第6回南越前町花はす早朝マラソン 参戦記
 15年ぶりの出場となったこの大会。前回の出場は、今回一緒に連れて行った二人の子どもたちが生まれる前のでした。

 当時は、「南条花はす早朝マラソン」という名称で、平成17年1月1日に南条郡の南条町、今庄町、河野村の2町1村が合併してからは、南越前町と冠を変えて開催をしています。今回で通算して18回目の開催で、エントリー数も初の3,000人突破ということでした。
 
 当時のメイン会場は、日野川の河川敷の公園でしたが、昨年からメイン会場がウォーターランド南条に変更となり、コースも変わったようですね。
 早朝開催の大会という珍しさは当時とまったく同じで、15年ぶりに出場した今年は当時より参加者が非常に増えていたという印象でした。15年前は、主催者の好意により公民館に前泊させていただきました。今もこの制度は同じようですね。
 今年は、子どもを二人連れて行くこともあり、前泊はせず午前3時過ぎに出発して現地に向かいました。

 今回は3km部門に出場。スタート時間は何と6時50分。10分ほどで勝負が決まるので走り終わってもまだ7時。表彰を入れても午前8時前には今日の日程が終了です。その後、”ウォータランド南条”で1時間ほど、また”花はす公園”にも遊びに行きましたが、子どもたちは「今日は一日が長いねえ」と早起きのメリットを享受していたようでした。

 この夏の暑い時期に、早朝の比較的涼しい時間帯にスタートするこの大会。主催者側の手の込んだ準備もあり、今後も人気が出そうな気がします。ひと味違った大会に出場したい方には是非ともオススメの大会です。

●大会名 第6回南越前町花はす早朝マラソン
●開催日 平成22年7月25日(日)
●コース
 /大会要項
 /プログラム
ウォーターランド南条発着(地図)(福井県南条郡南越前町) 

大会要項

プログラム

地図


コースガイドはこちら
いずれもクリックすると拡大します
●天 候 くもり、気温21℃くらい
●参加賞 タオル、梅しそかき氷、ドリンク(麦茶、ポカリスエット/コップ)、ナンバーカードを持参すると当日のみ「花はす温泉そまやま」の入館料が大人100円、小人50円引き
●結 果 10分12秒(3km:一般男子40歳以上 第4位、総合も第4位)
●表彰 賞状、メダル
●過去の戦績
H 7.7.30 第3回南条花はす早朝マラソン 5km 15分57秒 5位 (33歳)
●交通手段等
(往路) 自宅3:15〜名古屋IC〜(東名・名神・北陸道)〜今庄IC〜会場駐車場5:20〜(徒歩)〜会場5:39
(復路) ウォーターランド南条で1時間ほど遊び・・・会場9:20〜会場駐車場9:35〜9:46(花はす公園ではす鑑賞/昼食等)11:38〜今庄IC〜(北陸・名神・東名高速)〜岡崎IC〜(一般道)〜蒲郡実家15:20(泊)
蒲郡実家11:58〜(一般道)〜岡崎IC〜(東名)〜名古屋IC〜自宅13:04
●費用
参加料 1,700円  
燃 料 5,645円   447.3(km)/10.3(リットル/km)×130(円/リットル)
高速料金 2,700円
 ( ETC割引/名古屋〜今庄 1,000円)
 ( ETC割引/今庄〜岡崎 1,000円)
 ( ETC割引/岡崎〜名古屋 700円)
使用料 900円  (ウォーターランド南条/大人500円、中学生以下200円×2人)
合 計 10,945円  
●種目、参加者数(申込人数) 及び 各部優勝者。
  (3km 一般男子40歳以上は6位まで) (
★は加藤が参加した部門
【10km−7時20分スタート】
区分 参加者数 優勝者氏名 住所 記録
39歳以下男子 386人 藤極 伸太郎 福井県鯖江市 32’25”
40歳代男子 336人 岩本 晃典 静岡県浜松市 33’16”
50歳代男子 317人 村北 正利 大阪府堺市 38’27”
60歳以上男子 251人 松浦 博幸 滋賀県湖南市 39’25”
39歳以下女子 114人 林 麻美 愛知県名古屋市 40’16”
40歳以上女子 164人 古家 雅恵 滋賀県大津市 39’18”
【5km−7時30分スタート】
区分 参加者数 優勝者氏名 住所 記録
中学生男子 40人 大矢 滉樹 福井県敦賀市 16’20”
39歳以下男子 206人 水野 一輝 富山県富山市 15’55”
40代以上男子 214人 中村 和貴 愛知県刈谷市 16’54”
一般女子 168人 吉川 弥生 兵庫県神戸市 18’38”
【3km−6時50分スタート】
区分 参加者数 優勝者氏名 住所 記録
小学生男子 98人 三浦 創太 石川県中能登町 10’18”
小学生女子 75人 吉村 奈々 福井県福井市 11’39”
中学生女子 35人 青木 麗薫 福井県越前市 10’54”
40歳以上男子 88人 夏目 勝也 愛知県田原市 9’17”
宮崎 忠勝 富山県富山市 9’54”
井上 孝信 兵庫県丹波市 10’02”
加藤 一郎 愛知県名古屋市 10’12”
新保 外志秋 石川県能美市 10’28”
米谷  誠 石川県金沢市 10’38”
一般女子 98人 西島 美保子 福井県福井市 11’54”
【2km−6時30分スタート】
区分 参加者数 優勝者氏名 住所 記録
ファミリー親子 352人 下川 玲布・義博 福井県坂井市 7’25”
ファミリー夫婦 52人 薮上 清和・恵 福井県敦賀市 7’59”
【4km−7時35分スタート】
区分 参加者数 優勝者氏名 住所 記録
ウォーク 100人 表彰なし
総合計 3,094人  

珍しい早朝マラソン
 名前に「早朝マラソン」と付いているように、この大会のスタート時間は早い。
 6時30分の2km部門を皮切りに、最後の4kmウォークが7時35分。表彰式などを行っても、大会は9時30分には終了している。
 
また、受付もこれらのスタート時刻ににあわせているため、午前5時〜6時となっている。また大会前日から公民館が開放されているので、ここで仮眠することも出来る。このシステムは昔から変わらない。

 南条町時代から数えて今年で18回目となった今大会。ランナーズの100撰にも選ばれたということもあるが、参加者の約半数が福井県外。「夏場は涼しい時間帯を走りたい」という人が多い”あらわれ”ではないだろうか。

日野川にかかる橋では早朝5時過ぎから渋滞が始まっています。

河川敷の駐車場にも既に多くの車が停まっていました。

この会場にも多くのスポーツショップの出店が・・・。ウインドアップ、オザキスポーツ、スタースポーツ、タグチスポーツ、ニュウスポーツ、ロムコーポレーションとお馴染みのところが多いですね。

こちらは受付。部門ごとにナンバーカードとプログラムをもらいます。

受付にはひそやかに”はすの花”が置かれていました。

受付の右側テントで参加賞(タオル)の引き換えです。

もてなしの大会
 この大会はランナーに対して至れり尽くせりだ。
 まずは参加料。ほとんどの大会では参加料が3,000円〜4,000円となっているが、この大会は1,700円。数字はやや半端であるが、2,000円を切る参加料は参加しやすさを引き立てる。
 また、熱中症予防にということで「スポーツ飲料無料サービスコーナー」が設けられている。もちろん準備が出来次第、スタート前から飲むことが出来る。スポーツドリンクの他にお茶もある。

 そして今度はゴール後。
 ゴール一番渡されるのが何と濡れタオル。早朝マラソンとはいえ、ゴール時には汗びっしょりになる。ちょうどいいタイミングとばかりに渡される濡れタオルに、選手は安らぎを覚えることだろう。もらった方の選手としては、他の大会にない心遣いが嬉しと感じることは間違いない。
 またこの濡れタオルを次から次へとやってくるランナーに渡す係の方は大忙し!(拍手)

 スポーツ飲料無料サービスコーナーの横に設けられた「かき氷無料サービスコーナー」もとてもよい。
 小さな器にピンクの色をしたかき氷が並んでいる。わが娘は「イチゴ味」と思い口に運んだのであるが、実はシソシロップ。意外な味に子どもたちはビミョーな顔つき。こちらも他の大会では決してみられないサービスだろう。

 その他にメイン会場となっている中心施設「ウォーターランド南条」では、レース後にシャワーのみならば無料で使用が出来る。(こちらは多くの選手が利用していました)

 10kmコースの折り返し地点にある「花はす温泉そまやま」も、ナンバーカードの呈示で、施設使用料が100円引きとなる。本当にこの大会はいろんなサービスが盛りだくさんだ。

 ランナーにとっていずれのサービスもこの暑い時期だから余計に「癒される」。ランナーズ100撰に選ばれる大会であることに思わず納得してしまう。
スポーツ飲料無料サービスコーナー。他の大会でも珍しくはないですが、スタート前から多くの選手が利用しています。熱中症予防にはありがたいですね。看板も大きく分かり易いと思います。
こちらは濡れタオル配布所。ゴールのすぐ前に待ちかまえています。これですぐに汗がひくわけではないのですが、配慮が嬉しいですね。 
こちらは珍しいかき氷サービスコーナー。次から次へと作っています。溶けてしまわないか心配になりますが、次から次へと売れていきます。イチゴのかき氷に見えますが、「しそシロップ」ですよー!
ウォーターランド南条では、プールのシャワーが無料で開放されていました。プールは別料金&水着着用のためか、ランナーの利用はほとんどありませんでした。

コースガイド(コース紹介) →
今回からこちらを参照してください

スピード勝負のために3kmを選んだのだが・・・
 さて、今回この大会で選んだ種目は3km。たった3kmを走るために福井県までやってきたのかと言われると少々辛いものがあるが、100mを走るためにオリンピックに出かける選手がいるのであるから、走行距離や走行時間は関係ない。と大声で主張したいところであるが、4月からの練習を見る限り今年は練習時間がうまく確保できていないため夏場は苦戦するだろうと見越して今回は3kmを選択した。

 3kmとなれば走っている時間は10分程度。完全にスピード勝負となる。4月当初の予想通り、今年の初夏は走り込みが十分に出来ていないので、「それならばスピードだけでも・・・」という読み通りになった。

 3km部門は一般男子は40歳以上の選手のみ。それ以外の男子は、小学生のみのため走り出せば自分のポジションは一目瞭然となる。3kmのスタートは6時50分。こんな早い時間にスタートするのは久しぶりだ。

 小学生に混じって前の方に並ばせてもらう。練習不足でももちろん狙うのは優勝だ。

3kmの部のスタート前。私がどこにいるかわかりますか?(長女・ゆかこ撮影)
 ピストルが鳴って最初に飛び出すのは小学生の数名。とはいえ、その勢いが3kmと保つことはないだろう。無理して追うこともなく、数百メートルもたたずに追いつき追い越す。最初のカーブに差し掛かる前までにはトップに躍り出る。ここまでは予定通り。しかしこの勢いがどこまで保つかが問題。今日のテーマだ。

 1kmを3分08秒で通過。一昔前であれば、余裕の通過タイムであるが今日はかなりいっぱいいっぱいになってきた。
 1kmを超えたあたりから、後方に待機していた選手に抜かれる。名簿でエントリーは確認していたが、田原市の夏目(勝也)さんだ。夏目さんといえば山梨学院大学 → トヨタ自動車へ進み、トヨタ自動車ではかつて駅伝をレギュラーメンバーで走っていた選手だ。
 数年前に40歳になり、市民マラソンにも出没している。もともと10,000mの自己ベストが28分20秒台、5000mの自己ベストが13分40秒台の選手。モノが違いすぎる。スタート地点では見かけなかったが、後方から余裕でスタートしたのであろう。スタスタと余裕で抜かれた。夏目さんだけには歯が立たない。

 1.5km地点で折り返すが、すぐ後ろに2人ほどがいる。せめてこのままゴールまでこのポジションを維持していきたいと思っていたが、そうは問屋が卸してくれなかった。

 残り1km手前から小柄な選手に併走されだし、しばらく一緒に走っていたが、さらにその後長身の選手が後方から抜いていくと、この小柄な選手も先に行ってしまいおいていかれてしまった。今回は完全に自滅パターン。後続には相当差があるので気が抜けてしまい残り500mくらいからはペースダウン。わずか3kmであったが、最後はダラダラとゴールすることになり最終的には4位に沈没してしまった。練習不足を承知の上とはいえ、辛いレースとなってしまった。
情けないレースで4位に終わってしまいました。次は頑張りますよ〜!

「ウォーターランド南条」と「花はす公園」

子どもたちも午前3時起きで少々眠そう・・・
 今回は子どもたちを連れてきたので、アフターレースのお楽しみを設けなければならない。
 一週間ほど前まではいろいろと考えていたが、夕方までに実家の花火大会に行かなければならないので、午前中に南越前町で楽しめる行事とした。

 最初に行ったのが、このメイン会場となる「ウォーターランド南条」のプール。屋内プールであるが、夏にはうってつけの施設だ。おまけにこの施設は、50mのウォータースライダーがある。子どもたちには十分すぎるほどの遊び場だ。
 私は、早朝3時過ぎから運転してきたこともあり、午前8時から1時間ほど、プールで泳ぐこともなくこの施設の中のジャグジーですっかりくつろいだ。

 その後、せっかく来たのだから「はすまつり」を行っている「花はす公園」に行くことにした。

掲載されていた記事
 奇しくも7月上旬の中日新聞にこの「花はす公園」で行われる「はすまつり」の記事が掲載されていた。
 その中でも特に目を惹いたのが「象鼻杯(ぞうびはい)」といい、はすの葉にジュースを貯めて茎からこれを吸って楽しむというもの。無料で行っているものなので、是非チャレンジしてみようと思っていたところ。

 他にも、ぐう紙作り体験(はすの紙漉)をはじめ、はすに関わる催し物がいろいろと行われていた。マラソンでもなければこのようなイベントにはなかなか来ることがないだろう。子どもたちはそれなりに楽しんでいたが、花はす公園ではマラソンで走った人の姿があまり見られなかったのは、少々寂しい限りだ。

 なお、この”はすまつり”。今年は平成22年7月3日(土)〜8月8日(日)の開催です。

10kmコースの折り返し地点にもなっている「花はす公園」にやってきました。

ちょうど今年で18回目のはすまつり。ということは、マラソンと同じだけの回数?

催し物の案内。一番の目当ては「象鼻杯」

はすの葉は大きいですね。

こちらは乾燥させたはす。花びらが取れてしまうこんな感じ・・・。(もちろんこれは売物)

こちらははすの切花。はすの花の寿命は短いそうですが・・・。

こちらははすのマスコット。名前はなんでしょうか?

近くに無料の足湯があります。

これがその足湯。はすの葉がゆらゆら・・・。

世界の花はすがこの「花はす公園」にここに集結しているとのこと。
これらの花はほんの一部

やりたいですね。どうしても・・・。

どうしてもやりたかった「象鼻杯」。無料ですので是非ともみなさんも体験してくださいね。

これが「象鼻杯」。はすの葉っぱにジュースやワインを注ぎ、茎を経由してそれらを吸い込むというもの。

茎の断面はこんな感じ。いくつもの穴が空いているんですね。

次は、ぐう紙で作ったバスケットに絵付けをします。

何の絵を描こうか?

玉の模様を描くようです。

最後にラッカーを塗っておしまい。

花はす茶屋で小休憩

まずは店頭でくじ引き。残念ながらハズレ。

こちらは店内でいただいた。はすそば。普通のそばと麺の色が少々違うでしょ。

長女・ゆかこははすそばにチャレンジ!

長男・かずたかは普通のそばを注文しました。

本日の戦利品

本日の戦利品は賞状とメダル。優勝者は他に何かもらっていたようですが2〜6位まではみな同じでした。