第37回富士裾野高原マラソン大会 参戦記 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
各部10位まで入賞の富士裾野高原マラソン大会 この大会の大きな特徴として、10位までを入賞とし表彰がある。部門としてはハーフマラソン8部門、10km9部門、5km10部門、3km3部門で合計で30部門ある。したがって単純に計算すれば、入賞者の合計は300人となる。今回の参加者が約4,200人なので約7.1%が入賞者となる。他の大会を調べていないので比較は出来ないが、入賞者の絶対数だけは間違いなく多い大会であると思う。人数の少ない部門では、かなり高い可能性で入賞を狙うことも可能だ。 この大会で入賞したことがきっかけで、走ることにはまり、世界へ飛躍していく人が現れたりすれば、入賞者を増やすというもはいいことではないかと思う。
コース紹介(コースガイド)→ こちらを参照してください。 蒸し暑さと、連続する登りに苦戦! 今日エントリーしたのは5km。毎年12月から3月上旬あたりが体調のピーク。4月以降は仕事も忙しくなってくることもあるが、気温の上昇とともに練習による疲労が堪えるので、夏場は練習の質・量ともに落としている。そのためこれからしばらくは季節は、短めの距離のエントリーが多い。 かつては、夏はトライアストン、冬はマラソンというように年間を2シーズンに区切ってオフらしきオフも設けずに通年で活動してきたが、最近は夏の暑さが異常に堪える。夏の間は、出場する大会はなるべく北の地方へ、練習時間は早朝か高原のなるべく涼しいところで行うようにしている。競技を長く続けていくには、体もきちんとケアしていかなければならない。若いうちはあまり感じなかったが、体というのは機械部品と違って交換できないものなので、常日頃から大切にしていかなければならないものであると思う。若いうちは、あまり気にしなかったが、歳をとってくると常々たった一つの体なので、いたわりながら競技を続けていかなければならないと事ある度に感じる。 さて今日私の参加する5km部門のスタート時間は10時35分。10時ちょうどのハーフマラソン、10時25分の10kmの次となる。 10kmは私の出場する5kmの10分前のスタートであるが、スタート位置の関係で10km部門は競技場を約650m走ってから場外へ出て行く。 それに対し、5km部門はスタート地点から約150mほど走って競技場外へ出て行くという設定。10km部門と5km部門のスタート時間の差は10分あるものの、競技場内で500mほど10km部門は余分に走るので、5分/kmで走るランナーであれば、実質のスタート時間の差は5分となる。もちろん、後方のランナーは7分/kmくらいかもしれないので、同じコースを先に走っていく10km部門のランナーのうち後方のランナーに追いついてしまうのでは無いかとスタート前から気になる。
今回もスタートに関してはいい位置取りをしたいので、5km部門のスタート場所付近には10時20分頃に行った。 10km部門のランナーは、スタート後に5km部門のスタート場所前を通過していく。10km部門の最後尾が通過してから整列するので最後尾のランナーの通過を待っていればいいのであるが、10km部門の選手たちは競技場を約650m走ってから場外へ出て行くため、10km部門の最後尾のランナーが5km部門のスタート場所を通り過ぎていくまで待っていなければならない。この時間が概ね5分ほどであっただろうか。そのため5km部門のランナーは、スタート位置に整列することが出来る状態から、実際にスタートするまでの時間がかなり短かった。このあたりは来年以降改善して欲しいところである。
さて私の出場した5km部門は10時35分ちょうどに号砲が鳴る。今回も最前列を確保し、ロスなしでスタートを切る。 5km部門のスタート場所は3000m障害の水壕のすぐ横。ここから約150m走って競技場外へ出て行く。ここ一週間ほどスピード練習らしき練習を行っていないので、スタート後のスピードに対応するのが大変だった。 競技場から外へ出て行くところで15人ほどのランナーが既に私の前にいる。 しばらく走っていくと私と同年代の5200番台のランナーを前方に発見。私はこの大会ではアウェー。参加者名簿は見たものの、知らないランナーばかりで誰もマークをしていなかった。スタート後のスピードには少々自信があったので、私の前に既に同年代のランナーがいたのは少々驚きであった。 後方に付こうかどうしようか迷ったが、今日のコースからすれば前半に差をつけた方がいいという判断で、すぐ横を抜き去り前に出る。付いてこられたら、またそれはそれで考えればいい。 今日は前半の登りで差をつけ、下りで差を詰められないようにしながら逃げていくという戦法を取ることにする。距離が短く後半の追い上げでは差が付かないので、前半で勝負に出るという作戦だ。 序盤は、先頭とさほど差が無かったものの、ハーフマラソンの「1km」付近の看板くらいから先頭の数人がペースを上げだして徐々に差が出始める。 序盤は、思ったよりハイペースであったが、とても最後まで付けそうもないペースだったので、先頭集団から遅れ出す。このあたりは、承知済み。先ほど説明したように、序盤の貯金で逃げる作戦ではあるものの、超オーバーペースになってはいけない。感覚的なものであるが「ややオーバーペース気味」というか、今日は5kmのロードレ−スであるが4kmを走りきるペースというか、そういうやや速めのペース感覚を今回は前半に求めた。 しかしながら目の前には、恐ろしいことが待っていた。 10分前にスタートしていった10km部門の最後部集団がどんどん近づいてくる。ポツリポツリと縦長の列をなしていれば問題はないのであるが、2車線の道路全体にその集団は広がっている。登り坂になっているので、こちらのスピードも4分/kmほどに低下していたかもしれないが、前を走る最後尾あたりの集団は7〜8分/kmくらいだろうか、みるみる近づいてその集団に追いつく。 最初のうちは、道路の中央線から少し右側から追い抜いていけば良かったのであるが、すぐにこの集団の中をジグザグに走らなければ追い抜けないような事態となってしまった。折り返し地点までの数分間は、まさに障害物競走となってしまった。
折り返し地点は13番目でUターン。ようやく障害物競走から解放される。 すれ違う後方の選手をここで確認するが、5200番台の同年代の選手(2番手)とは折り返して15〜20mほどですれ違う。単純計算で30〜40m差。時間にすればせいぜい10秒程度であろうか。しかしながら後半は下り坂なので、この10秒程度の差を残り3km弱で一気に詰めるのは難しいはずだ。若い選手なら十分可能であるが、自分と同年代の選手でここから後半ペースを上げて勝負できる選手は少ない。
今日に限っていえば、この作戦は成功だった。 練習不足で後半十分に走ることができたかといえば「ノー」であるが、遅いながらもイメージするような展開に持ち込むことが出来た。残り1kmを切ってから若い世代の選手一人に抜かれるものの、接戦になるような展開にならずにゴールをすることが出来た。 公道にでてから、往路はほぼ登り、復路はほぼ下りというコースではあったが、タイム的には少なくとも17分台では走らなければという反省は残った。
番外編 帰宅する際に、東名高速の日本平PAに立ち寄りました。どうしてもシラスや桜エビを食べたかったからです。日本平PAは小ぶりの施設ですが、食堂のメニューが豊富で何を頼もうか迷いに迷いましたが、初志貫徹。シラスと桜エビの入った「ばあちゃん豚汁と駿河紅白丼(930円)」を注文しました。地元産の食材が豊富に使われています。もちろん「まいう〜!」ですよ。
本日の戦利品
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