第6回スポーツの森ロードレース大会 参戦記 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
立会川 今回の遠征で初めて降り立ったのが、京浜急行・立会川駅。会場の大井ふ頭中央海浜公園の最寄駅としては東京モノレールの大井競馬場前が一番近いのであるが、旅費を少々節約するためにこの「京急・立会川」駅から会場まで歩いて行くことにした。 立会川駅には初めて降り立ったのであるが、下町の情緒がたっぷりのおもしろそうな街。「立会川駅前通り繁栄会」とかいう幟もなかなか目立っている。品川区や大田区はこんな感じのところが多いのだろう。 その立会川で初めて知ったのが、坂本龍馬とゆかりがあるということ。坂本龍馬といえば、土佐藩(現高知県)の出身。なぜこの立会川と関係があるのか・・・。 立会川駅近くの坂本龍馬像のそばの説明によると、以下のように書かれている。
コース紹介(コースガイド) → こちらを参照してください。 強風吹き荒れる中のレース 昨年の大会の様子については、主催者のホームページや大会要項に掲載されている。天気がよく気候も良さそうな中を家族連れや記録を狙うランナーが一生懸命走る様子の写真が数枚掲載されていた。ここにやってくるまではこのイメージで来たのであるが、残念ながらこの日は曇り。ただ曇っているなら全く問題はないのであるが、この日の東京の瞬間最大風速は28.8m/s。千葉にいたっては36.3m/sと関東地方は凄まじい強風が吹き荒れていた。会場に朝8時くらいに到着した時点でもそれなりにも強風ではあったが、スタート時の10時にはさらに勢いが増していた。体感的にも15m/sくらいは吹いていたかもしれない。
今日の種目は6km。一周3kmの特設コースを2周回するものだ。プログラムを見たところ、壮年(45歳以上)男子が一番多い。関東は、もともと私のテリトリーではないので、どんな強豪が待ち構えているか情報が無い。それだけに無心で走ることが出来るというメリットもある。 午前10時にピストルの合図で一斉にスタート。私の前に陣取った女子高生が一斉に動き出す。スタートはやや出遅れたような感じであるが、最近はいつもこんな感じ。気にせず前を向いて走る。競技場を出て右折を2回繰り返し、競技場の敷地から公園内の敷地に出ようかというところの道幅が狭い。ここに前出の女子高生が集団で前方を塞いでいる。もう少し走るかと期待をしていたが、スタートして500mも立たないうちに障害物となるのであれば、もう少しスタートを遠慮していただきたい。女子高生をかき分けるのにエネルギーを使ってしまいながら今度は公園内から公園外のコースに出る。
公園外のコースは、中央海浜公園の回りを巡らせている歩道だ。そこそこの道幅があるので、2人くらいは並行して走ることも出来そうだ。ここで前方を走る選手の確認をするが、すでに15人以上はいる。この日の支給されたナンバーカードは1枚のみ。背後からは同年代の選手が誰かがわからない。 公園内から公園外のコースに出た途端に向かい風が強くなる。誰かを風よけに使いたいところであるが、私よりも数メートル前を走っている選手はいるもののなかなか追いつくことが出来ない。そうこうしているうちに後方からも数人の選手が抜いていく。抜かれる瞬間にナンバーカードを確認するが、いずれも200番台(壮年男子)の選手ばかりだ。今日は前を走る同年代の選手はいったい何人いることやら。今日は優勝どころか入賞も厳しい雰囲気になってきた。 臨海斎場の交差点を左折、大田スタジアム前を通過。さらにその先の交差点を左折し、ようやくコースが北向きになり追い風になった。しかし追い風区間で前の選手に追いつくのは容易ではない。こちらも頑張っているつもりであるが、前の同年代の選手との距離は一向に縮まる気配がない。 陸上競技場に戻ってきて、唯一の折り返し地点が第3コーナー付近にあるので、そこで前を走る選手の数を数える。先頭こそ一般男子の選手であるが、2番目を走るのは壮年男子の選手。以下、順に数えて私は年代別では11位番目。6位の選手と少し離れて7〜9位の選手がグループを組む。その後ろに10位の選手がいる。こういう位置関係だった。1周目のラップは11分11秒(3km)。風があることを差し引いても少々時間がかかりすぎの感がある。
大田スタジアムを過ぎて、首都高湾岸線に沿って走る頃には、6位の選手は後方の集団に飲み込まれ、そのうちの一人がスパートをかけたように見える。大井南インターを過ぎた頃には集団は完全に分解し、9番目の選手が脱落してきた。8番目の選手との距離は相変わらずであるが、9番目の選手との距離は一気に縮まってきた。 競技場の入口付近ではとうとう追いついた。この選手と競っても入賞ラインには及ばないがラストの練習にはなる。徐々に近づいていったが、向こうさんも後方をちらちら見ている。どうも追いついてきたことに気がつかれたようだ。今回も一発で決めるために唯一の折り返し地点である競技場の第3コーナー付近の折り返しでUターンしてから一気にスパートをすることにする。 そして、その地点が到来。ここから一気にスピードを上げて逃げに入る。どうも付いてくる雰囲気がない。前方の高校生に近づいてきたが、高校生も気がつきスピードを上げる。高校生には追いつかなかったが、同年代の選手を一人ゴール前で何とか逆転。辛うじて年代別の順位を一桁にすることが出来た。 ゴールして感じたのであるが、少人数の割りには壮年の方はレベルが高い! 本日の戦利品
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