第20回はさきさわやかランニング大会 参戦記 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
神栖(かみす)市とは・・・ 冒頭にも述べたように、この神栖市を訪れるのは6年前に仕事で1回、5年前のトライアスロンの出場で1回、そして今回で3回目となる。 平成17年8月1日に鹿島郡神栖町が鹿島郡波崎町を編入し、同日に市制施行し神栖市となっている。 旧神栖町の地域は、もともとは農業の町であったが、昭和35年に始まった鹿島開発によって、鹿島港を核に、鉄鋼・石油を中心とした重化学コンビナートの街として発展。隣接する鹿嶋市とともに「鹿島コンビナート地区」を形成している。 私が仕事でやってきたのも、太平洋に面し潮風による高圧ガス設備の痛みの激しいこの鹿島コンビナートの高圧ガス設備の寿命予測に関する研究発表の徴候と視察のため。当時主に滞在したのはこの旧神栖町の地域だ。 また、旧波崎町は太平洋に面し夏涼しく冬温暖な気候であることからアウトドアスポーツを観光の中心に据えており、海水浴、マリンスポーツからサッカー、テニスにいたるまで幅広いスポーツが楽しめる。特に民間のサッカーグラウンドは70面以上有しており、サッカー合宿のメッカとして全国的に有名なところだそうだ。 アウトドアスポーツの町ということで、これらのスポーツに加えてトライアスロンも古くから行われている。 昭和62年に第1回波崎トライアスロンが開催され、一時は全日本選手権波崎トライアスロン(Swim 2km、Bike 90km,Run 21km:当時)として、国内のトップクラスの選手が集まってきていた。現在ではこの波崎トライアスロン、「全日本」の冠は無くなったがトライアスロンは継続して実施されていた。 ところが、昨年の東日本大震災で波崎トライアスロンのメイン会場である「波崎漁港」が被災したため、第25回波崎トライアスロンは中止となっている。 大会前日、心配になってその波崎漁港を見に行ったが、岸壁が補修されている最中であった。東日本大震災では、恐らく液状化若しくは津波による被害があったのではなかろうかと。 1日も早く復旧して、来年は波崎トライアスロンが開催されることを願うばかりだ。
コース紹介(コースガイド) → こちらを参照して下さい。 40都道府県の国盗り達成 今日は先月の一関国際ハーフマラソン以来の10kmのロードレース。ここ何回かは序盤に突っ込すぎて、中盤から失速することを繰り返してきた。反省を込めて、今日は序盤はハーフマラソンを走るつもりのペースで入ることにした。気持ちだけでも・・・。 さて今日の10km部門のエントリーは概ね300人ほど。適度の混み具合で、気持ちよくスターズするにはちょうどいい人数。それもあって今回は最前列に並ばせてもらう。
10時20分にピストルが鳴ると20人ほどが勢いよくスタートする。エントリー数の割に第1グループとしては多い人数だ。スタートの写真におさまるためにダッシュしている輩も多そうだ。案の定、500mほど行ったところで10人ほどポツリポツリと後退する。
このコースは直線区間が多いので先がよく見える。1km過ぎた辺りから2km地点の目印である葬儀屋の看板が見えてくる。だんだん文字がはっきり見え、横を通過すると2km。タイムは6分48秒。この1kmはちょうど3分30秒。このくらいのペースで最後まで通したいところだ。 2.1km辺りで最初の折り返しがある。折り返してくる選手を確認するが、自分と同じ年代の選手はいなさそうだった。順番を数えるが、自分は10番目だった。 ところが折り返して後方の選手を確認すると、10mほど後ろに同年代の選手がいるではないか。アウェイなのでこの選手の力量も全く知らないが、おそらく最後までこの選手と優勝を競うことになるだろうと。 先ほどまで折り返し地点にこれから向かう選手と対面していたが、数百メートルほどで道路を左折し、波崎漁港の方へ向かう。左折をするとすぐに3km地点。10分20秒で通過。この1kmは3分32秒。まずまずのペースで進んでいる。 ところで1km辺りから一人の選手、3km手前からもう一人選手が加わり、合計三人で並走する。後で述べるが、最近の中ではまずまずとまともなタイムで走れたのは この二人のおかげだった。 昨晩から車を停めておいた波崎海水浴場の横を通過。4km地点がここにあるが、13分57秒で通過。この1kmは3分37秒かかっている。ペースが落ちだしてきたので、このグループの前に出て自分が引っ張る。ちょうどこの辺りはスタート場所である波崎体育館の裏にあたる。そのこともあって、このあたりは応援が多い。 5km手前に給水所があるが、気温が高くなってきて体を冷やすために水を取る。小さな紙コップだ。肩から背中にかけて水をかけたが、水が少ない過ぎて、背中に僅かにかかっただけだった。 給水所の先の最初の信号のない交差点を左折をすると5km。 17分22秒で通過。この1kmはペースが上がり3分25秒。少々体がきついが、3人で交替で引っ張っていけば、久しぶりにいい感じのでゴールができそうだ。 しばらく波崎漁港周辺を走り、2つ目の折り返しへ向かう。コースは平坦だし、今日は風がもほとんどないので、ここまでいい感じのペースできている。 さて、6kmの通過であるが、21分06秒。この1kmは3分44秒。そして、6.1km辺りが第2折り返し。私を含めたこの3人が7位グループで折り返す。後方の同年代の選手を確認するが明らかに50m以上離れていた。最初の折り返しから約4km。差は明らかに拡がっている。こちらがペースダウンしなければ逃げ切れるかもしれない。
今度は喉の渇きを癒すためと、体を冷やすために紙コップを二つ取る。もちろん両手でだ。2つともキャッチができたものの、コップの水が少なく思ったほど飲めなかった。また背中を狙ってかけた水は、今度はいい具合に背中にかかり、ひんやりして気持ちがよかった。 あと3km地点(7km)を24分45秒で通過。この1kmは3分39秒と大崩せずに何とか粘っている。 相変わらず3人で並走しているが、どうも全員年代が異なるようだ。もちろんこの3人では私が最年長。上手に交替して走れば、みんなそれなりのタイムでゴールできそうだ。 再びスタート会場の波崎体育館の裏を通り、波崎海水浴場の横を走る。相変わらずこのあたりは、声援が多い。 8kmは28分33秒。この1kmは3分48秒もかかっている。若干の向かい風のせいだろうか。自分が前に出てペースを上げる。 9kmは32分09秒。この1kmは3分36秒と若干ペースを上げることができた。久しぶりに35分台も出そうな感じである。 後方からの足音は全く聞こえず、同年代の選手の追い上げは無いことをこの辺りで確信した。 しかしながら残り1kmを切ったところで、二人のうち若い方の選手がさらにペースアップ。もう一人の選手が追うように付いていくが、私はほとんど一杯一杯で、もうこれ以上のギアチェンジができなかった。
そして35分44秒でゴール。 総合第9位、年代別では優勝し、これで茨城県も国盗りを達成することができた。今日は並走してもらえた二人の選手のお陰で、久しぶりにいい感じで走ることが出来た。感謝感謝!
本日の戦利品
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