第4回あだち五色桜マラソン 参戦記

 単身赴任となって最初の関東地方の大会です。
 この日は生憎、小雨模様でスカッとしない天気でした。5kmと10kmは9時20分に同時スタート、ハーフマラソンは午前11時にスタートとスタート時間の構成には??の大会でした。

 元々この大会は、堤防工事や公害の影響で絶滅してしまった「荒川の五色桜」を復活させようという中での大会。大会名にはマラソンとつきますが、主催がNPO法人のせいかイベント内容としては盛りだくさん。それはそれでいいのですが、開場が午前8時で大会終了が午後2時30分。これだけの長時間、会場に滞在される人は少ないだろうと感じました。たまたま主催者の関係者の方?から運営について質問をいただきましたが、スタート時間の変更、雨天時などの会場の待合場所の確保などご提案をさせていただきました。

 さて、レースの方ですが相変わらず走ってみないとわからない状態でしたので、序盤はゆっくり入ります。2.5kmくらいの折り返しは17番目(5km、10km合わせて)でターン。その後、少しずつ前を走るランナーを拾いながら13番目?くらいでゴールしました(10kmの選手は2周目へ)。ナンバーカードも胸部に一枚だけですし、選手名簿もないのでゴールした瞬間は順位もサッパリわかりませんでしたが、記録証発行所での記録としては年代別2位。贅沢を言うわけではありませんが、今年に入って4回目の2位。腐らずにヘルニアが治っていくのを待ちながら諦めずに優勝を狙っていきたいと思います。
 

●大会名 第4回あだち五色桜マラソン
●開催日 平成28年4月3日(日)
●コース
 /大会要項
 /プログラム
東京都足立区荒川江北橋緑地発着(地図)(東京都荒川区) 

大会要項 
プログラムはありませんでした
コースマップ
コースガイドはこちら
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●天 候 くもり時々小雨、11℃くらい
●参加賞 おーいお茶(ペットボトル)、アルカリ天然水(ペットボトル)、ハートのストラップ、日焼け止め(試供品)、パラリンピックガイド、あだちさくらまっぷ(パンフレット)
●結 果 18分50秒(5km 総合 第3位、50歳以上男子 第2位)
●表彰 賞状、クリアファイル(足立区立郷土博物館)、あだち菜うどん(乾麺8人前)
●過去の戦績 初出場
●交通手段等
【4月3日(日)】
徒歩 マンション 6:50 京成八幡駅 7:00
京成電鉄 京成八幡 7:06 日暮里 7:24
舎人ライナー 日暮里 7:29 足立小台 7:36
徒歩 足立小台駅 7:36 会場 7:57
【第4回あだち五色桜マラソン 5km 9:20スタート】
徒歩 会場 12:28 足立小台駅 12:43
舎人ライナー 足立小台 12:47 日暮里 12:55
京成電鉄 日暮里 12:58 京成八幡 13:18
徒歩 京成八幡駅 13:18 マンション 13:32
※ 赤色の時刻は、実際に出発(到着)した時刻。青色の時刻は、出発(到着)予定時刻
●費用
参加料 3,500円  
京成電鉄 638円 (京成八幡〜日暮里/往復)
舎人ライナー 452円 (日暮里〜足立小台/往復)
合 計 4,590円  
●種目、参加者数(申込人数) 及び 各部優勝者。5km 壮年男子(50歳以上)は3位まで (★は加藤が参加した部門
【21.0975km−11時00分スタート】
区分 参加者数 優勝者氏名 記録
一般男子(49歳以下) 208人 佐藤 弘季 1゜09’00”
壮年男子(50歳以上) 91人 板鼻 誠一 1゜18’11”
一般女子(49歳以下) 69人 柿本 恵理 1゜36’15”
壮年女子(50歳以上) 16人 畠山 由恵 1゜40’39”
【10km−9時20分スタート】
区分 参加者数 優勝者氏名 記録
一般男子(49歳以下) 184人 津田 雄二郎 35’37”
壮年男子(50歳以上) 57人 古田 秀之 38’03”
一般女子(49歳以下) 94人 善見 聖子 37’46”
壮年女子(50歳以上) 28人 中村 久美子 46’19”
【5km−9時20分スタート】
区分 参加者数 優勝者氏名 記録
一般男子(49歳以下) 60人 邊見 秀敏 16’02”
★壮年男子(50歳以上) 22人 吉留 隆行 18’30”
加藤 一郎 18’50”
羽鳥 聡 19’06”
一般女子(49歳以下) 40人 色川 富美子 20’32”
壮年女子(50歳以上) 7人 深津 明美 23’46”
【1km−9時10分スタート】
区分 参加者数 優勝者氏名 記録
小学1〜3年男子 38人 中村 凛太 3’38”
小学4〜6年男子 17人 牛島 夢貴
北村 光
3’19”
小学1〜3年女子 11人 杉原 伶奈 3’49”
小学4〜6年女子 16人 保坂 萌 3’19”
【親子ペアラン 1km−9時10分スタート】
区分 参加者数 優勝者氏名 記録
小学生と親 不明 表彰なし?
【一輪車 1km−9時00分スタート】
区分 参加者数 優勝者氏名 記録
小学1〜2年生 3人 斎藤 日那乃 4’38”
小学3〜6年生 8人 熊野 実和 4’27”
【一輪車 5km−8時30分スタート】
区分 参加者数 優勝者氏名 記録
50人 平井 澪 15’26”
総合計 1,019人  

コース紹介(コースガイド) →
 こちらを参照してください。

会場まで(舎人ライナー)
 単身赴任で千葉県市川市に住んでこの日で3日目。早く慣れることを目的に3月中から毎週末は市川市でなるべく過ごすようにはしたものの、地理の不慣れは急には解消しない。この日も会場までの行き方についていろいろと調べたところ、本八幡からはJRでも都営新宿線でもなく京成で出かけるとアクセスがよいことがわかった。

 行き方は非常にシンプルで、京成八幡から日暮里まで乗車、日暮里で乗り換えその先は舎人ライナーで足立小台に向かうというルート。この舎人ライナーというのが何ものかは不思議であったが、乗ってみると運転手がいない5両編成の小さな車両。どこかで同じものがあったと考えたが、大阪南港に向かうときに乗車したニュートラムと同じではないか。線路は無く、ゴムタイヤで走る乗り物。
 職場の鉄道の詳しい人に聞いたところ、「アレね雪が降ると弱いんですよ。高架で雪をかいても捨てるところが無いので、すぐに運休する。それから需要見込みが甘かったので、凄い乗車率。ホームが5両編成で作られているので、車両を長くするわけにもいかないので、運行間隔を短くするしかないんです。」と。いやはや何とも愛知県では考えられない話。愛知万博の時に作ったリニモ(藤ヶ丘〜八草)という新交通システムがあるが、こちらは乗客の見込みが逆の意味で甘く、採算性が合わずに苦しんでいる。かつて愛知県小牧市にピーチライナーという新交通システムがあったが、こちらは完全に破綻し廃止。残骸だけが放置されている状況だ。さすがは東京。人がいるところに鉄道を作るのか、鉄道を作ると、そこに人が集まって来るのかはわからないが、何とも羨ましい限りの話ではないか。

京成八幡駅。この日初めて利用しました。

上野行きの特急。JR総武線の快速が15両、普通が10両と比べると6〜8両編成ですので短く感じました。

日暮里で京成から舎人ライナーに乗り換えました。

新交通システムで車両も小振りですが、走ってみるとスピードもあまり速くないですね。

会場の最寄駅が足立小台(あだちおだい)駅。

ここは足立小台駅すぐそばの交差点。ここで一旦交差点を渡ります。

足立小台駅から荒川にかかる扇大橋をテクテク歩きます。この辺りでは荒川は西から東へ流れています。

荒川を渡りきったところで、首都高速・中央環状線が現れます。

その首都高速・中央環状線が現れたところで、荒川に平行に西へ移動していきます。

『荒川』の看板もしっかりありました。

少し歩くと、この大会の名前となっている「五色桜」の説明がありました。

植えられて年数が浅くて、この時期につぼみさえ付けていない桜の木が何本か植えてあります。何十年かしたら、大きな桜の木に変わっていくのでしょうか。

少しずつ歩いて行くと、イベント会場らしきテントが見えてきます。

カラーコーンもありますが、メイン会場は目と鼻の先。

ナンバーカード等は事前に送付されているので、当日受付はありません。

選手の荷物を置く場所が整備されていました。この日は天候も悪く、この荷物を置いておく場所は大活躍でした。

レース
 前日の天気予報は「くもり」。夕方から雨が降るだろうとの予報が見事に外れ、この日は朝から小雨模様だった。大会会場には、なるべくスタートの2時間前に行くようにはしている。ただしこの日は会場が午前8時会場というなので、スタート時間が9時20分にもかかわらずやむを得ず会場に行ったのはやや遅めの時間であった。

 この日のスタートは5kmと10kmと同時スタート。田舎の小規模な大会ならいざ知らず、東京都内の大会でまさかの同時スタート?今回が第4回目の大会であり、過去3回の参加者人数から予測して、5kmと10kmと同時スタートになったかもしれない。なるほど、確かに5kmと10kmと合わせた参加者であるが、ざっと見たところ500人程度。この人数ならば同時スタートでもおかしくない人数である。

11時ちょうどに出走したハーフマラソンの選手たち。ゲストのM高史さんもいます。

 9時20分にピストルの合図と共にスタート。私は今回も遠慮なく最前列に並ばせてもらう。
 この大会はNPO法人の主催の大会ではあるが、意外(といっては失礼であるが)にも関係している人は豪華メンバーだ。レースディレクターは比嘉正樹さん。沖縄県出身の実業団選手(山梨学院大学→資生堂)だ。この他、スタート地点を仕切っていたのは西田隆維さん(駒澤大→SB食品→JALグランドサービス)。こちらは私も出場した第50回別府大分毎日マラソンで優勝(2時間08分45秒)している。その他、資生堂ランニングクラブからは、竹中理沙、 会津容子、 須永千尋、 奥野 有紀子、 山本亜利沙の5人が、また、聞き慣れないかもしれないが都内、埼玉県、千葉県に34店舗を持つ総合スーパーのサンベルクス(東京都足立区を本社)からは、ダンカン・モゼ(拓殖大学出身)をはじめ数人が参加している。大会要項には、比嘉正樹さんの名前はあるものの、それ以外の選手の名前は見当たらない。
 比嘉正樹さんのコネクションで呼んできたかどうかはわからないが、蓋を開けてみるとなかなかの陣容である。サンベルクスを知らない方もいるかと思うので少し紹介するが、ニューイヤー駅伝には2016年1月に初出場を果たしている。日清食品から移籍してきた北村聡(現在は退社)、メクボ・モグスらが在籍しているといえばわかりやすいだろう。
 その5km、10kmにはダンカン・モゼがゲストとして走った。本気ではなかろうが、スタートしてもちろん先頭。折り返しを過ぎてからはダントツで先頭を走っている。

 かく言う私であるが、この日も走ってみないとわからない状態なので、スタート直後はゆったりと入る。私の前には20人ほどの選手が走っている。5km、10kmと同時スタートであるが、人数からするとファンラン派が多いような感じのようだ。
 前半はゆったり入ったこともあり、抜く選手も抜かれる選手もほとんどいなかった。折り返し地点を17番目でUターンする。この後、後ろからあおる(と私が勝手に思っている)選手もいたが、前半を自重しただけにこの日は余裕が残っている。距離表示がないが、前後半ではあまりペースが落ちてはいなかったと思う。折り返し後には、徐々に前を走るランナーを拾う形で少し術順位を上げていく。抜き去る際にはナンバーカードをチラリと見るが、いずれも5kmのランナーだったような気がする。
雨の中を力走する選手たち

 堤防道路から坂を下ったところに4km地点の表示がある。ここの通過は14分49秒。コース上初めての距離表示だ。残り1km。
 首都高速中央環状線、江北橋と続けざまに橋の下をくぐると、会場のカラフルなテントが徐々に大きく見えてくる。もう一人ランナーの背中が大きく見えてきたので、ゴールまでに頑張ってもう一人抜くことにする。Uターンしてゴールに向かう前に何とか抜き去りゴール。ざっと数えた感じでは13番目にゴールしたのであった。ゴールタイムは18分50秒。最後の1kmに4分1秒もかかっていることになるので、距離にやや疑義あり?

給水所は周回チェックの少し先にあります。5kmコースは給水無し。10kmは1回、ハーフマラソンでは4回給水が出来ます。

ゴールする選手。5km、10kmとハーフマラソンではスタート時間が大きく異なるので、カラーコーンの仕切りを頻繁に変えていました。

 選手名簿もなければ、ナンバーカードの識別も出来ない。年代別どころか総合の順位すらわからないゴールだった。記録証発行所において一緒に走った選手が「最後はもうペースを上げる余裕がありませんでした」と。記録証発行所において発行された記録証には「50歳以上 第2位」という印字。私よりも前にもう一人誰か同年代の人が走っていたことになる。
 あてで結果がわかったのであるが、タイム差は「20秒」。後から言っても仕方がないが、もう少し積極的に走っても良かったかもしれない。少々反省の残ったところである。

ナンバーカードは事前送付されているので、大会当日の受付はありません。参加賞(完走賞)はゴール後に選手に渡すようにしています。

スタート前の荷物置場は、凄いことになっています。荷物預かり所ではなく、ただの荷物置場なので、貴重品管理は各自です。

吹奏楽の演奏等もあります。

こちらは記録賞を発行する記録証発行所。ぷりんたーは2だいしかなく、慢性的に混雑していました。

こちらは「オヤジたちの会」による焼き鳥とビールの販売コーナー。

無視することは出来ないので、ついつい買ってしまいました。

表彰式はこんな感じ。部門が多いので表彰者も多いです。

ゲストの紹介。M高史さんを始め、資生堂ランニングクラブのみなさんが紹介されていました。

本日の戦利品

左上がクリアファイル。歌川広重「名所江戸百景 浅草甫酉の町詣」というもので足立区立郷土博物館にあるものだそうです。右上は賞状。中央下が「あだち菜うどん(乾麺)」で8食分もいただきました。

こちらは参加賞。左上からアルカリ天然水、おーいお茶、ハートのストラップ、あだちさくらまっぷ、左下は日焼け止めの試供品、パラリンピックガイド。どこまでが参加賞かよくわかりませんね。

この日のナンバーカードと記録証。記録証はピンクできれいですね。