第25回上里町乾武マラソン大会 参戦記

 3月に入って4本目の大会です。
 引越疲れか、送別会疲れか、大会の出過ぎで疲れているのか、体調的にはあまり良くない状況で参加しました。おまけに夜行バスで名古屋からの上京ついで・・・。

  レースの方ですが、最初からスピードに乗れず序盤から苦しい展開でレースが進みました。ポツリポツリと同年代の選手にも抜かれ、終盤は右脚の痙攣にもみまわれ、さらに追い打ちがかかりました。久しぶりの10kmのロードレースですが、記憶にないくらいのタイム。これだけタイムが悪いと、キチンと体調を直して、再び勝負しようという気になりますね。

 レースの方は最悪でしたが、上里町のみなさんの歓迎ぶり、また会場でいただいた「乾武オフクロ汁」は心が温まるような食べ物ですね。豚汁とは違った食べ物で、「なるほど!これがオフクロの味か」と思わせるような美味しい汁物でした。機会があれば、また参加したいと思う大会の一つであります。
 

●大会名 第25回上里町乾武マラソン大会
●開催日 平成28年3月27日(日)
●コース
 /大会要項
 /プログラム
神保原小学校北道路発、神保原小学校着(地図)(埼玉県児玉郡上里町) 

大会要項 

プログラム

コースマップ
コースガイドはこちら
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●天 候 くもり、10℃くらい
●参加賞 ショルダーバッグ、レモリア、ヤクルト(以上2点はゴール後)、乾武オフクロ汁
●結 果 38分38秒(10km 総合 第34位、男子50歳以上 第9位)
●表彰 なし
●過去の戦績 初出場
●交通手段等
【3月26日(土)/1日目】
徒歩 自宅 22:37 自由ヶ丘駅 22:47
地下鉄 自由ヶ丘駅 22:50 八事 22:59 (名城線)
夜行バス 八事 23:35 東京駅日本橋口 5:41
( 23:14 ) ( 5:53 )
【3月27日(日)/2日目】
【コインロッカーで荷物預け、朝食購入】
JR 東京 6:20 神保原 8:00
徒歩 神保原駅 8:00 会場 8:17
【第25回上里町乾武マラソン大会 10km 9:55スタート】
徒歩 会場 11:12 神保原駅 11:25
JR 神保原 11:29 赤羽 12:41 (湘南新宿ライン特別快速)
赤羽 12:47 東京 13:08 (京浜東北線)
【コインロッカーの荷物引き取り】
JR 東京 13:25 市川 13:43 (総武本線)
市川 13:46 本八幡 13:48 (総武本線)
徒歩 本八幡駅 13:48 マンション 13:53
【入浴、引越荷物セット、洗濯ほか】
徒歩 マンション 16:20 本八幡駅 16:25
JR 本八幡 16:28 市川 16:30 (総武本線)
市川 16:33 品川 17:00 (総武本線、東海道本線)
品川 17:06 熱海 18:43 (東海道本線)
熱海 18:54 掛川 21:03 (同上)
掛川 21:09 豊橋 22:11 (同上)
豊橋 22:18 金山 23:06 (同上)
地下鉄 金山 23:18 自由ヶ丘 23:42 (名城線)
徒歩 自由ヶ丘駅 23:42 23:55
※ 赤色の時刻は、実際に出発(到着)した時刻。青色の時刻は、出発(到着)予定時刻
●費用
参加料 3,000円  
地下鉄 240円 (自由ヶ丘〜八事)
270円 (金山〜自由ヶ丘)
夜行バス 5,680円 (直前割引)
JR 2,320円 (青春18きっぷ。金券ショップで11,600円で購入した分の1回分)
コインロッカー 500円 (東京駅)
合 計 12,010円  
●種目、参加者数(申込人数) 及び 各部優勝者。10km 男子50歳以上は第6位まで (★は加藤が参加した部門
【21.0975km−9時20分スタート】
区分 参加者数 優勝者氏名 所属 記録
男子39歳以下 221名 宮脇 悠伍 町田市 1゜13`29”
男子40歳代 230名 清水 誠   1゜12’12”
男子50歳以上 243名 秋山 勝美 NTT東日本−関信越 1゜15’13”
女子 95名 澤畠 朋美 さわはた〜ず 1゜18’08”
【10km−9時55分スタート】
区分 参加者数 優勝者氏名 所属 記録
男子39歳以下 121名 中村 文彦 利根中央病院 32’18”
男子40歳代 105名 鈴木 英明 白岡RC 33’37”
★男子50歳代 143名 倉沢 稔   35’29”
江森 弘明 加須走友会 35’46”
吉岡 明 利根郡信用金庫 36’51”
今泉 正行   37’23”
市川 豊 大袋走友会 37’37”
島 博治 新田どんがめ 37’43”
加藤 一郎 名古屋市役所走友会 38’38”
女子39歳以下 31名 浅水 千歩   39’34”
女子40歳以上 67名 相沢 幸子   42’28”
【5km−9時40分スタート】
区分 参加者数 優勝者氏名 所属 記録
男子39歳以下 50名 大野 隆紀 埼玉富士 16’21”
男子40歳以上 76名 後口 洋史 うしろぐちRC 16’14”
女子 54名 古田 朱里   18’34”
中学生男子 142名 分須 尊紀   15’56”
中学生女子 43名 松本 優澄 寄居町立男念中学校 18’52”
【2.5km−9時30分スタート】
区分 参加者数 優勝者氏名 所属 記録
小学4年男子 28名 高橋 拓士 アラマキッズ 8’58”
小学4年女子 15名 高橋 くるみ ドリカム太田 9’36”
小学5年男子 32名 安江 悠登   8’33”
小学5年女子 20名 長谷川 菜奈 アラマキッズ 8’53”
小学6年男子 29名 中野 匠 アラマキッズ 8’14”
小学6年女子 16名 矢守 菜々美 東ランラン 9’58”
【ジョギング−9時30分スタート】
区分 参加者数 優勝者氏名 所属 記録
一般小中学生 74名 表彰なし
ファミリー 28名
総合計 1,863人  

コース一部紹介(コースガイド) →
 こちらを参照してください。

送別会疲れ?引越疲れ?
 東京で引越のついでとして大会日程を入れたのであるが、このうち一つか二つくらいは長男・かずたかの下宿探しと引越手伝で1日くらい潰れる覚悟でいたのであるが、運良く?土日にかかることが避けられたため、今回出場することにした。名古屋の自宅を出発したのは大会前日の土曜日の午後10時半。夜行バスのチケットが確保できたので、名古屋から東京までは夜行バスで移動した。

名古屋・八事から東京駅日本橋口までは、JRの夜行バスを利用。ほぼ満席ではあったが、直前割引で少し安く乗車できた。

東京駅では、2つのバッグのうち一つをコインロッカーに預けました。メインは大会出場ではなく、名古屋から千葉県への引越。
東京駅からは湘南ライナーで大会会場の玄関となる神保原まで乗り継ぎせずに一本で行くことが出来ます。

 先週一週間は非常に体が重く、ジョグのペースも10kmあたりで数分ほど遅い。体全体がパリパリというか、あちこちが張った感じがする。距離は短いものの3週連続で出場しているせいか、それとも送別会疲れか、はたまた引越疲れか、これらの複合的なことによる疲労なのかはわからないが、万全という体調からはほど遠かった。今回に限って言えば、無理して出場しなくても良かったかもしれない。

駅前からもてなしの始まり
 東京駅を6時20分に出発した列車は、浦和、大宮、上尾、桶川、鴻巣、行田、熊谷、篭原と停車していく。篭原では前の5両が切り離され10両編成となる。深谷、岡部、本庄、そして午前8時ちょうどに神保原にようやく到着した。この次の「新町」からは群馬県になるので、埼玉県におけるJRの最北端の駅かもしれない。

 先々週のようなマラソン列車ではないので、神保原で下車する選手の数は決して多くない。にも係わらず、駅前では上里町の町民だろう。多くの人が旗を持って出迎えてくれた。
 上里町は、人口約3万1千人の小さな町。今回走ってわかったのであるが、畑が多い感じの町だ。上里町のホームページを見ても主要産業などにつては触れていないので、どんな町かはわからないが、ランナーを温かく出迎えてくれるという意味では、「もてなしの町」のようだ。

8時ちょうどに神保原に到着した列車から降りてきた選手は思ったより少なかった。通勤電車で主要駅に到着すると、どさっと人が降りるような光景にはほど遠い。

次の「新町」からは群馬県。つまりこの駅が埼玉県の最北端ということになる。

これが神保原駅。木造瓦葺きのちっちゃな駅ですが・・・

駅前には、多くの町民?が歓迎の出迎えをしてくれました。天皇陛下の行幸かと思うような感じです。

ちょっとこの中を歩いて行くのは、少々恥ずかしい感じですね。

神保原小学校での受付。白線が引いてあって、選手が並びやすいようにされていますね。感心しました。

受付も一人ずつ丁寧な対応でした。

会場にはブースが数軒出店です。行った時間が遅かったので、ゆっくり見ることが出来ずに少々残念でした。

少し見た感じではお値打ちなものもありました。

食べ物関係も数店。こちらは焼きドーナッツ。

こちらはイチゴの販売。上里町の特産品でしょうか。

男子の更衣室となっている神保原小学校の体育館。小振りの体育館なので、ストレッチをする広さもないくらいです。

貴重品預かり所。今回も利用させていただきました。ありがとうございました。

レース
 神保原駅から徒歩で会場の神保原小学校に向かい、受付、コース試走を行いスタートに備える。会場に到着したのが、スタートの約1時間半ほど前なので、自分の中ではスタートまでの準備時間が短い方に分類される。更衣室の体育館もほぼ満員状態で、落ち着いてストレッチをすることも出来ない。天候も何とか曇りで雨が降らなかったので、校庭の片隅にブルーシートを敷いてそこを拠点とした。

 今回の10kmレースにエントリーしているのは約400人。決して多い数ではないが、少なくもないので早めにスタート地点に行って最前列の場所を確保する。今のスピードであれば、そこまでして前に並ぶほどではないが、気持ちの問題としては前の方がいい。

9時20分にスタートするハーフマラソンの選手ら。

ハーフマラソンのスターターは大島めぐみ(旧姓田中めぐみ)さん。美人ランナーで人気でしたが、相変わらず美人ですね全員スタート地点を通過したのを確認してからハーフマラソンのコースに飛び出していきました。

 スターターの立ち位置の少し後ろで、大声で選手の方に向かって話をする人がいる。「選手のみなさん、今日はしっかりと走ってくださ〜い。」言っていることはたわいも無いことであるが、気勢を高めるためにいろいろと大きな声を出している。もちろん観客のうちの一人だ。良く考えると、神保原駅前にも同じような人がいたけれど、もしかしたら同一人物かもしれない。(たぶん町長ではないと思うが・・・)
 そのうち「名古屋市役所の人。遠くからありがとうございます〜!」と最前列に並んでいる私が餌食となった。まわりから「そんなに遠くから来ているのか」という感じのどよめきが上がったので、ついでに両手を挙げて声援に応える。廻りからは一斉に拍手が上がった。注目されるのは悪くはない。ユニフォームにわかりやすい地名が入っている特典でもある。
 彼のこの一声でスタート前にも係わらず、まわりの人の緊張がほぐれたのではないだろうか。もしかしたら、地元では有名な冷やかしのオジさんかもしれない。

 9時55分。町長のピストルの合図でレースが始まった。
 スタートして150mほどで小さな川に係る橋を越えていく。ざっと見た感じで目の前には30人ほどの選手が走っているが、相変わらず最初からスピードに乗れない状態が続いているということだろうか。コースは直線上に走り、左右には畑が現れてくる田園風景。1km地点のラップを測ろうと思ったのであるが、見逃したのかそれともなかったのかはわからないが、1kmのラップは取ることが出来なかった。その後住宅の合間を縫うように走り、コースは直角に曲がるなどしながら利根川の方に向かう。2kmの通過が7分23秒。平均すれば、1kmあたり3分41〜42秒のペースであるが、如何せん体が重く感じる。

 2kmを過ぎた頃から、堤防道路にコースは変わり、左右に菜の花を見ながら走ることになる。気分的にはいいが、相変わらず走っていてペースが上がらない。それどころか、少しずつ後続の選手にも抜かれだした。3kmの通過が11分19秒。この1kmは何と3分56秒。すでに4分/kmに近いタイムまで落ちてきている。その後堤防道路から降りて、距離稼ぎにコースは河川敷の公園をぐるりとまわり再び堤防道路へと駆け上がっていく。今日は体が重いこともあり、このわずかな登り坂が堪える。4kmの通過は14分57秒。この1kmは3分38秒と急にペースが上がったことになっているが、もしかしたらこの区間の距離がやや短いかもしれない。

 4km過ぎには給水所があったが、2回とも給水を取れずに落としてしまった。給水は、割りと上手に取る方かと思っているが、一つの給水所で2回とも落としてしまうのは記憶にはない。
 5km地点の通過は18分56秒。この1kmも3分59秒とさえない。この辺りから単独走になってしまい後半戦に突入する。

 今日も相変わらずナンバカードの支給が一枚のため、後方から抜いていく選手の年代があまりわからなかった。今日はスタートから一体全体どのあたりを走っているのかが、皆目見当が付かなかった。
 6kmを22分53秒、7kmを26分49秒で通過。このあたりは割りと狭いところをジグザグ走るような感じだった。

ゴール近くを走る選手たち

本日のタイム(参考)
距離 SPLIT LAP
1km
2km 7’23” 7’23”
3km 11’19” 3’56”
4km 14’57” 3’38”
5km 18’56” 3’59”
6km 22’53” 3’57”
7km 26’49” 3’56”
8km 30’48” 3’59”
9km 34’49” 4’01”
ゴール 38’38” 3’49”
 8kmを30分48秒で通過。ちょうど朝方、ゴールから逆走してコースの試走をしたのがこの地点であり、少しばかり見覚えのある景色となった。ところが単独走で走っていたところ、ここで後方から一人の選手が追い抜いていく。ナンバーカードは2400番台。自分と同年代の選手である。しかし今日は体調が今ひとつであっさりと先に行かせてしまう。
 その後、コースを左折し畑の多いところに入っていくと、右脚のハムストリングス付近が痙攣してきた。10kmのロードレースで脚が痙攣を起こしたことは、もちろん過去に一度もない。自分自身も「えっ?」という出来事であった。この後この痙攣がひどくならないようにするため、やむを得ずペースを落とす。9kmの通過が34分49秒と、この1kmはとうとう4分/kmを超えるペースとなってしまった。再びペースを上げたのは、ハーフマラソンと10kmとコースが別れる地点で、ゴールまで残り約300〜400mのところから。最後は予想もしない展開となってしまったが、何とかゴールまでたどり着いた。タイムは38分38秒。

 体調が悪いことを差し引いても、ちょっとかかりすぎの感はある。ヘルニアの影響か、ゴール後は右脚の足首の動きがすこぶる悪かった。そして記録証発行所で記録証を発行してもらうが、そこには「9位」とある。今回は完全に入賞圏外。自分の体調もさることながら、このタイムでこの順位というのはこの大会のレベルの高さをうかがえることかと思う。体調が万全の状態に戻して、再びリベンジしたい大会となったのであった。

ゴールする選手たち。

ゴール後、ナンバカードからチップを回収します。

その先には抽選会場。ナンバーカードの一部を切り離すと、それが抽選券となります。私は見事に「ハズレ!」

ここで参加賞の一部を配布します。ビニール袋の中身は、レモネアとヤクルト。

ここで記録証を発行してもらいます。

湯茶のサービスもあります。温かいものも冷たいものも両方あります。

会場で引っ張りだこの「こむぎっち」。上里町のマスコットキャラクターです。

この大会のウリの一つが「乾武オフクロ汁」。豚汁とは違いますが、これはこれでなかなか美味しい汁物です。

上里町の特産ネギを使用しているとのことです。ネギもよかったけれど、一緒に入っていたナメコ、豆腐もよかったですね。どろっとした感じが・・・。

本日の戦利品

今日は表彰から漏れたので、参加賞を紹介します。左側のものは大会特製のオリジナルショルダーバッグ。中央はレモリアという飲み物。一番右は説明するまでもないと思いますがヤクルトです。

こちらは選手に無料配布されていた「乾武オフクロ汁」。上里町特産のネギを使用していますと書かれていましたが、ナメコと豆腐が入っているせいか、どろっとした感じがしっかりしました。豚汁とはちょっと違った種類の食べ物ですね。「お替わりOK」というので、合計4杯いただきました。これはこれで美味ですね。

この日のナンバーカード
 
完走証