第37回富士裾野高原マラソン大会 参戦記

 この大会も以前から出場しようと思っていて、ようやく出場することが出来た大会の一つです。
 何せ、大会名に「富士」が付いており、また場所も静岡県裾野市ですから、富士山の絶景が楽しめることは間違いありません。
 残念ながら大会当日は朝から小雨混じりの天候。雨は上がり、日が射してきたものの、この日は帰るまでとうとう富士山の雄姿を拝むことは出来ませんでした。私の日頃の行いが悪かったせい?でしょうか・・・。
 
 さて大会の方ですが、静岡県を中心に4,200人ほどのランナーが集まって来ました。多くの大会がジョギング部門で参加者を稼いでいますが、この大会はジョギング部門がありません。昨今のランニングブームもあって4,200人ほどのうち約半数の2,000人ほどがハーフマラソンにエントリーですから、最近は、速く走るよりも長く走りたいという人が多いような気がします。

 そのハーフマラソンの部のスタートの様子をを見ていましたが、スタート場所の裾野市運動公園陸上競技場の第2コーナーから後方に100m以上の行列が出来ていました。ハーフマラソンだけでこれだけの人が陸上競技場からスタートしていくとなると、少々スタート場所が手狭ではないかと感じました。
 また10km部門は、陸上競技場内を概ね1周半まわってから競技場から出て行きますが、スタートしてから先頭と最後尾が完全にくっついてしまい、行列を整理する係員さんたちが、苦労しながら上手に選手をさばいている光景を目の当たりにしました。

 私の方ですが、5月のさわやかな気候の中、気持ちよく走ることを期待していたのですが、大会当日は5月に入って最高に蒸し暑い天候となり、序盤から暑さと登り坂で久しぶりに堪えるレースでした。
 終盤は後方から追い上げがあるのではないかと肝を冷やしながら走っていましたが、苦しい中、今回も何とか逃げ切って帰ってきました。簡単には勝たせてもらえないですね。みなさんが思っているほど余裕は無いですよ・・・。
 
 また、会場も多くのブースが出店しているので、見ているだけでも楽しいと思います。近くに温泉施設もあるので、家族連れでゆっくり過ごすにも良さそうな大会と感じました。
 

●大会名 第37回富士裾野高原マラソン大会
●開催日 平成25年5月12日(日)
●コース
 /大会要項
 /プログラム
裾野市運動公園陸上競技場発着(地図)(静岡県裾野市) 

大会要項

プログラム

コースマップ
コースガイドはこちら
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●天 候 晴れ、気温23℃、湿度70%
●参加賞 Tシャツ、豚汁、スポーツドリンク(ゴール後/ペットボトル)、スポーツドリンク(ゴール後/コップ)、大野路施設利用割引券、富士サファリパーク入場割引券
●結 果 18分22秒(5km:男子50歳〜59歳 第1位、総合第14位)
●表彰 盾、メダル、賞状、イチゴ(章姫3L)
●過去の戦績 初出場
●交通手段等 【往路】
自宅5:18〜(一般道)〜(給油)〜(一般道)〜名古屋IC〜(東名)〜愛鷹PA(休憩)〜(東名)〜裾野IC〜(一般道)〜会場駐車場8:22〜(徒歩)〜会場8:34
【復路】
会場12:16〜(徒歩)〜会場駐車場12:30〜(一般道)〜裾野IC〜(東名)〜日本平PA(昼食)〜浜名湖SA(休憩)〜名古屋IC〜(一般道)〜自宅15:50
●費用
参加料 3,500円  
燃料 5,822円 490.7(km)/11.8(km/リットル)×140(円/リットル)
高速料金 5,200円
 (ETC割引/名古屋〜裾野) 2,600円)
 (ETC割引/裾野〜名古屋) 2,600円)
合 計 14,522円  
●種目、参加者数(申込人数) 及び 各部優勝者。5km 男子50歳〜59歳は10位まで (★は加藤が参加した部門
【ハーフマラソン−10時00分スタート
区分 参加者数 優勝者氏名 年齢 住所 所属 記録
男子高校〜34歳 448人 水野 友登 26 富士市 東部ハンディ 1゜18’24”
男子35歳〜39歳 252人 薮下 大雄 37 横浜市   1゜18’12”
男子40歳〜49歳 542人 平尾 昌彦 41 富士宮市 旭化成富士 1゜14’57”
男子50歳〜59歳 363人 山本 康夫 53 島田市 島田陸協 1゜21’12”
男子60歳以上 184人 保坂 好久 64 下田市 ナチュラルフーズ 1゜26’48”
女子高校〜39歳 105人 西尾 千沙 29 伊豆の国市 静岡陸協 1゜23’34”
女子40歳〜49歳 79人 星野 芳美 46 沼津市 eA静岡 1゜22’48”
女子50歳以上 52人 岩本 ふみ子 53 富士市 タートルズママ 1゜35’31”
【10km−10時25分スタート】
区分 参加者数 優勝者氏名 年齢 住所 所属 記録
男子高校〜34歳 290人 山田 祐樹 24 練馬区 練馬1普連 34’08”
男子35歳〜39歳 157人 舘下 賢二 39 小山町 偵察教導隊 35’57”
男子40歳〜49歳 283人 鈴木 浩二 42 御殿場市 富団付RC 35’33”
男子50歳〜59歳 205人 北條 伸行 51 沼津市 エノトラ 38’59”
男子60歳〜69歳 131人 桜井 成樹 61 富士宮市   42’20”
男子70歳以上 72人 野澤 佐介 70 ふじみ野市 埼玉大井RC 44’34”
女子高校〜39歳 127人 村松 夏子 36 富士市   41’44”
女子40歳〜49歳 81人 村瀬 典子 49 富士市 スルガAC 45’24”
女子50歳以上 71人 高岡 聡子 50 菊川市 菊川虹の丘 46’17”
【5km−10時35分スタート】
区分 参加者数 優勝者氏名 年齢 住所 所属 記録
中学男子 27人 三須 健乃介 14 沼津市 ★沼津愛鷹中★ 16’51”
男子高校〜34歳 97人 山本 祥平 26 三島市   16’57”
男子35歳〜39歳 42人 花園 進 39 浜松市 天竜AC 17’34”
男子40歳〜49歳 108人 笠井 慎 45 南伊豆町 ナチュラルフーズ 17’27”
★男子50歳〜59歳 68人 加藤 一郎 51 名古屋市 名古屋市役所走友会 18’22”
小野 春彦 58 横浜市 KITC 18’49”
古澤 秀和 56 二宮町 平塚江南高校教員 18’59”
川名 亙 55 大和市 スカイドリル 19’01”
山崎 靖雄 52 小山町   19’05”
池田 健二 51 三島市 三島走友会 19’07”
山崎 末広 56 長泉町 マイペース 19’30”
草山 重夫 55 南足柄市   19’40”
磯部 雅弘 52 菊川市   20’05”
10 大庭 稔博 55 磐田市 磐田市消防署 20’09”
男子60歳以上 84人 佐藤 伸一 64 南足柄市 湘南RC 19’19”
女子高校〜29歳 56人 山本 このみ 27 函南町 伊豆箱根鉄道 20’11”
女子30歳〜39歳 44人 内藤 美穂 36 茅ヶ崎市   22’11”
女子40歳〜49歳 52人 味沢 由里 42 沼津市 チーム最後尾 24’11”
女子50歳以上 51人 鈴木 ロラニエ 53 川崎市 多摩川クラブ 21’45”
【3km−10時40分スタート】
区分 参加者数 優勝者氏名 年齢 住所 所属 記録
小学男子 64人 河並 遼 11 平塚市 大原小学校 10’21”
小学女子 50人 菅田 もも 10 函南町 函南RC 11’04”
中学女子 12人 室伏 香音 13 小山町 小山中学校 10’37”
総合計 4,197人  

各部10位まで入賞の富士裾野高原マラソン大会

 この大会の大きな特徴として、10位までを入賞とし表彰がある。部門としてはハーフマラソン8部門、10km9部門、5km10部門、3km3部門で合計で30部門ある。したがって単純に計算すれば、入賞者の合計は300人となる。今回の参加者が約4,200人なので約7.1%が入賞者となる。他の大会を調べていないので比較は出来ないが、入賞者の絶対数だけは間違いなく多い大会であると思う。人数の少ない部門では、かなり高い可能性で入賞を狙うことも可能だ。

 この大会で入賞したことがきっかけで、走ることにはまり、世界へ飛躍していく人が現れたりすれば、入賞者を増やすというもはいいことではないかと思う。

部門数が多かったものの、受付テントでの受付はスムースでした。

こちらはキネシオテープのコーナー。無料なのでしょうか、行列が出来ています。

手前は「鳥皮餃子」をウリにしてた店です。

記念タオルの販売ブース

朝採れたての野菜でしょうか?

花き類関係も多かったのが目につきました。

ファイティンのブースも順番待ちの行列

ちょっと珍しいサングラス専門店

ウエア関係は2店舗

焼きそばとかお好み焼き、走る前から食べたくらいです。

ドリンク類に・・・

パンなどとバラエティーに富んだ出店ブースでした。

メイン会場は裾野市運動公園陸上競技場

荷物などを置いておくには、陸上競技場のメインスタンドが便利ですね。ただし盗難には要注意。

天気が回復してきたので、陸上競技場の芝生スタンドにも多くの人が陣取っていました。

コース紹介(コースガイド)→ 
こちらを参照してください。

蒸し暑さと、連続する登りに苦戦!
 今日エントリーしたのは5km。毎年12月から3月上旬あたりが体調のピーク。4月以降は仕事も忙しくなってくることもあるが、気温の上昇とともに練習による疲労が堪えるので、夏場は練習の質・量ともに落としている。そのためこれからしばらくは季節は、短めの距離のエントリーが多い。

 かつては、夏はトライアストン、冬はマラソンというように年間を2シーズンに区切ってオフらしきオフも設けずに通年で活動してきたが、最近は夏の暑さが異常に堪える。夏の間は、出場する大会はなるべく北の地方へ、練習時間は早朝か高原のなるべく涼しいところで行うようにしている。競技を長く続けていくには、体もきちんとケアしていかなければならない。若いうちはあまり感じなかったが、体というのは機械部品と違って交換できないものなので、常日頃から大切にしていかなければならないものであると思う。若いうちは、あまり気にしなかったが、歳をとってくると常々たった一つの体なので、いたわりながら競技を続けていかなければならないと事ある度に感じる。

 さて今日私の参加する5km部門のスタート時間は10時35分。10時ちょうどのハーフマラソン、10時25分の10kmの次となる。
 10kmは私の出場する5kmの10分前のスタートであるが、スタート位置の関係で10km部門は競技場を約650m走ってから場外へ出て行く。
 それに対し、5km部門はスタート地点から約150mほど走って競技場外へ出て行くという設定。10km部門と5km部門のスタート時間の差は10分あるものの、競技場内で500mほど10km部門は余分に走るので、5分/kmで走るランナーであれば、実質のスタート時間の差は5分となる。もちろん、後方のランナーは7分/kmくらいかもしれないので、同じコースを先に走っていく10km部門のランナーのうち後方のランナーに追いついてしまうのでは無いかとスタート前から気になる。

10時ちょうどにスタートするハーフマラソンの選手たち。エントリーは約2,000人。

 今回もスタートに関してはいい位置取りをしたいので、5km部門のスタート場所付近には10時20分頃に行った。
 10km部門のランナーは、スタート後に5km部門のスタート場所前を通過していく。10km部門の最後尾が通過してから整列するので最後尾のランナーの通過を待っていればいいのであるが、10km部門の選手たちは競技場を約650m走ってから場外へ出て行くため、10km部門の最後尾のランナーが5km部門のスタート場所を通り過ぎていくまで待っていなければならない。この時間が概ね5分ほどであっただろうか。そのため5km部門のランナーは、スタート位置に整列することが出来る状態から、実際にスタートするまでの時間がかなり短かった。このあたりは来年以降改善して欲しいところである。

ハーフマラソンの先頭を走るランナー。フィールド内では太鼓の応援がされている。また、後方は約2,000人のランナーの行列が出来ていることがわかる。

次から次へと選手がやってきます。家族や仲間らの応援にも熱が入ります。

 さて私の出場した5km部門は10時35分ちょうどに号砲が鳴る。今回も最前列を確保し、ロスなしでスタートを切る。
 5km部門のスタート場所は3000m障害の水壕のすぐ横。ここから約150m走って競技場外へ出て行く。ここ一週間ほどスピード練習らしき練習を行っていないので、スタート後のスピードに対応するのが大変だった。

 競技場から外へ出て行くところで15人ほどのランナーが既に私の前にいる。
 しばらく走っていくと私と同年代の5200番台のランナーを前方に発見。私はこの大会ではアウェー。参加者名簿は見たものの、知らないランナーばかりで誰もマークをしていなかった。スタート後のスピードには少々自信があったので、私の前に既に同年代のランナーがいたのは少々驚きであった。
 後方に付こうかどうしようか迷ったが、今日のコースからすれば前半に差をつけた方がいいという判断で、すぐ横を抜き去り前に出る。付いてこられたら、またそれはそれで考えればいい。

 今日は前半の登りで差をつけ、下りで差を詰められないようにしながら逃げていくという戦法を取ることにする。距離が短く後半の追い上げでは差が付かないので、前半で勝負に出るという作戦だ。

 序盤は、先頭とさほど差が無かったものの、ハーフマラソンの「1km」付近の看板くらいから先頭の数人がペースを上げだして徐々に差が出始める。
 序盤は、思ったよりハイペースであったが、とても最後まで付けそうもないペースだったので、先頭集団から遅れ出す。このあたりは、承知済み。先ほど説明したように、序盤の貯金で逃げる作戦ではあるものの、超オーバーペースになってはいけない。感覚的なものであるが「ややオーバーペース気味」というか、今日は5kmのロードレ−スであるが4kmを走りきるペースというか、そういうやや速めのペース感覚を今回は前半に求めた。
 
 しかしながら目の前には、恐ろしいことが待っていた。
 10分前にスタートしていった10km部門の最後部集団がどんどん近づいてくる。ポツリポツリと縦長の列をなしていれば問題はないのであるが、2車線の道路全体にその集団は広がっている。登り坂になっているので、こちらのスピードも4分/kmほどに低下していたかもしれないが、前を走る最後尾あたりの集団は7〜8分/kmくらいだろうか、みるみる近づいてその集団に追いつく。
 最初のうちは、道路の中央線から少し右側から追い抜いていけば良かったのであるが、すぐにこの集団の中をジグザグに走らなければ追い抜けないような事態となってしまった。折り返し地点までの数分間は、まさに障害物競走となってしまった。

本日のタイム(参考)
距離 SPLIT LAP
1km 表示なし
2km 表示なし
3km 11’24” 11’24”
4km 14’48” 3’24”
ゴール 18’22” 3’34”
 緩く登っていた坂も、ヤクルト本社くらいから斜度が急激になっていった。しかし、試走を兼ねて下見をしているので折り返し地点が近いことは承知のこと。とにかく今日は前半に貯金をして走ることが目的なので、折り返し地点までは攻め続けて走らなければならない。

 折り返し地点は13番目でUターン。ようやく障害物競走から解放される。
 すれ違う後方の選手をここで確認するが、5200番台の同年代の選手(2番手)とは折り返して15〜20mほどですれ違う。単純計算で30〜40m差。時間にすればせいぜい10秒程度であろうか。しかしながら後半は下り坂なので、この10秒程度の差を残り3km弱で一気に詰めるのは難しいはずだ。若い選手なら十分可能であるが、自分と同年代の選手でここから後半ペースを上げて勝負できる選手は少ない。

ゴールを目指す選手たち。ここでも太鼓の応援がありました。

いよいよ公園内に入ってきます。

 今日に限っていえば、この作戦は成功だった。
 練習不足で後半十分に走ることができたかといえば「ノー」であるが、遅いながらもイメージするような展開に持ち込むことが出来た。残り1kmを切ってから若い世代の選手一人に抜かれるものの、接戦になるような展開にならずにゴールをすることが出来た。

 公道にでてから、往路はほぼ登り、復路はほぼ下りというコースではあったが、タイム的には少なくとも17分台では走らなければという反省は残った。

陸上競技場の前は緩い登り坂。最後の最後に坂が残っていました。

ゲートをくぐればあと約400mです。

ゴール前のラストスパート!

続々とゴールする選手たち

ゴール後はすぐに記録証を発行してもらえます。

ちょっとわかりにくい場所ですが、競技場の外にスポーツドリンクによる給水施設がありました。気がつかなかった方も多かったようです。ゴール近くに持ってくるべきですね。

またちょっと離れたところに、豚汁の無料サービスがありました。気温がやや高い日で、豚汁とはややミスマッチングの日でした。

しかし具材もよく、私好みの味噌で仕上げてあり。とっても美味しかったです。

番外編
 帰宅する際に、東名高速の日本平PAに立ち寄りました。どうしてもシラスや桜エビを食べたかったからです。日本平PAは小ぶりの施設ですが、食堂のメニューが豊富で何を頼もうか迷いに迷いましたが、初志貫徹。シラスと桜エビの入った「ばあちゃん豚汁と駿河紅白丼(930円)」を注文しました。地元産の食材が豊富に使われています。もちろん「まいう〜!」ですよ。

この丼はサイコー!です。シラスがメチャメチャ多いです。

メニューはこんな感じで写真入りで掲載されています。

本日の戦利品

左から賞状、メダル、クリスタルの盾、そして今回は副賞がありました!

何と静岡産の「章姫」の3Lサイズが4パックです。1パック18個入りですので、イチゴが72個!