第32回中日西濃駅伝競走大会 参戦記 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
13年ぶりに出場した中日西濃駅伝です。 今回は走友会の40歳以上のメンバーのみ6人で構成されたチーム「まるはちマスターズ」での参加です。「一般B」は40歳以上なら陸連登録者でもOKなので、このチームで「一般B」にエントリーしました。結果は一般Bで総合18位。中年オヤジの固まりの割には検討したのではないでしょうか。来年は、このマスターズに限らず、複数チームでエントリーしたいと思います。 話は変わりますが、同じ岐阜県で行われる駅伝で東濃駅伝(中津川-多治見)がありますね。こちらの大会は、各自が各区間に集合し、ゴール後に初めて集まるスタイルを採用しています。各中継地点がJR中央本線の駅から近いために為せる技ですね。 一方この西濃駅伝は、大垣市内を除けばそのコースの大半が揖斐川と長良川に囲まれた輪中地帯を走ります。鉄道はないため各中継地点への移動はなかなか困難です。そのため一旦、選手全員が一般Aのスタート場所の浅中公園陸上競技場に集まり、そこから各区間へバスで移動するというスタイルをとっています。またこのバス乗車が最終点呼を兼ねていますから遅刻厳禁ですね。 岐阜県を代表する2つの市民駅伝。西濃駅伝と東濃駅伝とでは、その集合方法が全く異なるというのも面白いですね。
13年ぶりの西濃駅伝出場 過去この西濃駅伝には調べたところ4回ほど出場している。 しかしながら、一番最近は平成10年の第19回大会。何と最後に出場してから13年も経過している。 この大会に継続して出場しなかった一番の理由は、開催日が一定しなかったことにある。 開催日は2月の第3日曜日か第4日曜日のどちらかであることには間違いないのであるが、このどちらかによって参加者の集まり方が大きく変わる。 愛知県、岐阜県付近の2月のレースカレンダーは、第1日曜日→名岐駅伝、第2日曜日→犬山シティマラソンまたは三河湾健康マラソン、第3日曜日→可児シティマラソン、第4日曜日→犬山ハーフマラソンと棲み分けが出来ている。このうち2月に行われる犬山の2つの大会「犬山シティマラソン」と「犬山ハーフマラソン」は人気がある。特に「犬山ハーフマラソン」の方はテレビ中継もあり人気がある。どう見ても西濃駅伝にとっては分が悪い。 西濃駅伝も顧客を確保したいのであれば、「毎年2月の第3日曜日にやりますよ〜!」と堂々と」宣言したらどうか。
駅伝で1区を走るのは5年ぶり 駅伝の醍醐味はやはりタスキをリレーしていくことにある。前走者がやってくる時間は、それなりに計算できるものの区間が後ろになればなるほど、その計算も机上の計算となり、実際には予想外に早かったり遅かったりすることがある。これも、駅伝ならではのもの。 しかし今回私の受け持ちは第1区だ。これではそこいらのロードレースと同じ。よーいドンの一斉スタートだ。出走時間がわかっているのでウォーミングアップなどやりやすい反面、中継地点での着順もはっきりする。レースをいい流れにするのか、悪い流れにするのかもこの1区の出来でかなり変わってくる。1区は、たいていの駅伝ではエースまたは準エースクラスが走るように、比較的長い距離が設定されることが多い。 私が駅伝で1区を走るのは、平成18年の富士登山駅伝以来約5年ぶり(富士登山駅伝は、特殊な駅伝なので1区の重要性は薄いが・・・)。年代別の設定の無い駅伝で若手に混じってどのくらいの位置で走れるか楽しみでもある。
コースガイドはこちら → 一般B 第1区 オーバーフォーティ「まるはちマスターズ」 さて、今回は事前にコースの下見をする事もなく大会に臨んでしまった。 とはいえ、揖斐川と長良川にはさまれた輪中地帯を走るので、大きな坂道などは存在しないはずだ。風の影響はあるにしても概ね平坦であることは間違いないだろう。 10時50分頃に着ていた服などを、乗ってきたバスに置いてスタート地点に向かう。今日は2月の下旬の割には比較的いい陽気だ。早めに出かけて待っていても寒さをさほど感じない。風もなく最高のコンディションだ。 スタート地点には一般Bの150を超えるチームの選手の大半がやってきている。スタートまで少々時間があるので、道路上に並ばされずに輪之内町役場の敷地に選手は集まっている。ナンバー順に並んでいるわけでもなく、かといってスタート位置の取り合いの様相もない。後からノコノコやってきて一番前に並ばせてもらう。 11時05分、150人を超える選手が一斉にスタートをする。 一般Bは、いわゆる市民ランナーも多いので、激しくスタートダッシュをしていく選手も多い。若かりし頃の自分であったら負けじと走っていくものの、最近はこのスピードも少々影を潜めはじめているのでオーバーペースにならない程度に走っていく。 スタートしてから最初の交差点を左折するまでの200mほどの間に、ざっと見た感じも私の前には40人以上はいた。いくら若いとはいえ、Tシャツにボックスパンツ、シューズはやや怪しげなものを履いているにわかランナーが、その勢いで最後まで走りきれるとは到底思えない。 案の定、1kmほどのところでは、これらの選手たちはあっけなく後退していく。バタバタと後退されても、抜きづらくて仕方がない。1kmの通過は3分20秒。現状の力ではまずまずか。 スタートから約1.4km地点の五反郷新田という交差点を右折すると、先頭とその後方を走る選手たちがよく見える。先頭集団は6人ほど、その後ろを縦長に選手が続いている。私の前にはざっと20人以上はいる。さすがに第1区。各チームの主力選手を投入しているので、私が想像していたよりも健脚選手が多い。 今回は、スピード練習が不足している状態での参戦なので、今回は特に前半が辛かった。 5km近くまでは3人ほどの集団で走っていたものの私が遅れだし、結局は中継地点までその順位の変動はなかった。5km通過は17分29秒。体はかなりシンドイ状態ではあるが、ますますのタイムで5kmを通過する。 今回はコースの下見をしていないので、道路の距離表示と自分の時計だけで中継点までの残りの距離を予想することにした。7km地点の通過は24分30秒を超えていた。残り1kmと300mあるがペースを上げる。何とか中継点までは3分30秒/kmのペースをなるべく守りたい。 今回コースの下見をしなかったが、馬目交差点あたりから見覚えのある風景に変わってきた。 かつて、長良川国際トライアスロンに出場する際に、何度も通っていたところだった。海津市役所は近そうだ。
残り100mほどで、タスキを受け渡す2区の後藤健二さんが見えてきた。少々前のランナーとの距離は詰めるものの、追い越すことが出来ずにタスキを渡す。23〜24番くらいだろうか。走る前は10番くらいで渡すことが出来たら・・・」と思っていたが、夢物語となってしまった。タスキを横に張り広げ取りやすいようにして中継する。軽くお尻を叩いて「たのむ〜!」と。あっという間に後藤さんの姿は小さくなって視界から消えていった。 中継地点でのタイムは29分13秒。平均速度としては3分31秒/kmくらいであった。現状の練習量ではまずまずのタイムであったが、欲をいえばこの8.3kmの区間をあと1分近く速く走りたかったが、まずまずだったのではないだろうか。 ジョグで浅中公園陸上競技場へ 日頃の練習が不足しているので、海津市役所で帰りのバスの点呼をしている岐阜経済大学の学生に「帰りは乗りませんのでお願いします」と頼み、ゴール地点の浅中公園陸上競技場へ戻ることにする。これは当初からの予定。一般Aの1区が6.6km、そして今私が走ってきた一般Bの1区が8.3kmなので併せても15km程度の距離だ。1時間30分もあれば十分に戻ることが出来る。 ほとんどの選手はバスで戻っていったのだろう。私のようにコースを逆走し、その写真を撮影しながら戻っている選手は見あたらない。逆送するとまた雰囲気が違うのが面白い。 途中から一般Bの先頭に出くわす。守山自衛隊とフォーティ倶楽部が走っていく。両チームともに一般Bでは走力が少々抜け出ているチームだ。
後藤さんは2区で区間賞! 私が中継したときが23位、アンカーの大宮さんがゴールしたときの順位が18位。順位としては5つステップアップしている。誰が頑張ったのだろうと思ったが、翌日の結果を見ると、私の後を走った後藤さんがわずか3.7kmの短距離区間で11人抜き。一気に順位を12位まで上げている。美味しいところを取られた・・・(真似しろと言われても出来ないが)。 本来ならば1区、3区、6区あたりを走ってもらうべきだが、翌週、東京マラソンがあるので本人の希望で短距離区間に配置したのである。さらに驚いたのが、彼には何と区間賞のご褒美がついてきた!これまた美味しいところを取られた?いやいや実力です。おめでとう!
今日の戦利品 参加賞以外の戦利品は特にありません。 その参加賞ですが、大会名の入ったエコカイロ。中の金属をパチンと押すとみるみるうちに液体が白く濁り固体に早変わり。その際、発熱するので1時間ほどカイロと使用できるというものです。まあ、流行グッズですね。鍋などで煮れば何度でも使えるスグレものですね。
大垣駅前の岡田屋さん さて、40過ぎのオッサンたちの楽しみは、大会終了後のだ。 しかしながら時間帯がよくない。大垣駅前に戻ってきたのが午後3時前。この時間帯に開いている居酒屋などは皆無だろう。とりあえずどこでもいい。飲めれば・・・。駅前のチェーン店の居酒屋は「魚民」をはじめ案の定、みな開店前だ。加えて開く雰囲気もない。 そこに目に入ってきたのがちょっと古風な食堂だ。「岡田屋」と書いてある。普通の食堂のようだが、とりあえずショーケースにはビアジョッキが置かれている。ここなら初期の目的を達成できそうだ。 中にはいると客が一人いたが、遅めの昼食をとっているような感じの客のみ。 店内のメニューを見ると、おでん、どて、枝豆など酒のつまみになりそうなものも準備されている。料金はともかく、とりあえず正解だった。 さっそく久々に飲む大ジョッキで乾杯!このために走っているようなもの。走った後はまた美味い! 1時間半ほどすると、店のオバチャンが「店は本当は3時までなんだけどね、オーダー最後にしますよ」と。そうか、この店は午後3時までだったのかと初めて気がつく始末。 なんだかんだ注文してこの店を出たのは、午後5時少し前。料金は4人で16,000円ほど。日曜日のこの昼の時間帯に豪快にビールをがばがば飲む客たち。普通に店を開けていても、そう客が入るかどうかわからない時間帯に、これだけの金を払う客など簡単に追い出すわけにはいかないだろう。 しかしながら店の外に出ると扉には看板がでていた。「準備中 5時から営業いたします」。どうもわれわれ4人は、オバチャンの休憩時間を奪ってしまったようだ。ごめんなさいね〜!。
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