第7回川崎イルミネーションマラソン 参戦記 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
東扇島東公園 今回の会場である川崎にやってくるのは2回目。前回は平成16年1月に横浜市のメルパルクYOKOHAMAでコンビナートの担当者会議がありその翌日、昭和電工(株)川崎事業所を視察している。昭和電工(株)といえばアンモニアの製造工場として有名であるが、この時に視察したのは「プラスチック・ケミカル・リサイクル事業」ということで、回収したプラスチックをガス化炉で加熱し改質し、アンモニアの原料とする事業。昭和電工(株)のホームページを見たが現在も継続して行っているので、事業としては成り立っているということだろう。 今回、主催者が用立てた貸切バスでJR川崎駅から会場に向かう途中で、昭和電工(株)川崎事業所の前を12年ぶりに通ったが、当時の視察のことを急に思い出した。 話は少々逸れたが、今回の会場の川崎市は人口約147万人。神奈川県では第2位の人口を誇る都市。面積は約143km2なので、人口密度は約10,330人/km2。名古屋市が人口約229万人であるが、面積が約326km2なので人口密度は7,040人/km2と川崎市の方が密集していることがわかる。 今回の会場である東扇島東公園は、調べたところ平成20年4月26日(土)にオープンしている。もともと東扇島というのが人工島であるが、そこに憩いの空間、防災拠点など複数の目的で作られているようだ。なお、今回のコースの一部となっている公園の東側の「かわさきの浜」では潮干狩りもできる。この日は潮が良くないせいか潮干狩りをしている人は見かけなかったが、こんな大都市の近くで潮干狩りが楽しめるというのも贅沢ではないかと思った次第。
コース紹介(コースガイド) → こちらを参照してください。 レース 今日のこの大会の種目は5kmと10kmの2種類。非常にシンプルだと思ってはいるが、よく見ると5km及び10kmには「ペア」というカテゴリーが、また10kmには「駅伝」というカテゴリーがある。わずか10kmで4人でも駅伝OKとなると、一人あたりの走る距離はわずかに2.5km。職場の親睦を兼ねて参加してくる人たちもいるような感じだ。実際に会場を見渡しても、ランシャツランパンでガンガン走ろうと構えている私のような輩はほとんど見かけない。ハイヒールを履いて明らかに走る雰囲気のない人もちらほら見かける。この人はおそらく応援だけの人だろうと察知することができる。全体的に見ればファンラン派の人が多いと言っていいだろう。
17時から競技説明会があった。この大会の特徴として、タイム計測は自動で行うもののセンサーは受付時に渡されたリストバンドに内蔵されているものだ。ゴール付近にはタイム計測用のマットやアンテナがないのでどうするのかなと思いきや、このリストバンドをゴールブリッジ先の器具に触れて欲しいという。かつてはこういうやり方をしていたところもあったが、ナンバーカードにセンサーを装着したりチップを埋め込むようになってから久しい。とはいえ、そういうやり方でタイム計測をするのであれば、主催者のやり方に従わなければならない。
17時ちょうど、「フォ〜ン」という合図で試合が始まった。トライアスロンではお馴染みのスタートの合図であるが、マラソン大会では珍しい。スタートの直前までウインド・スプリントをしていたので最前列には並ぶことができなかった。しかしながら参加者の割りには横幅の広いスタートラインであったおかげで、何とか2列目に並ぶことができスタートを切ることができた。
スタートをして私の前を走るランナーはざっと数えたところ9人。今日の目標は総合6位入賞と年代別の優勝の2つ。最前列には並べなかったものの、300mほど走って最初の曲がるポイントを通過した頃には、前を走るランナーは6人ほどに減っていた。最初の折り返しあたりではスピードが乗っているので、今日はいい感じだと思いながら走る。 京浜運河を挟んで向こう側に工場群が見える「潮風デッキ」にやって来た頃にはさらに抜いて、順位としては5番目に上がっていた。1kmの通過が3分19秒。体が軽いせいか、最初の1kmはまずまずの感じ。ただし最近はこのペースが維持できない。何キロまで持つことだろうか・・・。
V字型にターンし再度「丘の休憩所」から離れて北の方に向きを変える。とにかくこのコースはテクニカルな感じで、自転車で走ると力量の差が出るコースだなと思いながら走る。ただし今日はランニング。カーブは多いがアップダウンがあるわけではないので、ランニングでは力量の差はそれほど出にくいコースかもしれない。 しばらくは単独走になってしまい2km地点を迎える。2kmの通過は7分03秒。この1kmは3分44秒と最近の実力に落ち着いてきた。ところがこの辺りから後続から選手の気配。メインプロムナードに出た頃に抜かれてしまった。一つ順位を下げてこれで6番目。そうこうしているうちにスタート地点に戻ってきた。 9分07秒で一周目を折り返す。このペースで2周すれば18分14秒であるが、何しろ入りが速かったので最後までそのペースで走り切るだけの余裕が無いことは自分自身、感覚的にも感じ取ることができた。
2周目に入りどどっと疲労感が出てきて、先ほどの選手との距離が少し開き始める。むしろ5番目の選手と4番目の選手との距離がどんどん縮まっているような感じになっている。3km地点を11分03秒で通過。この1kmは4分ちょうどということになる。体感的にはそこまで落ちている感じはしないので、距離表示が少々怪しいかもしれない。 「かわさきの浜」、「潮風デッキ」を過ぎ、「丘の休憩所」前でV字型に向きを変えると4km地点だった4kmの通過は14分45秒。この1kmの通過は3分42秒。通過タイムで一喜一憂している場合ではないが、やはり距離表示は怪しい感じがする。
4番目の選手と5番目の選手の位置がこの辺りで入れ替わり、新たに5番目となった選手と私の距離も少しずつ縮まってきた。ゴールまでの距離は短いが何とか追いつけないかと思う。 残り500mほどでは明らかに近づいてきたが、ゴールまでに順位が入れ替わるほどの勢いではなかった。メインプロムナードでは、最後のスパートをかけるもののゴールタイムは18分46秒。総合では何とか目標通りに6位に食い込むことができたか、45〜54歳男子というカテゴリーではそのカテゴリーの中で最年長となるハンディを覆すことができずに年代別では残念ながら2位に甘んじた。とはいえ、レベルは高くないレースの中で、久しぶりに上位の中での競り合いができたことは、なかなか面白かったと感じた次第である。
本日の戦利品
|