第32回南木曽町・妻籠健康マラソン 参戦記
 この大会は、7年前の平成17年5月22日の第25回大会の時に、カミさんが走って年代別優勝をしているところです。当時は長男・かずたかは小3、長女・ゆかこは小1と小さく、大会の出場は手分けをしていたということもあり、私は3kmジョギングに付いていっただけでした。いつかは出場しようと思っていたところ、あれから7年もの時が経過してしまったわけです。

 さて、その7年ぶりではあるものの、初出場となるこの大会ですが、別の角度から見れば昨日出場した「第14回塩嶺王城パークライン10マイルマラソン大会」と合わせれば、2日連続の出場です。これは何と15年ぶり。前日の疲れも残ることは確実。パフォーマンスが落ちることを覚悟しての出場でした。もちろん狙いは2日連続の優勝です。

 スタートしてから最初の1kmくらいまで続く登り坂。いきなり脚がパンパンに張った状態となってしまいましたが、中盤は逆にオーバーペースになることもなくレースを展開。終盤に若干の順位変動があったものの、何とか2日連続で年代別の優勝をすることができました。

 この大会のコースは、全般的に道が狭くどうしても大人数に対応できないところがありますが、中山道の40番目の宿場町「妻籠(つまご)」の街並みを通るところは人気が高く、コースとしては素晴らしいものがあります。また、機会があれば出てみたい大会ですね。
 
●大会名   第32回南木曽町・妻籠健康マラソン
●開催日 平成24年6月3日(日)
●コース
 /大会要項

 /プログラム
南木曽総合グランド発〜南木曽会館着(長野県木曽郡南木曽町) →詳細地図

大会要項

プログラム

コースマップ
コースガイドはこちら
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●天 候 くもり、17℃くらい
●参加賞 選べる参加賞(Tシャツ、スポーツタオル、ランニングキャップ、ポンチョ、ボトルバッグから1つ)、塩飴(3つ)、お茶(ペットボトル)、スポーツドリンク(紙コップ)、お茶(紙コップ)、梅干し・漬物、豚汁サービス、福沢桃介記念館・山の歴史館入館割引券、温泉入浴割引券、檜はし作り体験割引券、町営駐車場無料駐車券、南木曽町博物館入場割引券、妻籠宿飲食利用割引券、妻籠宿土産物割引券
●結 果 23分48秒 (6km :総合第8位、男子50〜59歳  優勝)
●表 彰 賞状、霧しな(御岳)そば−つゆ付き5束
●過去の戦績 初出場
●交通手段等 【往路】
自宅5:21〜(一般道)〜名古屋IC〜(東名)〜小牧JCT〜(中央道)〜中津川IC〜指定駐車場(天白公園)6:44・・・指定駐車場6:47〜(シャトルバス)〜会場6:51
【復路】
会場10:15〜(シャトルバス)〜指定駐車場10:22・・・指定駐車場10:36〜(一般道)〜中津川IC〜(中央道)〜小牧JCT〜(東名)〜名古屋IC〜(一般道)〜自宅12:02
●費用
 
参加料 3,000円  
燃料 2,471円  206.5(km)/11.7(km/リットル)×140(円/リットル)
高速料金  2,000円
 (ETC割引/名古屋〜中津川) 1,000円)
 (ETC割引/中津川〜名古屋) 1,000円)
合 計 7,471円  
●種目、参加者(申込人数、★は加藤が参加した部門)及び各部門の優勝者(6km 男子50〜59歳は3位まで)
【10km−10時10分スタート】
区分 申込者数 優勝者氏名 年齢 住所  記録
男子高校生以上〜39歳以下 209人 西尾 修一 25 岐阜県 34’29”
男子40〜49歳 178人 黒田 健吾 43 岐阜県 37’45”
男子50〜59歳 164人 片岡 繁雄 51 愛知県 37’58”
男子60〜69歳 102人 石川 清明 62 愛知県 41’55”
男子70歳以上 32人 後藤 健介 73 岐阜県 47’52”
女子高校生以上〜39歳以下 87人 家高 有美 25 大桑村 45’03”
女子40〜49歳 49人 森 友紀 41 愛知県 42’26”
女子50歳以上 49人 杉岡 泉 56 岐阜県  46’06”
【6km−9時00分スタート】
区分 申込者数 優勝者氏名 年齢  住所 記録
男女小学生5〜6年 11人 井水 琢人 10 富山県 25’46”
男女中学生 25人 宮地 栄多 14 大桑村 24’29”
男子高校生以上〜39歳以下 50人 伊藤 翼 28 愛知県 22’58”
男子40〜49歳 43人 西尾 昌明 43 三重県 22’28”
★男子50〜59歳 52人 加藤 一郎 50 愛知県 23’48”
豊川 稔 59 愛知県 24’15”
松葉 桂二 57 岐阜県 24’32”
男子60〜69歳 31人 伊藤 勘次   愛知県 25’06”
男子70歳以上 32人 古畑 武利 72 松本市 28’38”
女子高校生以上〜39歳以下 48人 外山 麻美 30 愛知県 27’58”
女子40〜49歳 29人 中原 明美 48 愛知県 27’10”
女子50〜59歳 21人 谷口 由香 51 愛知県 24’48”
女子60歳以上 23人 矢沢 美代子 60 飯田市 29’50”
【3.2km−9時30分スタート】
区分 参加者数 優勝者氏名 年齢 住所 記録
ペア 23組 福元俊一・可愛 茨城県 16’54”
男子小学生1〜2年生 37人 増井 大翔 静岡県 14’05”
男子小学生3〜4年生 35人 早瀬 乃亜 栃木県 12’15”
男子小学生5〜6年生 37人 三井 航志 10 長野市 11’49”
男子小学生1〜2年生 21人 坂元 夏希 辰野町 14’30”
男子小学生3〜4年生 31人 渡部 春雅 埼玉県 13’23”
男子小学生5〜6年生 23人 松原 亜純 10 愛知県 11’51”
男女中学生以上一般 92人 鈴木 浩太郎 31 岐阜県 11’05”
総合計 1,557人  

自分が走るのは初めて
 冒頭に説明したようにこの大会にやってきたのは7年ぶり。ただし、走ったのはカミさんと子どもたちだったので、自分自身はノーエントリー。いつか出場しようしようと思いながら7年も経ってしまったのだなと思う。
 メイン会場は南木曽会館。スタートは南木曽総合グランドと変化はないものの、7年前より参加者が著しく多くなったせいか、駐車場がこの南木曽グランドから1.7kmほど離れた天白公園に変更されている。この天白公園に自動車を停めて、シャトルバスに乗り換えて会場にやってくるということだ。主催者には余分な負担が増えてしまったことになる。
 また、小学生向けの3kmコースもスタート場所が妻籠宿に変更となっている。もともと、歴史的な街並みが保存されている妻籠宿を走るのが目的なので、コース設定としては非常にいいことだと思う。しかしながらそのために、メイン会場から妻籠宿までシャトルバスによる移動が増えたことになり、こちらも主催者の負担が増えることになる。サービスがよくなるのはありがたいが、費用負担が増え大会が中止になるのが一番困る。最後は、参加料の値上げで選手に負担をしてもらうのがよいだろう。

天白公園(指定駐車場)→会場は、おんたけ交通のシャトルバスで移動。早朝6時45分からピストン輸送です。

メイン会場の南木曽会館。小学校の体育館よりも狭く、地方の公民館より少し大きいという施設です。選手ですぐに埋まってしまいました。

ゴール後の給水施設。お茶、スポーツドリンクの他、漬物、梅干しなど手作り感があっていいですね。

かき氷や焼き鳥などの出店もあります。すぐにでも食べたい・・・。

こちらは地元関係の出店。栗きんとんが美味しそうだったので、一つ購入しました。

ゴール手前では馬籠太鼓で応援です。

コース紹介(コースガイド) → こちらを参照して下さい。

2日連続優勝へ悪戦苦闘
本日のタイム(参考)
距離 SPLIT LAP
1km 4’38” 4’38”
残り4km 8’39” 4’01”
残り3km 12’06” 3’27”
残り2km 16’18” 4’12”
残り1km 20’25” 4’07”
ゴール 23’48” 3’23”
 2日連続の参戦という日程を決めたのは自分自身ではあるが、肉体的にはやはりきつかった。
 昨日、大会終了後に帰宅してから、行きつけの店で1時間ほどマッサージをしてもらう。張りは少なかったようではあるが、体の奥の疲労はなかなかすぐには取れない。そして大会当日・・・。

 前日のスタートが正午と遅かったが、この日の自分の出場する6kmのスタート時間は午前9時。昨日のスタートからすれば、21時間後となる計算だ。
 会場に到着してからはコースの下見をした以外は念入りにストレッチをして体の柔軟性を何とか作るように心掛けた。思っていたよりは何とかなりそうな感じ。平坦なコースなら、それなりに誤魔化せるかもしれないが、今日は昨日と同様に起伏のあるコース。登り坂をうまく乗り切れるかがポイントとなるはずだ。

 スタート10分ほど前にスタート地点の南木曽総合グランドへ向かう。6kmのエントリーは365人なので、スタート場所は比較的ゆったりとした感じが漂う。(ただし、10時10分スタートの10kmは800人以上のエントリーでスタート場所はギュウギュウだった)

 午前9時、まだ少し肌寒さが残る中、スタートする。
 このコースは南木曽総合グランドの横から出発し、細い道を左へ右へと直角に2度ほど曲がる。また、最初の1kmくらいまでは、急峻な坂が続くというランナー泣かせのコースだ。
 スタートラインに並ぶ選手というのは、当然勝負や記録にこだわる選手なので、このような狭いコースというのはバトルがあるので、接触による転倒の危険性が伴う。参加者も増えてきたので、主催者としてもグランドを周回させるなどして、一般道に入るまでに選手を分散させる方法を考えないといけないだろうと思う。

10時10分スタートの10km部門。エントリーは870人と多い。

スタートしてすぐに左折するが道が狭く後方は大渋滞。

 さて、私の方といえば、最前列に並べたおかげで序盤から先頭グループで走ることができた。細くて急峻な道を登り、国道19号線下のガードを抜けてどんどん坂を登っていく。決して速いペースではないが、あまりにも急峻な坂ですぐに脚がパンパンになる。この6kmコースの特徴としては、最初の1kmと4km〜5kmにかけての登り坂を上手に走ることができるかがポイントになるであろう。
 ついていかなければと思いつつも、体が動かずに先頭グループからずるずる遅れ出す。しかしながら、私と同じくらいのペースで走る中学生らしき選手が2人ほどいたので、彼らを利用してペースメイクしていく。
 妻籠宿に近づくにつれコースが下りだしてからは、徐々にペースが落ち着いてきた。脚の張りも幾分か緩んだ感じだった。

 妻籠宿にはいると、3.2kmに出場する小学生の選手の親たちだろうか、急に応援が多くなる。また妻籠宿を歩く観光客たちも珍しそうに見ている。自動車が走るようなコースではないので、交通規制をする必要はないであろう。東京マラソンのようにビル群の中を走るのもいいかもしれないが、このような歴史的価値のある宿場町の街並みを走るのも悪くない。いや、むしろ楽しいと言えるだろう。

 ちょうどこの辺りまで、並走していた選手が前を走り出す。こちらは前日の疲れもあるし、まだ後半の登りも控えているので無理せず先に行かせる。
 4kmあたりから始まる登り坂では、ペースが明らかに落ちてきている選手を少しだけ抜いていく。こちらも一杯一杯であるが、みな苦しいところだ。朝方コースの下見をしたので、登り坂の続き具合も分かっているので、登りきるまではとにかく粘ることとする。ここを登りきれば、後はほぼ下り坂になる。
 私は50歳代になったのであるが、まだ40代後半のTPACのH選手をこの登り坂で抜いていく。3月の「かかみがはらシティマラソン」では私の方が先着している。力のある選手だが、最近は調子が悪いのか。

 下り坂に入って途中に給水所があった。コップを2つとり、一つは飲み、もう一つは体にかける。気温はそれほど高くはないが、体はオーバーヒート状態だった。

 残り1kmを切り下り坂がきつくなる。先ほど抜いていったHさんが再び抜き返してくる。本来であれば、最後までバトルをしながらゴールを目指すべきであるのであるが、昨日の疲労も抜けず、またHさんとも年代(カテゴリー)が違うので、最後の下り坂は無理せずイーブンで下っていくことにした。登りも急だっったが、下りもあらためて走ると急な下り坂。脚がもつれて転倒する選手も出るかもしれない。

 ゴールタイムは23分48秒。スタート時に「一番前に並ぶのは目標タイムが24分以内の選手ですよ」という主催者側のアナウンスには辛うじて応えることができた。
 6kmのコースは一部周回コースであり、今日の支給されたナンバーカードが1枚で胸にしか付けてないので、私より前を走っている同年代の選手がいるかどうかが分からない。記録証発行所に行って記録証をもらう。恐る恐る見ると、「50歳代 第1位」と書かれている。ほっと安堵。こうして苦しみながらも何とか目標の2日連続の優勝を達成することができた。

ゴール手前の最後の下り坂

南木曽会館には多くの人だかり
ゴールの様子

ゴール後の給水はホッとします。

6km男子40歳代の表彰式

この日のメイン会場の南木曽会館はすごい混雑ぶりでした。

トン汁サービスは、会館より少し上の空地で行っていました。ちょっと分かりにくい場所でしたね。

早めに行ったのでまだ、空いていました。

地元のおばちゃんたちの手作りですね。

イモが多く私としては好きな感じです。
 また、会場では同じ走友会のY谷さんに久しぶりに会う。
 故障から復帰して2年ぶりのレースという。「無理せずにゆっくり入ってください」とアドバイスをする。彼女のこの日のエントリーは10km。終わってからメールをいただいたが、後半はペースを上げて走れ、さらに年代別で入賞したと報告をもらった。嬉しいお土産ですね。

本日の戦利品

今日の副賞は「霧しな(御岳)そば つゆ付き」を何と5束!乾麺の割には美味しく、年越しそばにも使えると家では好評でした。