第27回月ヶ瀬梅渓早春マラソン大会 参戦記 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
奈良市月ヶ瀬 かつては大阪方面に出かけるときに無料である名阪国道をよく利用していた。この名阪国道の三重県と奈良県のちょうど県境付近で「月ヶ瀬」という文字が見えてくる。「地名からして満月がきれいに見える街なのだろうか?」と勝手に想像していたが、たまたまネットでその「月ヶ瀬」でマラソンが行われていることを知り、行ってみようかと今回の行動に至った次第。 その月ヶ瀬。現在は奈良市月ヶ瀬というものの、平成17年3月までは奈良県添上郡月ヶ瀬村といっていたところだ。ちなみに月ヶ瀬村が奈良市に編入したため、添上郡は平成17年4月に消滅している。 名阪国道の白樫ICから10分ほど走り小さな峠を越えると奈良県に入る。現在は奈良市であるが、そこが旧月ヶ瀬村。名阪国道からのアクセスは比較的よい。 この旧月ヶ瀬村であるが奈良県の北東端に位置し、三重県の他に京都府とも接している。旧村内を名張川が東西に流れ、渓谷の様相を呈している静かなところだ。 また月ヶ瀬は関西では有数の梅の名所であり、見頃を迎えると遠方からも多くの観光客が訪れる。 大和茶の産地としても知られ、初夏になれば新緑が斜面を鮮やかに彩るところらしい。 「梅渓」が大会名にもなっているが、今年は梅の開花が遅いようで、ほとんど咲いていなかった。 梅が咲いていないとほとんど観光をするところがない。いろいろと考えたが、参加賞でいただいた「月ヶ瀬温泉」の入浴半額券を利用して大会後に入浴を楽しんできた。ここは正解。施設は比較的新しく、また露天風呂やレストランもあり、私好みの温泉だったと思う。
コース紹介(コースガイド) → こちらを参照して下さい。 アットホームな雰囲気の大会 今日は久しぶりに遠征に自家用車で出かける。それも日帰り。昨年8月の「第16回ふれあいの里高原ロードレース大会」以来である。あらかじめ、所要時間などを調べておいたが、名古屋からは2時間弱で現地まで行けるらしい。東名阪自動車道の大山田PAのコンビニで朝食を調達する以外はノンストップで現地に到着した。 午前8時前に到着したため、会場のテントなどはまだ設営前。当然、受付もまだ始まっていない。 当初の予想通り、受付が始まるまでの時間を利用してコースの下見に出かけることにする。コースがよくわからないので、交通整理をしていた地元の人に道を聞き、10kmコースを往復した。スタートしてから最初の1kmほどは概ね下り坂。つまり帰りはここを登ってくるということ。それ以外は概ね平坦なコースだ。大会名に「梅渓」が付くわりには、梅はほとんど蕾にもなっていない。今年は例年以上に開花が遅れているのであろうか。 1時間ほどでコースの下見を終えて戻ってくると、大会参加者の自動車が次々と会場にやってきている。受付に行くが、1時間前とは雲泥の人の数だ。 受付に行って、ナンバーカードなどをもらうが、「参加賞を隣で引き換えてください」という。プログラムやタオルなどの参加賞は既にもらっているのであるが、まだ何かがあるの?と思い、隣の窓口へ行くと「梅の苗です」という。小学生くらいの子どもに、一本の枝をもらうが、どうもそれが梅の苗木のようだ。小枝は伐採され、根は新聞紙でくるまれてさらに外側からはビニールがかぶせられているので、一見して梅の苗木には見えない。福井県の鯖江の大会に行ったときに、つつじの苗をもらったことがあるが、植物の苗木をもらったのはそれ以来。もちろん梅の苗木をもらったのはこの大会が初めてだった。 この大会は、非常にファミリー的なアットホームな感じがする。 ゴール後には、みそ汁(豚汁?)が無料で頬張れるほか、地元特産品の梅から作った梅ジュースも振る舞われる。また、優勝賞品も地元の特産品で固めてある。 現在では奈良市に編入されてしまったが、もともとは添上郡月ヶ瀬村。奈良市へ編入前の人口はわずかに1,800人。旧奈良市で開催される大会では、このようなファミリー的なサービスは出来ないだろう。
平成24年の1勝目
ほぼ往復コ−スなので、距離の長い部門順にスタートし、効率よく競技を終わらせるように工夫してある。5kmは、10km部門のスタートした5分後の10時35分にスタートした。 スタートから少し下り勾配が続き、200メートルほど走ると小さな商店街が現れる。中学生らしき選手らがスタート直後から飛ばすが、彼らを追うことはない。今日はあくまでも、同じ年代(40〜59歳男子)のカテゴリーでの選手たちと走って優勝することだ。 商店街を過ぎるといよいよ7%の下り坂が始まる。この下り坂は、名張川にかかる月ヶ瀬橋の少し手前まで600〜700mほど続く。当然のことながら、復路はこの坂を登ってこなければならないことになる。
自分の前には、10人ほどの選手がいるが同年代と思わしき選手は二人。一人は5メートルほど前を、もう一人は10〜15mほど前を走るものの、一定の距離は変わらずこれ以上スピードが上がっていく様子はない。(今日はナンバーカードの支給が1枚のため背後からは確認が出来ない) 前半はゆっくり入って、最後に登り坂が待ちかまえているので終盤に力を残すことにしようと考えていたところ、特に自分がペースアップしたわけではないが、下り坂の途中で一人、月ヶ瀬橋の途中ででもう一人を抜く。まだ前には数人走っているものの、ざっと見た感じは私よりも若いカテゴリーの選手たちばかりのようだ。 月ヶ瀬橋を渡りきり、コースは右に曲がる。ここから折り返し地点までは概ね平坦となる。 先ほど下見をした5kmコースの折り返し地点が近づく。Uターンしてくる選手を数えるが、私は6番目でUターン。折り返し地点での選手のナンバーカードは5000番台と5200番台の選手ばかり(私は5400番台)。現時点では自分の年代のカテゴリーで先頭であることが確認できた。 平坦なコースならば、このまま逃げ切れるだろうが、このコースの最大の難所は、再び月ヶ瀬橋を越えてからゴールまで約1kmほど続く登り坂。ここの走り方によっては、順位を逆転されることもあるので慎重に走らなければならない。 月ヶ瀬橋を渡り、再び名張川の北側に出る。ちょうど3km部門の選手たちの折り返しと相まって、コース上が急激に混み合う。カーブしているところでは、少しでも最短距離を走ろうと内側を選手が増えて追い抜きにくくなる。 坂の途中で5km部門の5番目を走る選手に追いつく。自分のカテゴリーの順位が変わるわけではないが、一つでも順位を上げてゴールをしたい。坂が続くところではかなりの距離を並走するものの、スタート地点を再び通過するあたりで彼に振り切られる。まだゴールまでは400mほどさらに登りが続くが前を追って走る。
派出所の前からさらに勾配がきつくなるが、残りはわずか。3kmの選手たちと一緒にゴールを目指す。 ゴールタイムは18分を少々超えてしまった。記録証の発行場所へ向かい記録証を発行してもらう。タイムは18分03秒。終盤登りが連続するコースなのでやむを得ないだろうが、「5km 40〜59歳男子」では「第1位」と記されていた。2月に入って今年の第1勝目。最初の勝ち星としては少々遅くなった感じであるが12月までには、目標の12勝を積み上げていきたいところだ。
本日の戦利品
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