第6回さようマラソン&ウォーク 参戦記
 兵庫県の国盗りをかけた遠征です。兵庫県は2度ほど国盗りにチャレンジしてはね返され、今回が3度目のチャレンジです。
 今回の遠征場所は、兵庫県佐用郡佐用町という町。兵庫県でも西部に位置し、岡山県と接している町です。中国自動車道を大阪方面から西へ走って行くと佐用IC、佐用JCT(鳥取道と接続)があるこの「佐用」です。

 今回は出場種目をハーフマラソンとしたこともあって事前にコースの下見をしたかったので、大会開催前の5日前の12月11日(火)にわざわざ佐用町にやってきてコースの下見&試走を実施しました。大きな起伏はないものの、スタート・ゴールの三日月中学校は高台にあったり、コースも川沿いに少しずつ上っていくことがわかり、事前に下見と試走が出来たのは大きな収穫でした。こうなればアウエーの不利さは少しは解消、コースを知っている地元ランナーといい勝負が出来ます。
 結果からいえば中盤以降4人の選手に抜かれたものの、総合9位、年代別では2位の選手に3分以上の差をつけて優勝することが出来ました。これでハイレベルの兵庫県も何とかクリアです。残り4府県。平成24年のレース活動はこれで終わりますが、平成25年の早い時期に国盗りが達成できたらと思います。

●大会名 第6回さようマラソン&ウォーク
●開催日 平成24年12月16日(日)
●コース
 /大会要項

 /プログラム
佐用町立三日月中学校発着(詳細地図)(兵庫県佐用郡佐用町)

大会要項

プログラム



コースマップ
コースガイドはこちら
それぞれクリックすると拡大します
●天 候 晴れ、10℃くらい
●参加賞 タオル、トン汁、ホルモンうどん、アミノバリュー(完走後)
●結 果 1時間20分47秒(総合第9位、21.0975km :男子50歳以上  第1位
●表 彰 賞状、たて、地元特産品の詰め合わせ(味噌せんべい、そばかりんとう、三日月さぶれ、そばの実バウンドケーキ)
●過去の戦績 初出場
●交通手段等
【12月15日(土)/1日目】
徒歩 自宅 13:07 自由ヶ丘駅 13:16
地下鉄 自由ヶ丘 13:17 金山 13:42 (名城線)
JR 金山 13:54 大垣 14:31 (東海道本線)
大垣 14:37 米原 15:12 (東海道本線)
米原 15:18 姫路 17:47 (東海道・山陽本線)
徒歩 姫路駅 17:50 ホテル 18:18
【姫路グリーンホテル坂元/泊】
【12月16日(日)/2日目】
徒歩 ホテル 6:11 姫路駅 6:45 (途中で朝食摂取)
JR 姫路 6:55 播磨新宮 7:30 (姫新線)
播磨新宮 7:45 三日月 8:02 (姫新線)
送迎バス 三日月駅 8:06 会場 8:10
【第6回さようマラソン&ウォーク 21.0975km 9:30スタート】
送迎バス 会場 12:43 三日月駅 12:46
JR 三日月 13:18 播磨新宮 13:35 (姫新線)
播磨新宮 13:36 姫路 14:06 (姫新線)
姫路 14:27 米原 16:53 (山陽・東海道本線)
米原 17:06 名古屋 18:12 (東海道本線)
地下鉄 名古屋 18:27 本山 18:42 (東山線)
本山 18:48 自由ヶ丘 18:50 (名城線)
徒歩 自由ヶ丘駅 18:50 自宅 19:00
※ 赤色の時刻は、実際に出発(到着)した時刻。青色の時刻は、出発(到着)予定時刻
●費用
 
参加料 3,000円  
JR 4,800円
 ( 青春18切符を11,500円で購入。下見時に1回使用、今回2日分使用。金券ショップで4,300円で売却のため、支出は以下の方法で算出。)
 (11,500−4,300)×2/3=4,800
地下鉄 520円 (自由ヶ丘〜金山、名古屋〜自由ヶ丘)
宿泊代 3,000円 (姫路グリーンホテル坂元/1泊素泊まり)
合 計 11,320円  
●種目、参加者(申込人数、★は加藤が参加した部門)及び各部門の優勝者(10km男子一般50歳以上は3位まで)
【21.0975km−9時30分スタート】
区分 申込者数 優勝者氏名 住所 所属 記録
高校生〜29歳(男) 62人 再田 光進 神戸市   1゜10’07”
30〜39歳(男) 84人 高橋 佑貴 鳥取県 はまなす走友会 1゜16’13”
40〜49歳(男) 109人 奥山 真輝 岡山県 クラレ岡山 1゜19’03”
50歳以上(男) 125人 加藤 一郎 愛知県 名古屋市役所走友会 1゜20’47”
岡崎 敏夫 鳥取県 ランプータン 1゜24’20”
佐藤 充 たつの市 日鉄住金環境 1゜26’24”
高校生〜39歳(女) 22人 白石 明佳 神戸市 神戸ドリームランナー 1゜35’09”
40歳以上(女) 46人 大西 直美 鳥取県 ランプータン 1゜26’14”
【5km−10時30分スタート】
区分 申込者数 優勝者氏名 住所 所属 記録
高校生〜29歳(男) 33人 細谷 康太 姫路市   19’07”
30〜39歳(男) 11人 山名 康史 姫路市   19’52”
40〜49歳(男) 24人 小河 靖昌 姫路市 小河競走部 18’01”
50歳以上(男) 39人 山本 正則 赤穂市 タテホ科学 18’04”
高校生〜39歳(女) 20人 平田 歩 姫路市   22’51”
40歳以上(女) 17人 川崎 志保 姫路市   23’59”
【3km−9時40分スタート】
区分 参加者数 優勝者氏名 住所 所属 記録
中学生(男) 20人 金森 拳之介 岡山県 伊里中学校 10’05”
中学生(女) 24人 吉富 菜々 姫路市 豊富中学校 11’21”
【1.5km−9時55分スタート】
区分 参加者数 優勝者氏名 住所 所属 記録
小学4年生(男) 26人 喜多村 慧 高砂市 曽根小学校 5’34”
小学4年生(女) 19人 鍜示 彩華 神埼郡 香寺走友会Jr 5’59”
小学5年生(男) 18人 吉川 陽 赤穂市 赤穂陸上教室 5’31”
小学5年生(女) 16人 小野 瑠南 岡山県 みやまSC 5’40”
小学6年生(男) 20人 庭月野 颯汰 西脇市 西脇小学校 5’26”
小学6年生(女) 20人 浅田 彩華 姫路市 八幡小学校 5’30”
ジョギング 26人 表彰なし
【1km−10時15分スタート】
区分 参加者数 優勝者氏名  住所 所属 記録
小学1年生(男) 10人 大山 泰世 宍栗市 土万小学校 4’40”
小学1年生(女) 10人 藤田 絹子 岡山県 福浜AC 4’42”
小学2年生(男) 17人 高見 陸亜 姫路市 広峰小学校 4’10”
小学2年生(女) 18人 吉岡 志姫 宍栗市 土万小学校 4’13”
小学3年生(男) 23人 川村 智哉 相生市 青葉台小学校 3’38”
小学3年生(女) 21人 橋本 那央子 姫路市 大津茂小学校 3’57”
ジョギング 49人 表彰なし
【ウォーキング9.8km−9時35分スタート、2.8km−10時32分スタート】
区分 参加者数 優勝者氏名 住所 所属 記録
ウォーキング9.8km 157人 表彰なし
ウォーキング2.8km 137人
総合計 1,223人  

青春18きっぷ

 今回の遠征での主役は「青春18きっぷ」。走友のNさんのオススメで時々利用している。今回の遠征先が兵庫県ということで近すぎず、また遠すぎず、適当な距離感があってちょうどよかった。

 「青春18きっぷ」をご存じない方もいるかと思うので概略を以下に簡単に説明する。
(1) 利用期間は学生が概ね長期休暇(春休み・夏休み・冬休み)に入る期間で、その約10日前から発売される。今回は発売期間が12月1日〜31日、利用期間は12月10日〜1月10日となっている。
(2) 1枚で、利用可能期間中に5回(人)まで利用できる。1回分は乗車日当日限り有効。
(3) 乗車できる列車は、JRの普通列車・快速列車の普通車自由席。普通・快速列車の普通車指定席を利用する場合には別に座席指定券を購入すれば、乗車することができる。また、普通・快速列車のグリーン車自由席に限り、グリーン券を別に購入することで乗車できる。
(4) 新幹線、特急・急行列車、普通・快速列車のグリーン車指定席、寝台車は原則として乗車できないため、別途乗車券が必要。
(5) JR線以外の他社線(私鉄・公営鉄道・第三セクター等の路線)では原則として使用することができず、JR線と他社線を直通運転する列車を利用する場合、他社線内の乗車区間についてはその区間に有効な乗車券類が別に必要。
大雑把に言えば、「1回でその日のうちのJR線の普通・快速にはどれだけでも乗ることが出来ますよ」ということになる。遠くまで行けば、相対的に料金が安くなるので利用価値は高いが、反面乗り換えが多くなること、接続列車の乗り換え時間が短く食事やトイレの時間を考慮しておかないと、ただ単に列車に乗っているだけになってしまうので、事前に時間をよく調べておく必要がある。

  今回はその「青春18きっぷ」を12月10日(月)に購入し、翌日の下見に1回。そして今回の遠征では、土曜日と大会当日の日曜日の2回の合計3回使用した。使用後は金券ショップで2回分を残し売却。11,500円で購入し4,300円で売却したので、事実上の購入額は(11,500−4,300)/3=7,200円。1回あたり、7,200円/3=2,400円となる。
 これを単純に名古屋(市内)−三日月で計算すると運賃は片道で5,250円。往復で10,500円なので、ほぼ正規運賃の半額以下で今回は遠征が出来た。遠征の費用の大半が旅費なので、春夏冬の期間限定ではあるがこの青春18きっぷは若者だけでなく私のような者にもありがたい存在であることは間違いない。

今回利用した青春18きっぷ。旅費は2日間でわずかに4,800円。

姫路からは姫新線で三日月駅へ。早朝6時55分発の列車で移動。

コース紹介(コースガイド) こちらを参照して下さい。

兵庫県の国盗り達成!
 今日の会場は兵庫県佐用郡佐用町。佐用と言えば、中国自動車道・佐用JCTのある街。鳥取方面に行くには、ここから鳥取自動車道で向かえばいい。また、JR姫新線と智頭急行の乗り換え駅として「佐用」がある。佐用町は兵庫県の西部に位置する山あいの街であるが、このように自動車で鉄道でも交通の要所となっている。

 今回の遠征では姫路市内に前泊。大会当日は姫路からJR姫新線で大会会場の最寄り駅「三日月駅」にやって来た。三日月駅からはシャトルバスで会場の三日月中学校へ。公共交通機関だけで大会会場までたどり着けるのは非常にありがたい。

JR三日月駅からはシャトルバスが出たので助かりました。

会場の三日月中学校。交通整理もきちんとしていました。

更衣の控え室となっていた三日月中学校体育館。雨天でも安心ですね。

こちらは体育館内の受付。
グランドには少しばかりですが、スポーツショップや露店が出ていました。子どもにはちょうどよかったですね。

開会式の様子

手前は豚汁とホルモン焼きうどんのテント

 さて今日の種目はハーフマラソン。兵庫県の国盗り目的の他に、来年2月の別大マラソンに向けての調整も兼ねてエントリーした。

 今日のスタート時間は午前9時30分。マラソン大会では、早い時間に分類される。
 スタート時間の5分ほど前にスタート場所に行ったが、スタートラインには選手がギッシリ埋まっていた。ハーフマラソンのエントリーは448人。決して多い人数ではないが、スタート場所の広さを考えると、少ない人数でもない。何とか三列目に入れてもらいスタートする。

 兵庫県地方は、昨晩雨が降ったこともあり、会場の三日月中学校のグランドは少しぬかるんでいたものの、走路のトラックの部分には水溜まりも無く走りやすかった。早朝にグランドの整備をしたのであろうか?

本日のタイム(参考)
距離 SPLIT LAP 5kmごと
1km 4’02” 4’02” 18’32”
2km 7’50” 3’48”
3km 11’22” 3’32”
4km 押し忘れ
5km 18’32” (7’10”)
6km 22’15” 3’43” 18’41”
7km 25’55” 3’40”
8km 29’36” 3’41”
9km 33’20” 3’44”
10km 37’13” 3’53”
11km 41’13” 4’00” 19’50”
12km 45’12” 3’59”
13km 49’16” 4’04”
14km 53’16” 4’00”
15km 57’03” 3’47”
16km 1゜00’54” 3’51” 19’19”
17km 1゜04’43” 3’49”
18km 1゜08’31” 3’48”
19km 1゜12’26” 3’55”
20km 1゜16’22” 3’56”
ゴール 1゜20’47” 4’25” 4’25”
 9時30分きっかりにハーフマラソンの部がスタートする。
 ハーフマラソンのコースは、三日月中学校のグランド内を1周半して校外の道路に出ていくというもの。中学校のグランド内では少々混み合っていたが、校外に出たところで選手はかなり整理されていた。最初の1kmくらいは概ね下りとなっている。ざっと順位を数えたところ10番目くらいだった。

 城下橋を越え、志文川に沿って道路を上流に向かって遡り出した頃には、5番目を走っていたものの、前後の走者の間隔が開いてしまい、単独走になってしまった。このあと12km付近でで後続の選手に抜かれるまで単独走は続いた。

 「けんこうの里三日月」付近で最初の折り返しをし、しばらく走ると5km地点の看板が見える。5kmの通過は18分32秒。序盤の距離表示が怪しくタイムの真偽はともかく、序盤はほぼ当初の予定通りだ。
 第1折り返し後は、先ほど走ってきたコースをそのまま戻る。風景が逆回しになるが、先ほどまでと異なるのは、先ほどまでは単独走だったので選手がほとんど見えなかったが、折り返してからは第1折り返しに向かってくる選手たちとすれ違うこと。途中からはウォーキングの部門の人たちともすれ違う。

 極東産業を過ぎると進路はそのまま南へ、旧三日月町の市街地へ向かう。
 人口の密集したところを走る大会ではないので旧三日月町の市街地での応援は人が非常に多く感じた。この付近がこの大会では一番標高が低いところになるのであろうか。
 また、旧三日月町の市街地を通り抜け、今度は本郷川に沿って道路を遡る。10kmの通過は37分13秒で、この5kmは18分41秒とテンポよく走れていた。

 しかしながらこのあたりから少し疲労感が出てきたので、ややペース落としたところ、前述のように12km付近で3人のグループに抜かれ、大内谷公民館上の第2折り返し後の15km付近でさらにもう一人の選手に抜かれ総合9位に後退してしまう。15kmの通過は57分03秒。全体的に登りが多かったとはいえ、この5kmは19分50秒を要した。後続の同年代の選手を確認するが意外にも大きく離れている。


ゴールする選手たち
 ハイペースで走る練習をあまりしていなかったせいか、15km以降はなかなかつらいものがあったが、下り基調のコースに助けられた。再び旧三日月町の市街地を通過しあとはゴールを目指すだけだ。

 極東産機下の分岐点からは少しずつ登りとなる。5km部門の選手やウォーキングの選手が入り交じり、最後の数kmは大渋滞だった。20kmの通過は1時間16分22秒。この5kmは少し持ち直して19分19秒。

 三日月中学校へ向かう急坂に最後の力を振り絞りかけ上がっていく。中学校に入ると選手たちの家族や応援者も多く待っており急に賑やかになる。
 グランドを半周ほど半時計回りに走りゴール!タイムは1時間20分47秒と目標の1時間19分台には届かなかったが、総合9位、年代別では優勝することが出来、ようやく兵庫県の国盗りを達成することができた。
 また平成24年中の優勝も「13」となり、気持ちよく年を越すことが出来そうだ。

豚汁の配布に並ぶ選手たち

スタッフは大忙し!

こちらはホルモン焼きうどんの行列

作るのに手間取り、時々行列が進まなくなっていました。

これがホルモン焼きうどん(左)と豚汁(右)。選手には無料で配られました。走り終わった後の体を満たすにはちょうどいい食材でした。

本日の戦利品

今回の戦利品は、賞状、クリスタルトロフィーのほかに大きな箱です。大きな箱の中が何だろうか非常に気になって自宅に戻って開けてみたところ・・・

地元の特産品である「味噌せんべい」、「そばかりんとう」、「三日月さぶれ」、「そばの実バウンドケーキ」でした。職場の女の子たちには非常に喜ばれました。