第17回四日市シティロードレース大会 参戦記 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
昨年からのマイナーチェンジ 昨年今年と2年連続してこの大会に出場したが、今年の大会は昨年と比べるといろいろなところでマイナーチェンジがされている。いずれもいい方向に改善されているので、マイナーチェンジした内容について説明する。 (1)10km、5kmコースの変更 いずれのコースも、昨年は第4コーナー付近から入場し、競技場を1周と100m走ってからゴールするというコースであった。最後の500mをこの方式にすると、次々とゴールに向かうランナーのために、ゴール後にはトラックから外へ出られないという問題があった。そのため選手はゴールに向かうランナーを避けながら、トラックの外へでるということをせざるを得なかった。 今年のコースは、第4コーナーから入場するところは同じであったが、競技場で最後に走る距離は100m。昨年の競技場1周分が無くなり、昨年までの問題点が改善されたことになる。 この競技場1周分が短くなった穴埋めとして、10kmコースはスタートしてから競技場を出てから緑地公園のトリムコースの800m手前を左折するトリムコースのBコースをルートとしていたが、今年はそのまま直進しトリムコースのAコースのルートを通り距離を稼ぐことになった。 5kmコースもゴールの方法が10kmコース同様に変わったが、競技場を出てからのコースに変更が無いので、昨年はスタート後に競技場の周回無しに競技場外へ出たいっていたものが、今年からは競技場を1周してから場外に出て行くコースに変わったかもしれない。 (2)ゴール→チップ回収→記録証の発行 これは上記(1)とリンクする内容ではあるが、選手の導線を考慮するようになった。しかしゴールからチップ回収場所まで200mさらに記録証の発行場所が第3コーナーから外へ出たところなっていた。確かに選手の導線を考えれば、これでもよかったのであるが陸上競技場内で更衣している人もいるので、これらの場所がゴール地点からあまりにも離れているのではないか。陸上競技場の中に記録証の発行場所を設けてもよかったような気がする。 (3)表彰各部6位→10位 こちらについては、誰も文句は無いだろう。表彰の対象が6位から10位に拡大したのであるから。賞状の一枚であっても表彰されれば嬉しいことには違いない。 (4)おにぎり、豚汁の配布方法 こちらについては、、昨年のランネットで多くの投書があったと思う。参加賞のおにぎりをもらうのに長蛇の列。そして、もう一つの参加賞の豚汁をもらうために並び直すというのは大変手間であった。私もそのように感じていたが、同様に感じていた参加者が多かったのは事実だ。 今年はおにぎり→豚汁(又はぜんざい)とそれぞれ並び直すことも無く、参加賞をスムースにいただけたのは改善ポイントとしては非常に高いポイントだったと思う。
コース紹介(コースガイド) → こちらを参照して下さい。 最後に逆転・・・ 昨年は10kmで苦戦したこともあって、今年は5kmにエントリーした。何といっても3月に十分練習ができるかどうかによって、4月のこの大会で走れるかどうかが決まってくる。退職者の送別会や年度末に積み残した仕事も増えるので、3月はなかなか走ることに集中しづらいというのがホンネ。 10km部門のスタートを見送りしばらくすると5kmにエントリーした選手が並び始める。しかしこの大会はナンバーカードのアルファベットにより整列位置が分けられているので、焦って並ぶ必要はない.。最後のストレッチや流しを終えて「A」のプラカードの立っているところに整列する。前から2列目に今回は並ぶことができた。 スタート時間は9時10分なので、9時5分頃に並べば十分であるのであるが、なぜか並んでしばらくすると「3分前〜!」という声が聞こえてくる。「時間を間違えているのかな?」と思いつつも、そのうち訂正するだろうくらいのつもりでいた。しかしながら、9時07分ごろには「1分前〜!」と声がかかり、ランナーは全体的に前に移動させられる。私のまわりでも「時間おかしくない?」というぼそぼそと話す声が聞こえていた。 「もしかしたら、今日は時間前にスタート?」 トラックレースの場合はプログラムに時間が記されているが、何組も走るのでスタート時間が遅れたり早まったりすることは往々にある。5000m等の長距離種目では、出場する選手が1組で多くて20〜30名なので、最終コールで選手の確認をすれば問題ないのであるが、市民マラソンで全選手のチェックをしないような場合はスタート時間はプログラムの記載通りとなるのが一般的だ。 しかしながらこの日は9時08分にとうとう「10秒前〜!」のアナウンスが入り、定刻前にスタートするという珍しい事態が発生した。もちろん私の時計が遅れているわけではない。ちなみに10kmも予定より1分ほど早くスタートしていたようであるが、スタートのやり直しは絶対しないので、やはり早めにスタート場所に行かなければならないという教訓が残る。
さて、レースの方は陸上競技場を一周してから、公園内のトリムコースへと出て行く。さすがに5kmと距離が短いのでレース展開のペースが速い。競技場を一周して場外へ出て行く頃には、私の前には明らかに30人以上の選手が走っている。ざっと見た感じは私よりも若そうな選手ばかりだ。気持ちは前へ前へとなっているものの、毎度のごとく脚がついていかない。スピード練習もできていないので、ハイペースがやたらときつく感じる。 最初の1kmが3分20秒。間隔としては3分15秒くらいの感じ。先頭グループとはどんどん差が開いている。意図的にペースを落としたわけではないが、この後は1kmあたり3分30秒を越えるようなペースにダウンする。前から落ちてくるランナーよりも後ろから少しずつ抜かれるランナーの方が多かった。
今日は肌寒い日であるものの、風もほとんど無く走りやすい日であった。 3km地点(ザ・グランドティアラ千寿前)を過ぎ交差点を左折し南下するところから10km部門の選手と合流する。一気にランナーの数が増えてくる。辛うじて5kmを走るランナーの方がペースが速い感じなので、少しずつであるが10kmコースを走るランナーを抜いていく。スタート時間から考えると10kmを37〜38分くらいのレベルのランナーだろうか。
この大会も背中にナンバーカードが無いため、まわりを走る選手が同年代の選手かどうかのチェックができない。見た感じでは、同年代そうな選手は見当たらないが、なるべくであれば確認したところだ。 小さな川にかかる橋を越えると、再び四日市中央緑地公園に戻ってきた。10kmコースは橋を越えた先を左折するが、5kmコースは右折し反時計回りにこの緑地公園をまわって陸上競技場を目指す。 ヘロヘロではあったものの、何とか同年代の選手から逃げ切れるかと思った矢先に、同年代らしき選手が左側から追いついてきた。残り700〜800mくらいだろうか。ナンバーカードが見えないので確認はできなかったが、こういう場合は付いていくしかない。 急激なペースアップがなかったので、何とか余力がある範囲で付いていくことができた。どこで勝負をするか・・・。追いつかれる方が分が悪いことが多いが、切り替えて最後の100mくらいで決着を着けることになるのだろうか・・・。あれこれ考えているうちに陸上競技場が近づいてきた。 トリムコースを離れて、陸上競技場の第4コーナーへ向かう取り付け道路に入ったところで、この選手がペースアップする。こちらも付いていくが、陸上競技場のゲートを越えたところでさらにペースアップされてしまった。一気に脚が動かなくなってしまい、みるみるうちに離されてしまった。今回は私がギブアップする形となった。
記録証の発行所で順位を確認すると、種目別順位には「2位」と印字されていた。スタート直後から自分と同じ年代の選手らしき人が見当たらなかったので、おそらく同年代の1位の選手は、最後にひっくり返していった選手だろう。 表彰式で優勝した東條さんと少しお話ししたが、彼も私が同年代の選手だろうと思って走っていたとのこと。社交辞令だろうが「スタートしてさーっと走っていった時は凄いなあ思った」という。東條さんは私よりも7つも上で、60歳に近い選手だ。60歳に近い選手に最後で競り負けるのは情けない。今日の一戦でまだまだ練習をしなければと大きく反省した。
本日の戦利品
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