第20回はさきさわやかランニング大会 参戦記
 二度目のチャレンジとなる茨城県の国盗りです。
 前回は茨城県の県北に位置する久慈郡大子町(だいごまち)で国盗りにチャレンジをしましたが、年代別第3位で破れました。今回は約2年半ぶりの茨城県の遠征です。今回、国盗りに選んだのは、茨城県の南東に位置する神栖市です。

 神栖市は、仕事で1回、5年前にトライアスロンで1回の合計2回過去にやってきています。利根川を挟んだ向かい側は、千葉県銚子市という位置関係の街です。
 今回の大会のメイン会場は神栖市波崎体育館ですが、コースは5年前に出場したトライアスロン大会のバイクやランコースと被っているところが多く、ちょっと懐かしい感じがしました。

 さて、レースの方ですが、風もほとんど無く、コースは平坦で終始高速で展開するレースとなりました。序盤を自重したペースで走ったこともあり、レース全体としてはまずまずのペース配分ができた感じで、久しぶりにゴールまで良い感じでレースを終えることができました。
 タイムも約半年ぶりに10km−35分台。また同年代のカテゴリーの選手を終始リードできたこともあり、二度目のチャレンジで茨城県の国盗りに成功!これで国盗りも「40」の大台に到達することもあり、実りの多い大会でした。

 
●大会名   第20回はさきさわやかランニング大会
●開催日 平成24年10月21日(日)
●コース
 /大会要項

 /プログラム
波崎体育館発着(茨城県神栖市) →詳細地図

大会要項

プログラム

コースマップ

コースガイドはこちら
それぞれクリックすると拡大します
●天 候 晴、20℃くらい
●参加賞 Tシャツ、水(ペットボトル)、水(紙コップ/完走後)
●結 果 35分44秒 (10km :総合9位、男子50歳以上  第1位)
●表 彰 賞状、メダル、巾着袋(ミズノ製)
●過去の戦績 初出場
●交通手段等 【往路】
自宅8:20〜(一般道)〜名古屋IC〜(東名高速)〜足柄SA(休憩)〜東京IC〜(首都高)〜湾岸市川IC〜(東関東道)〜潮来IC〜(一般道)〜会場14:01−(コース下見/試走/入浴/車中泊)
【復路】
会場駐車場12:22〜(一般道)〜潮来IC〜(東関東道)〜湾岸市川IC〜(首都高)〜東京IC〜(東名高速)〜御殿場JCT〜(新東名高速)〜浜松SA(休憩)〜浜松いなさJCT〜三ヶ日JCT〜(東名高速/豊川IC手前で事故渋滞で2時間程度到着遅れ)〜名古屋IC〜(一般道)〜自宅20:19
●費用
 
参加料 2,000円  
燃料 12,697円  1033.9(km)/11.4(km/リットル)×140(円/リットル)
高速料金  12,000円
 (ETC割引/名古屋〜東京 3,650円)
 (ETC割引/首都高速 900円)
 (ETC割引/湾岸市川〜潮来 1,450円)
 (ETC割引/潮来〜湾岸市川 1,450円)
 (ETC割引/首都高速 900円)
 (ETC割引/名古屋〜東京 3,650円)
入浴料 600円  (ゆーぽーとはさき)
合 計 27,297円  
●種目、参加者(申込人数、★は加藤が参加した部門)及び各部門の優勝者(10km 男子50歳以上は3位まで)
【10km−10時20分スタート】
区分 申込者数 優勝者氏名 年齢 住所  記録
一般男子39歳以下 118人 橋 佑太 17 神栖市 33’47”
一般男子40〜49歳 78人 中岡 秀二 40 神栖市 34’00”
★一般男子50歳以上 73人 加藤 一郎 50 名古屋市 35’44”
松本 洋治 50 神栖市 36’10”
増田 健 56 銚子市 38’21”
一般女子39歳以下 17人 尾ア 莉奈 17 神栖市 38’48”
一般女子40〜49歳 8人 磯野 知里 41 神栖市 47’12”
一般女子50歳以上 5人 前田 鈴子 59 札幌市 44’05”
【5km−10時10分スタート】
区分 申込者数 優勝者氏名 年齢  住所 記録
一般男子 65人 冨野 真吾 28 神栖市 15’39”
一般女子 34人 廣井 奈未 13 神栖市 17’56”
【3km−9時40分スタート】
区分 参加者数 優勝者氏名 年齢 住所 記録
小学生男子 59人 岡本 優星 10 山武市 10’09”
小学生女子 51人 田邊 佳菜 11 神栖市 11’45”
【2km−9時40分スタート】
区分 参加者数 優勝者氏名 年齢  住所 記録
親子 129組 寺田 昌平・葵 30・8 神栖市 7’17”
総合計 766人  

神栖(かみす)市とは・・・
 冒頭にも述べたように、この神栖市を訪れるのは6年前に仕事で1回、5年前のトライアスロンの出場で1回、そして今回で3回目となる。

 平成17年8月1日に鹿島郡神栖町が鹿島郡波崎町を編入し、同日に市制施行し神栖市となっている。
 旧神栖町の地域は、もともとは農業の町であったが、昭和35年に始まった鹿島開発によって、鹿島港を核に、鉄鋼・石油を中心とした重化学コンビナートの街として発展。隣接する鹿嶋市とともに「鹿島コンビナート地区」を形成している。
 私が仕事でやってきたのも、太平洋に面し潮風による高圧ガス設備の痛みの激しいこの鹿島コンビナートの高圧ガス設備の寿命予測に関する研究発表の徴候と視察のため。当時主に滞在したのはこの旧神栖町の地域だ。

 また、旧波崎町は太平洋に面し夏涼しく冬温暖な気候であることからアウトドアスポーツを観光の中心に据えており、海水浴、マリンスポーツからサッカー、テニスにいたるまで幅広いスポーツが楽しめる。特に民間のサッカーグラウンドは70面以上有しており、サッカー合宿のメッカとして全国的に有名なところだそうだ。

 アウトドアスポーツの町ということで、これらのスポーツに加えてトライアスロンも古くから行われている。
 昭和62年に第1回波崎トライアスロンが開催され、一時は全日本選手権波崎トライアスロン(Swim 2km、Bike 90km,Run 21km:当時)として、国内のトップクラスの選手が集まってきていた。現在ではこの波崎トライアスロン、「全日本」の冠は無くなったがトライアスロンは継続して実施されていた。
 ところが、昨年の東日本大震災で波崎トライアスロンのメイン会場である「波崎漁港」が被災したため、第25回波崎トライアスロンは中止となっている。
 大会前日、心配になってその波崎漁港を見に行ったが、岸壁が補修されている最中であった。東日本大震災では、恐らく液状化若しくは津波による被害があったのではなかろうかと。
 1日も早く復旧して、来年は波崎トライアスロンが開催されることを願うばかりだ。

波崎トライアスロンのメイン会場の「はさき漁業協同組合水産物地方卸売市場」。一見したところ被災した感じはなかったのですが・・・

市場と岸壁の間をこんな感じで整備していました。液状化したのでしょうか。

これではとてもトライアスロンができる状況ではないことがわかりました。

コース紹介(コースガイド) →
こちらを参照して下さい。

40都道府県の国盗り達成
 今日は先月の一関国際ハーフマラソン以来の10kmのロードレース。ここ何回かは序盤に突っ込すぎて、中盤から失速することを繰り返してきた。反省を込めて、今日は序盤はハーフマラソンを走るつもりのペースで入ることにした。気持ちだけでも・・・。

 さて今日の10km部門のエントリーは概ね300人ほど。適度の混み具合で、気持ちよくスターズするにはちょうどいい人数。それもあって今回は最前列に並ばせてもらう。

メイン会場は神栖市波崎体育館

受付の様子

選手もちらほらと集まってきます。

 10時20分にピストルが鳴ると20人ほどが勢いよくスタートする。エントリー数の割に第1グループとしては多い人数だ。スタートの写真におさまるためにダッシュしている輩も多そうだ。案の定、500mほど行ったところで10人ほどポツリポツリと後退する。

10km部門のスタート。私は左端


スタート後は、黄色のアーチから一般道へ出ます。
 最初の1kmを3分18秒で通過する。抑えた感じで入ったにもかかわらず、まずまずの通過タイム。1kmを過ぎるとビミョーに登り坂となるがすぐに平坦になる。
 このコースは直線区間が多いので先がよく見える。1km過ぎた辺りから2km地点の目印である葬儀屋の看板が見えてくる。だんだん文字がはっきり見え、横を通過すると2km。タイムは6分48秒。この1kmはちょうど3分30秒。このくらいのペースで最後まで通したいところだ。

 2.1km辺りで最初の折り返しがある。折り返してくる選手を確認するが、自分と同じ年代の選手はいなさそうだった。順番を数えるが、自分は10番目だった。
 ところが折り返して後方の選手を確認すると、10mほど後ろに同年代の選手がいるではないか。アウェイなのでこの選手の力量も全く知らないが、おそらく最後までこの選手と優勝を競うことになるだろうと。

 先ほどまで折り返し地点にこれから向かう選手と対面していたが、数百メートルほどで道路を左折し、波崎漁港の方へ向かう。左折をするとすぐに3km地点。10分20秒で通過。この1kmは3分32秒。まずまずのペースで進んでいる。
 ところで1km辺りから一人の選手、3km手前からもう一人選手が加わり、合計三人で並走する。後で述べるが、最近の中ではまずまずとまともなタイムで走れたのは この二人のおかげだった。

 昨晩から車を停めておいた波崎海水浴場の横を通過。4km地点がここにあるが、13分57秒で通過。この1kmは3分37秒かかっている。ペースが落ちだしてきたので、このグループの前に出て自分が引っ張る。ちょうどこの辺りはスタート場所である波崎体育館の裏にあたる。そのこともあって、このあたりは応援が多い。

 5km手前に給水所があるが、気温が高くなってきて体を冷やすために水を取る。小さな紙コップだ。肩から背中にかけて水をかけたが、水が少ない過ぎて、背中に僅かにかかっただけだった。

 給水所の先の最初の信号のない交差点を左折をすると5km。
 17分22秒で通過。この1kmはペースが上がり3分25秒。少々体がきついが、3人で交替で引っ張っていけば、久しぶりにいい感じのでゴールができそうだ。

 しばらく波崎漁港周辺を走り、2つ目の折り返しへ向かう。コースは平坦だし、今日は風がもほとんどないので、ここまでいい感じのペースできている。

 さて、6kmの通過であるが、21分06秒。この1kmは3分44秒。そして、6.1km辺りが第2折り返し。私を含めたこの3人が7位グループで折り返す。後方の同年代の選手を確認するが明らかに50m以上離れていた。最初の折り返しから約4km。差は明らかに拡がっている。こちらがペースダウンしなければ逃げ切れるかもしれない。

本日のタイム(参考)
距離 SPLIT LAP
1km 3’18” 3’18”
2km 6’48” 3’30”
3km 10’20” 3’32”
4km 13’57” 3’37”
5km 17’22” 3’25”
6km 21’06” 3’44”
7km 24’45” 3’39”
8km 28’33” 3’48”
9km 32’09” 3’36”
ゴール 35’44” 3’35”
 「はさきかもめ公園」の手前を左折し、500mほどで2回目の給水所が見えてくる。先ほどの給水所のすぐ向かいである。
 今度は喉の渇きを癒すためと、体を冷やすために紙コップを二つ取る。もちろん両手でだ。2つともキャッチができたものの、コップの水が少なく思ったほど飲めなかった。また背中を狙ってかけた水は、今度はいい具合に背中にかかり、ひんやりして気持ちがよかった。

 あと3km地点(7km)を24分45秒で通過。この1kmは3分39秒と大崩せずに何とか粘っている。
相変わらず3人で並走しているが、どうも全員年代が異なるようだ。もちろんこの3人では私が最年長。上手に交替して走れば、みんなそれなりのタイムでゴールできそうだ。

 再びスタート会場の波崎体育館の裏を通り、波崎海水浴場の横を走る。相変わらずこのあたりは、声援が多い。
 8kmは28分33秒。この1kmは3分48秒もかかっている。若干の向かい風のせいだろうか。自分が前に出てペースを上げる。

 9kmは32分09秒。この1kmは3分36秒と若干ペースを上げることができた。久しぶりに35分台も出そうな感じである。
 後方からの足音は全く聞こえず、同年代の選手の追い上げは無いことをこの辺りで確信した。
しかしながら残り1kmを切ったところで、二人のうち若い方の選手がさらにペースアップ。もう一人の選手が追うように付いていくが、私はほとんど一杯一杯で、もうこれ以上のギアチェンジができなかった。

ゴールする2km親子の部の選手

 そして35分44秒でゴール。
 総合第9位、年代別では優勝し、これで茨城県も国盗りを達成することができた。今日は並走してもらえた二人の選手のお陰で、久しぶりにいい感じで走ることが出来た。感謝感謝!

10km一般男子40歳代の表彰式(私は50歳代)。一世を風靡したトライアスリートの田村嘉規さん(右端)も参加されていました。現在は、就職されて地元(茨城県)に戻っているようです。

本日の戦利品

賞状、メダルと青い包装紙の中身はミズノ製の巾着袋でした。