第2回北信州ハーフマラソン 参戦記

 来月は3度目の正直?となる(だろう)沖縄県の国盗りがあります。種目はハーフマラソンのため、その前に一度走っておこうという意味で今回この大会にエントリーしました。ただし私の記憶の中では9月にハーフマラソンを走ったことは無いような気がします。ある程度走り込んで、さらにスピードをのっける走りが要求されるのがハーフマラソンですので、7月8月の暑い時期にそこそこ頑張る必要があるわけです。とはいえ、走歴が30年近くなると、体のあちこちにガタが来て、また暑い夏の練習が堪えるようになってきたので、正直、7月8月はあまり練習したくありません。今年は、7月8月の仕事が忙しかったこともあり、十分な準備が出来たかといえば「?」でした。
 
 さて大会の方ですが、今日は久しぶりに疲労困憊でした。
 この大会のコースはワンウエイかつ前半が下り基調が強いという特徴があります。前半の下りで脚を酷使すると、後半ガタガタになるのは目に見えています。前半は、自重し後半に備えるイメージでレースを進めていこうと考えていました。無理して走っている感じは無く、最初の5kmはいい感じでしたが、脚が出来ていないせいか10kmくらいでかなりきつくなってきました。
 後半になると、ペースが鈍ってきたせいで同年代の選手に抜かれ出します。残り2kmでも同年代の選手に抜かれはしましたが、さすがに順位も7位まで落ちてくると無抵抗では許されません。とりあえず残り距離も短いので、何とかついて行きながら余裕があればスパートをして刺す作戦に切り替えました。こちらは作戦が的中し、年代別の5〜7位グループでの勝負を何とか勝ち抜いてきました。(入賞は6位まで)


 それにしても今日のレースは疲れました。一週間ほど前に坂対策の強度の高い練習を取り入れたせいかレース前から腰の状態が思わしくなく(ぎっくり腰寸前)、また下腿の脚の張りも残ったままでのスタートで「何とかなるだろう」と思っていましたが、ハーフマラソンの距離はさすがにきつかったというのが本日のホンネです。来月の沖縄戦に向けて不安は残りましたが、何とか体調を合わせて全国制覇を終了させたいと思います。

 

●大会名 第2回北信州ハーフマラソン
●開催日 平成26年9月28日(日)
●コース
 /大会要項
 /プログラム
野沢温泉村役場(地図)発→JR飯山駅前着(長野県下高井郡野沢温泉村) 

大会要項

プログラム

コースマップ
コースガイドはこちら
いずれもクリックすると拡大します
●天 候 晴れ、15℃くらい
●参加賞 フィニッシャータオル、スポーツドリンク(ペットボトル500ml)、クリアファイル、リンゴ・バナナ・ブドウ(ゴール後)、木島平産の米のおにぎり+野沢菜(ゴール後のおもてなし)
●結 果 1時間24分41秒(総合 第42位、50歳代男子 第5位)
●表彰 賞状
●過去の戦績 初出場
●交通手段等
【9月27日(土)/1日目】
徒歩 自宅 11:10 自由ヶ丘駅 11:19
地下鉄 自由ヶ丘 11:27 本山 11:29 (名城線)
地下鉄 本山 11:31 名古屋 11:46 (東山線)
高速バス 名鉄BC 12:10 松本BT 15:20
( 15:34 )
JR 松本 16:34 長野 17:50
徒歩 長野駅 17:50 ホテル 18:00
【ホテルニューナガノ/泊】
【9月28日(日)/2日目】
徒歩 ホテル 5:40 長野駅 5:47
JR 長野 5:53 飯山 6:38
シャトルバス 飯山駅 6:48 会場駐車場 7:09
徒歩 会場駐車場 7:09 会場 7:18
【第2回北信州ハーフマラソン ハーフマラソン 8:30スタート】
徒歩 会場 11:30 飯山駅 11:35
JR 飯山 11:48 長野 12:38
JR 長野 13:39 松本 15:17
( 15:14
高速バス 松本BT 16:00 名鉄BC 19:48
( 19:27 )
地下鉄 名古屋 20:01 本山 20:16 (東山線)
地下鉄 本山 20:19 自由ヶ丘 20:21 (名城線)
徒歩 自由ヶ丘駅 20:21 自宅 20:32
※ 赤色の時刻は、実際に出発(到着)した時刻。青色の時刻は、出発(到着)予定時刻
●費用
参加料 4,700円  
地下鉄 520円 (自由ヶ丘〜名古屋/往復)
高速バス 6,000円 (名鉄BC〜松本BT/往復)
JR 1,140円 (松本→長野:篠ノ井線、信越本線)
580円 (長野→飯山:信越本線、飯山線)
1,660円 (飯山→松本:飯山線、信越本線、篠ノ井線)
宿泊料 3,300円 (ホテルニューナガノ/素泊まり/楽天900ポイント使用)
合 計 17,900円  
●種目、参加者数(申込人数) 及び 各部優勝者。ハーフマラソン 一般男子50歳代は6位まで (★は加藤が参加した部門
【ハーフマラソン−8時30分スタート
区分 参加者数 優勝者氏名 住所 所属 記録
一般男子29歳以下 145人 上田 泰輔 愛知県   1゜07’21”
一般男子30歳代 336人 三瓶 優太 埼玉県   1゜10’13”
一般男子40歳代 411人 小池 経夫 長野県   1゜19’43”
★一般男子50歳代 312人 太田 正明 長野県 オリオン機械 1゜21’16”
宮沢 浩 長野県 北野JC 1゜21’29”
嘉部 勝喜 長野県 大星ビル管理(株) 1゜22’58”
宮本 恭志 長野県 LEE READ 1゜24’20”
加藤 一郎 愛知県 名古屋市役所走友会 1゜24’41”
穴沢 保 新潟県 チームAAA 1゜24’43”
一般男子60歳以上 158人 桧山 和成 茨城県 つくば陸協 1゜25’22”
一般女子29歳以下 62人 石井 李枝 東京都 フィッツミー 1゜23’38”
一般女子30歳代 78人 山神 由佳 三重県   1゜26’23”
一般女子40歳代 109人 島田 優子 長野県 長野アスリート 1゜28’42”
一般女子50歳代 63人 中田 弘美 静岡県 静岡陸協 1゜28’16”
一般女子60歳以上 20人 大野 貞子 長野県   1゜42’15”
【10km−8時50分スタート】
区分 参加者数 優勝者氏名 住所 所属 記録
一般男子29歳以下 44人 岡野 耕大 長野県 信州大学 31’01”
一般男子30歳代) 78人 橋本 健太郎 東京都   35’50”
一般男子40歳代 71人 三沢 健 長野県   32’45”
一般男子50歳代 49人 轟 哲郎 長野県 きたながのRC 37’24”
一般男子60歳以上 51人 槇野 薫 千葉県 流山CJ 42’19”
一般女子29歳以下 49人 金曽 愛美 長野県 信州大学 39’04”
一般女子30歳代 66人 樋泉 あずみ 長野県   44’20”
一般女子40歳代 57人 竹内 理恵 長野県   47’35”
一般女子50歳代 40人 竹田 幸子 長野県 豆まめ3姉弟妹 45’38”
一般女子60歳以上 23人 槇野 美紀 千葉県 流山CJ 52’24”
総合計 2,222人  

驚き!平日以外は全便運休の高速バス!
 今回の遠征は久しぶりに公共交通機関を利用する。その理由としては、ハーフマラソンを走った後はそれなりに疲労困憊となるので、帰路の自動車の運転では途中で眠くなってしまうこと間違いなし。これは非常に危険。もう一つは、ゆっくりビールを片手に反省を兼ねてゆっくりしたいという願望もある。
 ということで、地元愛知県と隣接している長野県への遠征であるものの、遠征先が新潟県境に近い飯山市であり、また早朝8時30分にスタートするということから、長野市まで公共交通機関で移動。長野市内で前泊する計画を立てた。


名古屋・松本間はアルピコと名鉄バスが共同運行し一日8往復走らせている。
 名古屋→長野は、JRの特急しなのが最速ではあるものの、如何せん料金が高すぎる。
 最寄りの千種→長野でも自由席利用で6,810円(運賃+自由席特急券)。同じ区間(名鉄BC→長野駅前)を走る名鉄バス(アルピコと共同運行)が4,000円なので、何と運賃が4割以上も安いではないか。ただし、名鉄BC→長野駅前は一日2往復なので少々使いづらいという難点はある。ただし名鉄BC→松本BTは一日8往復あるのでこちらは利用しやすい設定となっている。
 往路は、名古屋〜松本、松本〜長野を高速バスで乗り継いでいく計画を立てた。松本〜長野もアルピコが運行しているが、一日19往復もある。松本〜長野の予約は不要という設定だ。

 この日名鉄BCを12時過ぎに出発した高速バスは、予定より15分ほど早く松本BTに到着した。ここから先の長野までの高速バスもこの松本BTから出発する。現金で運賃を払うのも面倒なので、松本BT内の切符売り場で乗車券を買うことにした。窓口でその旨伝えて切符を買おうとすると、「長野線(松本〜長野の高速バスのこと)はですね、平日しか運行していないんですよ」と係員さん。「???」と私。「簡単に言うと、長野県庁の開いている日しか運行していないんです。今日は土曜日なので全便運休です。長野に行かれるんであれば、JRさんを利用してもらった方がいいかと思いますが・・・。」と係員さん。


急遽予定を変更してJR松本駅へ。結局、往復とも松本・長野間はJRを利用することになった。
 係員さんの説明は理解できたものの、平日に一日19往復も運行している高速バスが、土曜休日になると1便たりとも運行しないそんな路線があるというのは信じがたかった。確かに後でネットでアルピコのサイトを見ると、「土休日、年末年始(12/29〜1/3)は全便運休です。」とある。いろんなところで高速バスを利用したが、こういう路線は初めてだった。キチンと調べきれなかった自分が悪いのであるが、こんな路線があるというのには本当に驚いた。

 係員さんの言うとおりにJR松本駅へ向かったものの、15時25分の列車はちょうど出た後で、その次の16時34分の列車で長野へ向かうことにした。松本〜長野はJRの本数が少ない。また、車両も僅かに2両編成。車内は立っている人が多い。人口密度の小さいところを走るので、JRもこういう運行状況かもしれない。

コース紹介(コースガイド) →
 こちらを参照してください。

長野市内で前泊
今日のスタート場所は野沢温泉村役場だ。JR飯山線の飯山駅から路線バスを利用すれば30分ほどで到着する程度の距離だ。ハーフマラソンのスタート時間は午前8時30分。野沢温泉に前泊するという選択もあったが、3時間前に食事をするとなると午前5時半。宿泊先で朝食を用意してもらえるかどうかもわからなかったので、宿泊先の選択肢の大きい長野市内で泊まり、早朝、JRで飯山へ移動し、主催者の用意するシャトルバスに乗って野沢温泉村役場に行くことにした。こうすればJR飯山駅〜野沢温泉も無料で移動が出来る。
 なお、この日の昼前に、御嶽山が噴火した。登山客も多く、多くの方がこの噴火に巻き込まれたようだ。泊まったホテルのロビーでは御嶽山噴火に関する信濃毎日新聞の号外が置かれていたが、本当に驚いた。地元長野県の出来事だけに非常に関心が高かったようだ。

 

 大会当日、長野駅を5時53分に出発する飯山線の列車はほぼ席が埋まっていた。おそらく長野市内に住んでいる人たちでこの大会に出場する人が利用するのであろう。まさに「マラソン列車」で、大半の乗客は飯山駅で下車する。
 飯山駅で降りて驚いたのが、シャトルバスに乗車しようとする人たちの列と、シャトルバスの凄まじい混み具合だった。シャトルバスは、通常の路線バスを使用しているので、席数が少ない。あとは、つり革に掴まって移動しなければならないのであるが、おそらくこの地方では見ることが無いだろうくらいの恐ろしい混み具合だった。私の乗ろうとしたシャトルバスの一つ前のバスは、ステップにも人が溢れドアが閉まらないほどの乗車人数であった。
 マラソンブームでこの大会の参加者も増えているのは理解できるが、飯山駅と野沢温泉村役場をシャトルバスで往復するのであれば、もう少し便数を増やしてもよかったのではないだろうか。


JR飯山駅に6時38分に到着した飯山線の列車。マラソン列車になることを見越してか、乗客の少ない時間帯にもかかわらす4両編成だった。

改札口へ向かうランナーたち。相当な数の方が利用していました。なお、平成27年3月14日に北陸新幹線の飯山駅が開業するので、それに合わせて駅舎が移動するため、ランナーがこの駅舎を利用するのは今年が最後となる。

JR飯山駅前のシャトルバス乗り場に並ぶランナーたち。手前の1台はハーフマラソンのスタート地点の野沢温泉行き、奧の2台は10kmのスタート地点の木島平役場行き。明らかに野沢温泉行きの本数が不足している。

野沢温泉のシャトルバス降り場に到着したシャトルバス。ここから約10分徒歩で、スタート場所の野沢温泉村役場へ移動します。

自重したはずが・・・
 会場に到着したのは7時20分少し前。今日はワンウエイのコースなので、スタート前に荷物をトラックに預けなくてはならない。トラックへの〆切が8時10分。トイレ、ウォーミングアップ、着替えなどの時間を考えると会場に着いてから、荷物を預けるまでの時間が僅かに50分。結構、慌ただしかったが何とか荷物預けに間に合わせる。

開会式は午前8時から。会場に到着したときには、この場所は閑散としていたが、子どもたちのチアダンスなどが始まると一気に賑やかになった。

更衣室のある体育館の他に、仮設トイレが設置されていた。男女の区別が無く最初は「おやっ?」と思ったが、トイレが均等に利用されかえってよかったかもしれないと思った次第。

会場に張り出された張り紙、スタート位置を予想タイムごとに4ブロックに分けて整列させる方法。自己申告方式であるが、妙な混雑は無くよかった。

ゴールまで荷物を移送してもらうためのトラック。荷物の大きさに制限が無く、大荷物の私にはありがたかった。

ハーフマラソンのスタート場所は、野沢温泉村役場の庁舎の真ん前。

ただし、スタートしてすぐさま左折し、急坂を登っていくという珍コース。役場をスタート場所にした結果こうなったのであろうが、私の知る限りスタート直後がこれほどユニークなところはないだろう。

本日のタイム(参考)
距離 SPLIT LAP 5kmごと
1km 4’04” 4’04” 18’36”
2km 7’41” 3’37”
3km 11’19” 3’38”
4km 14’59” 3’40”
5km 18’36” 3’37”
6km 22’20” 3’44” 19’30”
7km 26’04” 3’44”
8km 30’08” 4’04”
9km 33’57” 3’49”
10km 38’06” 4’09”
11km 42’11” 4’05” 20’38”
12km 46’28” 4’17”
13km 50’10” 3’42”
14km 54’19” 4’09”
15km 58’44” 4’25”
16km 102’58” 4’14” 21’49”
17km 107’15” 4’17”
18km 1゜11’40” 4’25”
19km 1゜16’29” 4’49”
20km 1゜20’33” 4’04”
ゴール 1゜24’41” 4’08” 4’08”
 スタートがブロックごとに分かれていることもあり、スタートの10分くらい前に並ぼうとしたのであるが、意外なことに最前列が空いていた。遠慮無く最前列に並ばせてもらう。
 今日はハーフマラソン。10km程度であれば、スタート直後の出遅れが響くのであろうが、ハーフマラソンはそこまで焦って走っていくこともない。
 最前列にはゲストランナーの土井善晴さん(料理研究家)と上野眞奈美(ソチ五輪出場/ハーフパイプ)が並んでいる。二人ともランナーでは無いので私を含め他の選手も興味がなさそうだ。

 8時30分、早朝の早い時間にハーフマラソンがスタートする。最前列スタートだっただけに全くストレス無くスタートが出来た。すぐさま左折し横落交差点に向かって400〜500mほど急坂を登っていく。登りの急坂はスタート直後のこの区間だけで、横落交差点を右折してからは、一転して下り坂となる。

 今日のナンバーカードの支給は一枚。選手はナンバーカードを正面に付けているため、背後から見ても年代の区別が出来ない。抜かれるときや抜くときにチラ見をして確認していかなければならない。
 今日は最前列からスタートできたので、スタートしてから私の前に出ようとするのであれば、必ず横を抜いていかなければならないことになる。
 最初の登り坂で一人同年代の選手が抜いていったが、序盤なので気にせずにマイペースで走る。

 ここ数日、腰の状態がよくない。昨日も高速バスとJRで長時間の移動で座席に座り続けていたせいか、腰の張りがだんだん強くなり感触的にはぎっくり腰寸前の感じだった。また、この大会に向けての下り坂対策での練習の疲労が上手く抜けていないようで、下腿にも張りがかなり残っている。弾力性に乏しいといえばわかるだろう。そういうこともあって、今日は脚には置き鍼とファイティンテープを相当数貼ってこの大会に臨んだ。見た目は満身創痍という感じだったかもしれない。

 さて、レースに話を戻す。
 横落交差点を右折し下り坂に入ってからは、脚にこないように平地と同じくらいのペースでレースを進める。若い選手で後方から勢いよく抜いていく選手もいるが、最後まで持つのだろうかと心配になる。
 スタート場所が最前列だったこともあり、抜いていく選手よりも抜かれていく選手の方が圧倒的に多い。とにかく今日は体調もイマイチであるが、序盤に脚を使わないように用心しながら走ることにする。

 4kmを過ぎてから同年代の選手に3人ほど抜かれていくが、相変わらず放っておき自分のペースで走る。最後に笑うのはどっち?5kmの通過は18分36秒。もう少し遅くてもよかった。体がこの時期には出来ていないので、やはり少々早めだったかもしれない。

 7kmを過ぎると第1折り返しがある。ここで折り返してくる同年代の選手を数えたところ私の前には4人いることがわかった。現在、年代別では5位。後半は徐々に順位を上げていかなければならない。

 スタート時は涼しかったものの、9時頃になって太陽が顔を出してきたこと、標高が下がったことの二つの理由によって気温が上昇してきた。4km地点から給水が2〜3kmごとにあったので、私としては非常に助かった。後方の様子はわからないが、私が給水所を通るときには、十分な紙コップが置かれていた。「ビールはいかが?」という私設エイドもあったが、さすがにレース中は遠慮した。

 木島平村に入ってほどなく10km地点が現れる。10kmの通過は38分06秒。この5kmのタイムは19分30秒と最初の5kmと比べて約1分遅い。下り坂が減って平坦になってきたこともあるが、ちょっと遅すぎる気もする。
 しかしながら脚の方は意外に元気が無く、このペースであれば15km程度が一杯一杯の感じとなってきた。木島平役場横を通過した後の登り坂が意外とキツイ。この後再び下り坂となりややペースが上がるが、単独走の雰囲気になってきた。この先にには第2折り返しがある。ここで順位を確認したが、一人抜いて4位に順位は上がっていた。しかしながら折り返し地点の少し前には同年代のランナーが虎視眈々と順位を上げようと狙っている。

 野沢温泉村から木島平村へは直線的に道路を下ってきたが、木島平村に入ってからは、コースは右へ左へと曲がり出し頻繁に向きを変えている。気分転換にはいいかもしれないが、へばってくると向きを変えるのも面倒になってくる。15kmの通過は58分44秒。この5kmは20分38秒とさらに1分遅くなり、フルマラソンのペースになってきた。体調が悪いことと脚に余裕が無いことから思うようにペースを上げられない。17〜18kmくらいで女子の先頭にも抜かれたが、今日は全くの無抵抗だった。「こういうときもある」と自分に言い聞かせる。

 しかしながら19km付近の中央橋で後続の同年代のランナーに抜かれたときは、順位が年代別で7位まで低下。入賞圏内から外れてしまい、さすがにこれではまずいと思いこのランナーを追いかけることにした。脚に余裕は無かったが、全くペースが上げられないほどではない。少し前には、もう一人同年代の選手がおり(この選手とはスタートから何度も抜きつ抜かれつを繰り返した)、20km付近では3人がほぼ一緒になり5〜7位グループが出来た。ただし、このうち誰か一人だけが入賞できないことになる。19km付近で後ろから抜いていった選手は元気だ。最後は、彼とバトルになるだろうと後ろから見ていたが、やはりそういう展開となった。残り500mほどでペースが上がり出す。ここで私が前に出て様子を見るが、彼もしっかりと追って来るではないか。残り200mでさらにもう一段ペースを上げてスパートをするが、後方をチラリと見ると徐々に距離が開いていくのがわかった。とはいえ、手綱を緩めるわけにはいかないのでゴールまで最後は全力で走った。中盤はダラダラとなったが最後だけは締めることが出来た。
 タイム的には1時間24分41秒と散々なタイムで、ここ数年では最低のタイムをさらに更新した結果となった。ラストスパートのせいもあって、ゴール後は15分ほど汗が全く止まらない状態だった。

ゴールする選手たち

ゴールのアーチが大きく派手ですね。新幹線の開業を待ちに待っているという雰囲気ですね。

ゴールした選手には、一人ずつフィニッシャータオルをかけてもらえます。
 

 ゴール付近の会場は本当に賑やかだった。MCは選手がやってくるたびに「新幹線並みの」ラストスパートをしてください!」と叫んでいる。来年3月14日開業の北陸新幹線。開通するまでのワクワク感でこの飯山の街は盛り上がっているような感じだ。名古屋からは少々遠い北信州であるが、東京からは新幹線で近くなる。来年も参加者が増えそうな気がする。

これ何だかわかりますか?選手にゴール後配られるスポーツドリンクです。エントリーが2,222人ですので2,000本以上冷やしておくのでしょうか。

紙コップでのスポーツドリンクや水の配布も大忙し。スタート時は涼しかったですが、ゴール時には気温が20℃を超えていました。

バナナやリンゴの給食サービスもあります。ブドウもありましたが、人気で早々と無くなっていました。

係員さんは大忙しですね。ありがとうございます。

記録証発行コーナーも大忙し。記録証は和紙で出来ており、また一人ずつクリアファイルを付けて丁寧に渡していました。

ちょっとわかりにくいですが記録証は和紙で出来ています。400年の伝統のあるこの地方の内山和紙でしょうか。

おもてなしコーナーでは、木島平産の米でおにぎりと野沢菜を配っていました。

何も入っていないおにぎりですが、とっても美味しかったです。愛知県では入手しにくいお米なのでしょうか。

会場に1軒だけスポーツショップがオープン。

アトラクションも開催。新幹線の開業が待ち遠しいという感じですね。

表彰式もこのステージで行われます。

完走後は多くのランナーが談笑していました。

また大会会場に隣接して「うまいもの市」が開かれています。表彰式が長引きあまり覗くことが出来ませんでしたが、きのこ汁の試食など興味のありそうなものが多くありました。

時間があったらゆっくりビールを飲みながら、地元の特産品を味わいたかったですね。

本日の戦利品


本日の戦利品はこの賞状一枚。年代別3位までには副賞があります。次回出場するのであれば頑張らねば・・・。
 
こちらは参加賞。ゴール時にかけていただいたフィニッシャータオル。左下は記録証と一緒に渡されたクリアファイル、その隣が記録証。中央がゴール時にいただいたスポーツドリンク。右下が着用していたナンバーカードです。