第10回吉野川市リバーサイドハーフマラソン 参戦記

 約一年ぶりの四国遠征です。
 四国の国盗りは、愛媛県、香川県、高知県と進んで、ランニングに関しては残るのは徳島県のみとなりました。四国はどの県も開催している大会数が比較的少なく、自分の都合と日程とのにらめっこが続きます。

 徳島県は、今回行ってみて思ったのですが、名古屋からの距離は片道約350kmほど。東京へ行くのとほぼ同じです。以前は、和歌山からフェリーで海を越えていたときもありましたが、現在は高速料金も土曜、日曜などが安くなったこともあり、淡路島を経由して一気に海を越えて気楽に行くことができます。

 さてレースの方ですが、練習不足もあってやはり後半になると脚がしっかり出来ていないことが顕著に現れます。今回も一旦は、同年代の選手に追いついたものの後半に離されあえなくギブアップでした。残念ながら機会があれば、再びリベンジしたい大会になってしまいました。


 ところで大会の方は、二人のゲストランナーが花を咲かせてくれました。
 二人とは、ともに1999年のセビリア世界陸上の日本代表となった市橋有里さんと市河麻由美さんです。市橋有里さんは、セビリアの世界陸上では銀メダル。翌年のシドニーオリンピックにも出場しています。また市橋さんは、地元徳島県の出身ということもあって、会場でも大変人気でした。雑誌のモデルっぽい雰囲気で男性のみならず女性にも人気がありました。昨年11月に出場した熊本県の「つなぎブロンズマラソン」でもお会いしましたが、相変わらず色っぽい感じがしますね。

 

●大会名 第10回吉野川市リバーサイドハーフマラソン
●開催日 平成23年2月27日(日)
●コース
 /大会要項
 /プログラム
吉野川市鴨島運動場発着(地図)(徳島県吉野川市) 

大会要項

プログラム

コースマップ

コースガイドはこちら
いずれもクリックすると拡大します
●天 候 晴れ、気温14℃くらい
●参加賞 リュックサック、タオル、うどん、アミノバリュー(完走後/ペットボトル)
●結 果 37分02秒(10km:男子40歳以上 第2位、総合第6位)
●表彰 賞状1枚、盾、イチゴ(さちのか1箱)
●過去の戦績 初出場
●交通手段等
(往路) 自宅7:26〜大森IC〜(東名阪、新名神)〜土山SA(休憩)〜(新名神、名神、中国、山陽、神戸淡路鳴門、高松道)〜板野IC〜(一般道)〜前日受付会場12:53〜(コース下見/試走)〜(一般道)〜(鴨島温泉・入浴)〜会場付近駐車場(車中泊)
(復路) 【第10回吉野川市リバーサイドハーフマラソン 10km 10時50分スタート】)−会場12:34〜(一般道/給油)〜板野IC〜(高松、神戸淡路鳴門道)〜淡路南PA(休憩)〜(神戸淡路鳴門、山陽、中国、名神、東名)〜名古屋IC〜自宅17:46
●費用
参加料 3,000円  
燃 料 8,494円   778.6(km)/12.1(リットル/km)×132(円/リットル)
高速料金 7,250円
 ( ETC割引/大森〜 250円)
 ( ETC割引/名古屋西〜板野 2,500円)
 ( ETC割引/神戸淡路鳴門 1,000円)
 ( ETC割引/神戸淡路鳴門 1,000円)
 ( ETC割引/板野〜名古屋 2,500円)
入浴料 450円  (鴨島温泉/入浴)
合 計 19,194円  
●種目、参加者数(申込人数) 及び 各部優勝者。10km 男子(40歳以上)は3位まで (★は加藤が参加した部門
【ハーフマラソン−10時30分スタート
区分 参加者数 優勝者氏名 所属 記録
男子(16〜39歳) 451人 石川 佳彦 日亜化学 1゜12’29”
男子(40歳以上) 521人 湯口 武夫 阿波製紙 1゜12’54”
女子(16〜39歳) 275人 岩佐 尚代   1゜31’55”
女子(40歳以上) 158人 奥谷 和美   1゜35’48”
【10km−10時50分スタート】
区分 参加者数 優勝者氏名 所属 記録
男子(16〜39歳) 70人 佐々井 良輔 徳島AC 33’13”
★男子(40歳以上) 75人 河内 勇人 伊予市役所 36’10”
加藤 一郎 名古屋市役所走友会 37’02”
井川 誠   37’19”
女子(16〜39歳) 78人 阿利 美咲 池田支援学校 38’05”
女子(40歳以上) 47人 岡澤 久美   53’34”
【3km−11時10分スタート】
区分 参加者数 優勝者氏名 所属 記録
男子(小学4〜6年生) 42人 高田 稜 芝田小学校 11’02”
女子(小学4〜6年生) 18人 是澤 恵夢 八幡浜市立宮内小学校 11’36”
男子(中学生) 62人 熊井 現 国府中学校 9’37”
女子(中学生) 29人 多田 朱里 鴨島第一中学校 11’53”
総合計 1,826人  

約1年ぶり四国へ

 四国へやってくるのは、昨年3月の高知遠征以来約11ヶ月ぶり。
 少々、失礼ではあるが、四国には子どもたちを連れて遊びに行っても楽しめるような観光施設が少ないのでどうしても足が遠のいてしまう。現に、わが家の子どもたちを北海道をはじめ九州沖縄にもつれて行ったものの、四国だけはまだ足を踏み入れていない。
 お遍路さんを代表するような、渋めの観光(?)には向いている感じはするので、どちらかと言えば静かに過ごしたい年配者向けにはいいところだと思う。差別をするわけではないが、九州にはよく出かける私も四国にはなかなか足を運んでいないのは事実だ。今回の国盗りがなければ、なかなか四国にも出かけることはないだろう。

 しかしながら、たまにしか行かない四国だけに、たまに訪れてみると新鮮味があってよい。
 今回は、神戸方面から明石海峡大橋→淡路島→大鳴門橋を経由して徳島県入りしたが、今回のような天気のよい日に海をひとっ飛びするのはすこぶる気持ちがいい。
 結論からいえば、今回国盗りに失敗したので、再度、徳島県にはいずれくることになるのだが、やはり今日のように天気のいい日に海を渡りたいと思う。この開放感は、海を渡ったものでなければ味わえないだろう。

本州→淡路島は、この「明石海峡大橋」を渡ります。世界最長の吊り橋で長さは3911m。昭和63年5月工事着工、供用は平成10年4月。

淡路島→四国は、こちら「大鳴門橋」を超えます。こちらは1629m。昭和51年7月工事着工、供用は昭和60年6月。

コース紹介(コースガイド)→こちらを参照してください。

惨敗のレース
 10時30分のハーフマラソンに続き、10時50分に10km部門がスタートする。今日の徳島県地方は2月とは思えないような陽気になっている。体感で15℃くらいはあるだろうか。日差しは柔らかい。

 ピストルを合図にランナーたちは一斉にスタートする。
 スタートしてから最初の600mほどは未舗装路を走る。その後、堤防道路に上がりさらに600mほどで第一折り返す。1km地点の通過は3分23秒。思ったよりも足どりが重い。
 この時点で前には4人のランナーがいる。うち一人は、スタート地点で最前列に並んでいた私と同じ40才以上のランナーだ。徳島県の国盗りを達成するためには、ゴールまでに彼より先着しなければならない。

 折り返してから一旦スタート場所を目指して戻る。第一折り返しから600mほどで、堤防道路から再び未舗装路へ戻るが、先ほどよりも前出のランナーとの距離が少し離れたようだ。
 阿波中央橋をくぐりスタート場所の手前でUターン。第二折り返しに向けて坂を登り、再び堤防道路にあがる。風は東から少し吹いているので向かい風となる。どうしようもないほどは吹いていない。第二折り返しまでは走る方向は変わらないので向かい風は少々きつい。

 さきほど堤防道路に上がってから、前を走る同じ40才以上の選手との距離は少しずつ縮まっている感じがした。これなら折り返しまでには十分追いつけそうだと思った。

 そして、4km過ぎくらいにとうとう追いつく。
 しかし私が思っていたよりもその選手は余裕があるようだった。逆にこちらはかなり一杯一杯。5kmの通過は17分59秒。思ったよりも遅い。
 さらに私の苦しげな形相を見破られたのか、6km過ぎの第二折り返しでは、再び前に出られてしま。
 彼は沿道の人達に手を振る余裕。この様子で勝負ありだった。

 その後は差は開く一方。
 7km付近では、ゲストランナーのうちの一人、市河真由美さんとハイタッチするものの、急激に元気になるわけでもない。どうも今日は体調がいまひとつのようだ。さらに靴の中でマメも出来つつあるようだ。弱り目にたたり目とはこのことか…。

 結局ゴールでは大きく離されてしまった。自分の力を出し切れずに終わってしまった感じだ。
 残念ながら徳島県の国盗りならず。またいつか出直をしなくてはならなくなった。


この大会では前日受付が、吉野川市鴨島体育館で出来ます。

人数が多くないせいか、こぢんまりとした感じです。

体育館のすぐ横には江川が流れています。

江川・鴨島公園の雰囲気がいいですね。

今回の大会会場はこの阿波中央橋(橋長820.6m)のすぐ東側の吉野川市鴨島運動場です。

昭和28年竣工のもので、現在は吉野川にかかる国道318号線の橋として使用されている。もうすぐ60歳ですね。

吉野川は、堂々とした一級河川ですね。

旧吉野町と旧鴨島町を結ぶ国道318号線の阿波中央橋の前身が源太渡しと伝えられています。昭和3年に木造橋が架けられたものの、一週間ほどで洪水によって流され、現在の阿波中央橋が出来るまでここで渡し船が活躍したそうです。

大会当日の受付。昨日済ませているのでスルーです。

出店が多く賑やかです。

この日は2月にもかかわらず暖かな日でした。

場所が場所だけにすごい数の車です。河川敷は絶好の駐車場スペースですね。

10時30分スタートのハーフマラソン部門。よく見ると中央に「キリン」がいます。

ゴールするランナー

こちらは食券とうどんの交換場所です。

セットされたうどんにだし汁をかけてできあがりです。カップ麺ぽい作り方ですが・・・。

これができあがり。お腹がすいていたこともあり、美味しくいただきました。

青空の下での食事は気持ちがいいですね。

プレゼンターが著名ランナーというのは嬉しいですね。

本日の戦利品


自分の走りにはほど遠いタイムでしたが、副賞のイチゴ(さちのか)一箱は嬉しかったですね。