第7回信州なかがわハーフマラソン 参戦記

 昨年に引き続きの出場です。
 昨年は天気もよく、中央アルプスや南アルプスの冠雪をかぶった山々の雄大な景色を楽しむことができましたが、今年は残念ながら曇天でこれらの景色を楽しむことができませんでした。また、5月のこの時期としては寒い日で、走り始めには手袋をしたほどの低い気温でした。

 さて、レースの方ですが、5kmといえども起伏のあるコースなので、序盤のオーバーペースが命取りとなるので、今年は慎重に走り始めました。昨年に比べると私の前を走る選手のレベルも上がったようで、昨年と同じようなペースで走っていても多くの選手がいます。第2折り返しで後続を見ても同年代の選手が続々と続いていて油断ができません。残り1kmを切ってからは下り坂に変わったので、同年代の選手らからは逃げ切れるだろうと思ったところ、公道からゴールに向かう最後のコーナーで同年代の選手に不意打ちを食らうようにして抜かれてしまい、するりと優勝が逃げてしまいました。きちんと最後は後方確認しないといけないということですね。自分のことながら詰めが甘いですね。今年に入って三度目の2位ですが、いずれも終盤の逆転負け。今回も反省ばかりです。

 ところでこの大会そのものは、ランナーズ100撰に選ばれるだけのことがあって、いたるところに心遣いがあり気持ちのいい大会でした。最後にいただいた参加賞も掲載しておきました。5月の連休の行事として毎年組み込みたい大会ですね。コースは厳しいですが、もてなしは最高の大会だと思います。
 

●大会名 第7回信州なかがわハーフマラソン
●開催日 平成26年5月5日(月・祝)
●コース
 /大会要項
 /プログラム
まなびの里牧ヶ原文化公園発着(地図)(長野県上伊那郡中川村) 

大会要項

プログラム
コースマップ
コースガイドはこちら
※ 第7回大会の第1折り返しの位置は、第6回大会と比べると少し手前になっています。
いずれもクリックすると拡大します
●天 候 くもり、気温14℃くらい
●参加賞 秋田県産あきたこまち有機純米酢(ハズレ無し抽選会)、フィニッシャータオル、オレンジ(食べ放題)、トマト(食べ放題)、アップルジュース(コップ)、バナナ、おにぎり、養命水、入浴割引券(こまくさの湯、望岳荘、小渋湖温泉、お宿陣屋、露天こぶしの湯)、いちご狩り割引券(アクアロマン)、ウエットティッシュ(アンケートに回答して)
●結 果 18分27秒(5km:男子50歳以上 第2位、総合第21位)
●表彰 トロフィー、賞状
●過去の戦績
  第6回   H25.5.5    5km   18’34”   年代別1位    (51歳)
●交通手段等 【往路】
自宅4:20〜(一般道)〜(猿投グリーンロード)〜(国道153号線)〜(一般道)〜会場駐車場6:59
【第7回信州なかがわハーフマラソン/5km 9時50分スタート】
【復路】
会場駐車場11:15〜(一般道)〜(国道153号線)〜(一般道)〜15:02香流橋プール(練習)16:04〜自宅16:12
●費用
参加料 3,000円  
燃料 3,860 290.7(km)/11.6(km/リットル)×154(円/リットル)
合 計 6,860円  
●種目、参加者数(申込人数) 及び 各部優勝者。5km 男子50歳以上は6位まで (★は加藤が参加した部門
【ハーフマラソン−9時30分スタート
区分 参加者数 優勝者氏名 年齢 住所 所属 記録
男子高校〜29歳 161名 井村 光孝 28 茨城県   1゜08’30”
男子30〜39歳 398名 荒井 佑輔 30 小布施町   1゜13’22”
男子40歳〜49歳 538名 桜井 史 43 静岡県   1゜13’41”
男子50歳〜59歳 408名 宮沢 浩 51 長野市   1゜24’18”
男子60歳以上 258名 中村 利夫 63 愛知県   1゜25’40”
女子高校〜34歳 126名 伊藤 恵梨 30 愛知県   1゜23’20”
女子35歳〜49歳 260名 土屋 直子 38 静岡県   1゜24’11”
女子50歳以上 155名 松本 洋子 54 愛知県   1゜35’00”
【5km−9時50分スタート】
区分 参加者数 優勝者氏名 年齢 住所 所属 記録
男子小学生〜中学生 71名 南郷 隼翔 13 箕輪町 箕輪中学校 17’46”
男子高校〜34歳 48名 北原 崇志 25 伊那市 北原兄弟 16’24”
男子35歳〜49歳 83名 松江 賢二 35 大阪府   17’22”
★男子50歳以上 84名 小林 伸二 50 愛知県   18’25”
加藤 一郎 51 愛知県 名古屋市役所走友会 18’27”
中平 久永 53 和歌山県   18’37”
千代 高廣 50 静岡県 NTT静岡RC 18’39”
木田 幸二 52 山梨県 10001 18’47”
斉藤 謙二 55 愛知県 稲沢走友会 19’06”
女子小学生〜中学生 22名 高田 晴香 13 大阪府 芝谷中学校 18’53”
女子高校〜34歳 56名 有賀 笑 25 愛知県   16’45”
女子35歳〜49歳 74名 篠田 絵美 39 伊那市   20’24”
女子50歳以上 66名 谷口 由香 53 愛知県   20’22”
【3km−9時45分スタート】
区分 参加者数 優勝者氏名 年齢 住所 所属 記録
男子小学1〜3年 37名 廣中 暉 島根県   12’40”
男子小学4〜6年 63名 越 陽汰 11 長野市 川中島JRC 10’13”
男子中学生 32名 滝澤 拓輝   駒ヶ根市   9’58”
男子高校生以上一般 33名 木下 誠 49 大阪府   11’26”
女子小学1〜3年 27名 牧内 大華 上田市 腰越JSC 12’46”
女子小学4〜6年 59名 渡部 春雅 11 神奈川県 篠原小学校 11’30”
女子中学生 37名 赤堀 かりん 13 静岡県   10’31”
女子高校生以上一般 57名 東 二三子 59 愛知県   13’17”
親子ペア 258名 筒井 修
筒井 沙愛
40
飯田市   13’01”
総合計 3,411人  

ランナーズ100撰

 昨年の第6回大会に引き続き2年連続の参加となるこの大会。第2回、第3回、第5回、第6回の4回ランナーズ100撰に選ばれている(第4回大会は東日本大震災の関係で中止)。
 これまでわずかに6回の開催で4回ランナーズ100撰に入ってくるというのは主催者側の熱意が凄まじいことがよくわかる。

 昨年までのいいところはそのまま残した感じ。私が一番気にっているのは、ゴールしてからのランナーの動線の確保の仕方である。「ゴール→バスタオル配布→チップ回収→飲食物配布→完走証発行」と続くが、既存の施設を利用して蛇行しながら上手に配置している。村営施設サンアリーナ内を記録証の発行、受付会場等に利用しているのも、雨天時を考慮したものでなかなか優れていると思う。

今年も駐車場の割りあてがAの中川中学校でした。今年は曇り空で、残念ながら中央アルプスの山々が見られませんでした。

駐車場から階段を降りていくと村民グランドが見えてきます。

グランドの横には昨年同様、スポーツショップが2店舗オープン。

後半は雨が降り出し、商品の出し入れが大変そうでした。

受付会場のサンアリーナ。受付場所の手前で9月に開催する駒ヶ根ハーフマラソンの開催要項を配っていました。

部門ごとにきれいに分かれて受付がされています。

健脚賞(高齢者賞、年少賞)、遠来賞とたくさんの氏名が掲載されています。昨年よりもぐっと増えています。

受付後はサンアリーナの反対側で抽選会。空くじなしです。

番号ごとに賞品が並んでいます。

私が当たったのは「あきたこまちのお米!」ではなく、そのお米で作った米酢です。

Tシャツやバスタオル、地域の特産品などが販売されています。ナカハマンTシャツはかわいいですね。

大会要項にもあるにもかかわらずコースマップが掲載。意外とこのコースマップを見ながら話し合っているランナーが目立ちました。

こちらは完走証発行所。飛び賞もあるようです。

中川村図書館そばでは露店が多く出ていました。

ビールが欲しいですね。
こちらは地元の特産品が中心のブース。リンゴジュースとぶどうジュースが美味しくて、2本購入しました。

大会キャラクターのナカハマン。記念撮影をしている人たちが目立ちました。

開会式。今回ゲストに「げんき〜ず宇野けんたろうさん」がやってきました。元気ですね。パラパラとしていた人たちが、どんどん集まって来ました。

体操をする頃には村民グランドが狭く感じるほどの集まりになっていました。

今年も準備されていました「レッドカーペット」。

選手のマナーは低下気味
 この大会のリピーターの他にランナーズ100撰を聞きつけ参加したランナーなど、昨年のエントリーが2,975人であったのが、今年は3,411人。約15%の436人も増加している。そのためというわけではないが、新たな問題が発生してくる。

 私が一番気になったのは、スタート前の場所取りだ。参加人数が少ない時には、スタート前にゆっくり整列すればよいが、今回私の出場した5km部門においては、選手でもない小学生の親らしき人たちが先回りをして最前列に立っているではないか。まじめな選手たちは5kmの待避所で出走する3kmの選手たちの通過を待ち、スタート場所に並ぼうとしている。

 放送で「選手のスタートの15分前を過ぎたら選手の割り込みを禁止します」と放送が入っているのを、あの人たちは聞いているのだろうか?それとも無視?大人として恥ずかしくないですか?
 前に並ぶ小学生は、小学生仲間の中ではそれなりに早いかもしれないが、大人に混じって走るとなると体も小さくはじかれてしまう。スタート場所も狭く転倒すると後続のランナーに踏みつぶされて大けがをすることも十分にあり得る。
 5kmはスタートしてしばらくすると登り坂に入るが、予想通り急激にスピードが落ちて障害物以外の何ものでもない走り慣れていないランナーが目立った。

 改善策としては、@大人と小中学生のスタート時間を変える(一般的)、A申込時に申告タイムを書かせ、ナンバーカードにもA〜Eくらい記載をし、その区分ごとにプラカードを持ってもらい区分ごとに整列させる(昨年までの静岡駿府マラソン、四日市シティロードレース等で採用)などがいい。特に私はAの方法を勧める。
 主催者には申し訳ないが、こういう悪しき親のために気分を害するランナーもいる。是非とも来年は改善して欲しい次第である。

コース紹介(コースガイド)→
こちらを参照してください。ただし第7回大会の5kmコースの第1折り返しの位置は、第6回大会と比べると少し手前になっています。

最後の50mで逆転される
 今年の5kmのエントリーは504人。昨年のエントリーが462人だったので1割ほど参加者が増えたことになる。5kmはスタート直後のスピードが速いので、現在の場所をスタート地点とするのであれば、人数的には限界的な感じがする。先に書いたとおり、主催者に改善をお願いしたい部分である。

 今年は昨年のようにスタート時間前にピストルが鳴ることはなかった。このことに触れる書き込みは少なかったが、昨年は明らかにスターターの勘違いだったのだろう。今年はきちんと時間は守ってもらった。今年はきっちり9時50分にスタートをする。

ハーフマラソンは今回エントリーが2,304人(昨年2,003人)ということもあり、こちらもスタート場所が大混雑。この道幅では限界的な人数かもしれない。

 スタートをしてほどなく上り坂にさしかかるが、昨年と比べて気がついたのは私の前を走るランナーが昨年より多かったことだ。5km部門の参加者が1割ほど増えているが、私よりも走力のあるランナーが増えたことは間違いない。
 中川中学校の前の坂を登り右折してから第1折り返しを目指す。この第1折り返しまでの間は傾斜は多少かわるものの、登り一辺倒であるのでここが最初の我慢のしどころとなる。私がペースを上げなかったこともあるが、珍しく私の前に同年代の「5300番台」のナンバーカードを付けたランナーがいる。背中のナンバーカードに「和歌山県」と書かれているので、2週間前の「天竜峡健康マラソン」で最後に競ったランナーではないかと・・・。走りながらいちいち聞くわけにもいかない。

 第1折り返し付近に1kmの表示があったはずであるが、ランナーが多く見落としてしまった。第1折り返しは22〜24番で折り返す。ここからスタート地点に一旦戻るが、今度は下り一辺倒となる。登りでは大人しくしていたランナーも下りになって、「登りの分の挽回!」とばかりに一気にペースを上げて走り出すランナーも多くいる。今回も脚の張りが十分に抜けていないので、若い選手のように序盤から無茶ぶりはできない。数人に抜かれるものの「勝負は後半」と、抜かれてもぐっと我慢する。
 スタート地点から天竜川にかかる牧ヶ原橋を越えると再び登り坂が始まる。昨年同様、ここが一番苦しいところ。この先の下平交差点に続くこの坂が5kmのコースでは最大の難所といえる。

牧ヶ原橋には今年も鯉のぼりが多く飾ってありました。走っている間は見る余裕はありませんでしたが・・・。

牧ヶ原橋からみた天竜川と中央アルプス方面。今日は曇っていたために、残念ながら南アルプスは見えず終い。

第二折り返し付近では、自生する藤の花がきれいでした。こちらも走っている間は見る余裕なし。

5kmコースと3kmコースの唯一の給水所。準備ご苦労様です。今日は寒くてあまり出番がなかったかもしれません。
 
本日のタイム(参考)
距離 SPLIT LAP
1km 押し忘れ
2km 7’03”
3km 11’09” 4’06”
4km 15’01” 3’52”
ゴール 18’27” 3’26”
 下平交差点を左折してからは気持ちを入れ替え、ピッチを上げて走ろうとするがなかなかペースが上がってくれない。坂戸橋近くの第2折り返し地点に向かって途中から下りが始まるが、第2折り返しを過ぎてから再び登りとなるので、無理せずに下って行く。
 第2折り返しを過ぎてUターンをするが、今年は私と同年代の「5300番台」のランナーが目立つ。それほどタイム差がないところに数人が走っているではないか。
 とはいえ、第二折り返しからの坂を登ってしまえば、後は約1kmの下り坂。昨年同様、逃げ切り体勢に入れるものと油断してしまった。

 下り坂で2,3人の若い選手に抜かれるものの、ゴールはどんどん近づいてきた。公道を左折し、アーチのゴールまで残り50mほどのその入口付近で外側から一気に「5300番台」の選手に抜かれてしまった。目の前には3km部門の遅い選手が立ちはだかる。ぶつかりそうになったので、一瞬スピードを落とし衝突を避けたが、再度加速をするもののわずかに50mでは何ともし難く、するりと優勝が逃げてしまった。今年に入って3回目の年代別2位であるが、いずれも終盤の逆転負け。特に今回と先月の四日市シティロードレースでは、いずれも残り100m程度以内での逆転負けなので、あらためて終盤の対策をしなければならないと感じた次第である。大反省!

ゴールするランナー。優勝しなくてもテープを切らせてもらえます。

山積みとなったバスタオル。係の方ご苦労様です。

ゴール後に、水、おにぎり、バナナをいただきます。きれいなデザインの袋に入っています。

ここはセルフで、トマト、梅干し、オレンジを一切れずつ・・・。

中川村特産のリンゴジュースでしょう。美味しかったです。帰りに1本購入しました。

再びアリーナへ入り完走証を発行してもらいます。

今年はアンケートが実施されました。アンケートを提出するとウェットティッシュをいただけます。

今年も素晴らしいデザインの完走証でした

(↑胸用)

(↑背中用)
背中のデザインがウリのこの大会のナンバーカード。遠くからやってきている人も一目瞭然。来年は、走力に応じてA〜Eなどに分けて、ナンバーカードに記載してスムースなスタートができるように改善をしていただきたいと思います。

本日の戦利品

いただいたものは、昨年と同じく賞状とトロフィー。

昨年の第6回大会のが左、今回の第7回大会のものが右です。

ゴール後に袋ごと渡された、養命水、おにぎり、バナナ。袋はきれいなデザインですね。アンケートを書いてウエットティッシュ(右上)もいただきました。

ハズレ無しの抽選でいただいた「秋田県産あきたこまち有機純米酢」。クジを開いたときは、「やったー!米だ!あきたこまちだ」と早とちりしました。

こちらはフィニッシャータオル。7回目で「7」がデザインされています。

近隣の温泉の割引券といちご狩りの割引券です。

ゴール後に振る舞われていた「トマト」

「梅干し」。かなり大きいです。

「オレンジ」

こちらは「リンゴジュース」。美味しい!