第28回 余市味覚マラソン大会 参戦記 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
久しぶりの飛行機での遠征
季節的にオフ・シーズン(?)であること、限定の訳ありの席、早期予約という3点が安くなっている理由のようだ。フライトの時間は1時間45〜50分。夜行バスなどに比べればたいしたことはない。 とはいえ、席は往路復路ともなかなかのものだった。 往路はANA便で機体はボーイング737−500。全長わずか31mで座席数は126名。ジェット機ではかなり小型に分類されるだろう。私の割り当ては、最後列の窓側の席(21A)。実際に行ってみると、窓側の席にかかわらず窓が無く、そこは壁しかない席だった。窓がないのであれば、「壁側の席」と言って欲しかった。窓側の席で窓のない時の息苦しいこと・・・。閉所恐怖症の私にとっては少々苦痛だった。 復路はというと、JAL便でこちらはダグラス社のMD−90。 往きのボーイング737−500に比べれば、全長は46.5mと長いが、座席数は150名とあまり変わらず。長い分だけ広さは感じたが、今度の席は非常口のすぐ横の席の割り当て(30C席)。こちらはキャビン・アテンダントがやってきて、ニコニコしながら「非常時にはお手伝いお願いします」と。足元は広いので良かったが、これが訳ありなのかと体感した。
余市町はフルーツ、ニッカウヰスキーと毛利衛さん(宇宙飛行士)の街 余市町は人口約22,000人の町。今回私が宿泊をした小樽まで約20kmに位置する町だ。 私が初めて訪れた余市町の説明をするよりも、余市町のサイトを見ていただいた方が、余市町のことはよくわかると思う。 その中で「まちの紹介」のコンテンツでは、余市町の「産業」を「(前略)一方、果樹の栽培が明治初期から試みられた結果、リンゴ、ブドウ,梨などの生産では全道一を誇っています。 また、余市には、豊富な山海の幸を利用した食品加工業の歴史があります。 身欠きニシンや燻製など各種の水産加工製品、そしてワインやウィスキーの醸造業も盛んです。」とまとめている。 また「余市の人」では、「余市町出身の有名人は、どういう理由か空を飛ぶことに関係があります。 昭和47年に札幌で開催された冬季オリンピックのジャンプ金メダリストの笠谷幸生選手は余市高校出身です。平成10年の長野オリンピックのジャンプで大活躍した斉藤、船木の両選手も余市出身です。そして、平成4年、12年の2度にわたりスペースシャトルに搭乗し様々な科学実験を行った毛利衛さんも余市町出身です。」と説明している。 他にも、紹介したいことはいろいろあるのであろうが、この辺りが余市町のキーワ−ドとなる。 この中でやはり特筆すべきものは、宇宙飛行士「毛利衛」さんを記念して作られた「余市宇宙記念館」だ。この施設は、日本人初の宇宙飛行士・毛利衛さんの偉業を称え、平成10年に開館したのであるが、赤字経営が続き、運営する第3セクターが経営破綻。平成20年12月に閉館に追い込まれたのであるが、何と今年の4月に今度は余市町の直営で、運営規模を縮小しての再オープンとなったのである。 もともと大人の入館料が1,200円。リニューアルしてからは500円に値下げ。場所も人が集まりにくい、余市町であるだけに、まずまず適正な価格か。私が訪れたときには、思ったより多くの人が施設を訪れていた。
大会はフルーツ三昧 この大会は、本当にフルーツ三昧だ。 会場に着くやいなや受付をするが、ここで渡された参加賞のひとつが「洋梨」と「りんご」。もちろん地元余市町で収穫されたものだろう。これは持ち帰り用。 そして会場内で食べられるように「フルーツの引換券」が受付で渡される。 走る前に早速、交換所でフルーツの盛り合わせと交換して食べている人も多く見られたが、私はぐっと我慢。走り終わってから交換に行ったが、ぶどうが3種類(マスカット、巨峰、デラウエア)とリンゴが数切れプラスチックトレイに盛られたもの山のように置いてあった。見るからに壮大である。それ以外にも試食用として、自由に貰える分もある。 そして最後もフルーツ。 入賞者の副賞がこれまた箱に入ったフルーツ。非常に大きく持ち帰ってくるのが大変であったが、わが家に持ち帰ったところ家族には好評だった。 以上のことから、この大会の大会名は「余市フルーツマラソン」の方が私は個人的にはいいような気がする。みなさんはいかが思いますが?
コース紹介(コースガイド) → こちらを参照して下さい。 思いこみが命取り・・・。でも実力の差あり 前日の余市町の最高気温は14℃少々。この日の名古屋の最高気温が約27℃。実に気温差が10℃以上もある。気温が5℃変わると、服を一枚上に羽織るというが、中部国際空港では少々暑いかなとも思ったトレーナーが、千歳に到着したときはそれでもまだ服が足りないかなというくらいの涼しさ(寒さ?)だった。 そして大会当日の後志地方(札幌の西側の呼称)は朝から雨が少々降っている。 この日は、北海道の遥か東を北上していった台風の影響で天気が悪かった。早朝、小樽から乗った列車が余市に到着した頃には小雨が大雨に変わっていた。 駅から会場まで、傘をさしながら徒歩で移動する。キャスター付きのバッグには、ゴミ袋をかぶせて雨をしのぐ。雨対策はそれなりにしているが、、実際に降られると辛いものがある。 会場に着く頃には、あれだけ降っていた雨がやみ、ウォーミングアップをする頃には、太陽も時々顔を出すようになってきた。とはいえ、ポツリポツリと降ったり今日の天気は一定していない。 5kmといえども今日の服装はどうしようか。迷いに迷ったあげく、上はTシャツ、下はランパンとした。 10時30分にハーフマラソンが、10時35分に10kmがスタートし、私の出場する5kmは10時40分にスタートした。今朝方降った雨のせいで、陸上競技場のトラックはぐちゃぐちゃ。今回のコースは、陸上競技場内では、トラックの外側の芝生を走るので、ぬかるむことはなかったが、雨のせいで少々滑りやすかった。
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