第31回北なごや新春チャレンジマラソン 参戦記
 10年ぶりの出場のこの大会です。
 10年前は、「にしはる新春チャレンジマラソン」という大会名でしたが、平成18年3月に西春日井郡師勝町と西春町が合併し北名古屋市となって現在に至っています。大会名も第23回大会(平成19年1月)からは、現在の「北なごや・・・」と変わっています。

 10年ぶりに会場にやってきましたが、コースも運営方法も当時とほぼ同じで違和感なくすっと溶け込むことが出来ました。(ただし、走るのは随分遅くなった)
 いつの頃からかわかりませんが、10km部門の男子の年代別表彰の区分も当時の「39歳以下」と「40歳以上」の2区分から、「39歳以下」「40歳代」「50歳代」「60歳以上」と4区分に増え、50歳を超えても優勝や入賞するチャンスが出来てきたところが当時と異なるところでしょうか。それから中日ドラゴンズの選手が、ほぼ毎年ゲスト出来ていましたが、今年は前年の成績が冴えなかったせいか、中日ドラゴンズの選手はゲストで来ていませんでした。

 さてレースの方ですが、数日前から風邪をひいた感じがあり体もピリッとしませんでした。序盤からややハイペースで入りましたが、5kmくらいでかなり一杯一杯になってしまい、ここからペースを落としたところ、後ろから同年代の選手らにあっという間にどんどん抜かれて入賞圏内ギリギリまで落ち込んでしまいましたが、8km過ぎからペースアップして前を走る同年代の選手を少し抜き返し、何とか年代別で4位まで盛り返しました。優勝された南藤さん(奈良県)とは1分近い差があってちょっと歯が立たない感じですが、2位以下は混沌としていて、その日の出来によって順位が変わるという感じですので、今回の上位陣はまたお手合わせをお願いしたいようなメンバーばかりでした。
 
●大会名 第31回北なごや新春チャレンジマラソン
●開催日 平成27年1月18日(日)
●コース
 /大会要項

 /プログラム
文化の森広場前発着(愛知県北名古屋市) →詳細地図

大会要項

プログラム

コースマップ

コースガイドはこちら
それぞれクリックすると拡大します
●天 候 晴れ、5℃くらい
●参加賞 Tシャツ、ヴァームウォータ(ペットボトル)、豚汁
●結 果 36分33秒 (10km :総合第23位、男子50歳代  第4位)
●表 彰 賞状、ラウンジチェア
●過去の戦績
第21回 H17.1.16 10km 34分38秒 年代別第1位 (42歳)
第20回 H16.1.18 10km 34分12秒 年代別第4位 (41歳)
第19回 H15.1.19 10km 34分02秒 年代別第2位 (40歳)
第17回   H13.1.28   10km   34分35秒   年代別第4位   (38歳)
第14回   H10.1.18   10km   33分37秒   年代別第2位   (35歳)
●交通手段等 【往路】
自宅6:52〜(一般道)〜会場駐車場(ジャンボプール)7:23
【復路】
会場駐車場(ジャンボプール)
11:54〜(一般道)〜自宅12:55
●費用
 
参加料 2,000円  
燃料 550円  (34.1km)/(8.0km/リットル)×(129円/リットル)
合 計 2,550円  
●種目、参加者(申込人数、★は加藤が参加した部門)及び各部門の優勝者(10km 男子50歳代は6位まで)
【10km 10時05分スタート】
区分 参加者数 優勝者氏名 年齢 地区 所属 記録
男子高校生以上39歳以下 486 千田 尚孝 32 北名古屋市 自転車村R 31’46”
男子40歳代 379 池田 昌雄 41 春日井市 内外カーボンインキ 31’39”
★男子50歳代 242 南藤 宏和 50 奈良県   35’37”
八木 美智夫 50 静岡県 南矢部RC 36’12”
横井 達治 50 大口町 noLimit 36’26”
加藤 一郎 52 名古屋市 名古屋市役所走友会 36’33”
永井 弘明 55 西尾市   36’40”
越智 宣夫 50 安城市 デンソー安城 37’21”
男子60歳以上 181 舩坂 勝美 60 岐阜県 国府クラブ 37’15”
女子高校生以上39歳以下 150 伊藤 恵梨 31 名古屋市   36’43”
女子40歳代 101 遠松 純子 45 名古屋市 チームkoi 41’17”
女子50歳以上 90 林 麻記子 51 春日井市   41’06”
【5km 10時00分スタート】
区分 参加者数 優勝者氏名 年齢 地区 所属 記録
男子中学生以上 318人 櫻井 亮也 16 岩倉市 中京大中京 15’44”
女子中学生以上 130人 松原 亜純 13 清須市 清須RC 17’58”
【2.5km 10km部門スタート直後にスタート】
区分 参加者数 優勝者名 年齢 地区 所属 記録
ジョギング 当日受付 表彰なし
【1.5km ジョギング部門スタート直後にスタート】
区分 参加者数 優勝者名 年齢 地区 所属  記録
ウォーキング 当日受付 表彰なし
総合計 2077人  

10年ぶりの出場
 冒頭にも説明したが平成19年1月の第23回大会から、現名称の「北なごや新春チャレンジマラソン」となっている。それまでは旧町名を冠にした「にしはる新春チャレンジマラソン」と言っていた。この大会の存在を知ったのは、15年以上前に通っていたスポーツクラブの会員からその存在を知ったのが最初だった。
 当時、10kmを走っても私よりも3分以上も遅いその知人が「オレでも入賞出来る」とか「大会ぷりグラムに、優勝入賞予想がされている」などの情報をもらい「加藤さんなら優勝出来るよ」と言われ出場したのが17年前の第14回大会だった。
 残念ながら優勝は出来なかったが、何とか2位に食い込むことが出来た。それ以降第21回大会までに合計で5回出場している。わが家から比較的近くアクセスが良いというのもこの大会に比較的多く出場してきた理由だろう。

 10年ぶりに今回出場したのであるが、まるで時間が止まっているように、会場、コース、運営方法などが当時と全く同じような感じであった。10年前と違っていたのは、中日ドラゴンズの招待選手がいなかったこと(成績がBクラスでは呼びづらいのか?)。参加者が異常に増えていたこと。2月1日に知事選があるためか、現職の大村知事が会場で挨拶とスターターをしたことくらいだろうか。
 あえてもう一つ加えれば、自分の走るスピードが遅くなって景色の移りかわりが遅くなったことだろうか。そうであっても10年前とあまり変わりばえしない光景にはホットする。自分が歳をとったことが気にならないという意味で・・・。

受付場所は、相変わらずジャンボプールの下の空きスペース。雨の日には濡れなくて都合がいいですね。

ゴールの位置も相変わらず文化勤労会館と消防署の間。

文化勤労会館のロビーが開放されているので、ここに荷物を置いて準備する人が目立ちました。暖かくていい場所ですね。

有料の出店は2店。運営側で制限しているのでしょうか?

過去にこの大会に招待選手で出場した中日ドラゴンズの選手のサイン色紙。最上段左から、星野仙一、大島洋平(2011年)、山崎武司、山本昌、川上憲伸。中段左から、立浪和義、田島慎二(2014年)、井端弘和(2003年)、荒木雅博(2004年)、英智(2005年)。下段左から、山井大介(2006年)、堂上直倫(2013年)、小田幸平(2012年)、浅尾拓也(2009年)、吉見一起(2010年)。

安城市在住で北名古屋市とは縁が無いはずの大村知事(左から4人目。黄色のジャンパーを着ている)ですが、4年に一度の愛知県知事選挙前とあってか顔見せ。この後スターターまで行っていました。

コース紹介(コースガイド) → こちらを参照して下さい。

スタート前

 10年前ともう1点変わったことがある。それは、表彰の区分として男子は「50歳代」「60歳以上」、女子は「50歳以上」が設けられたことがある。いつから変更になったかはわからないが、当時と違って参加者が増え、また社会が高齢化になった配慮だろうか。今回久しぶりに出場したのも、この年代別の区分が出来たことが大きい。
 しかしながら、この年代の区分を狙って新たに強者がやってくる。名簿を見ても、わざわざ県外から優勝を狙うためにやってきている選手も明らかだった。(私も県外に行くとそう言われているかもしれないが・・・)

 10km部門のスタートは10時05分。5km部門のスタートが10時ちょうどなので、その僅か5分後である。10km部門のエントリー者は1,629人。片側一車線、両側合わせて2車線の道路をスタート場所にしているが、スタート場所が狭く前列の取り合いになるのは必至だった。
 とはいえ、この人数ではスタートの出遅れは致命的になるので、寒いながらも9時40分過ぎには集合場所へ行く。まだしっかりと列が形成されていないので、一番前に並ばせてもらった。10時に5km部門がスタートして10km部門の隊列が前方へ移動していくが、このタイミングでく割り込みで前列へ来る選手が次から次へと現れる。高校生の割り込みが特に目立つが、一般の大人のランナーも割り込んでくる。

 この割り込みについては賛否両論あるが、走力の高い選手は前へ、走力のない選手は後方へ並ぶことを勧める。割り込みをしなければ誰でも前方に並べば許容されるかと言えばそうでもない。明らかに「私今日が初マラソンです」と言うランナーが、最前列に並ぶこともある。一番困るのはこういうランナー。スタートしてもノロノロ走るだけで障害物以外の何ものでも無くなってしまう。また、後ろから突き飛ばされる可能性もあり大変危険だ。走力のあるランナーが割り込んで前方に並ぶのはマナー的には良くないものの、レースの運営上はあまり支障が無いといっていい。
 これらの問題を解決する方法としては
(1)   予想タイムを適宜区切って、プラカードなどを出してその付近に並ばせる。
(2)   申込時点で予想タイムを申告させ、走力順にナンバーカードを割り当てし、大会当日はナンバーカードの割り当てにしたがってプラカードの番号付近に並ばせる。 
等があるだろう。
 いずれも既に実施されていることで、あらためて紹介するまでもない。大型マラソンになれば、上記の(1)または(2)のいずれかは実施されているはずだ。この大会ももうそろそろ上記の(1)(2)のいずれかを導入する時期にさしかかっているだろう。

大苦戦のレース
 高校生の割り込みがあったもののスタートは2列目からだった。大村愛知県知事のピストルの合図でスタートを切る。ちょうど前にいた選手がもたつき、スタート後しばらくブロックされたような形となったが比較的ストレスの少ないスタートだった。
 しかしながら年々落ちていく走力のために、この日もスタートしてから多くの選手が視界に入ってくる。ざっと20人くらいはいただろう。あまり長いスタートダッシュは後半に差し障りが出るのでほどほどにして走る。

 1km近く直線が続くが突きあたりを右折すると、ほどなく1km地点が現れる。1kmの通過は3分28秒。全盛期と比べれば無残なタイムであるが、今の自分としてはまずまずくらいのタイムだ。これ以降はコースは平坦であるものの、右折左折をめまぐるしく繰り返し国道22号線と県道57号線の挟まれた田園地帯を走ることになる。
 名簿で確認していた同年代の奈良県のNさんは、500mほどですーっと前に行ってしまった。今年50歳になったばかりで精力的に遠征をしているようだ。10kmを走っても1分くらいは違うので、今日は無理して追いかけることはしなかった。

 2kmを7分05秒、3kmを10分39秒、4kmを14分21秒で通過する。ここから5km手前の折り返しまで1km近く直線が続く。ここまで特に飛ばしてきたわけではないが、マラソン向け練習を優先しスピード練習をほとんどしていないためスピードを維持するのが少々しんどくなってきた。
 折り返し地点まで、かなり距離があるところで先頭のランナー3人とすれ違う。その後はポツリポツリとすれ違い、私は21番目でUターンしていった。私と同年代のランナーも既に2人先を走っており、少々間隔が開いていたので残りの5km強で追いつくのは難しい感じだった。
 むしろ後方から同年代のランナーが意外と近くまで迫ってきており、今のポジションを最後まで維持出来るかもあやしかった。

本日のタイム(参考)
距離 SPLIT LAP 5kmごと
1km 3’28” 3’28” 18’06”
2km 7’05” 3’37”
3km 10’39” 3’34”
4km 14’21” 3’42”
5km 18’06” 3’45”
6km 21’54” 3’48” 18’27”
7km 25’42” 3’48”
8km 29’32” 3’50”
9km 33’04” 3’32”
ゴール 36’33” 3’29”
 5km地点の通過は18分06秒。想定の範囲であったが、ちょうどこの辺りで後方から3人の集団に一気に抜かれる。同年代のランナー2人と女性の先頭ランナーだった。市民マラソンで女性のランナーに抜かれることは滅多にないので久しぶりの出来事だった。
 ここから6km地点くらいまでにさらに数人に抜かれ、総合順位もどんどん下がってきた。この日の中で一番辛かったのはこの辺りだった。

 7km地点を過ぎると、目印のフジパン・西春工場が現れる。残りは3km弱。足どりは重いものの、残った距離が少なくなってきたのでペースを上げることにした。併走していたランナーを振り切るという意味合いもあった。8kmくらいになると先ほど抜かれた女性ランナーなどの集団が近づいてきた。集団のペースが下がったのではなく、私のペースが上がったため集団が近づいてきたのであった。
 9km手前で一気にこれらの3人を抜き返す。さらに少し前に同年代のランナーが視界に入ってきた。「ゴールまでには追いつきそうだ」と思っていたが、西春高校を少し過ぎたくらいで追いついた。息づかいが荒く、一杯一杯で走っているのがわかる。ここで一気に抜き去りペースを上げる。ここから先は、ランナーとの距離が離れすぎていたため、ゴールまでに追いつくランナーはいなかった。ゴールタイムは36分33秒。先月の東海シティマラソンに比べて10秒タイムは縮まった。マラソン練習の最中ではあるが、平坦なコース、微風という条件の中で、せめて36分台の前半で走りたかったと感じた次第である。

ゴールする選手たち

ゴール後の給水サービス

記録証の発行はこちらで

参加した選手には、引換券と交換で豚汁が振る舞われました。が、しかし・・・

こちらは天むすなどの有料販売。繁盛していたので、どうも豚汁だけではお腹がすいた人が多かったみたいです。

こちらは表彰式。勤労文化会館のホールで行われましたが、参加したのは入賞者のみ。10時40分過ぎにゴールして、「表彰式は11時から始まるから10時50分には集合してくれ」と言われ急いで行ったにもかかわらず、集計は遅れるし、選手は集まらないし、表彰式が始まったのは相当待たされてからでした。それだけなら許せるのですが・・・

本日の戦利品

賞状と副賞。4位の副賞は何でしょうか?

開けてみると「ラウンジチェア」と書いてありました。キャンプの時などに使用するパイプ椅子ですね。

こちらは参加賞。Tシャツ、ヴァームウォータ、(使えなかった)豚汁引換券、完走証です。

ゴール後、11時から表彰式を行うので、10時50分までに集まってくださいと言われ急いで表彰式会場へ行って待っていました。表彰式が終わって、11時45分頃に豚汁の会場に行ったところ、豚汁はすでに片付けられていて食べることは出来ませんでした。豚汁引換券には「当日の午前中のみ有効」と書かれているので、午前中くらい開けておいて欲しいですね。大会事務局にメールで改善をお願いしましたが、それ以降何の連絡もありません。