第32回犬山国際友好シティマラソン 参戦記
 7年ぶりの出場です。
 子どもたちが中学生になる前までは、家族連れでよく参加していました。大会後にはモンキーパークなどにそのまま遊びに行ったりして一日を楽しんでいました。その子どもたちも今や高校生と中学生。陸上競技部の長距離パートなら一緒に参加するかもしれませんが、そうでなければ親と行動する年齢ではなくなりました。わが家ではこの大会の位置づけはこんな感じです。

 それからこの大会に私があまり走らなかった大きな理由があります。それは、別大マラソンの一週間後になるからです。
 市民マラソンとはいえ競技ですから、なるべくならば万全の体調にして臨みたいところです。しかしながら、一年に1回くらいしか走らないフルマラソンの一週間後となると、まだまだ脚は張っているわ〜、スピードも出ないわ〜と、負け戦(いくさ)に出かけるようなものです。したがってこの大会の参加のほとんどは、子どもたちと走る1kmジョギングでした。

 今回も負け戦になるのは重々覚悟の上での参戦でしたが、やはり脚の奥の方の疲労は残ったまま。また、スピードの維持が厳しく終盤に失速し、残り1kmほどで逆転されてしまいました。さすがに甘くないですね。
 とはいえ久しぶりのこの大会でしたが、木曽川の堤防道路から見る風景や犬山高校前の坂など以前のままであり、時間が経過してもこの大会が待っていてくれたという雰囲気が非常によかったと思います。
 


●大会名 第32回犬山国際友好シティマラソン
●開催日 平成26年2月9日(日)
●コース
 /大会要項

 /プログラム
ライン大橋交差点発〜犬山市体育館着(愛知県犬山市) →詳細地図

大会要項

プログラム


コースマップ

コースガイドはこちら
それぞれクリックすると拡大します
●天 候 晴れ、6℃くらい
●参加賞 Tシャツ、パン(敷島パン)、ヨーグトップA(協同乳業)、マックフライポテト券、スポーツデポ500円割引券、アミノバリュー(コップ/ゴール後)、おしるこ
●結 果 17分59秒 (5km :総合 第34位、男子50〜59歳  第2位)
●表 彰 額縁、タオル
●過去の戦績
第25回   H19.2.11   5km   17分04秒   年代別 第1位   (44歳)
第16回   H10.2.8   5km   16分39秒   年代別 第3位   (35歳)
●交通手段等 【往路】
自宅7:02〜(一般道/国道41号線/一般道)〜会場駐車場7:55
【復路】
会場11:42〜(一般道/国道41号線/一般道)〜(千種郵便局)〜(一般道)〜自宅13:04
●費用
 
参加料 2,000円  
燃料 977円  (65.6km)/(10.0km/リットル)×149(円/リットル)
合 計 2,977円  
●種目、参加者(申込人数、★は加藤が参加した部門)及び各部門の優勝者(5km 男子50歳〜59歳は3位まで)
【10km 10時45分スタート】
区分 参加者数 優勝者氏名 年齢 住所・団体名等 記録
男子中学生 20人 石田 虎太郎 15 虎竜 35’30”
男子高校生及び同年齢 43人 木下 晋治   犬山市 32’38”
男子高校卒業〜29歳 137人 田中 一平 27 小牧市デマンド交通運行中 34’33”
男子30歳〜39歳 237人 千田 尚孝 31 自転車村RC 32’48”
男子40歳〜49歳 322人 中野 哲也 45 竹中工務店 34’05”
男子50歳〜59歳 216人 下川 勝彦 53 三好走ろう会 34’21”
男子60歳〜69歳 181人 山口 幸三 60 犬山市 37’54”
男子70歳以上 47人 西片 武雄 73 岡崎市 44’22”
女子高校生〜20歳 11人 加藤 聖奈 16 西春高 42’49”
女子21歳〜29歳 52人 西部 舞 27 犬山市 46’01”
女子30歳〜39歳 49人 澤木 美晴 33 扶桑町 48’04”
女子40歳〜49歳 85人 栗林 友美 40 あま市 44’18”
女子50歳以上 69人 杉岡 泉 58 岐阜県 43’14”
【5km 10時25分】
区分 参加者数 優勝者氏名 年齢 住所・団体名等 記録
男子小学生 206人 松下 純也 12 ISジュニア駅伝クラブ 18’06”
男子中学生 116人 山田 風興 14 稲沢市治郎丸中学校 16’52”
男子高校生及び同年齢 91人 長谷川 佳弘 18 愛知高校 15’30”
男子高校卒業〜29歳 55人 岡下 孝之 29 庄内RT 17’53”
男子30歳〜39歳 83人 尾嵜 広樹 30 岐阜県 16’22”
男子40歳〜49歳 157人 木下 勇治 44 三菱名誘RT 17’22”
★男子50歳〜59歳 61人  柘植 孝之 53 セントラル小牧 17’45”
加藤 一郎 51 名古屋市役所走友会 17’59”
岩田 隆敏 51 パナソニック 18’19”
男子60〜69歳 56人 館 栄二 62 稲沢走友会 21’01”
男子70歳以上 40人 小山 真一 72 尾張旭市 22’27”
女子小学生 49人 松原 亜純 12 清須RC 18’16”
女子中学生 28人 成田 絢美 13 成田家 18’21”
女子高校生及び同年齢 35人 潮田 小波 16 中京大附属中京高校 17’31”
女子高校卒業〜29歳 43人 渡辺 ゆりか 21 豊明市 19’03”
女子30歳〜39歳 40人 中嶋 環 33 岐阜県 22’03”
女子40歳〜49歳 52人 大村 育代 45 東海市 21’45”
女子50歳〜59歳 18人 梅原 恵子 50 名城ARC 20’40”
女子60歳以上 27人 深見 美幸 62 岡崎市 26’07”
【3km 10時00分(レース)、10時05分(ジョギング)】
区分 参加者数 優勝者名 年齢 住所・団体名等 記録
男子小学生 48人 黒宮 颯太 10 愛西市市江小学校 11’26”
女子小学生 20人 松下 朋佳 10 ISジュニア駅伝クラブ 12’29”
ジョギング 2,916人 表彰なし
【1km 9時50分】
区分 参加者数 優勝者名 年齢 住所・団体名等 記録
ジョギング 1,146人 表彰なし
【Special Number Card】
 区分 参加者数  優勝者名 年齢 住所・団体名等 記録
犬山の関係者 74人 表彰なし 
総合計 6,830人  

この大会で耐えるところ・・・
 この大会では、他の多くの大会が整列時に採用している申告タイム順を導入していない。デパートの開店セールよろしく、早く並んだもの順にスターとをすることになる。早くから並んだのであるから、その労をねぎらうという観点では正論であるが、シティマラソンといえども競技と銘打って開催しているので、危険を回避するのであれば前から走力順に並ばせるべきであろう。5kmだけでもエントリーが1,000人以上もあるので、前列で転倒すれば後続のランナーも巻き添えになって、スタート場所では大混乱になる。こうなればけが人が出ることは必至。主催者側は責任を問われることになりかねない。
 これまでこの大会でそのような大きな事故が出ていないのが不思議なくらいであるが、事故が起きてからでは遅くないので、そろそろ走順に並べるように変えたらどうかと思う。

 多くの大会では、安全に大会を運営するために、走力順に走者を並べる努力をしている。一つには申込時に申告タイムを書かせナンバーカードで走力を振り分ける方法(静岡駿府マラソン)、プラカードに目標タイム(予想タイム)が書き込まれ、そのプラカードの付近で選手を待機させる方法(東海シティマラソン)などがその手法だ。

 話を戻す。
 私に走力があるかどうかはさておいて、今大会の目的は部門別で優勝して、米国デービス市への派遣のチャンスを得ることにある。7年前に出場したときは、目論見通り部門別で優勝したものの、抽選ではずれ派遣のチャンスを逃した。何回も優勝すればそのうち当たるかもしれないので、諦めずに毎年参加しなければならない(といいながらサボっている)。
 まずは第一関門として、その部門別優勝を目指すが、そのためにはスタートラインに近いところに陣取る必要がある。

5km、10kmのスタート場所は、ライン大橋交差点。スタート時間においては完全に日陰です。

前方に走っていきますが、大きな建物も無く、前から風が吹くと待っている間は非常に寒いですね。

 今回出場した5km部門のスタート時間は10時25分。各部門ともスタート場所はライン大橋付近なので、前の部門がスターとする毎に、後の部門がスタートラインへ移動することになる。私の出場した5kmの前にスターとした部門は3kmジョギング(10時05分)。つまり、その前までに5kmの集合場所に集まっておかなければならない。
 今回10時頃には集合場所に行ったものの、スタート時間までの約20分はスタートラインの前で寒さに耐えながら待たなければならない。この日は風があまり吹かず、比較的穏やかであったが、遮るものの無い最前列での待機は寒さに堪えた。上半身は、ランシャツ+アームウォーマー+手袋、下半身はランパン+タイツ。上半身が寒すぎた。長袖シャツくらいは着用しておくべきだったと反省。雨など降ればなお大変。スターと前から耐寒という勝負が始まっている。

コース紹介(コースガイド) →
こちらを参照して下さい。

オーバーペースで失敗
 スタートの3分前から係員のアナウンスが始まる。「2分前〜!」、「1分前〜!」そして10秒目からはカウントダウン。カウントダウンは、小学生や中学生などフライングする輩がいるので止めて欲しかった。この大会では恒例のようであるが、こちらも改善の余地あり。

 10時25分に何とかスタートを切るが、今日はワンテンポ遅れた感じでのスタートだった。そのせいというわけではないが、あっという間に多くのランナーによって目の前の視界が妨げられる。ざっと30人くらいはいただろうか。スタートから約850m先の四日市交差点までは、抜くことも抜かれることもほとんど無く走っていく。前日は雪であったが、走路には雪も無く、また、風も穏やかで走るには非常にいいコンディションだった。

 四日市交差点を右折して木曽川の堤防道路にコースを移す。
 木曽川の堤防道路は景色がやや単調であるが、コースが少しずつ右に左にうねうねと曲がっているので、今回は走っていても飽きることは無かった。ただし、最短コースを位置取りしようとすると、前を走るランナーをかわさなければならないので、そのことについては少々手こずった。

本日のタイム(参考)
距離 SPLIT LAP
2.2km 7’30” 7’30”
ゴール 17’59” 10’29”
 犬山市から扶桑町へ入り、スターとから約2.2kmで折り返す。東洋紡績(株)犬山工場の貨物車出入口を少し越えた辺りとなる。7分30秒で折り返す。距離が正確であれば、ここまでを3分25秒/kmのペースで走っている。決して速いわけではないが、フルマラソンの一週間後の鈍った体には厳しいペースだったかもしれない。まだこの後2.8kmも残っている。

 折り返してから気が抜けたわけではないが、ペースが徐々に落ちだしてきた。5kmでは滅多に抜かれない女子選手(女子高生?)にも堤防道路上で抜かれる。少し前に集団がいたが、徐々に集団との距離が開きだした。そして再び四日市交差点付近(スタートから約3.5〜3.6km)で、ここまで後方にいた同年代のTさんに抜かれる。Tさんとは、昨年の四日市シティロードレース以来となるが、前回とは逆に私が追い抜かれる立場になってしまった。

 今日は完全にまずい展開。どう考えても序盤に突っ込みすぎだった。
 四日市交差点を過ぎると犬山高校前の急坂がある。ランナー泣かせの坂だ。ビハインドになってからのこのコースはキツイのひと言だった。喘ぎ喘ぎ登って本町の交差点(スタートから約4km)にたどり着いた頃には、Tさんとの差も徐々に開いていた。ラストスパートまで持ちこたえられれば勝負になったかもしれないが、今日はその前に脚を使いすぎてしまった。

 Tさんから遅れること14秒、17分59秒で何とかゴール。米国デービス市への派遣のチャンスは消えてしまった・・・。残念!
 何度も出ていればチャンスは巡ってくるに違いない。来年も諦めずに出場しよう!

受付は犬山市体育館。古くて小さな体育館ですが味わいがあります。

受付後は参加賞引き替え場所で参加賞をもらいます。

犬山市体育館前はすごい人だかりです。

露店も出ているのがこの大会の特徴。小学生の参加者は大喜びでしょう。

スポーツショップの出店は2店

10kmコースは1周目と2周目が体育館前で別れます。

走友会のK保さんのラストスパート

走友会のN島さん(左)は犬山市民選手権の30〜49歳で3位入賞、K保さんはシティマラソンの30〜39歳で2位入賞。おめでとうございます。

ゴール後は、ゴール地点付近でアミノバリューを配布していました。

こちらは入賞者の賞品引渡所。表彰式は無く、ここで賞品を渡されるだけ。ちょっと味わいがないですね。

体育館前ではおしるこサービスが2時間ほど行われていました。寒い日には最高ですね。

会場そばには国宝犬山城があります。時間があれば、立ち寄る観光ポイントとしてはうってつけですね。

2月10日付けの中日新聞(朝刊)に掲載されました。クリックすると拡大します。

本日の戦利品

賞品は包装された2つのもの

開けてみると・・・、小さな額縁とタオルでした