第30回記念大町アルプスマラソン 参戦記

 初出場の「大町アルプスマラソン」です。この大会もキャッチフレーズの「日本の屋根を走ろう!」に惹かれて、以前から出場しようと思っていましたが、国盗りが一段落つきそうなので、今回初めてエントリーしました。この大会は、種目がフル、ハーフ、10km、5km、3kmとバラエティーに富んでいるところがいいですね。
 エントリー種目としては、さすがにこの時期にフルマラソンを走りきるだけの練習が出来ていないので、今回はハーフマラソンにエントリーしました。

 8月中にコースの下見を兼ねて二度ほど現地を走っているので、ペース配分については「天候:晴れ、気温15℃、風速2m程度」をイメージして考えていました。
 しかしながら何と天候は「雨」。全国的に雨の一日でしたが、この大町地方も梅雨のように一日中雨が降り続いていました。
 
 そのハーフマラソンのコースですが、第一折り返しの8km過ぎまでは概ね下り、折り返し後から17km過ぎの次の第二折り返しまでは、逆に登り一辺倒というコースです。8km〜17kmの走り方でこのレースの行方が概ね決まるといっていいでしょう。

 そして結果ですが、結局今日は雨に苦しめられ、中盤は4分/kmを超えるペースにダウンしてしまい撃沈。ゴール寸前にも同年代の選手に一人抜かれ、年代別では4位と三ヶ月ぶりの敗戦となってしまいました。ただし、同年代のトップの選手とのタイム差が1分少々ですので、その日の体調によって順位が入れ替わるレベルで、出来としてはまずまずだったかもしれません。
 それよりも、もう一度機会があれば、天候のいい日に北アルプスを眺めながら、気持ちよく走りたいと感じました。
 

 

●大会名 第30回記念大町アルプスマラソン
●開催日 平成25年10月20日(日)
●コース
 /大会要項
 /プログラム
大町市運動公園陸上競技場発着(地図)(長野県大町市) 

大会要項

プログラム



コースマップ
コースガイドはこちら
いずれもクリックすると拡大します
●天 候 雨、気温12℃くらい
●参加賞 フィニッシャータオル、スポーツドリンク(いずれも完走後)、湯豆腐、きのこ汁サービス、大町市内温泉入浴料割引サービス等、立山黒部アルペンルート割引券、りんごサービス、漬け物サービス、湯茶サービス
●結 果 1時間25分04秒(ハーフマラソン:壮年男子(50歳代)第4位、総合第17位)
●表彰 賞状、りんご9個、鱒の甘露煮セット
●過去の戦績 初出場
●交通手段等
【10月19日(土)/1日目】
徒歩 自宅 11:37 千種台中学校バス停 11:40
市バス 千種第中学校 11:41 楠元町 11:48
【リグレ 本山店でマッサージ/12:00〜13:00】
地下鉄 本山 13:15 名古屋 13:30 (東山線)
高速バス 名鉄BC 14:10 松本BT 17:40
17:29
徒歩 松本BT 17:40 ホテル 17:45
【ホテル飯田屋/泊】
【10月20日(日)/2日目】
徒歩 ホテル 6:50 松本駅 7:11 (途中で朝食摂取)
JR 松本 7:16 信濃大町 8:17
8:13
シャトルバス 信濃大町駅 8:20 会場 8:27
【第30回記念大町アルプスマラソン ハーフマラソン 10:00スタート】
シャトルバス 会場 13:17 信濃大町駅 13:26
JR 信濃大町 14:13 松本 15:14
15:12
徒歩 松本駅 15:14 松本BT 15:50 (途中でお土産購入)
高速バス 松本BT 16:00 名鉄BC 19:33
19:19
地下鉄 名古屋 19:51 本山 20:06 (東山線)
地下鉄 本山 20:19 自由ヶ丘 20:21 (名城線)
徒歩 自由ヶ丘駅 20:21 自宅 20:33
※ 赤色の時刻は、実際に出発(到着)した時刻。青色の時刻は、出発(到着)予定時刻
●費用
参加料 4,000円  
市バス 200円 (千種台中学校〜楠元町)
地下鉄 520円 (本山〜名古屋、名古屋〜自由ヶ丘)
高速バス 5,000円 (名鉄BC〜松本BT/往復割引)
JR 1,300円 (松本〜信濃大町/往復)
宿泊料 4,190円 (楽天ポイント200点使用)
合 計 15,210円  
●種目、参加者数(申込人数) 及び 各部優勝者。10km 男子(50歳以上)は6位まで (★は加藤が参加した部門
【フルマラソン−8時50分スタート
区分 参加者数 優勝者氏名 住所 所属 記録
一般男子 1,209人 田畑 幸司 岡谷市 岡谷市役所です 2゜37’41”
壮年男子・50歳代 722人 高橋 英雄 神奈川県海老名市 ころちゃんず 2゜43’11”
壮年男子・60歳代 中村 辰夫 岐阜県美濃加茂市   3゜20’04”
壮年男子70歳以上 岩本 輝朗 奈良県安堵町 岩井ビニールK 3゜59’46”
一般女子 165人 島田 優子 長野市 長野アスリート 3゜15’32”
壮年女子・50歳代 79人 戸澤 久美 愛知県名古屋市 2NDWIND 3゜26’20”
壮年女子・60歳以上 内川 祥子 長野市   4゜09’46”
【ハーフマラソン−10時00分スタート】
区分 参加者数 優勝者氏名 住所 所属 記録
一般男子 453人 西沢 紀元 大町市 昭和電工大町 1゜12’59”
★壮年男子・50歳代 310人 轟 哲郎 長野市 きたながのRC 1゜23’54”
嘉部 勝喜 長野市   1゜24’26”
工藤 雅彦 静岡県沼津市 明電舎 1゜25’02”
加藤 一郎 愛知県名古屋市 名古屋市役所走友会 1゜25’04”
丸山 修樹 大町市   1゜25’26”
太田 正明 長野市 オリオン機械 1゜26’58”
壮年男子・60歳代 奥原 敏彦 木祖村   1゜33’31”
壮年男子・70歳代 水野 鯛一 愛知県稲沢市 稲沢走友会 1゜44’05”
一般女子 228人 坂口 瑛 富山県高岡市   1゜29’45”
壮年女子・50歳代 118人 中田 弘美 静岡県浜松市 静岡陸協 1゜28’17”
壮年女子・60歳以上 中谷 さゆみ 辰野町   1゜49’58”
【10km−10時15分スタート】
区分 参加者数 優勝者氏名 住所 所属 記録
一般男子 231人 羽川 英一 茅野市 (株)イースタ 32’48”
一般女子 191人 渡辺 真紀子 茨城県水戸市   43’48”
【5km−10時20分スタート】
一般男子 71人 野村 一成 埼玉県さいたま市   17’49”
一般女子 85人 西澤 萌香 松川村 大町高校 21’12”
中学生男子 28人 藤原 大地 上田市 腰越JSC 17’10”
中学生女子 9人 田中 ジェシカ 上田市 腰越JSC 18’39”
【3km−9時05分、9時10分、9時35分スタート】
区分 参加者数 優勝者氏名 住所 所属 記録
小学校1・2年男子 45人 内堀 翼 上田市 腰越JSC 12’40”
小学校1・2年女子 19人 牧内 大華 上田市 腰越JSC 13’13”
小学校3・4年男子 75人 丸山 翔平 長野市 川中島JRC 11’18”
小学校3・4年女子 45人 宮澤 実亜 筑北村 川中島JRC 11’54”
小学校5・6年男子 51人 宇津野 篤 上田市 腰越JSC 10’09”
小学校5・6年女子 49人 高木 更紗 上田市 腰越JSC 11’14”
中学生男子 48人 市川 楓 東御市 上田市立丸子中 10’00”
中学生女子 32人 内田 梨湖 上田市 腰越JSC 11’09”
ペア(中学生以下と一般) 17組 松野 鉄平
川口 卓純
  大町北小学校 12’28”
ペア(小中学生) 65組 金子 真一
鈴木 明日
  滴水館 12’17”
総合計 4,427人  
   

松本市内で前泊
 今回は今シーズン初のハーフマラソン。レース終了後には、それなりの疲労が発生するはずであり、帰路の運転中に眠くなることもあり得るので、今回は公共交通機関を利用して現地に行くことにした。

 また、大町市内のホテルを確保することが出来なかったので、松本市内で前泊とすることにした。名古屋・松本間は高速バス(所要時間3時間19分)を利用。運賃は往復で5,000円。
 これに対してJRのワイドビューしなの(所要時間2時間03分)で名古屋・、松本間を利用すると運賃3,260円+特急料金2,100円(自由席)=5,360円。JRの方が、時間としては1時間以上早いが、JRの片道の料金でバスの往復分の料金を超えてしまうので、特段急いでいる場合を除いてJRは利用しづらい。渋滞で時々遅れることもあるが、安くて乗り換えの少ないバスの存在はありがたい。

コース紹介(コースガイド)→
こちらを参照してください。

北アルプスは見えず終い
 大会当日、この日の朝は雨音によって起こされた。
 数日前から天気予報では「雨」となっていたので予想通りであるが、やはり走るときはスカッと青空の下で走りたい。
 最近、大会で雨に降られた記憶があまりない。直近の雨天の大会となると、一月の「いちのみやタワーパークマラソン」にまで遡る。以来だろうか。

 松本からはJR大糸線で信濃大町へ。さらに会場までは、JR信濃大町駅からシャトルバスを利用してやってきた。今年の参加者は約4,500人ということで、会場付近はとてもごった返していた。
 雨天になってしまったので、選手の控室はどこだろうかと思っていたが、メインの陸上競技場から200mほど離れたところにある体育館が選手の控室となっていた。晴れていれば、青空にテントを敷いて陣取る選手もいるだろうが、今日はこの体育館さまさまであった。
 屋外には、スポーツショップや地域の特産品の店屋などの出店も多かったが、今日は如何せん雨降りだったので、多くの店屋は閑古鳥が鳴いていたようだ。

 また、楽しみにしていた北アルプスの雄姿であるが、今日は一度も顔を見せることが無かった。8月にコースの下見と試走で二度ほど大町市までやってきたが、この時は冠雪が無い北アルプスの山々を拝ませてもらった。今日は頂に冠雪を蓄えた北アルプスを拝ませてもらう気満々でやってきたが、そういう意味ではとても残念であった。来年とはいわないが、あの雄姿を見るためにまたいつかやってきたいと思う。

素晴らしい「お・も・て・な・し」
 人口が約3万人の大町市に、今回は全国各地から4,500人ほどのランナーが集まって来た。受け入れする市としては当然のことながら一大イベントである。

 この大会の感想としては「お・も・て・な・し」の気持ちがよく出ていたと思う。信濃大町駅にやってきてから帰るまで、いろんなところでの気配りが感じられた。
 JR信濃大町駅で降り立ってからシャトルバスへの誘導、選手控室となる体育館の荷物預かり、そして一番驚いたのがスタートゴールの大町市陸上競技場のトラックだった。
 ここのトラックはアンツーカ(「土」のトラックのこと)のため、今日のような天候では一瞬のうちにドロドロになってしまう。「田んぼになってしまった」といった方がわかりやすいだろう。
 そのトラック全面に、何とブルーシートを敷き詰めたのであった。ブルーシートの枚数もさることながら、これだけの作業を地道に行ったことについては、非常に頭の下がる思いだ。ぱっと見ると、ブルートラックの全天候型の陸上競技場にも見える。もちろんこんな体験は初めてである。
 その他、レース後にはりんごや漬け物、冷えた体に嬉しい湯茶のサービス。利用者は少なかったが足湯にマッサージ、そして冷えた体に温かい湯豆腐ときのこ汁のサービスは嬉しかった。晴れればサイコー!リピーターが多いのも頷けるような気がする。

JR松本駅から7時16分発の信濃大町行きの列車に乗って会場へ向かいます。

乗客の多くはマラソンの参加者のようです。ただし8時50分スタートのフルマラソンに出場する人には厳しい時間。乗っていたのは、ハーフマラソン、10km等に出場の人でしょうか。

JR信濃大町駅には、シャトルバスへ案内するスタッフさんがいました。誘導も上手ですね。

7分ほどで会場へ到着しました。アクセスとしては申し分ありません。

横断歩道もランナー優先

アーチもこの日のために立てられました。

体育館前の受付。

各部門ごとに分かれているので、スムースに受付がされていました。

ショップ関係は残念ながら雨天で客の入りがあまりよくなかったようです。

普段は子どもたちの行列が出来る店屋も閑散としていました。

スポーツショップも数軒出店がありましたが、こちらも客の入りが悪かったようです。

冴えない雨天のレース


大町市運動公園陸上競技場は、全天候型の陸上競技場ではなく、雨が降るとトラックがぬかるんでしまう。この日は、トラック一面にブルーシートを敷き詰め、ランナーの足もとを守る「お・も・て・な・し」があった。これには驚いたランナーも多かったようだ。

 会場の「お・も・て・な・し」は最高の評価であったが、レースは終始雨天でこちらは最悪であった。もちろん天候は、主催者がどうこうできるものではないのでやむを得ないのであるが、初参加の大会が雨となるとどうしても印象が悪くなる。ただし自分の場合は、二度ほど試走に来ているので、とことんイメージが悪いわけでは無い。

 この日の最初の種目はフルマラソン。8時50分スタートである。このスタート時には、時間雨量で2〜3mmほどの降り方だった。ウエアの上からビニールを着ているランナーもたくさんいる。
 その後に3kmの各部がスタートし、自分の出場するハーフマラソンは10時ちょうどのスタートだった。スタート時にはフルマラソンのスタート時のような降り方ではなく、やや小降りとなっていたものの、しばらくすると雨の降り方はまた強くなってきた。


競技場を出てきたフルマラソンのランナーたち。スタート時間は8時50分と早い。

 今大会では、陸連登録者はスタートライン近くに整列できる。ハーフマラソンの登録者は約60人ほどだったので、二列目に並ばせてもらった。今日は1時間20分ほどは走ることになる。スタートで焦る必要はない。

本日のタイム(参考)
距離 SPLIT LAP
1km 3’45” 3’45”
2km 押し忘れ 7’35”
3km 11’20”
4km 15’07” 3’47”
5km 18’54” 3’47”
6km 22’53” 3’59”
7km 26’44” 3’51”
8km 30’37” 3’53”
9km 34’49” 4’12”
10km 38’49” 4’00”
11km 42’58” 4’09”
12km 47’10” 4’12”
13km 51’23” 4’13”
14km 55’40” 4’17”
15km 59’52” 4’12”
16km 1゜04’11” 4’19”
17km 1゜08’31” 4’20”
あと3km 1゜13’00” 4’29”
あと2km 1゜16’57” 3’57”
あと1km 1゜20’56” 3’59”
ゴール 1゜25’04” 4’08”
 10時ちょうどハーフマラソンのスタートが切られる。
 トラックにはブルーシートが張られているので足もとのぐちゃぐちゃ感はないものの、ブルーシート上には雨水がかなり溜まっていたので、スタートしてからの前を走るランナーからの水跳ねはすごかった。
 トラックを約半周して競技場外へ出る。さらに200mほど公園内を走り抜け一般道へ出る。このあたりで前を走るランナーは約20人ほど。雨は小降りであまり気にはならないが、いつ大降りになるかわからない天候のせいか、上半身にビニールを着て走っているランナーもいる。空気抵抗が増えるし、後々蒸れてくるので邪魔になるのでは?と心配になる。

 サークルKを過ぎて最初の1kmを3分45秒で通過する。まずまずの出足といった感じだった。
 今日のレース展開としては、8km過ぎの第一折り返しまでは下り基調なので5kmを19分ほどのペースで走り、8km過ぎから17km過ぎの第二折り返しまでは今度は上り基調となるので、5kmを何とか20分ほどのペースでまとめる予定である。ただし今日は最初の想定と異なるのが、雨天ということ。気温も12℃と低く、雨でウエアもまとわりつくので、少しペースが落ちるかもしれないと感じていた。

 5kmを18分54秒で通過。当初の予定の19分を6秒ほど切っているが、まずまずのペースだった。ただし、ここから少しペースを落としたせいか、6km過ぎに後ろから数人のランナーに立て続けに抜かれる。うち一人は同年代のランナーであったが、まだ先は長いのでここで焦ってついていくことはしなかった。

 8km過ぎの第一折り返しで順位を確認したところ18番目で折り返しをしたことがわかった。ここから先はしばらく上り一辺倒に変わる。
 折り返ししてから先ほど曲がってきた「国営公園入口」交差点までの登り坂は厳しく、一気にペースダウンを余儀なくされる。先ほどの数人抜かれたランナーには同年代のランナーが含まれていたので、彼が見える程度の位置につけておかなければならないと考えていた。9km過ぎからも緩やかな上りが続く。10kmの通過は38分49秒。この5kmは19分55秒で辛うじて20分を切っている。まずまず予定しているタイムであった。この辺りで先行する同年代のランナーとの距離が少し縮まってきた感じはあったものの、確実に近づいてくる感じはなかった。

 11kmを過ぎると、10km部門の折り返し地点があり、10時15分にスタートをした10km部門のランナーが折り返していくので、少々走りづらくなってきた。雨脚もこの辺りで少し強くなってきた。14kmを過ぎ、10kmコースのランナーが右折をしてゴールに向かい出すと、急激にランナーの数が減り、付近を走るのはほとんどハーフマラソンのランナーだけになった。同年代のランナーの距離は縮まるどころか、むしろ開きつつあった。ただしすぐ後方に、同じペースで走るランナーがいたので、大崩れすること無くペースメイクをするにはよかった。

 15kmの通過は59分52秒。この5kmは21分03秒と予定よりも1分ほど遅い。予想以上に登り坂のペースダウンがボディーブローのように効いてきている。タイムの見積もりが少し甘かったか?天候もこういう状態なので、今日の出来の評価は難しい。

 15kmを過ぎ仏崎観音へ向かうところからコースは細かく曲がり出す。直線一辺倒よりも変化があって私自身は好きだ。この辺りも下見・試走をしているので織り込み済み。
 16km過ぎに給水所があり給水をする。今日は雨天で気温も低いが、ここで3箇所目の給水所であるが、全ての給水所で給水をしてきた。こういう天候でも喉だけはしっかり渇くようだ。
 16km過ぎからは、上り勾配がきつくなってきた。第二折り返しの大出橋過ぎで折り返すまでは、最後の登り坂になる。結構脚に来ていて、ペースは上がらない。同年代のランナーとは、かなり離れてしまった。このあたりから、ポツリポツリと第二折り返しからゴールに向かうランナーと少しずつすれ違う。同年代のランナーとはちょうど橋を渡るあたりですれ違った。また、橋の途中で、もう一人先行する同年代のランナーとすれ違う。ナンバーカードで同年代と知るが、このランナーはノーマークだった。18番目で第二折り返しをターンする。ここからゴールまでは下り坂+平坦路で登り坂は、ほぼ無いといっていいだろう。脚を休めながら坂を下っていった。

 ところが、下りだしてから併走していたランナーが、前に出て少しずつ彼と差が出始めた。残りは約4km。ペースアップしたいところであるが、脚に余裕があまりなく、競技場に近づくまでもう少しの我慢しようと考えた。前に出た併走したランナーも大きく離れることも無く、少し間が開いた感じであって、競技場の近くまでほとんど同じようなペースだった。

 コンビニ・サークルKのある交差点を左折すると、残り1kmの標識が見えてきた。久々のハーフマラソンもゴールが近づいている。同年代の2人のランナーには追いつけそうもないが、このままだと年代別では3位でのゴールになりそうであった。

 運動公園に戻って来ると、さすがに雨天ながらも応援が増えてきた。あと競技場を1周すればゴールであったが、競技場ではこのブルーシートが予想以上に走りにくかった。他部門のランナーではあるが、どういうわけかブルーシートの外側の芝生の上を走っているランナーが多かった。私は一向に構わずブルーシートの上を走るものの、ブルーシートの下にも相当雨水が溜まっているみたいで、かなりぐちゃぐちゃで走りにくかった。ここで少し加減して走ったせいだろうか、ゴールする直前に一人のランナーに抜かれてしまった。後でわかったのであるが、このランナーに抜かれたために着順が一つ下がってしまった。後ろに目があるわけではないので仕方がないが、競技場内をキチンと走っていれば・・・という思いは多少残った。

ゴールを目指すランナー。この日のフルマラソンの部門のランナーは、相当長時間雨に濡れ続けたことになってしまった。
 それにしても、この日の天候にはまいった。
 土砂降りにはならなかったものの、走っている間はほぼ雨が降り続き、久しぶりの雨中のレースとなった。この天候では自分の走りの評価をするのは難しいが、機会があれば北アルプスの雄姿を見るために再度やってきたいと思う。「お・も・て・な・し」が素晴らしい大会。みなさんにもオススメの大会であることは間違いありません。

 最後にゴール後に声かけをしていただいた、地元大町市のランナーさんありがとうございました。このサイトの読者だそうでありがとうございます。名前を聞くのを忘れてすみませんでした。

陸上競技場のメインスタンド下でしゃ、ゴール後のランナーに漬け物やりんご、湯茶が振る舞われていた。

りんごは食べ放題であったが、雨降りで体が冷えたせいか、湯飲みに入れてもらった湯茶に人気があった。

体育館横ではいろんなブースがありました。足湯もありましたが、あいにくの天候で入っている人は少なかったです。

足湯の隣にはマッサージサービス。こちらも体をまず温めたいというランナーが多かったせいか、利用者は少なかった感じでした。

湯豆腐サービスもありました。ちょっと珍しいサービスです。

私も一ついただきました。豆腐そのものはとても美味しかったのですが、少し冷めていて体を温めるには至りませんでした。

こちらは「きのこ汁」のサービス。冷え切った体を温めるには最高のサービスでした。ありがとうございました。

こちらがそのきのこ汁。この日の天候にはグッドタイミング。体の芯まで温かくなる感じでした。

きのこ汁を食する選手たち。雨よけのテントがもう少しあればよかったですね。

本日の戦利品


賞状の他、りんご9個と紙包みをいただきました。りんご9個は職場で分けて食べてもらいました。

紙包みは開けてみると、鱒の甘露煮。ちょっと珍しいものでしたが、職場の同僚にプレゼント。

フィニッシャータオル。デザインがいいですね。デザインが気に入ったのでここで取り上げてみました。