第30回足羽川マラソン ラストラン大会 参戦記 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
福井県の春はほど遠い? 名古屋から福井県方面へ自動車による移動をする場合、一般的には名神から米原JCTを経由して北陸道を使用する。1月2月ならともかく、3月下旬でわざわざマラソン大会が開催される時期に、その道中でチェーン規制があるなど考えもしなかった。 といのも、名古屋ICから東名高速に入り、名神高速で木曽川を越え岐阜県に入った頃だろうか。「北陸道 木之本・今庄チェーン規制」と電光表示が出る。家を出発したのが予定より若干遅かったので、「雪で速度制限されていると困るなあ」というのがホンネ。チェーンは使うことはほとんど無いが、車には常備してある。 さらに関ヶ原付近までやってくるとその電光表示が「北陸道 木之本・武生チェーン規制」と変わり、今庄から武生までの区間がさらに追加となってしまった。追加になったということは、その区間で現在も雪が降っているということだろう。積雪量もどのくらいかは想像もつかない。 現地に到着する前から先行きが思いやられることになった。 実際に走ってみると、木之本を過ぎて福井県との県境である滋賀県・柳ケ瀬付近から少しずつ「白い」ものが視界に入ってきた。高速道路上には積雪はない。敦賀ICを過ぎても、高速道路上には積雪が無く「何でチェーン規制?」という感じであったが、杉津PAの北にある敦賀トンネルを出たときからは、様相が変わる。自動車がどんどん走っているにもかかわらず、道路上には積雪が始まっている。こうなれば、いくらチェーンを付けていてもゆっくり走らなければならない。今庄トンネル〜今庄ICあたりの積雪が一番ひどかったが、大きな渋滞もなく少しの遅れで会場に到着することが出来た。ヒヤヒヤすることで一日が始まったこの日であった。
コース紹介(コースガイド) → こちらを参照して下さい。 ラストラン大会 高速道路での積雪など、会場へやってくるまでの道中の天候を含め、めまぐるしく天気が変わった一日だった。 この日のスタートは、ハーフマラソンが10時ちょうど、2kmが10時05分と10時10分とここまでは天候が良かったものの、10時30分にスタートする10km部門の直前に雨が降ってきた。3月の下旬となると「春の訪れで穏やかな日」と思われるかもしれないが、この日の天候は2月下旬を思わせるようなものだった。幸いにも私の出場した5kmのスタート前になって雨も止んだが、本当に服装をどうしようかと最後まで悩んだ。本当にこの日の天候は気まぐれだ。
寒くてギリギリまでアップをしていたので最前列には並ぶどころか、スタート場所は既に長蛇の列。何とか前から3列目くらいに入れてもらったものの、歩道からのスタートだった。 今回で最後の大会となるこの「足羽川マラソン」であるが、いかんせんスタート場所の幅が狭い。始まった当初は、クラブの練習会のような形でそれほど人数が集まらなかったので、スタート場所の道路幅は問題にならなかったのであろうが、今大会(愛30回大会)のように、大会始まって以来最高の参加者となっては、いささか窮屈な感じがする。改善をお願いしたくても今日が最後。どうしようもない。 スタートから200mは右へ左へ蛇行しながら前のランナーを抜いていく。最前列に並べないとこのような無駄なエネルギーを使いながら走らざるを得ない。 突き当たりを右折し、スタートから500mほどでかなりランナーが整理された状態になっていた。序盤であり、先頭ランナーのスピードが著しく速くないので、自分も何とか先頭グループの後方に付けていた。やや前には同じカテゴリーの選手が一人いることがわかった。 1kmを過ぎて、コースは左の方に曲がり足羽川を目指す方向に変わる。この辺りから徐々に先頭のランナーのスピードについて行けず後退し始める。今日は、胸と背中と両方にナンバーカードが付いているので、走っていても同年代の選手かどうかがすぐにわかる。 先頭からは徐々に遅れだしたものの、大きなストライドで走る同年代の選手とはほぼ並走状態。ただし見るからに40歳になったばかりの若い感じの選手。とはいえ勝負は見た目ではない。最後まで分からない。
足羽川への堤防道路をへの坂を登ると左手に足羽川が見えてくる。川幅はさほど広くはないが、この川は福井市内を東西に流れている福井市民の憩いの川だ。 今レースは全体的に前半は追い風ということもあり、2.5km地点の折り返しを8分24秒で通過。スタート場所が前年より数十メートル前方であることを差し引いても、ややオーバーペースだったかもしれない。いや、序盤で前方を走る選手を追い抜くのにエネルギーを使いすぎたせいだろう。折り返しでは、後半に対する余裕がかなりなくなっていた。 折り返すと案の定向かい風。条件はみな同じとはいえ、5km勝負なので序盤の出遅れは許されない。そのためには前半から飛ばしていかなければならないが、このさじ加減がなかなか難しい。 先ほど抜かれたN選手は既に50mほど前方。折り返してからは、前半並走していた同年代の選手には、こちらが徐々にペースダウンしてきたせいで徐々に離され出してきた。折り返してからは、集団から脱落。後半はほぼ単独走になってしまった。 ゴールは17分40秒と平凡なタイムで終わってしまった。 ラストラン大会にあわせて優勝を目論んだものの、理想通りの結果にはならなかった。現実はきびしーい!
本日の戦利品
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