第6回スポーツの森ロードレース大会 参戦記

 今回は先週と同じ方向の、東京都品川区ですが、会場が大井ふ頭そばの中央海浜公園というところです。もう少しわかりやすくいえば、大井競馬場の東側にある公園ということになります。(わからない方ごめんなさい)
 「東京にもこんな緑地で覆われたところがあるんだ」と少々感心しながら会場にやって来たのですが、この日の関東地方は朝から強風が吹き荒れる凄まじい天候です。雨がほとんど降っていなかっただけ、走るにはよかったのですが、2月の西濃駅伝並みの強風でなかなか大変でした。

 今回のコースは、スポーツの森陸上競技場を発着とする一周3kmのコースを2周回する特設コースです。スタート後は、高校生(皇居で練習をしているのをよく見かける高校)の男女が前を走りますが、しばらくするとすぐにペースダウン。後ろからおじさん連中が次々に抜いていきます。しかしながら今日はそのおじさん連中が多すぎる。ざっと見た感じで、少なくとも6人はいるだろうと・・・。決して自重しているわけでもなく走っていますが、今日のおじさん連中はよく頑張る人たちばかりです。
 1周目を終えたところで年代別の通過順位は11位。入賞圏内の6位の選手の背中は見えるものの差は縮まらず、2周目で2人を抜くのがやっとで、結局年代別9位でのゴールでした。さすがにロードレースというだけあって、レベルが高いですね。
 

●大会名 第6回スポーツの森ロードレース大会
●開催日 平成28年4月17日(日)
●コース
 /大会要項
 /プログラム
大井ふ頭中央海浜公園スポーツの森陸上競技場発着(地図)(東京都品川区) 

大会要項 

プログラム

コースマップ
コースガイドはこちら
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●天 候 くもり、19℃くらい
●参加賞 高濃度酸素ナノバブル水、ソックス、東京水(ゴール後)
●結 果 22分57秒(6km 総合 第16位、壮年(45歳以上)男子 第9位)
●表彰 なし
●過去の戦績 初出場
●交通手段等
【4月17日(日)】
徒歩 マンション 6:38 本八幡駅 6:50 (朝食購入含む。)
地下鉄 本八幡 7:00 馬喰横山 7:18 (都営・新宿線)
徒歩 馬喰横山駅 7:18 東日本橋駅 7:25
地下鉄・京急 東日本橋 7:32 立会川 7:56 (都営・浅草線、京急)
徒歩 立会川駅 7:56 会場 8:20
【第6回スポーツの森ロードレース 6km 10:00スタート】
徒歩 会場 11:00 立会川駅 11:38 (途中の昼食含む。)
京急 立会川 11:41 品川 11:49
京急・地下鉄 品川 11:52 東日本橋 12:10 (京急、都営・浅草線)
徒歩 東日本橋駅 12:10 馬喰横山駅 12:14
地下鉄 馬喰横山 12:25 本八幡 12:44 (都営・新宿線)
12:11 12:29
徒歩 本八幡駅 12:44 マンション 12:54
※ 赤色の時刻は、実際に出発(到着)した時刻。青色の時刻は、出発(到着)予定時刻
●費用
参加料 2,500円  
地下鉄 0円 (本八幡〜馬喰横山/定期券)
地下鉄・京急 740円 (東日本橋〜立会川/往復)
合 計 3,240円  
●種目、参加者数(申込人数) 及び 各部優勝者。6km 壮年(45歳以上)男子は6位まで (★は加藤が参加した部門
【21.0975km駅伝−9時40分スタート】
区分 参加者数 優勝者氏名 住所 所属 記録
男子 8チーム
女子 2チーム
男女混成 31チーム
【10km− 一般男女10時50分、壮年男女11時00分スタート】
区分 参加者数 優勝者氏名  住所 所属 記録
一般男子 103人
壮年(45歳以上)男子 179人
一般女子 49人
壮年(45歳以上)女子 55人
【6km−10時00分スタート】
区分 参加者数 優勝者氏名 住所 所属 記録
一般男子 30人
★壮年(45歳以上)男子 58人
加藤 一郎 千葉県 名古屋市役所走友会 22’57”
一般女子 32人
壮年(45歳以上)女子 30人
【1.5km−9時20分スタート】
区分 参加者数 優勝者氏名 住所 所属 記録
小学男子 27人
小学女子 10人
【1.2km−9時20分スタート】
区分 参加者数 優勝者氏名 住所 所属 記録
親子 64組
総合計 893人  

立会川
 今回の遠征で初めて降り立ったのが、京浜急行・立会川駅。会場の大井ふ頭中央海浜公園の最寄駅としては東京モノレールの大井競馬場前が一番近いのであるが、旅費を少々節約するためにこの「京急・立会川」駅から会場まで歩いて行くことにした。
 立会川駅には初めて降り立ったのであるが、下町の情緒がたっぷりのおもしろそうな街。「立会川駅前通り繁栄会」とかいう幟もなかなか目立っている。品川区や大田区はこんな感じのところが多いのだろう。

 その立会川で初めて知ったのが、坂本龍馬とゆかりがあるということ。坂本龍馬といえば、土佐藩(現高知県)の出身。なぜこの立会川と関係があるのか・・・。
 立会川駅近くの坂本龍馬像のそばの説明によると、以下のように書かれている。
龍馬が世界と出会ったまち品川
ペリーが初めて来航した嘉永6年(1853)、19歳の坂本龍馬は藩からの許可を得て江戸で剣術修行中でした。
土佐藩は立会川河口付近にあった下屋敷(今の品川区東大井)警備のため、江戸詰めの武士を動員し、龍馬もその中に加わりました。
同年9月には「異国船処々来り候へば、軍(いくさ)も近き内と存じ奉り候、其節は異国の首を打取り・・」と、父親に手紙を書いています。
品川での黒船警固から、龍馬の幕末は出発したのです。
 「なるほど、この近くで警備にあたっていたのか」と・・・。意外なところでつながりがあるものだと朝から感心する。

今日も定期券が使える都営・新宿線の本八幡から出発。

平日のこの時間帯は普通しかありませんが、休日は午前7時台から急行があります。

乗り換えの馬喰横山まで途中の停車駅はわずかに3つ。

馬喰横山で都営・浅草線に乗り換えます。先週と同じです。

都営・浅草線から直通で京急・立会川で下車。

立会川駅からほどなく「坂本龍馬像」があります。この街のゆかりということで誇らしげな感じです。

この説明書きが一番わかりやすかったです。

ここが立会川駅前の商店街。早朝だったので、まだ閉まっているところが多かったですが、馴染みになりそうな感じの店屋が多いですね。下町の情緒がたっぷりです。

会場に向かう途中で大井競馬場が見えてきました。

昔、東京シティハーフマラソンに出場したときのゴールが確かこの大井競馬場です。久しぶりにやって来ました。

今回の大会の最寄り駅は、東京モノレールの「大井競馬場前」。写真の右側が駅舎です。

勝島橋を渡っていると、向こうに緑地が見えてきました。どうもあれが「大井ふ頭中央海浜公園」のようです。

緑が多く夏は涼しそうな感じでいいですね。

会場の陸上競技場は信号を渡った先になります。

信号を渡ったところでお知らせの看板がありました。雰囲気が出てきました。ここを右に曲がります。

会場の看板もありました(少し小さめですが・・・)

もうすぐ会場でしょうか。

会場に到着。小振りな感じの陸上競技場でした。

コース紹介(コースガイド) →
 こちらを参照してください。

強風吹き荒れる中のレース
 昨年の大会の様子については、主催者のホームページや大会要項に掲載されている。天気がよく気候も良さそうな中を家族連れや記録を狙うランナーが一生懸命走る様子の写真が数枚掲載されていた。ここにやってくるまではこのイメージで来たのであるが、残念ながらこの日は曇り。ただ曇っているなら全く問題はないのであるが、この日の東京の瞬間最大風速は28.8m/s。千葉にいたっては36.3m/sと関東地方は凄まじい強風が吹き荒れていた。会場に朝8時くらいに到着した時点でもそれなりにも強風ではあったが、スタート時の10時にはさらに勢いが増していた。体感的にも15m/sくらいは吹いていたかもしれない。

今日の受付はメインスタンド下。陸上競技場ならではですね。

今日のゲストは西田隆維さんと福地良子さん。西田さんは先々週の「あだち五色桜マラソン」にもゲストで来られていました。私にとっては2週間ぶりです。

陸上競技場らしく更衣室が整備されています。もちろん女子用もあります。

更衣室内はさほど広くはありませんが、リターン式(使用後お金が戻る)のコインロッカーもあるので貴重品をここに入れておくことも可能です。更衣室内にはシャワーもありお湯も出ますので、是非とも利用してください。

 今日の種目は6km。一周3kmの特設コースを2周回するものだ。プログラムを見たところ、壮年(45歳以上)男子が一番多い。関東は、もともと私のテリトリーではないので、どんな強豪が待ち構えているか情報が無い。それだけに無心で走ることが出来るというメリットもある。

 午前10時にピストルの合図で一斉にスタート。私の前に陣取った女子高生が一斉に動き出す。スタートはやや出遅れたような感じであるが、最近はいつもこんな感じ。気にせず前を向いて走る。競技場を出て右折を2回繰り返し、競技場の敷地から公園内の敷地に出ようかというところの道幅が狭い。ここに前出の女子高生が集団で前方を塞いでいる。もう少し走るかと期待をしていたが、スタートして500mも立たないうちに障害物となるのであれば、もう少しスタートを遠慮していただきたい。女子高生をかき分けるのにエネルギーを使ってしまいながら今度は公園内から公園外のコースに出る。

午前9時40分スタートのハーフマラソン駅伝のスタートの様子

 公園外のコースは、中央海浜公園の回りを巡らせている歩道だ。そこそこの道幅があるので、2人くらいは並行して走ることも出来そうだ。ここで前方を走る選手の確認をするが、すでに15人以上はいる。この日の支給されたナンバーカードは1枚のみ。背後からは同年代の選手が誰かがわからない。
 公園内から公園外のコースに出た途端に向かい風が強くなる。誰かを風よけに使いたいところであるが、私よりも数メートル前を走っている選手はいるもののなかなか追いつくことが出来ない。そうこうしているうちに後方からも数人の選手が抜いていく。抜かれる瞬間にナンバーカードを確認するが、いずれも200番台(壮年男子)の選手ばかりだ。今日は前を走る同年代の選手はいったい何人いることやら。今日は優勝どころか入賞も厳しい雰囲気になってきた。

 臨海斎場の交差点を左折、大田スタジアム前を通過。さらにその先の交差点を左折し、ようやくコースが北向きになり追い風になった。しかし追い風区間で前の選手に追いつくのは容易ではない。こちらも頑張っているつもりであるが、前の同年代の選手との距離は一向に縮まる気配がない。
 陸上競技場に戻ってきて、唯一の折り返し地点が第3コーナー付近にあるので、そこで前を走る選手の数を数える。先頭こそ一般男子の選手であるが、2番目を走るのは壮年男子の選手。以下、順に数えて私は年代別では11位番目。6位の選手と少し離れて7〜9位の選手がグループを組む。その後ろに10位の選手がいる。こういう位置関係だった。1周目のラップは11分11秒(3km)。風があることを差し引いても少々時間がかかりすぎの感がある。

ゴール後はペットボトルの水をいただきます。

ここで記録証を発行してもらいます。

本日のタイム(参考)
距離 SPLIT LAP
3km 11’11” 11’11”
5km 19’08” 7’57”
ゴール 22’57” 3’49”
 2周目に入り競技場を出て行くところで、10番目の選手を抜いていく。これで一つ順位が上がる。6位までにはあと4人を抜かなくてはならない。前を走る3人のグループにまずは追いつきたいところであるが、これが簡単そうで簡単でない。距離が離れるわけではないが、近づく感じがない。後ろから見ていると、6番目を走る選手が少しペースが落ちて7番目のグループに近づいているのが見える。ここでこの4人がけん制してくれたら、一気に近づけるかもしれないと・・・。
 大田スタジアムを過ぎて、首都高湾岸線に沿って走る頃には、6位の選手は後方の集団に飲み込まれ、そのうちの一人がスパートをかけたように見える。大井南インターを過ぎた頃には集団は完全に分解し、9番目の選手が脱落してきた。8番目の選手との距離は相変わらずであるが、9番目の選手との距離は一気に縮まってきた。

 競技場の入口付近ではとうとう追いついた。この選手と競っても入賞ラインには及ばないがラストの練習にはなる。徐々に近づいていったが、向こうさんも後方をちらちら見ている。どうも追いついてきたことに気がつかれたようだ。今回も一発で決めるために唯一の折り返し地点である競技場の第3コーナー付近の折り返しでUターンしてから一気にスパートをすることにする。
 そして、その地点が到来。ここから一気にスピードを上げて逃げに入る。どうも付いてくる雰囲気がない。前方の高校生に近づいてきたが、高校生も気がつきスピードを上げる。高校生には追いつかなかったが、同年代の選手を一人ゴール前で何とか逆転。辛うじて年代別の順位を一桁にすることが出来た。 ゴールして感じたのであるが、少人数の割りには壮年の方はレベルが高い!

本日の戦利品

こちらが今日いただいた参加賞。ソックスというのもいいですね。

ゴールにすぐに記録証の発行があります。今回の記録証は周回ごとのラップと順位も入っています。