第11回いちのみやタワーパークマラソン 参戦記
 わが家の子どもたちが小さい頃、平成15年の第1回大会、平成17年の第3回大会にジョギング部門で参加して以来8年ぶりにやってきました。
 この大会のコースは主に木曽川のすぐ南側で、晴れれば風が強く、また寒いというイメージがあります。印象的には「晴れ」ですが、今回はどういうわけか雨天となってしまいました。冬の雨マラソンは冴えませんね。
 
今日の天候は、主催者発表で午前9時現在 天候:雨、気温:4.3℃、湿度:98.7%、風向:北西の風1.7mでしたが、雨天のために気温以上に寒く感じました。
 
 さて、レースの方ですが、スタートの12分ほど前にスタート場所に行ったこともあり、最前列を無事確保。しかしながらこの大会は高校生が多く、スタートしてからあっという間において行かれました。
 堤防道路の一部区間が未舗装であったため今日のような天候では路面はぐちゃぐちゃ。サイクリングロードもかなりの場所で冠水していたり、ゴールの一宮市光明寺公園球技場のグランドもぬかるみ、35分台の前半を目指していた私にとっては、残念なコンディションでした。タイムとしては微妙に35分台に到達しなかったものの、50歳代の2位の選手(同じ走友会のOさん)に44秒の差をつけてゴールし、平成25年の2勝目を達成しました。

 ここまでは良かったのですが、荷物を置いた球技場の観客席に戻ると、巧妙に財布から現金(紙幣15,000円程度)が抜き取られ、さらに小銭ついては小銭入れごと盗まれていました。朝会場で偶然一緒になった走友会のMさんは、現金の盗難の難は逃れたものの、犯人が現金を見つけきれなかった腹いせか、ジャージの下(ズボン)の盗難に遭ってしまいました。
 8,000人を超える大会規模になると、不審人物が探しにくいという盲点があるので、主催者側には選手が不在になる間は、このような被害が発生しないようにパトロールをしてもらうように申し入れをしておきました。皆さんも貴重品を預けることが出来る場合は、私のようにならないように是非とも「貴重品預かり」をご利用ください。
 
●大会名   第11回いちのみやタワーパークマラソン
●開催日 平成25年1月14日(月・祝日)
●コース
 /大会要項

 /プログラム
一宮市光明寺公園球技場前発〜同球技場着(愛知県一宮市) →詳細地図

大会要項

プログラム

コースマップ

コースガイドはこちら
それぞれクリックすると拡大します
●天 候 雨、4.3℃
●参加賞 Tシャツ、コモパン、チョコ(2切れ)
●結 果 36分01秒 (10km :総合第48位、一般男子50〜59歳以上  第1位)
●表 彰 賞状、トロフィー
●過去の戦績 初出場
●交通手段等 【往路】
自宅7:20〜(一般道/国道22号線/一般道)〜会場駐車場8:23
【復路】
会場駐車場12:40〜(一般道/国道22号線)〜KONAMI駐車場(送迎)〜(国道22号線/一般道)〜自宅14:14
●費用
 
参加料 2,000円  
燃料 1,077円  (66.1km)/(8.9km/リットル)×145(円/リットル)
合 計 3,077円  
●種目、参加者(申込人数、★は加藤が参加した部門)及び各部門の優勝者(10km 一般男子50〜59歳は3位まで)
【10km 11時00分スタート】
区分 参加者数 優勝者氏名 住所 所属 記録
高校生男子 99人 東 瑞基 一宮市 愛知高校 31’18”
一般男子29歳以下 252人 成田 和哉 豊田市 愛知工業大 32’21”
一般男子30〜39歳 548人 榎木 伴也 一宮市   34’19”
一般男子40〜49歳 582人 中野 哲也 名古屋市 竹中工務店 33’10”
一般男子50〜59歳 376人 加藤 一郎 名古屋市 名古屋市役所走友会 36’01”
大宮 和男 岩倉市 名古屋市役所走友会 36’45”
豊田 栄二 岐阜県 大垣消防鉄人会 38’05”
一般男子60歳以上 292人 豊川 稔 岡崎市 東洋産業(株) 38’30”
一般女子高校生〜29歳以下 180人 北本 可奈子 犬山市 千種高校 34’52”
一般女子30〜39歳 231人 土井 藍子 名古屋市   40’06”
一般女子40〜49歳 200人 浅野 朝子 岐阜県 那加中陸上部+1 39’57”
一般女子50歳以上 116人 谷口 由香 豊田市 館クラブ 40’08”
【5km 10時50分スタート】
区分 参加者数 優勝者氏名 住所 所属 記録
高校生男子 127人 服部 潤哉 江南市 中京大中京高校 15’31”
一般男子34歳以下 123人 飯田 幸希 扶桑町 扶桑町役場 16’30”
一般男子35〜49歳 218人 池田 昌雄 春日井市 内外カーボンインキ 15’52”
一般男子50歳以上 129人 杉浦 正二 岡崎市 岡崎中総RC 18’15”
一般女子高校生〜34歳 137人 森田 琴乃 名古屋市 千種高校 17’34”
一般女子35歳以上 131人 横山 龍子 あま市 七宝RC 23’24”
仮装の部 72人 仮装による表彰のため不明
【3km 10時00分〜10時15分でグループごとにスタート】
区分 参加者数 優勝者名 住所 所属 記録
中学生男子1年生 171人 宮崎 航 富山県 ACTOYAMA 9’46”
中学生男子2、3年生 200人 青山 尚大 江南市 宮田中学校 9’36”
一般女子(高校生以上) 125人 山本 彩乃 一宮市 津島北高校 10’27”
中学生女子1年生 99人 後藤 愛里紗 江南市 古知野中 11’09”
中学生女子2、3年生 79人 伊藤 みなみ 安城市 安祥中学校 11’13”
小学生男子5、6年生 509人 松元 響 東海市 渡内小学校 10’36”
小学生女子5、6年生 147人 松原 亜純 清須市 星の宮小学校 10’38”
小学生以上ジョギング 1,933人 表彰なし
親子ジョギング 296人
仮装ジョギング 190人
【1.5km 10時20分スタート】
区分 参加者数 優勝者名 住所 所属 記録
小学生以上ジョギング 598人 表彰なし
親子ジョギング 230人
総合計 8,242人  

11回目にして初参加の「いちのみやタワーパークマラソン」
 この大会の前身は平成13年まで15回開催していた「一宮シティマラソン」。当時は、会場が一宮市の中心に近い平島公園野球場だった。一宮競輪場のすぐ東といった方がわかりやすいだろう。
 この「一宮シティマラソン」には、平成元年の第3回大会から平成13年の第15回大会まで6回出場し、総合優勝−1回、総合第2位−4回と私には非常に相性の良い大会だった。開催時期も毎年11月の中旬で、暑くもなく寒くもなくほどよい気候だった。
 コースは、平島公園野球場の前の道路を西進し、岐阜街道(県道190号線)に出たところで南下。一宮の市街地を一部走り、今度は東進、南進し県立一宮高校の西側から繊維団地をぐるりと周回しその後北上し平島公園野球場内がゴールという本当にフラットなコースだった。
 私のお気に入りの大会であったのであるが、平成13年11月の第15回大会をもって終了してしまう。場所が場所だけに、市街地の交通整理、参加者のための駐車場の確保などの問題があったのであろう。あの場所での開催となると2,000〜3,000人程度が限界。私の記憶の限りでは、一宮市として参加者を増やすために現在の場所へ会場を移したようだった。

 そして平成15年1月に「いちのみやタワーパークマラソン」と名称も変更し第1回大会が開催された。第1回大会と第3回大会(平成17年)はカミさんが走りたいというので、私はジョギングの参加。平成18年の第4回大会に10kmでエントリーしたものの、長男・かずたかのサッカーの試合とバッティングし欠場。今回がマラソンでは走るのは初めてとなる。
 今日貰ったプログラムを見ると、過去10回のうち雨天は第5回大会(平成19年)の1回のみ。寒いけれど晴天の確率の高い大会であったが、今回だけは運が味方してくれなかった。ちょっと冴えない初参加の”いちのみやタワーパークマラソン”だった。

木曽川の河川敷が駐車場。相当広いがエントリーが8,000人を超えたため、このほかに「大野極楽寺公園多目的広場」と「コナミグループ一宮事業所」も臨時駐車場となり、会場に隣接しない残りの2つの駐車場からは会場までシャトルバスが運行された。

雨天にもかかわらず多くの参加者がありました。

受付は球技場のスタンド下。
スタンドから見たグランド。ブースがいろいろと出ていましたが、雨脚も強く閑散としていました。

立派な球技場ですが、スタンドの下の方は屋根がなく雨に濡れてしまうので、選手の多くはスタンドの上の方にいます。

コース紹介(コースガイド) →
こちらを参照して下さい。

レース
 今回は久しぶりの愛知県内のレース。走友会の主催する駅伝大会を除けば、平成20年12月の東浦マラソン以来、約4年ぶりの地元のレースとなる。それだけ国盗りのために遠征を繰り返していた裏返しでもある。

 その久しぶりの地元のレースであるが、冴えない雨天のレースだった。
 スタート時間は午前11時。10kmは最終種目である。ウォーミングアップ、着替え、ウインドスプリントなどを行い、スタート地点にはスタートの12分ほど前に行ったが何とか最前列を確保。主催者が「40分」などのようなプラカードを持っていたせいか、見るからに分不相応な人は前方には見当たらない。

10時ちょうどスタートの3km(中学生男子)のスタート3分前

 11時ちょうどにスタート。最前列のために混乱はなかったものの、スタート位置付近には高校生が多くいたため、スタート直後のダッシュは凄まじい。20年くらい前ならば、あの勢いで走っていったものの、最近は無理せずになるべくイーブンペースで走るように心がけている。
 1kmくらいまでは、同じ走友会のM谷さんと走っていたものの、その後はこちらのペースがずるずると落ちて離れていってしまった。今日の目標は、まずは年代別の優勝。記録としては35分前半のタイムであるが、気象条件、道路コンディションからかなり厳しいと感じる。
 1kmの通過は3分17秒。ややオーバーペース気味であるが、今日はこんな感じで行くしかないだろうと思った。

本日のタイム(参考)
距離 SPLIT LAP 5kmごと
1km 3’17” 3’17” 17’45”
2km 6’52” 3’35”
3km 10’28” 3’36”
4km 14’05” 3’37”
5km 17’45” 3’40”
6km 21’33” 3’48” 18’16”
7km 25’07” 3’34”
8km 28’47” 3’40”
9km 32’22” 3’35”
ゴール 36’01” 3’39”
 1km過ぎのロータリーを右折、さらに駐車場から堤防道路に上がり、再びスタート地点に向かう。ちょっと変則的なコースだ。堤防に上がったところで、自分のペースが落ちだしたせいか、後続の若い選手に次々と抜かれ出す。一喜一憂せずに、自分のペースを貫くことにする。
 2.5kmほどすると堤防道路を下り、メイン会場の光明寺公園球技場の駐車場の間を通り抜け、再びスタート地点を通り過ぎ東進する。
 3kmの通過が10分28秒。平均すると3分30秒/kmペースに近づいてきた。こんなものだろう。選手はかなりばらけて、この辺りからは抜く選手も抜かれる選手もほとんどいなくなった。

 ツインアーチ138の前を通り、再び堤防道路へ登る。この先の堤防道路は一部がなぜか未舗装であり、先週の下見の時に「雨天だとぐちゃぐちゃになるだろう」と危惧してことが現実となった。
 未舗装部分の中央部には、先に走っていった選手と思われる足跡がたくさんついていたものの、見るからにぬかるんで走りにくそうだったので、私はこの未舗装区間はほぼ左端か右端を走ることにし、ぐちゃぐちゃを回避した。5kmの通過は17分45秒。3分30秒ペースが維持できずにズルズルペースが下がりだしている。天候のせいか?道路コンディションのせいか?実力か?


1月15日付けの中日新聞に掲載されました。クリックすると拡大します。
 ぬかるんだ堤防道路を終え、コースはUターンするような形で堤防道路を下る。ようやく舗装路に戻りホッとしたものの、次には難敵が待ち構えていた。
 野球場のグランドの横付近は良かったものの、サイクリングロードに出くわすと今朝からの雨で、サイクリングロードのあちこちで冠水状態になっていた。前を走る選手はかまわず突っ切って走っているが見るからに走りにくそう。私は先ほどの堤防道路と同様に、冠水していないところを見つけて走っていった。サイクリングロードは途中で2つに分かれているところもあるが、ルール上はどちらを走ってもOK。とはいうものの、水たまりを避けるためにかなり蛇行しながら走ってしまった。

 9kmの通過が32分22秒。ペースを上げないと36分を切ることが出来ない。残り1km付近からペースを上げて走り、ゴールのある光明寺公園球技場に戻ってきたものの、この球技場のグランドコンディションは、先ほどの未舗装の堤防道路以上に悪く、田んぼか畑かというようなぬかるみ状態だった。懸命に走りゴールし、ストップウォッチを押したところ自分の時計では「35分59秒19」と辛うじて36分台にはなっていなかったものの、記録賞交付所で貰った記録賞には、公式タイム「36分01秒」、ネットタイム「36分00秒」と記載されていた。タイム的には残念であったが、目標の年代別1位は確保でき、平成25年の2勝目を上げることが出来た。

表彰式。雨天のため表彰式はスタンド下の本部で行われました。2位は同じ走友会のO宮さん。

本日の戦利品

参加料2,000円でいろいろなものをいただきました。赤い紙袋の中身が気になります。

トロフィー、賞状のほか、ファイテンの「ラクワ ネックス(2,520円)」「アップジェル(1,575円)」、F−RUNの腕時計(3,675円)、ニューバランスの手袋(840円)、WIND UPのソックス(500円程度か?)と今回はかなり稼いできました。