第29回佐久鯉マラソン大会 参戦記
 ゴールデンウィークを利用して長野県への遠征です。住所は4月からは千葉県市川市で申込をしていますが、今回は名古屋の自宅からの自動車での往復です。GWに入ってから、急遽、宿屋を探しました。苦労の末、何とか大会前日に宿泊できました。

 さて大会の方ですが、夜半に前線が通過して雨がかなり降ったようですが、朝方には止み大会当日はかなりいい天気となりました。メイン会場のグランドは非常に水はけがよく、朝まで雨が降っていたとは全く思えないようなグッドコンディションです。
 レースの方ですが、こちらは久しぶりの3kmレース。いつもであれば最初からガンガンいくのですが、今回は自分の調子が今ひとつということもあり、序盤から様子見で始まりました。
 3kmレースとは思えないようなスローペースです。2km過ぎからようやくペースが上がりだし「よし!今からだ!」と思いながらも脚が動かず、先頭グループから終盤は脱落してしまいました。結局、トップとは14秒差、2位とも10秒の差が出来てしまい、完敗というレース内容でした。
 4月に入ってからスピード練習が全く出来ていない影響がもろに出てしまったというところでしょうか。もう少し経って、仕事が落ち着いてきたところで、隣接する船橋市の行田公園あたりで少しスピード練習をしてこようかと考える次第です。また、高尾山などにクロカンの練習にも出かけようと計画をしているところでもあります。これらが今回のレースからの反省&対策であります。

●大会名 第29回佐久鯉マラソン
●開催日 平成28年5月4日(水・祝)
●コース
 /大会要項
 /プログラム
佐久駒場公園多目的グランド発着(地図)(長野県佐久市) 

大会要項

プログラム


地図
コースガイドはこちら
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●天 候 晴れ、24℃くらい
●参加賞 Tシャツ
●結 果 11分11秒(3km:総合 第4位、年代別 第3位)
●表彰 賞状、メダル、鯉のうま煮
●過去の戦績 初出場
●交通手段等
(往路) 自宅14:06〜(一般道)〜名古屋IC〜(東名・中央道・長野)〜岡谷IC〜(一般道)〜ビジネスホテル佐久イン清水屋旅館18:03(泊)
(復路) ビジネスホテル佐久イン清水屋旅館7:33〜7:41会場駐車場7:45〜(徒歩)〜会場7:50−(【第29回佐久鯉マラソン 3km 10時40分スタート】)−会場11:39〜(徒歩)〜11:45会場駐車場11:50〜(一般道)〜(昼食購入〜(一般道)〜岡谷IC〜(長野道・中央道)〜駒ヶ岳SA(休憩・お土産購入)〜(中央道・東名)〜名古屋IC〜(一般道)〜(給油)〜自宅16:15
●費用
参加料 3,200円  
燃 料 2,626円   500.9(km)/19.84(リットル/km)×104(円/リットル)
高速料金 5,000円
 ( ETC割引/名古屋〜岡谷  2,500円)
 ( ETC割引/岡谷〜名古屋 2,500円)
宿泊料 5,600円  
宿泊補助 −5,000円 (職場福利厚生)
合 計 11,426円  
●種目、参加者数(申込人数) 及び 各部優勝者
  (3km シニア男子50歳以上は8位まで) (
★は加藤が参加した部門
【10km−9時45分スタート】
区分 参加者数 優勝者氏名 年齢 住所 記録
一般高校男子39歳以下 72人 清水 拓大 27 長野県小諸市 32’24”
一般男子40歳以上 207人 堀川 健一 43 長野県長野市 36’01”
一般高校女子39歳以下 31人 豊田 智佳子 37 長野県中野市 44’43”
一般女子40歳以上 35人
小林 美香 40 長野県長野市 40’04”
【5km−11時00分スタート】
区分 参加者数 優勝者氏名 年齢 住所 記録
中学男子 15人 片桐 陽和 14 長野県立科町 16’50”
一般高校男子39歳以下 20人 永井 慎也 18 長野県東御市 16’24”
一般男子40歳以上 44人 陰地 和成 40 愛知県春日井市 16’59”
一般高校女子39歳以下 18人 岩波 香奈 20 長野県佐久市 19’21”
一般女子40歳以上 24人 竹内 亜希子 46 東京都青梅市 21’28”
【3km−10時40分スタート】
区分 参加者数 優勝者氏名 年齢 住所 記録
★シニア男子50歳以上 16人 林 幸男 52 群馬県沼田市 10’57”
設楽 道明 51 群馬県前橋市 11’01”
加藤 一郎 53 千葉県市川市 11’11”
平山 秀樹 52 東京都八王子市 11’15”
永井 恒 60 静岡県浜松市 11’45”
三村 茂 55 長野県松本市 11’52”
小金澤 照昌 57 群馬県甘楽町 11’57”
神沢 賢一 54 長野県安曇野市 12’28”
シニア女子50歳以上 6人 東 恵美子 66 大阪府大阪市 13’43”
中学女子 14人 渡部 春雅 13 神奈川県川崎市 11’00”
【2km−9時00分〜10時30分まで7ウエーブでスタート】
区分 参加者数 優勝者氏名 年齢 住所 記録
小学生4年生男子 34人 内堀 翼 長野県上田市 7’34”
小学生4年生女子 17人 本多 莉子 千葉県市原市 8’08”
小学5年生男子 31人 塩川 晴也 10 長野県小諸市 7’30”
小学5年生女子 22人 牧内 大華 10 長野県上田市 7’17”
小学6年生男子 39人 上原 歓志 11 新潟県上越市 6’59”
小学6年生女子 17人 土田 心杏 11 群馬県高崎市 7’22”
ファミリー 121組 土赤美由紀・仁義 36 長野県小諸市 7’43”
総合計 814人  

ビジネスホテル佐久イン清水屋旅館
 私のサイトの平成28年5月3日(火・祝)付けニュース「ゴールデンウィーク(前半)」でも取り上げたが、前日出発して車中泊するのか、それとも夜中に出発して当日の朝会場入りするのかも、大会開催日の一週間ほど前まで決めかねていた。
 ところが4月から就職した会社の福利厚生で、一泊2食で5,000円の補助が支給されることがわかったため、急遽、宿泊施設を探し前泊することにした。とはいえGW中ということもあり、ネットで検索したリーズナブルな施設は満室ばかり。残っているのは一泊で4万円以上もする高額な宿泊施設ばかりでおまけに会場からも近くはない。最後は「ネット予約が出来ないようなところであれば空いているはずだ」と考え、電話をかけたのがこの「ビジネスホテル佐久イン清水屋旅館」だ。JR小海線の中込駅のすぐそばにある。自動車でなくても鉄道でも行くことが可能であるし、自動車で会場まで10分程度と近いことが決め手だった。

 「部屋にはトイレも風呂も無いですがいいですか?」と電話の主。「ハイ、構いません」と私。確かに今時のビジネスホテルト比べれば施設面では劣っているかもしれないが、GWの期間中泊めてもらえるだけでもありがたい。すぐさまOKの返事をしたが、一軒目で予約が出来るとは思っていなかったのでありがたかった。インターネットなるものが無かった時代は、宿泊ガイドブックなるものを購入したり、時刻表の巻末のページを見て安そうなところから1軒ずつ電話をかけて予約をして行ったものであるが、久しぶりに電話予約をした。

 部屋の広さは4畳半ほどだろうか。ベッドが部屋のかなりのウエイトを占めていて、残りは小さなテーブルと椅子だけ。テレビの備え付けはあるものの、部屋には冷蔵庫は無い。最近付けたばかりの感じの無線LANはある。トイレは1フロアに一か所。シャワー付きなので快適だし、3階には大理石風呂という浴槽の広さが3〜4畳程度の共同浴場がある。狭い部屋のユニットバスより足を伸ばせるだけ私はいいと思う。ただし部屋の防音は少々気になるところ、廊下の話し声も聞こえてくる。素泊まりなら3,800円。今回は一泊2食で5,600円で宿泊したが、私的には合格点の施設だと思うし、とにかくGWに泊めてもらえただけでもありがたかった。

今回前泊でお世話になった「ビジネスホテル佐久イン清水屋旅館」さん。JR小海線・中込駅のそばにあります。標高約700mほどのところ。

こちらはJR小海線の中込駅。一日の乗降客が1,000人程度の駅。駅前に商店街もありますが、今時の地方都市らしく静かでした。

こちらは夕食。トンテキ、鮭のホイル蒸し、茶碗蒸し、イモのみそ汁、漬け物というメニュー。家庭的な料理という感じです。好き嫌いはあるかもしれませんが、私的には十分に合格点でした。

こちらは翌日の朝食バイキングコーナー。宿泊者が決して多くないせいか、おかずの品数もボリュームもやや少なめ。

コーヒーもここでセルフで何杯も飲めます。

ここでご飯とみそ汁を取ります。

朝食のバイキングは、外向けにも開放しているようで500円です。コンビニでおにぎりを買って食べるよりはずっといいと思いますし、この内容ならもちろん及第点です。

コース紹介(コースガイド) → こちらを参照してください。

スローな展開だったが・・・

 2kmコースは7区分のウエーブスタート。ファミリーの部に加え、小学校4年生以上の一つの学年を男女ごとに分けてスタートしているので、人数が少ない割りには進行に時間がかかっている。陸協の役員さんらしき人が多く係わっている感じなので、トラックにおける種目ごとのスタートを真似しているような感じだ。あらかじめスタート時間はわかってはいたものの、受付時間の〆切が8時15分と早かった割りにはスタートまでの時間が長すぎる。5kmは11時ちょうどにスタートなのでさらに遅い。

夜半に降った雨の関係で、駐車場は少々ぬかるんでいました。

駐車場から会場まで歩いて行く途中には長野県らしき木々が茂っています。気持ちのいい景色です。

歩いていると道路の両側に鯉のぼりが飾られています。この通りは「マラソン通り」という名前の通りで、各コース共にスタート直後にこの通りを駆け抜けるようになっています。

ここがメイン会場の駒場公園多目的グランド。水はけがいいのか、走っていてもぬかるむことはありませんでした。

受付のテント。部門ごとに分かれています。ただし、受付の〆切が8時15分と少々早いです。11時スタートの5kmコースの選手もこの時間までに来ることになっています。各コースのスタートの30分前までなどに変えたらいかがでしょうか。

久しぶりにROMスポーツさんのブースに会いました。

こちらはハンバーガーとカレーを販売する移動販売車。

 10時40分。ようやく自分のスタートする時間となった。3kmは50歳以上男女と中学生女子のみのスタートとなる。若年層は中学生女子ということで、どういう展開になるのかが読みにくかった。なぜか少々緊張する中でピストルの合図と共に選手はスタートしていく。スタート場所のコース幅が広いのは、大正村クロスカントリー(岐阜県恵那市)以来のことである。

9時45分スタートの10km部門。スタートの場所だけは、横に広くとってあります。

スタート直後の先頭グループ。すでに縦長の列になっています。

雨が止んで清々しい天気になりました。気温は24℃くらいとこの時期にしてはやや高めで暑かったですね。

 この日の戦術は、終わってみれば反省すべきとても消極的なものであった。前を走る選手がいれば、その後ろに付いていき、頃合いを見計らって前に出るというもの。レース展開が早くても遅くてもあまり関係はないものの、主体性に欠ける内容だった。
 10年くらいまでであれば、人の顔色をうかがうことも無くピストルの合図と共に勢いよく飛び出していったものであるが、肉体的にスタートしてからすぐさまトップギアに入れることが厳しくなってきたこと、椎間板ヘルニアから完全に回復していないこと−等もあり、最初から飛ばしていくというレースはこのところご縁がない。

 この日は序盤から異常なくらいのスローペースとなった。どうみてもハーフマラソンくらいのペースで3kmのレースが始まっている。多目的広場を出て公園内を1周している間は、明らかに4分/km程度のペース。先頭の後ろで待機するものの、前を走る選手は60歳を過ぎているような感じの2人だった。さすがにペースが遅いことに痺れを切らした選手が数人、公園内の1周目を終えて前に出る。とはいえ極端にペースが上がった雰囲気はない。
 公園内の2周目に入り、先頭集団は一人の女子中学生と4人のオジさんの合計5人となった。女子中学生と第2集団の女子中学生との間は少し離れているので、やや安泰と感じたのであろうか女子中学生もペースを上げる雰囲気はない。私を含めて4人のオジさんたちは相変わらずお互いにけん制しあっている。レースが動き出したのは、この5人の集団が公園内の2周の周回を終えて一般公道に出てからだった。

長野県らしい素晴らしいロケーションと思いませんか?走っている間は余裕がありませんが、なかなかこういうところを走る機会は少ないですね。

 一般公道に出てから女子中学生のペースが少し上がったため、それに合わせるようにして私もペースを上げる。オジさんたち4人のうち1人が脱落し始めて、残りは女子中学生1人+50歳以上のオジさん3人となった。ペースは手加減されることなくどんどん上がっていく。駒場公園からこのコースの唯一の折り返し地点に向かっては緩い登り坂になっているが、この遅いペースにもかかわらず私も少しずつ遅れ始める。ゴール前のスプリント勝負を目論んでいた私にとっては自分自身が誤算であった。
 先頭グループは女子中学生と50歳以上のオジさん2人となった。本来であれば、まだまだ付いていってゴール前まで我慢するタイミングである。しかしなぜかわからないが、この日は足が動かず前の3人とはどんどん差が開いていった。ペースが遅すぎて”足が余った”のだろうか。”足が余った”というのは、ゆっくりペースだからといって自分のちょうどいいペースからすれば遅すぎて、かえってペースが合わずに疲れてしまうという現象だ。マラソンなどで、ゴール後に敗因を語る選手も決して珍しくない。

ゴールまでもう少しです!

一般公道から左折し、再び駒場公園多目的グランドへ入ってきました。

直線を100mほど駆け抜けるとゴールです。

ラストスパート!

選手側からは「歓迎 佐久鯉マラソン」の文字がよく見えます。

ゴールする選手ら

 いずれにしても自分のイメージと走りが分離してしまい。前の3人とは距離が開く一方になってしまった。ゴールは11分11秒。公認コースではないが、折り返し地点まで設けて距離を調整しているので、距離そのものは正しいだろう。わずか3kmで11分越えは初めて。もちろん駆け引きの結果でタイム狙いで走ったわけではないのでタイムにこだわる必要はないだろうが、負けると無残なタイムだけが残ってしまったような気がする。

ゴール後は記録証がすぐに発行されます。

少々わかりにくい位置にあったゴール付近の給水所。利用者が少なかったように思えました。

ファミリーの部の表彰式。参加者の人数の割りに入賞者がたくさんいますので、入賞率は高いと思います。

本日の戦利品


左から賞状、メダル、鯉のうま煮です。鯉の街らしい副賞ですね。

参加賞はTシャツのみでした。Tシャツの下のものは記録証。ちっちゃくてかわいいですね。