・中央道)〜飯田山本IC〜(一般道)〜会場駐車場7:49〜(徒歩)〜会場8:00
(復路) 会場12:16〜(一般道)〜かじかの湯(体験/昼食/入浴)〜(一般道/茶臼山高原道路/一般道/猿投グリーンロード/一般道)〜自宅17:44
●費用
参加料 3,000円  
燃 料 3,596円   270.4(km)/9.4(リットル/km)×125(円/リットル)
高速料金 1,000円
 ( ETC割引/名古屋〜飯田山本 1,000円)
有料道路 280円
 ( ETC割引/枝下〜中山 70円)
 ( ETC割引/中山〜屋草 210円)
入浴料 500円  (かじかの湯/大人500円)
合 計 8,376円  
●種目、参加者数(申込人数) 及び 各部優勝者。
  (5km 一般男子40歳代は6位まで) (
★は加藤が参加した部門
【10km−9時40分スタート】
区分 参加者数 優勝者氏名 年齢 住所 所属 記録
一般男子40歳未満 153人 西尾 修一 24 岐阜県瑞浪市 トヨタSC 33’56”
一般男子40歳代 153人 岩本 晃典 40 静岡県浜松市 猫のビータ 35’38”
一般男子50歳代 159人 矢津 一正 50 茨城県つくば市 つくばの風 38’26”
一般男子60歳以上 90人 岡崎 正次郎 63 三重県鈴鹿市 鈴鹿RC 42’30”
一般女子40歳未満 47人 杉浦 美由紀 39 愛知県蒲郡市 トヨタSC 41’09”
一般女子40歳以上 84人 川島 悦代 41 静岡県浜松市 ポニー&ラブ 42’50”
【5km−9時20分スタート】
区分 参加者数 優勝者氏名 年齢 住所 所属 記録
一般男子40歳未満 110人 西中山 宏 31 長野県下諏訪町 大和電機工業 20’27”
一般男子40歳代 53人 夏目 勝也 43 愛知県田原市   20’49”
中村 和貴 41 愛知県刈谷市 トヨタエンタプライズ 21’26”
南藤 宏和 46 奈良県奈良市 奈良市民走ろう会 21’36”
井上 和男 41 愛知県豊田市   22’16”
加藤 一郎 48 愛知県名古屋市 名古屋市役所走友会 23’05”
菊池 巧 40 神奈川県小田原市 箱根町役場 23’17”
一般男子50歳代 52人 宮野 誠吾 53 静岡県浜松市 浜松倶楽部 23’29”
一般男子60歳代 64人 神谷 留 62 愛知県安城市 やかた倶楽部 24’36”
一般男子70歳以上 36人 後藤 健介 71 岐阜県大垣市 大垣市役所J.C OB 28’27”
一般女子40歳未満 45人 中條 恵 32 愛知県豊田市 BIGBEAT 25’07”
一般女子40歳以上 69人 谷口 由香 50 愛知県豊田市 豊川塾 24’45”
【3km−8時45分スタート】
区分 参加者数 優勝者氏名 年齢 住所 所属 記録
ファミリー 95組 石田喜之
 ・虎太郎
11 愛知県岩倉市 虎龍 10’31”
小学生男子 69人 真島 雅季 12 長野県松川村 北安松川小学校 9’34”
小学生女子 36人 竹村 瑞香 11 長野県駒ヶ根市 駒ヶ根中沢RC 10’34”
中学生男子 36人 満澤 崇央 15 長野県飯島町 飯島中学校 9’19”
中学生女子 19人 小林 千紗 14 静岡県富士宮市 富士宮第一中 10’19”
一般女子 45人 岡本 美紀 42 静岡県静岡市 巴川製紙RC 11’36”
総合計 1,510人  

12年ぶりの泰阜村
 冒頭にもお話ししたように、この大会にやってくるのは実に12年ぶり。
 12年前は知人のN島さんが、「私のふるさとでロードレースの大会が始まった。参加賞などで野菜を大量に配っているから一度来てください」と。彼と、彼の息子(当時中2)と彼の走友さんと4人で出かけました。
 今回は8月にレース感覚を無くさないために久しぶりに出かけることにしました。もちろん会場で毎年参加されているN島さんにもお会いしました。12年ぶりにやってきましたが、のどかな風景は変わらなかったですね。

会場の泰阜村総合グランド。村役場のすぐ隣にあります。
多くのブースが出ていますね。村では一年で一番賑やかな日なのでしょうか。

今年はQちゃんこと高橋尚子さんがゲストでやってくるのでこういうブースもありました。

長女・ゆかこはお土産にリンゴジュースを1本買いました。
なかなかおいしかったイノシシ汁。豚肉と違いやや歯ごたえがあります。

Qちゃん やはり大人気!
 そして今大会には、あのQちゃんこと高橋尚子さんがゲストランナーで登場でしました。数年前からオファーをし続けて、今年初めて招待することが出来たそうです。
 私も名古屋国際女子マラソンで走っている姿を見る以外で、直接本人に会うのは初めて。ワクワクしながら待っていましたが、私同様、Qちゃんの登場を待ちこがれていたランナーが会場には非常にたくさんいました。現役を退いても本当に人気がありますね。性格もいいしね。

ゲストの紹介で大いに盛り上がった会場
大会ではランナーと併走し声を掛けたり、ゴール前で選手を待って応援したり・・・

時には手をつないで(いいなあ)走ったりして、みんなに元気を振りまいていました

コースガイド(コース紹介) →
こちらを参照してください。

終始苦しいレース展開

8時45分スタートの3kmの部
 4月以降は走り込みが少なく、スピードの持続が続かない状態が続いており毎回レースでは苦戦しています。やはり、練習不足を別の形で補うのはなかなか難しいと感じています。

 さて、今回はその練習不足の中でも「何とか優勝を!」と意気込みたいところですが、今年の夏は異常に暑く、年齢も年齢でこの暑さが結構堪えているので、暑いさなかにやはり無理な練習は出来ず、今回の目標は少々トーンダウンし「とりあえず入賞」としました。体調もイマイチ、コースも難易度が高いので個人的には”やむを得ずかな”というところです。

 3km部門が8時45分にスタート。今日は体調不良の長女・ゆかこは応援のみ。長男・かずたかは、文句も言わずにスタートをしていきました。とりあえず「ホッ」。次は自分の番です。

 5km部門のスタートは9時20分ですが、スタート10分ほど前にスタート場所へ行くと、既に多くのランナーで埋まっている。スタート場所の左側の方に入れてスタートを待つ。すぐそばには、先月の「花はす早朝マラソン」で軽くひねられた夏目さんが待ちかまえる。プログラムで確認したのであるが、その他にも中村和貴さん(館倶楽部)や南藤さん(奈良県)などの40歳代の強豪がエントリーしている。夏場は大会数が減るので遠くからのエントリーも目立つ。

 さて、レースの方は9時20分に号砲が鳴る。
 スタートをしていきなり登り坂が待ちかまえる難コース。アップダウンが多く、ペース配分が難しいのがこのコースの特徴だ。
 スタートをして数人が、前をどんどん走っていく。前述の夏目さんもこの中にいる。今日のコースは最初は上るが、その後は下り、終盤は再び登りの連続で戻っていくというコースとなるので、ただでさえ苦しくなる後半に備えて前半は自重していく作戦とする。

 最初の登りが終わり下り出すと、前述の中村さんが後方からスタスタと追い抜いていく。淡々と走る感じのタイプのようだ。他にも抜かれるが、後半のこともあるのでペースを崩さずに行く。

5kmの部のスタート前。私は写真の右の方にいますが最前列ではないのでわかりませんね(長女・ゆかこ撮影)

ゴール!タイムは最悪23分05秒。5kmコースといいながら、走った選手は「6kmくらいの距離があるよね」と口を揃える。年代別第5位、総合では第8位。(同じく長女・ゆかこ撮影)

 最初の2kmほどはそれなりに幅の広い道であったが、一旦右折すると中央線もなく狭い道に入る。この辺りから選手はばらけだして、見るからに集団走から個人走に変わり出す。後半苦しくなる覚悟はしていたが、最後の登り坂が始まると、ほとんど止まりそうなくらいにペースが落ちる。
 「12年前も参加していたけど、こんなにきついコースだった?」。12年の歳月でただの登り坂が急坂に変身?いやいや自分が衰えただけ・・・。複雑な気分であったが、前を見据えてゴールを目指す。

 最後の坂の途中にあるシャワーで一息つく。私設のシャワーだろうがありがたい。この坂を登り切り左折をすると、少しずつ下りながらゴールが近づくこととなる。辛いのはみな同じだ。
 ゴールタイムは23分05秒。12年前と同じコースかどうか忘れたが、この時は20分10秒。同じコースであれば3分も遅くなっている・・・。とりあえず、今日の最低の目標の入賞は出来たので今日はヨシとしよう。涼しくなってから頑張ればいい。

 レース勘が無くなるのが嫌で出場したが、とりあえず終わってホッとしたのでした。

表彰式にて。今回は優勝できなかったけれど嬉しいですね〜!

参加賞、抽選会などでお土産がたくさん!
 この大会のキーワードのひとつに「野菜」がある。
 村の主要な産業が農業ということもあり、参加賞が「玉ねぎ、ピーマン、じゃがいも」の野菜セットである。

 次にゴールしたあと、食べ放題で待ちかまえているのが「スイカ、トウモロコシ、トマト」などの野菜である。わたしもしっかりと食べさせていただきました。

 そして、入賞の副賞としていただいたモノが、「本日の戦利品」で紹介している「カボチャ、ピーマン、パプリカ、じゃがいも」の野菜。ここまでで十分野菜づくしである。
 また、閉会式前には、エントリーしたけども不参加だった人たちの野菜セットを解体して配布するサービスもあり、子どもたちに玉ねぎやピーマン、じゃがいもをたくさん貰ってきてもらいました。

 ところが、今回はこれに加えて何とナンバーカードによる抽選で、長男かずたかの「507」番が大当たり!地元産のブルーベリーが後日(といっても来年の8月だそうです)送られてくるということ。貰いも貰ったり!帰りの車は、まさに野菜を運ぶ野菜運搬車でした。

レース後はこのスイカも食べ放題

3km中学生男子では第11位と健闘(13分07秒)。「頑張っただろ父ちゃん!」とちょっと嬉しそうな長男・かずたか。このナンバーカードの「507」番を覚えておいてくださいね。
 
ナンバーカードの抽選で大当り!

「ブルーベリー」の賞品目録(ブルーベリー500g)をいただきました。一年後が楽しみですね。

レース後は阿南町へ
 さて、子どもたちを連れて行ったので、帰りはお決まりの”お楽しみ”が待っています。
 今日帰りに立ち寄ったのは、泰阜村から少しばかり南に行ったところ(といっても峠越えがあります)にある阿南町。愛知県地図の茶臼山の少し北側にひょっこり現れる町です。

 ここは今から5年ほど前に「新野千石平ロードレース大会」で訪れた町ですが、今回はその会場よりも少しばかり北にある、「阿南温泉かじかの湯」です。
 ここは温泉はもとより、陶芸体験館、バイキングレストラン、キャンプ場、コテージなどがあり総合的に楽しむことが出来る施設です。
 今回は、時間の都合もあり、食事(バイキングレストラン)→陶芸体験→温泉と予定していましたが、このバイキングレストランが人気で順番待ち・・・。時間がもったいないので、先に陶芸体験をしてから食事を摂ることにしました。
 子どもたちにとっての陶芸体験は、瀬戸市にある愛知県陶磁資料館で小学校の課外事業で体験したことはありましたが、ろくろを使うのは初めて。二人とも悪戦苦闘しながらろくろを回し、それぞれ思い思いの焼き物を作り上げていきました。
 また、バイキングレストランは、珍しい野菜が中心のバイキングです。揚げ物関係が少なく、ヘルシーさがたっぷりですね。女性を中心に非常に賑わっていました。

 長野県南部での観光にはオススメの施設ですね。

泰阜村から阿南町へ向かう途中、峠を越えると天竜川が現れました。長野県は、山と川の風景のマッチングがいいですね。

予定を変更して最初に訪れたのは「陶芸体験館」

二人ともろくろは初体験です。

「ホー、こんな感じかぁ・・・」

なかなか思うようにいかない長男・かずたか

指導を受けながら少しずつ形を作っていきます。

作ったのは茶碗

粘土を二人で等分したので、少々小さな茶碗になってしまいました。

悪戦苦闘して作った壺

これが二人の完成品

色を選んで焼き物が届くのは約一ヶ月後

お腹が空きました。陶芸体験館の隣のバイキングレストラン「しゅふふ」へ。

ピークの時間帯を過ぎても客は多いですね。

奥がバイキングコーナー。野菜が中心の食材でヘルシーな感じです。

肉がほとんど無く、ちょっと物足りない長男・かずたかに対し、野菜が多く長女・ゆかこには好評でした。

最後は天然温泉かじかの湯でサッパリして帰宅しました。

本日の戦利品

副賞の箱を家に帰って開けてみると、子どもたちの期待していたジュースの詰め合わせではなく、野菜の詰め合わせでした。もらったものに文句を言ってはいけませんよ!