第6回 湯ノ岱温泉マラソン大会 参戦記
 2年ぶりのこの大会の出場です。
 中3になった長男の勉強を見たり、仕事も忙しくなって年度当初はろくに練習ができませんでしたが、最近になってやや状況が改善され「ならば国盗りに・・・」ということで、思い出したように北海道に出かけました。

 この大会は、小規模ですがこぢんまりとした感じがいいです。ただし、今年はランナーズ誌、ランネット、クリール、スポーツエントリーなどに大会情報が掲載されていなかったので、参加者は大会事務局から前年参加した関係で要項を送られてきた方が中心だったかもしれません。

 さて、国盗りの方ですが、結果から言えば「練習しなければただの人」になってしまいました。優勝争いに絡むこともなく、また、後続の選手にも次々と抜かれ、まさに惨敗です。あまりにも完敗過ぎて、悔しいどころか「練習をしなければ・・・」という気持ちになったという意味では、非常に有意義だったと思います。秋以降の巻き返しに期待してください。

 
 
●大会名 第6回 湯ノ岱温泉マラソン大会
●開催日 平成23年7月10日(日)
●コース
 /大会要項

 /プログラム
上ノ国町国民温泉保養センター発着(北海道檜山郡上ノ国町) →詳細地図

大会要項

プログラム

コースマップ(2km〜5km)

コースマップ(10km)

コースガイドはこちら
それぞれクリックすると拡大します
●天 候 くもり、28℃くらい
●参加賞 フルーツポーク(冷凍)、ポカリスエット(缶)、豚汁、湯ノ岱温泉入浴券
●結 果 18分42秒(5km) (一般男子〜49歳・第4位、総合第4位)
●表 彰 なし
●過去の戦績
H21.7.12   第4回大会   5km   17分41秒    総合第2位(年代別第2位)   (47歳)
●交通手段等
【7月8日(金)/1日目】
徒歩 自宅 23:13 自由ヶ丘駅 23:24
地下鉄 自由ヶ丘 23:30 本山 23:33 (名城線)
高速バス 本山 23:47 東京駅日本橋口 5:47 (夜行バス)
( 6:00 )
【7月9日(土)/2日目】
(皇居周辺JOG/MARUNOUCHI Bike&Runで更衣)
JR 東京 8:38 御徒町 8:41 (山手線)
  (御徒町付近で朝食)
昼行バス 上野駅前 10:02 青森駅前 20:23
( 10:00 ) ( 20:50 )
(青森駅前で夕食)
徒歩 青森駅前 21:17 青森港 22:13
【7月10日(日)/3日目】
青函フェリー 青森港 2:00 函館港 5:50
徒歩 函館港 6:10 五稜郭駅 6:37
JR 五稜郭 6:59 湯ノ岱 8:44 (函館本線、江差線)
徒歩 湯ノ岱駅 8:44 会場 8:57
【11時30分スタート 第6回 湯ノ岱温泉マラソン大会 5kmの部】
(昼食、入浴)
徒歩 会場 13:15 湯ノ岱駅 13:25
JR 湯ノ岱 13:44 木古内 14:19 (江差線)
木古内 14:34 青森 15:46 (函館本線、津軽海峡線)
市営バス 青森駅前 16:00 三内丸山遺跡前 16:23
( 16:20 )
(三内丸山遺跡見学)
市営バス 三内丸山移籍前 17:48 青森駅前 18:08
   (青森駅前で夕食)
夜行バス 青森駅前 21:50 東京駅日本橋口 7:27
              ( 7:20 )  
【7月11日(月)/4日目】
昼行バス 東京八重洲口 9:00 本山 14:23
( 14:21 )
地下鉄 本山 14:28 自由ヶ丘 14:30 (名城線)
徒歩 自由ヶ丘駅 14:30 自宅 14:40
※ 赤色の時刻は、実際に出発(到着)した時刻。青色の時刻は、出発(到着)予定時刻
●費用
参加料 2,000円  
地下鉄 400円  (自由ヶ丘〜本山/往復)
高速バス 6,290円  (本山〜東京駅日本橋口/ドリーム名古屋4号)
5,000円  (上野駅前〜青森駅前/スカイ号)
7,000円  (青森駅前〜東京駅日本橋口/津軽号)(楽天ポイントで500円引き)
2,280円  (東京駅八重洲口〜本山/スーパーライナー)
青函フェリー 1,570円  (青森港〜函館港/クーポン使用で10%割引)
JR 1,230円  (五稜郭〜湯ノ岱)
2,730円  (湯ノ岱〜青森)
1,300円  (スーパー白鳥/自由席特急券)
130円  (東京〜御徒町)
路線バス 600円  (青森駅前〜三内丸山遺跡前/往復)
入浴 0円  (湯ノ岱温泉/参加賞)
夕食(2回) 2,250円  (ほたて丼、しゃこちゃん丼)
合 計 32,780円  
●種目及び参加者(申込人数、★は加藤が参加した部門)及び各部門の優勝者
【10km−10時00分スタート】
区分 申込者数 優勝者氏名 所属 記録
一般男子49歳以下 109人 丹代 貴志 チーム金来軒 34’13”
一般男子50歳以上 68人 林 明子   42’35”
一般女子49歳以下 33人 山下 豊 函館市役所 38’58”
一般女子50歳以上 12人 橋向 恵美子 函館走ろう会 44’14”
【5km−11時10分スタート(実際は11時30分)】
区分 申込者数 優勝者氏名 所属 記録
中学生男子 3人 小笠原 涼太 江差北小 23’48”
★一般男子49歳以下 10人 佐藤 真 陸上自衛隊青森 17’11”
長谷部 毅 函館走ろう会 17’51”
藤田 凉介 函館市 17’57”
加藤 一郎 名古屋市役所走友会 18’42”
一般男子50歳以上 15人 杉村 保則 函館トライアスロンクラブ 18’57”
一般女子49歳以上 14人 荒川 友希 函館五稜郭病院AC 28’45”
一般女子50歳以上 3人 不明
【3km−10時00分スタート】
区分 参加者数 優勝者氏名 所属 記録
小学生男子5・6年 18人 西川 吹雪 函館市立中島小学校 11’07”
小学生女子5・6年 8人 本田 空 三浦エックス線 13’28”
中学生女子 2人 工藤 ゆめ 上ノ国中 21’16”
【2km−11時10分スタート(実際は11時30分)】
区分 参加者数 優勝者氏名 所属 記録
小学生男子1・2年 20人 角田 天朝 北美原陸上クラブ 9’29”
小学生女子1・2年 7人 本間 百詠 北美原小 11’05”
小学生男子3・4年 15人 奥本 大生 函館市立美原小 8’07”
小学生女子3・4年 19人 今 朝日   8’29”
総合計 356人 (オープン参加者を除く。)

東日本大震災以降初めて被災地県を通過
 3月11日の東日本大震災以降、わが職場からも被災地支援ということで多くの職員が宮城県庁や、多賀城市に派遣されている。私も「そろそろ順番が・・・」と思っていたものの、被災地に派遣されることもなく今日に至っている。

 ということで、今回バスの車中からではあるが、震災以降、被災地県を初めて通過した。東京・上野から乗った弘南バスは、青森を目指し東北自動車道を一路北上する。東北自動車道は内陸部を走行し、津波被害を受けた沿岸部は通らないので、津波の被害を受けたところは見えない。
 しかしながら、福島県に入った頃から東北自動車道のあちこちに地震の爪痕が見られた。路肩での割れが私の見た被害の大半であるが、本線車道の修理が優先され、路肩はカラーコーンが立てられたまま、補修がされずに放置されている。本線車道を走っていても、継目をガタンガタンと大きく音を立てて走るときもある。この段差も補修したのであろうが、完全ではなさそうだ。

 2年前も東京・上野から乗ったこの弘南バスのスカイ号(2年前は「青森上野号」という名前だった)。上野駅前を午前10時に出て、終点の青森駅前には20時50分に到着するダイヤだ。実に11時間近くを走る。
 このバスの車内にはトイレが付いているが、終点・青森駅前までの間に何度も休憩する。
 佐野SA(栃木県)で12分(11:13〜11:25)、那須高原SA(栃木県)では昼食休憩で32分(12:33〜13:05)、国見SA(福島県)で13分(14:32〜14:45)、紫波SA(岩手県)で12分(16:58〜17:10)そして下車地の一つ弘前BTで9分(19:11〜19:20)。この日は青森駅前に20時23分に到着。ダイヤよりも27分早く到着した。が、乗客はわずかに12人。最初に上野駅前を出発してからは、他では乗車扱いをしないので、これらの乗客がみな青森まで乗っていくことになる。
 車内では指定席であるが、出発間際に運転手が「自由に座って良い」と乗客に指示をしている。何とものんびりしたものだ。

 12人のうち、弘前BTまで乗車した客が8人、終点青森駅前まで乗車した客はわずかに4人だった。片道5000円の運賃に対して、運転手は2人。燃料代、高速代、運転手の人件費のことを考えると、どう見ても採算があわないような気がする。東北の人たちは、安い賃金で働いているのであろう。
この路線を乗ったのは2回目であるが、こののんびりした空気のバス路線をいつまでも無くさないで欲しいと思うのは私だけだろうか。

名古屋から東京までは夜行バス。金曜日の夜出発のため満席。料金も6,290円。

こちらは上野〜弘前BT・青森駅前を走る弘南バスのスカイ号。昼食休憩もある珍しい昼行バス。

バスの車体には「上野駅前=青森駅前」の表示

2つ目の休憩場所の那須高原SA(栃木県)。ここでは昼食のため長時間の休憩を取る。

7月の週末となれば、満車となるSAの駐車場であるが、震災の影響であろうか、行楽に向かう人が少なく駐車場は車が少ない。

関東甲信越地方は、ちょうど私が移動中の7月9日(土)が梅雨明けだった。積乱雲を見る限り、梅雨明けといわざるを得ないでしょう。

那須高原を出発するとほどなく福島県へ入る。

福島県内では国見SAで休憩。

こちらも見ての通り、駐車場はガラガラ。

国見SAを出発すると、すぐさま宮城県へ。

フランス・パリで開催中の第35回世界遺産委員会において、現地時間6月25日(土)17時50分(日本時間6月26日(日)0時50分)、世界遺産一覧表への「記載(登録)」が決議。高速道路の橋上にも記念すべき横断幕が見られる。被災地の岩手県の人たちにとって明るい話題だ。

宮城県内での休憩はなし。そのまま岩手県へ。

最後の休憩場所は紫波SA(岩手県)。

通常でも仙台を過ぎると交通量が著しく減るものの、この日は更に少なかったような気がする(紫波SAにて)

被災者に対しては高速道路が無料化されたが、不正通行が多く8月末でこの制度も廃止へ。

このバスの唯一の中間降車停留所がこの弘前BT。12人の乗客のうち8人が下車した。

終着の青森駅前には20時23分に到着。長時間の移動になるが、5000円の安さにはかなわない。

コース紹介(コースガイド)こちらを参照して下さい。

練習不足で惨敗
 一昨年のこの大会では、同じ国盗り仲間の原田さん(埼玉県)とバトル。序盤は付いていくものの途中から離され北海道の国盗りは失敗。今回はあれから2年経過。どうしてもこの大会で”国盗り”というわけではないが、おそらく2度と行くことの無いだろうと思っていた上ノ国町に何となく行ってみたくなった。

 北海道とはいえ2年前と変わらずこの日も暑かった。名古屋に比べれば若干涼しいのではあるが、こと「走る」というにはあまり向いていない天候である。2年経ってとうとう49歳。今回挑戦するカテゴリーの中では一番不利な年齢になってしまった。おまけに練習が出来ていないと、勝てない言い訳を探すには苦労しない状況だった。

 私が出場した5kmのスタート時間は11時10分。この日も10時ちょうどにスタートした10km部門のランナーが全員ゴールしていないので、今年もスタート時間が遅くなる。日なたにいるとどんどん汗が出てくるので、スタートしそうになるまで日陰で過ごすことにする。結局スタート時間は15分ほど遅くなった。

三内丸山遺跡


おさない食堂