第30回日本大正村クロスカントリー 参戦記
 6年ぶりの出場です。
 沖縄県を残し、国盗りがほぼ終わりかけているので、今年はなるべく地元の大会を優先して出場することにしました。この大会の出場も、そういった一環での出場であります。
 
 しかしながら、別大マラソン以降は仕事の方がなかなか忙しく、練習がなかなかはかどりません。一週間の練習量も、30〜50km程度で、今大会はとてもじゃないですけど、優勝を狙うには全くと言っていいほど準備が出来ていません。完走すればヨシ程度のつもりでやってきました。
 
 とはいえ、走り出すとそれなりに火がついてきます。練習不足で序盤からペースを上げられないこともあり、前半は割とチンタラ走った感じでしたが、それでもそれなりにきつかったです。中盤くらいになり出してから少しずつ体が動き、終盤にさしかかった頃に同年代らしき人に追いついたので、最後はスパートのタイミングをじっと待って最後の100mくらいで逃げを打つつもりでしたが、その前に差がつきだし逆転で年代別優勝をすることが出来ました。
 
 この大会での年代別優勝は2回目ですが、優勝というのは何度してもいいものですね。副賞もいろいろいただき、戦利品だけはそれなりに稼いで帰ってきました。一緒に6マイルを走ったO形さんお疲れ様でした。会場でお会いした走友会OBのN島さん、間違えて2マイルにエントリーしてしまったそうですがお疲れ様でした。私と同じ名字の静岡県のK藤さん、声かけありがとうございました。


●大会名 第30回日本大正村クロスカントリー
●開催日 平成26年3月16日(日)
●コース
 /大会要項

 /プログラム
恵那南高校発〜明智小学校着(岐阜県恵那市) →詳細地図

大会要項

プログラム

コースマップ
コースガイドはこちら
それぞれクリックすると拡大します
●天 候 晴れ、10℃くらい
●参加賞 Tシャツ、タオル、マグカップ(スポーツドリンク入り)、日本大正村(資料館、ロマン館、天久、おもちゃ資料館)半額割引券
●結 果 35分46秒 (6マイル(約9.6km) :総合 第23位、男子50〜64歳  第1位)
●表 彰 賞状、トロフィー、メダル、米、ハヤシライス(2個)、アイスタオル(3枚)
●過去の戦績
第24回 H20.3.16 10mile 1時間02分30秒 年代別第6位 (45歳)
第22回   H18.3.19 10mile 59分52秒 年代別第1位 (43歳)
第12回   H 8.3.31 6.2mile 34分57秒 年代別第6位 (33歳)
●交通手段等 【往路】
自宅6:30 〜(一般道/国道363号線/一般道)〜会場駐車場7:58
【復路】
会場12:52〜(一般道/国道363号線/一般道)〜自宅14:32
●費用
 
参加料 3,000円  
燃料 1,690円  (108.2km)/(9.8km/リットル)×153(円/リットル)
合 計 4,690円  
●種目、参加者(申込人数、★は加藤が参加した部門)及び各部門の優勝者(6mile 男子50歳〜64歳は6位まで)
【10mile 10時30分スタート】
区分 参加者数 優勝者氏名 住所 所属 記録
高校/一般男子 178人 西尾 修一 瑞浪市 トヨタSC 51’33”
40歳代男子 175人 植松 博正 みよし市 TPAC 56’01”
50歳以上男子 220人 下川 勝彦 豊田市 三好走ろう会 57’28”
高校/一般女子 16人 西村 直子 土岐市   1゜09’21”
40歳以上女子 38人 杉岡 泉 池田町   1゜12’13”
【6mile 10時45分】
区分 参加者数 優勝者氏名 住所 所属 記録
高校/一般男子 111人 酒井 亮児 多治見市 土岐商業高校 31’47”
40歳代男子 67人 三沢 健 飯田市   32’17”
★50〜64歳男子 109人 加藤 一郎 名古屋市 名古屋市役所走友会 35’46”
杉浦 正二 岡崎市 岡崎中総RC 35’53”
宮野 誠吾 浜松市 浜松倶楽部 36’10”
西尾 篤史 瑞浪市 恵那体連 36’32”
小林 伸二 みよし市   36’34”
大形 剛 名古屋市 名古屋市消防局 37’26”
65歳以上男子 64人 岡崎 正次郎 鈴鹿市 鈴鹿ランニング 39’41”
高校/一般女子 28人 長井 真由美 豊田市 小島プレス 35’30”
40〜64歳女子 39人 森 友紀 春日井市   39’16”
65歳以上女子 15人 天野 はるみ 東員町 三重 48’52”
【2mile 11時00分(中学生以上男子)、11時07分(その他)】
区分 参加者数 優勝者名 住所 住所・団体名等 記録
小学生男子 129人 吉田 悠汰 多治見市 滝呂小学校 11’30”
中学生男子 135人 藤村 拓海 多治見市 多治見陸上クラブ 9’54”
高校/一般男子 70人 荒武 知樹 多治見市 土岐商陸上部 9’52”
40〜64歳男子 59人 和島 慎太郎 名古屋市   10’55”
65歳以上男子 33人 黒宮 章 鈴鹿市 三菱化学四日市 12’35”
小学生女子 85人 杉江 風花 東海市 横須賀小学校 12’10”
中学生女子 85人 恒川 智帆 多治見市 多治見陸上クラブ 11’44”
高校/一般女子 29人 市川 珠李 美濃加茂市 土岐商業高校 11’30”
40〜64歳女子 29人 林 啓海 尾張旭市   13’37”
65歳以上女子 6人 渡部 幸子 岡崎市   17’00”
ジョギング・ウォーキング 64組 表彰なし
総合計 1,925人  

コース紹介(コースガイド) →
こちらを参照して下さい。

中盤はややあきらめであったが・・・
 この大会のウリは何といっても横に広がるスタートライン。恵那南高校のグランドに扇形にスタートラインの白線が引かれている。かつて出場したときは、「選手みんなが最前列」といったところで選手同士の間隔も空いていたが、今年の大会ではこの大会のウリであるこの”粋な計らい”でも選手全員が最前列とならず適度な混み具合に変わっていた。それだけマラソンブームになって参加者が増えたと言うことであり、いいことだと思う。

 さて、6年ぶりの出場となった今回であるが、体調云々言う以前に練習がサッパリ出来ていない。練習をしないで大会に出るだけではつまらないので、時間の許す限りは練習をし、それなりの備えをしてから大会に臨むことにしている。どのくらいの練習量かと言っても、読者のみなさんからすると怒られるような練習量であるが、今回は自分でもかなり少ない部類に入る程度だ。別大マラソンが終わってから、まとめて20km以上走った日は数えるほど、今回のような起伏のある場所に対しての坂対策はほぼ「0」。今日はどれだけの苦しみが待っているのか・・・。

駐車場は、スタート場所のすぐ近くの明智中学校。午前8時前到着で何とか入れました。

受付場所は以前と同じ恵那南高校です。体育館か武道場の下のようです。雨天でも大丈夫ですね。

ゴールの明智小学校には多くのブースが出ていました。

みたらし団子や焼きそば・・・

串焼き、五平餅・・・

前回大会以前の参加賞で余ったのでしょう。マグカップを自由もお持ち帰りくださいということで2つほどいただきました。

地元のゆるキャラで「大正ロマンちゃん」というそうです。

手前が「サリーナ」奧が「ハナッキー」だそうです。恵那市の花「ササユリ」と恵那市の木「ハナノキ」をモチーフにしているそうです。

こちらは「クリス」。岐阜県クリスタルパーク恵那スケート場のマスコット。

ゴール後に配られるスポーツドリンク。参加賞のマグカップに入れて配られます。マグカップはそのまま持ち帰り。

地元の高校の吹奏楽の演奏のご披露

地元のクラブのダンスのご披露。他にも小さな子どもたちも出演していました。

昨年の大会写真。お持ち帰り自由です。

明智小学校の入口では、午前11時頃から号外が配られていました。

 ウォーミングアップに行こうとしたところ、ちょうど走友のO形さんに会う。先月は別大で一緒に参加している。そのときに、この大会に出場すると行っていた。一ヶ月ぶりの再開である。
 O形さんもかつてこの大会に参加しているが、「コースをすっかり忘れてしまった」という。「ならば、少しコースを走りましょう」と私。一緒にJOGしてコースの下見に出かけた。

 コース序盤は、恵那南高校から南へ緩く下り、左折を2回ほど繰り返してからは、一転して緩く登ってくる。この辺りまでは序の口で、コース全体としてはたいした起伏ではない。明智光秀の供養塔がある龍護寺手前からアップダウンが始まり、ゴール手前約1kmくらいまではこんな調子で起伏が続く(6マイルコース)。この大会に向けて備えの少ない選手は、前半の平坦さに勢いづけて飛ばさないことだ。「勝負は終盤」とどんと構えて臨む方がいい。

午前10時30分にスタートした10マイルの部

恵那南高校と明智中学校の間を走り抜けていきます。

応援も多かったですね。

 10時30分に10マイルの部門が一斉スタートする。以前はこれほどの参加者はいなかったと思うが、6年ぶりにやってきて非常に賑やかになったと感じる。
 15分後に私の出場する6マイルがスタートした。10マイルほどではないが、以前と比べると出場者は格段に増えている。恵那南高校のグランドから道路へ出るところで、予想はしていたが少々渋滞した。先頭で道路へ出て行ったわけではないが、少なく見積もっても私の前には20人以上の選手がいた。もしかしたら30人くらいいたかもしれない。

 大正村の古い町並みを緩く下る。スピードが出てしまうのでペースアップしたいところをぐっと堪える。
 スタート直後から先頭グループが見える間に、私の前を走る同年代の選手を急いで探す。近くは見えにくくなったものの遠くはまだこの歳でも比較的よく見える。こういうときには視力良いことが役に立つ。ただし、この大会も支給されるナンバーカードは1枚。体の前面のみでで背中にはナンバーカードを付けていないので、後ろから見ても同年代の選手かどうかの識別できない。主立った選手は、走り方の特徴やユニフォームでで判断できるが、情報の無い選手は髪の毛の色、量などで年齢を推測せざるを得ない。
 ざっと見る限りは、私の前に同年代の選手は走っている様子はなかったものの、序盤から中盤にかけて私の前後を走る黄色の長袖シャツを着た選手が一人いた。もしかしたら、同年代かと思い注意だけはしていた。

 県道33号線に戻ってきてからは、再度登り坂に転じる。3kmを過ぎ「←団子杉」と書かれた県道33号線からの分岐点を過ぎても登り坂は続く。6マイルのコースの中で一番きついところであろう。さすがに練習不足の私には堪えた。まだ、コースの半分にも来ていないので、少しずつ抜かれながらもペースアップを出来る余裕は無い。差を広げられないように見える範囲で前出の黄色シャツの選手を何とか追いかけていく。

 4kmを半ば過ぎてからは下り基調となってきた。私の見える範囲で私の前を走る選手のポジションはあまり変わらず、後方から抜かれることもなければ、前から落ちてくる選手もいなかった。
 また15分前にスタートした10マイルの選手の後方の選手にこの辺りで追いついたものの、それほどの数ではなかったので、追い越すための苦労はなかった。

 5kmを半ば過ぎたところで、10マイルと6マイルの分岐点にさしかかる。10マイルの選手は左へ、6マイルの選手は右へ曲がる。右に曲がったあとは、再び県道33号線にコースは戻る。下り勾配は少し緩くなったものの、県道でも少しばかり下り坂は続いた。

本日のタイム(参考)
距離 SPLIT LAP
1km 3’26” 3’26”
2km 6’56” 3’30”
3km 10’55” 3’59”
4km 15’22” 4’27”
5km 19’19” 3’57”
6km 22’48” 3’29”
7km 26’44” 3’56”
8km 30’27” 3’43”
あと1km 32’18” 1’51”
ゴール 35’46” 3’28”
 6kmを過ぎてからは、最後の上り坂にさしかかる。前を走る同年代らしき選手との距離は約30m。何とか射程距離に収まっている。私がペースアップしたわけではないが、この辺りから彼はまわりの選手よりも明らかに遅れ始めていた。徐々に差を詰め、ラストスパートまで持ち込めれば何とかなりそうな感じだった。

 7kmを過ぎても登り坂は続いたが、坂の頂上付近でとうとう追いつくことが出来た。思ったよりも早く追いついた。
 しばらくすぐ後方で走りを眺めさせてもらったが、鋭いラストスパートを持っているような走りではなさそうだった。最悪ラストの100〜200mで勝負をかけても良さそうだ。

 8km地点でも併走していたものの、残り1km地点では前に出るつもりはなかったが、押し出されるように私の方が前に出ることになった。思った以上に、彼には脚が残っていなかったということだろう。

 県道33号線を右折したあと、ゴールまでは左へ3回、右に2回曲がるという変化の多いところになる。ここからは、2マイルを走る選手と合流するので走りにくくなる。また、後方との差の確認がしづらくなる。
 こちらとしては特別ペースを上げたわけではないが、恵那南高校付近の曲がり角で後方を見たところ、差は20m以上開いていた。とはいえ、最後に刺されて負けるのはかなわないので、最後の100mだけはペースを上げる。

まもなくゴール。続々と戻ってくる10マイルの選手たち

ゴールは明智小学校です。

 35分46秒でゴール。以前とコースが少々変わったこともあり、このタイムが良いのか悪いのかは見当がつかなかった。
 記録証発行所で、プリントされた記録証をおそるおそる見る。そこには「種目順位」として「1位」と書かれていた。タイムがどうあれ、今日の最低の準備で年代別で優勝できたのは一つの収穫だった。もちろん練習をサボっても大丈夫という意味ではないが、走り方のパターンの一つとして今回の戦略がまずまず良かったと言うこと。相手に恵まれたと言うことも忘れてはならない。次回はもっときちんと練習していらぬ心配をせずに戦わなければならない。

ゴール後には記録証発行が即時に。一部で計測トラブルがあったようです。

ゴール後はこんな感じで参加賞のマグカップにスポーツドリンクが入れられて配られます。

同じ6マイルの部門に出場した走友のO形さん。二人とも入賞しました。

無料のポン菓子には行列。時々会場からは「ドカーン」という大音響にどよめきが・・・。

アマゴ焼きと五平餅売りのブース。山間部の街らしいですね。

大人気のコロッケパン。パンにコロッケを挟み込んでいます。欲しいなあと思っていたら売り切れてしまいました。残念!

こちらはうどん屋。お腹がすいたので1杯購入。350円と良心的な値段。

会場で配られていた号外。クリックすると拡大します。

3月17日付けの中日新聞(朝刊)に記事が掲載されました。クリックすると拡大します。

本日の戦利品

3,000円の参加料でいろいろいただきました。前列左から「浪漫亭ハヤシライス(2個)」、「アイスタオル(3枚)」、「米(1kgくらい?)」中列は「トロフィー」と「賞状」、後列はメダル。

こちらは参加賞。タオル、Tシャツの他、マグカップ(前列右)です。過去の大会のマグカップも無料で持ち帰りOKということで、前列左(第26回大会)、前列真ん中(第29回大会)もいただきました。