第32回犬山国際友好シティマラソン 参戦記 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
この大会で耐えるところ・・・ この大会では、他の多くの大会が整列時に採用している申告タイム順を導入していない。デパートの開店セールよろしく、早く並んだもの順にスターとをすることになる。早くから並んだのであるから、その労をねぎらうという観点では正論であるが、シティマラソンといえども競技と銘打って開催しているので、危険を回避するのであれば前から走力順に並ばせるべきであろう。5kmだけでもエントリーが1,000人以上もあるので、前列で転倒すれば後続のランナーも巻き添えになって、スタート場所では大混乱になる。こうなればけが人が出ることは必至。主催者側は責任を問われることになりかねない。 これまでこの大会でそのような大きな事故が出ていないのが不思議なくらいであるが、事故が起きてからでは遅くないので、そろそろ走順に並べるように変えたらどうかと思う。 多くの大会では、安全に大会を運営するために、走力順に走者を並べる努力をしている。一つには申込時に申告タイムを書かせナンバーカードで走力を振り分ける方法(静岡駿府マラソン)、プラカードに目標タイム(予想タイム)が書き込まれ、そのプラカードの付近で選手を待機させる方法(東海シティマラソン)などがその手法だ。 話を戻す。 私に走力があるかどうかはさておいて、今大会の目的は部門別で優勝して、米国デービス市への派遣のチャンスを得ることにある。7年前に出場したときは、目論見通り部門別で優勝したものの、抽選ではずれ派遣のチャンスを逃した。何回も優勝すればそのうち当たるかもしれないので、諦めずに毎年参加しなければならない(といいながらサボっている)。 まずは第一関門として、その部門別優勝を目指すが、そのためにはスタートラインに近いところに陣取る必要がある。
今回出場した5km部門のスタート時間は10時25分。各部門ともスタート場所はライン大橋付近なので、前の部門がスターとする毎に、後の部門がスタートラインへ移動することになる。私の出場した5kmの前にスターとした部門は3kmジョギング(10時05分)。つまり、その前までに5kmの集合場所に集まっておかなければならない。 今回10時頃には集合場所に行ったものの、スタート時間までの約20分はスタートラインの前で寒さに耐えながら待たなければならない。この日は風があまり吹かず、比較的穏やかであったが、遮るものの無い最前列での待機は寒さに堪えた。上半身は、ランシャツ+アームウォーマー+手袋、下半身はランパン+タイツ。上半身が寒すぎた。長袖シャツくらいは着用しておくべきだったと反省。雨など降ればなお大変。スターと前から耐寒という勝負が始まっている。 コース紹介(コースガイド) → こちらを参照して下さい。 オーバーペースで失敗 スタートの3分前から係員のアナウンスが始まる。「2分前〜!」、「1分前〜!」そして10秒目からはカウントダウン。カウントダウンは、小学生や中学生などフライングする輩がいるので止めて欲しかった。この大会では恒例のようであるが、こちらも改善の余地あり。 10時25分に何とかスタートを切るが、今日はワンテンポ遅れた感じでのスタートだった。そのせいというわけではないが、あっという間に多くのランナーによって目の前の視界が妨げられる。ざっと30人くらいはいただろうか。スタートから約850m先の四日市交差点までは、抜くことも抜かれることもほとんど無く走っていく。前日は雪であったが、走路には雪も無く、また、風も穏やかで走るには非常にいいコンディションだった。 四日市交差点を右折して木曽川の堤防道路にコースを移す。 木曽川の堤防道路は景色がやや単調であるが、コースが少しずつ右に左にうねうねと曲がっているので、今回は走っていても飽きることは無かった。ただし、最短コースを位置取りしようとすると、前を走るランナーをかわさなければならないので、そのことについては少々手こずった。
折り返してから気が抜けたわけではないが、ペースが徐々に落ちだしてきた。5kmでは滅多に抜かれない女子選手(女子高生?)にも堤防道路上で抜かれる。少し前に集団がいたが、徐々に集団との距離が開きだした。そして再び四日市交差点付近(スタートから約3.5〜3.6km)で、ここまで後方にいた同年代のTさんに抜かれる。Tさんとは、昨年の四日市シティロードレース以来となるが、前回とは逆に私が追い抜かれる立場になってしまった。 今日は完全にまずい展開。どう考えても序盤に突っ込みすぎだった。 四日市交差点を過ぎると犬山高校前の急坂がある。ランナー泣かせの坂だ。ビハインドになってからのこのコースはキツイのひと言だった。喘ぎ喘ぎ登って本町の交差点(スタートから約4km)にたどり着いた頃には、Tさんとの差も徐々に開いていた。ラストスパートまで持ちこたえられれば勝負になったかもしれないが、今日はその前に脚を使いすぎてしまった。 Tさんから遅れること14秒、17分59秒で何とかゴール。米国デービス市への派遣のチャンスは消えてしまった・・・。残念! 何度も出ていればチャンスは巡ってくるに違いない。来年も諦めずに出場しよう! 本日の戦利品
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