第29回彩の森クロスカントリー 参戦記 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
入間市 西武池袋駅から急行で37分で「入間市」駅に到着する。入間市は埼玉県の南西部に位置する人口約14万9,000人の街だ。私を含め「入間市」と聞いて真っ先に想像すると思われるのが「航空自衛隊入間基地」だろう。航空自衛隊における主要基地であり、人員のみならず面積においても最大の規模の航空基地だ。ただし、敷地の9割は狭山市にあり入間市は残りの1割に過ぎないらしい。 もう一つ有名なのが「狭山茶」。入間市に隣接する街として狭山市があるが、狭山茶の生産量は入間市の方が圧倒的に多い。 西武池袋線〜会場 この日は、池袋から西武池袋線で入間市まで向かいそこから徒歩。彩の森入間公園までのルートを調べておかなかったので、入間市駅で下車した中学生らしき集団と一緒に会場を目指して歩いて行きました。お喋りしながらゆっくり歩いているので、往きは少々時間がかかりました。 とはいえ、会場の彩の森入間公園に隣接して航空自衛隊・入間基地があることなど初めて知り、ぷらぷら歩いて行くのも悪くはないと思いました。
コース紹介(コースガイド) → こちらを参照してください。 周回ごとに先頭の入れ替わり 先週の「第11回桜川市さくらマラソン大会」のスタートは11時45分。のんびりして待たされた感があったが、この日は9時30分と逆にプログラムの一番最初。会場に到着したのが午前8時過ぎなので準備としては慌ただしい。下見を兼ねてコースを利用してウォーミングアップ。ウインドスプリントを4本ほど実施してスタート地点に向かう。9時30分からはシニア男子(40歳以上)のみなので、ギラギラしている感じの人は少ない。遠慮がちに並んでいるので、こちらは遠慮なく最前列に並ばせてもらう。
今回もナンバーカードの支給が一枚のため、背後からは年代別の確認が出来ない。ただし、私と同じ50歳代の選手は、ナンバーカードの地の色が「水色」のため、数字を確認しなくてもこのナンバーカードの色で年代の判断が出来ることになる。 今回は、同年代の先頭の選手にひたすら付いていき、選手の走りの特徴を掴みながらロングスパートまたはラストのスプリント勝負のどちらかに持ち込んで逃げ切る戦法にすることにした。 一周2kmのコースを試走したものの、足元がウッドチップや芝生のところが多いものの、起伏としては適度にある程度で、ほぼ平坦に近いと言っていいコースだ。スパートのタイミングをはかりにくいといった方がいいかもしれない。さあ、どうすべきか・・・。
今回の目的は、平成28年に入って「0」の優勝をまず達成することにある。今回は同年代の選手にだけマークしレースを進めることにしたが、一周目は背の高い地元?の選手(黄色と紫のユニフォーム)がグループの先頭に立って集団を引いていく。私はすぐ後ろにくっつきレースを進める。集団としては4人ほどいただろうか。登りでペースがやや下がり、下り坂になると「ダダッ!」と早くなる。ペースがやや安定しないが、マークしている立場からすると仕方がない。1周目(2km)の通過が7分36秒。 2周目に入って給水を取ろうとしたが、前の選手が先に取ってしまったので給水が取れずに2周目の周回に入る。2周目に入ってしばらくすると、白と黒のユニフォームの別の選手がグループの先頭に立つ。こちらも水色のナンバーカードなので50歳代の選手だ。今日は気が抜けないような感じだ。また、その少し先に40歳代の選手が走っていたが、徐々にペースが落ちてきてその選手を抜き去り先頭が入れ替わる。コースは不整地なのでどこを走っても構わないのであろうが、ウッドチップのところはフカフカしたところは走りにくいので、轍となった少し固いところを走ることにする。2周目になるとややけん制気味になってきたのか、ペースがやや落ちてきた。2周目の最後の方は時々私が前に出てグループを引くような感じで走る。2周目の通過は15分36秒。この1周はちょうど8分なので1周目と比べるとかなりペースが落ちている。
3周目に入り、1周目に先頭を引いていた選手が再び先頭に立ってグループを引っ張り出す。ここからがいよいよ勝負となってくる。公園の東側の木立の中を走っていると、後方から凄い勢いの選手が前に出る。何とこの選手も水色のナンバーカード。今日はグループの先頭が入れ替わり立ち替わり変わる珍しい展開になった。ここで置いたいかれたら、せっかくのレース展開が全く無駄になる。急激なペースアップも、入間基地沿いのフェンスに到達した頃でおさまりだした。このまま行かれてしまうのかと少々焦ったが、意外と再度ペースを上げる気配もない。公園の北西角付近に来たところで、今度は私がスパートをかけた。一発で逃げ切るしかないので、ここからはゴールまでペースを落としてはいけない。この日のこのスパートは珍しく一発で決まった。
後方で聞こえていた足音も徐々に聞こえなくなり、また前を走る40歳代の選手もどんどん近づいてくる。公園管理事務所前の芝生を過ぎた頃にはこの選手も抜き去り、いよいよゴールが近くなってきた。40歳代の選手もどんどん離れ芝生広場に戻ってきた。もうゴールは目の前だ。コースは円弧を書いてゴールがどんどん近づく。後方を確認したがもう安全だった。ゴールは24分10秒。同年代の2位の選手とは最後は11秒の差をつけることが出来た。
今回は、年代別で優勝したこともあり、この日はゴール後にいろんな人が話しかけてきた。 残り500mほどで抜いていった40歳代の選手からは「最後引っ張ってもらってありがとうございました」とか、50歳代2位の選手からは「名古屋から来ているので速いだろうと、カミさんと予想していた」とか、50歳代3位の選手からは「前に出ないから疲れているのかなと思っていたけど、溜めていたんですね」などいろんな方から感想を聞かせていただいた。 4月からは関東地区が主戦場になり、これらの方たちとも何度も顔をあわせることになるので、ちょうどいい機会だった。4月以降もお手柔らかによろしくお願いいたします。 本日の戦利品
|