第11回恵那峡ハーフマラソン 参戦記
 40歳代最後のレースです。
 以前から出よう出ようと思いながら、11年が経ってしまいました。近い割に脚が重たかったですね。

 先週の焼津みなとマラソンの前にひいた風邪も治りきらず、異動やら新入社員が入ってきたこともあり仕事も相変わらず忙しくまともに練習できていません。今月に入っても半月でわずかに走行距離は113km/15日。3月にいたっては、たったの180km/月。これでまともに勝負しようというのが不思議なくらいのさむ〜い練習量です。おまけに今日のコースは起伏のあるコース。坂対策も何もあったものではありません。どう対処していったらいいのか・・・。こんな状態でスタートラインに立っていました。

 今回のコースは前半が概ね登り、後半が下りです。一般的には前半をゆったりと走り、後半一気に下っていくという戦術になるでしょう。今回の私もそうでした。しかしながら、余裕を持って走ったつもりが、実際には思った以上に前半で脚を使ってしまい、下りになってもペースが上がらず予想外に苦しいレース展開となってしまいました。結局、中盤からゴールまでは、ほぼ単独走になってしまいました。ゴールタイムからすると、平坦なコースの10kmの走力程度のタイムでしょうか。このコースもきちんと練習してからもう一度走り直してみたいですね。

 なお、今大会の結果については中日新聞の「スポーツ愛知」に掲載されています(記事はこちら)。ハーフマラソンで入賞された走友会のK保さん、I田さん、S水さんおめでとうございます。その他M村さん、会わなかったけれどS木昌さんお疲れ様でした。
 
●大会名 第11回恵那峡ハーフマラソン
●開催日 平成24年4月15日(日)
●コース
 /大会要項

 /プログラム
岐阜県クリスタルパーク恵那スケート場発着(詳細地図)(岐阜県恵那市)

大会要項

プログラム

コースマップ

コースガイドはこちら
それぞれクリックすると拡大します
●天 候 晴れ、14℃くらい
●参加賞 ポカリスエット(ペットボトル/完走後支給)、豚汁、お汁粉、選択参加賞(ターバンだな、MIZUNOチョークバック、参加賞なし(参加料500円引き)の中から1点)
●結 果 9.5km−35分18秒 (総合13位、一般男子40〜49歳  第4位入賞)
●表 彰 賞状、楯、米5kg
●過去の戦績 初出場
●交通手段等 【往路】
自宅6:11〜(一般道)〜名古屋IC〜(東名・中央道)〜恵那IC〜(一般道)〜(コース下見)〜7:50指定駐車場/シャトルバス乗場8:00〜(シャトルバス)〜シャトルバス降場8:07〜(徒歩)〜会場8:08
【復路】
会場13:10〜(徒歩)〜シャトルバス乗場13:15〜(シャトルバス)〜13:24シャトルバス降場/指定駐車場13:26〜(一般道)〜自宅14:59
●費用
 
参加料 3,000円  
燃料 2,302円  150.9(km)/9.9(km/リットル)×151(円/リットル)
高速料金 900円  (ETC割引/名古屋〜恵那)
合 計 6,202円  
●種目、参加者(申込人数、★は加藤が参加した部門)及び各部門の優勝者(9.5km男子40歳代は6位まで)
【ハーフマラソン−10時00分スタート】
区分 申込者数 優勝者氏名 年齢 住所 所属 記録
男子陸連登記登録 30人 植松 博正 44 愛知県 TPAC 1゜15’51"
男子30歳未満 200人 西尾 修一 25 瑞浪市   1゜12’33”
男子30歳代 345人 松山 克敏 38 長野県   1゜14’16”
男子40歳代 334人 岩田 卓也 43 美濃加茂市 美濃加茂市役所 1゜16’23”
男子50歳代 228人 藤城 健 51 愛知県 迷路界 1゜22’17”
男子60歳以上 132人 石川 清明 62 愛知県 知多走友会 1゜26’41”
女子陸連登記登録 8人 松村 政子 60 大阪府 吹田中の島ランナーズ 1゜34’51”
女子30歳未満 40人 勝野 久美子 28 恵那市   1゜46’09”
女子30歳代 72人 山田 ちひろ 31 愛知県 山崎製パン 1゜31’29”
女子40歳以上 126人 谷口 由香 51 愛知県   1゜29’52”
【9.5km−10時15分スタート】
区分 申込者数 優勝者氏名 年齢 住所 所属 記録
男子30歳未満 71人 林 勇輝 24 三重県 大同特殊鋼 30’14”
男子30歳代 109人 池田 昌雄 38 愛知県 内外カーボン 32’06”
男子40歳代 89人 岩田 俊成 41 岐阜市 まるクロ 34’35”
八木 伸一 46 愛知県 大同特殊鋼 34’41”
岩田 隆敏 48 笠松町 パナソニック 35’05”
加藤 一郎 49 愛知県 名古屋市役所走友会 35’18”
国ノ十 英考 41 愛知県   36’12”
松井 正仁 42 愛知県 eA愛知 36’33”
男子50歳代 79人 古田 弘孝 50 多治見市 多治見市 35’52”
男子60歳代 68人 伊藤 勘次 66 愛知県   38’41”
女子30歳未満 50人 澤井 敬恵 28 土岐市   43’11”
女子30歳代 50人 東 千春 33 愛知県 とよやまJRC 44’21”
女子40歳以上 75人 小久保 秀美 41 愛知県 流々 43’28”
【3km−10時30分スタート】
区分 参加者数 優勝者氏名 年齢 住所  所属 記録
一般男子 50人 南 健太郎 26 愛知県   9’59”
一般女子 34人 舟島 春香 16 長野県   11’50”
中学生男子 66人 神谷 優斗 14 瑞浪市 陶中陸上クラブ 10’06”
中学生女子 23人 野間 未羽 13 愛知県 とよやまJRC 11’13”
小学生男子(3年以上) 62人 松元 響 11 愛知県   11’03”
小学生女子(3年以上) 29人 松原 亜純 10 愛知県 星の宮小学校 11’18”
親子ジョギング 256人 表彰なし
フリージョギング 80人
総合計 2,706人  

岐阜県クリスタルパーク恵那スケート場

 今大会のメイン会場は「岐阜県クリスタルパーク恵那スケート場」。ちょっと名前は長いが、日本で一番西に位置する屋外の400mスピードスケート場らしい。平成17年12月にオープンしているので比較的新しい施設だ。スピードスケートの他にカーリングも出来るとのこと。また、夏場はインラインスケートやフットサルも出来る施設として通年の使用が可能な設計になっている。
 スタンドは約2,000人収容できるものの、駐車場が200台分しかないため、私を含め自動車でやってくる選手たちは会場から約3kmほど離れた工業団地内(私は恵那東海理化)に自動車を駐め、シャトルバスに乗って会場にやってくることになる。JR中央本線の武並駅からも距離にして1km、徒歩でも15分ほどなので歩いてやってきてもいいだろう。

 それにしても、JRの駅から歩いてやってくることが出来るようなところにこんな立派施設が出来るというのも珍しい。

3kmほど離れた工業団地からは、ひきりなしにシャトルバスがやってくる。

これが岐阜県クリスタルパーク恵那スケート場の外観。完成してから約6年ほどなので比較的新しい施設だ。
スタンドは約2,000人収容。クリーム色で目に優しい感じだ。

こちらがメインの400mスピードスケート用のトラック。陸上競技場の400mトラックよりも直線が長く、カーブがきついような感じであった。

コース紹介(コースガイド) こちらを参照して下さい。

練習不足で苦しいレース展開

10時ちょうどのスタートを待つハーフマラソンに出場の選手たち
 冒頭にも記述したように3月は「アスリート」という観点からすれば、練習が全く出来ていないという”さむーい”状態だった。来月には生まれてから半世紀を迎え、本来であれば老いに負けず、走りに更なる勢いを付けていかなければならないところであるが・・・。

 ハーフマラソンの部門が10時ちょうどにスタート。私の出場する9.5kmは10時15分。係員のいる所定の集合場所で最前列の場所を確保するために待つ。4月も半月ほどが経ち、ようやく冬の寒さも抜け、ランシャツ、ランパンに着替えてからスタートを待つことも苦痛ではなくなった。
 その後係員の誘導でスタート場所へ。今日は堂々と最前列からのスタートとなる。

 10時15分。号砲と同時に選手は一斉にスタートする。
 9.5km部門のエントリーは600人弱。1,500人を超えるハーフマラソンのエントリーに比べれば人数は少ないものの、後方からのスタートでは明らかに不利となる人数だ。


スケート場ではあるものの、氷がないと陸上競技場の雰囲気。各部の選手ともに、競技場を1周してから競技場の外へ出て行く。
 スケート場を1周し場外へ出て行くが、最前列からスタートしたにもかかわらず私の目の前には既に10人以上の選手が走っている。先は長いし今日のコースはなかなかの難コース。最初の作戦どおりゆったり構えて走ることにする。

 スケート場から外周へ出て、取り付け道路を左折すると一般道に出る。いきなりの急坂ではあるものの、そこは下見と試走をして折りこみ済み。コース全体を見てもスタートから1km〜3kmくらいまでが一番難所なので、ここはリラックスして坂を登らなければならない。
 前方の集団から一人抜けだし次元の違う走りをしている選手がいたが、それ以外の選手たちとは徐々に差が開きつつあるものの大きく離れることなく何とか視界におさまっているという感じだ。

 この大会のナンバーカードも1枚の支給のみ。胸に付けているので、後方からではどの選手が同じカテゴリーなのかがわからない。前方の10人ほどの集団とは徐々に差が開きつつあるが、何人ほどここに同年代の選手がいるのであろうか。

本日のタイム(参考)
距離 SPLIT LAP
1km 3’39” 3’39”
2km 7’47” 4’08”
3km 11’47” 4’00”
4km 15’49” 4’02”
残り5km 17’27” 1’38”
残り4km 20’56” 3’29”
残り3km 24’23” 3’27”
残り2km 27’52” 3’29”
残り1km 31’19” 3’27”
ゴール 35’18” 3’59”
 スタートをしてから4km近くなり、県道66号線との信号交差点が見えてくる。コースは、この交差点の手前を左折し下りに入るが、この交差点が見えてくるということは、9.5kmコースにおいてはほぼコースの頂点であるという目印でもあり、走りが切り替えられるということになる。

 ちょうどこの辺りで後方から足音が聞こえてくる。坂を下りだしたところで一人の選手にゆっくりではあるが抜かる。さらに「あと5km」の看板が出てきたところでもう一人。こちらは同じカテゴリーのYさん。私より数歳年下である。前半は自重していたのだろう。

 「あと5km」の看板が現れた後の最初の交差点を左折すると、ここからは東濃駅伝の3区のコースと同じコースとなる。一昨年走っているので比較的記憶に新しいところであるが、一昨年と違い脚が全く動いていない。

 先ほど抜いていったYさんは軽快に下りだし、私との差は徐々に広がっている。後半は、この「あと5km」からハーフマラソンの「20km地点(残り約1.1km)」まで一貫して下り坂。1年半前の東濃駅伝の時は軽快に下り、何人かの選手を抜いていった記憶があるが、今日は下り坂にもかかわらずペースが一向に上がっていかない。自重したつもりではあったが、前半の登りで思った以上に脚を使ってしまったのか、それともただの練習不足なのかは判断がつかないが遅いことには間違いない。

 集落にやってくると、家の前に出て応援してくれる地元の人が現れ出す。コース全体を通して人家の少ないところを走るので、応援はありがたい。
 JR中央本線とほぼ並行して「あと1km」の看板を過ぎると、再び登り坂が待っている。これも試走をして折りこみ済み。この急坂は300mほどと長くはないものの、構えていないと気分的にちょっと辛いところだろう。

 競技場のスタンド下をくぐってスケート場に再び入ると、ゴールが視界に入ってくる。300mほど場内を走りゴール。ゴールタイムは35分18秒。平坦なコースではないので、このタイムをどう捉えるかは難しいところ。来年もう一度走れば正しい評価が出来ることだろう。

ゴールを目指す選手たち。スケート場内に入ってから約300m走ります。

年代別(40歳代男子)では4位でした。来月からはカテゴリーが変わります。(走友会のK保さん撮影)

 ゴール後は、岐阜県多治見市のFさんがやってきた。「あれ?1番じゃないですね」とFさん。「てっきり負けたと思っていたんですよ」と。どうやら彼は、私を50歳(=同じ歳)と思っていたようだ。「来月からよろしく」と私。ライバルはまわりにまだまだたくさんいるようだ。

受付はシャトルバス降場とスケート場のちょうど間。場所的には一目瞭然でよかったですね。

参加賞は@ターバンだな、AMIZUNOチョークバック、B参加賞なし(参加料500円引き)の中から1点の選択。Aは中止となった昨年の第10回大会のものでしたが、チョークバッグを選択しました。

出店は、スケート場の一番奥まったところ。人手が少なかったような気がします。

中日新聞社のヘリコプターからは、花束?が投下されました。

無料配布のお汁粉。数が少なく、割と早く無くなっていました。

支給は紙コップです。この中に白玉が隠れています。

もう一つの無料配布が豚汁。一昨年の大会では、ハーフマラソンの完走者で食べられなかった人が多くいたと苦情があったものでしたが・・・

今年はその苦情を受けたせいでしょう。相当多く作ったせいか、かなり余っていたようです。「どんどん食べてください」という言葉に甘えて、4杯食べましたがまだ余っていました。完全に昼ご飯替わりですね。
   
会場では号外も配られていました。(それぞれクリックすると拡大します)

本日の戦利品

「えなコシヒカリ」5kgは収穫でした。食べ物はエエですなあ。