品川マラソンフェスタ2016Summer 参戦記 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
3ヶ月ぶりのスポーツの森陸上競技場 3月の単身生活の準備期間を含めて、東京都を中心として毎週のように遠征に出かけている。東京近郊の交通手段を覚えることもその遠征の目的に入っているが、特別な事情がない限り、同じ大会にはなるべく参加しないようにしている。 7月、8月は暑い時期で大会の数も激減するが、東京近郊では意外にも毎週のようにどこかで何かの大会が開催されている。さすが人口密集地であると感心する。本当であれば、涼しいところの大会に参加したり、練習も標高が高く涼しいところで行いたいが、北海道などの涼しいところはハイシーズンで航空料金が高いこと、また神奈川の丹沢、埼玉の秩父などは1,000m越えの山があるものの、公共交通機関だけではアクセスが悪すぎる。こういうときは自動車がない不便さを感じる次第。 また練習環境としては、マンションと職場を行き来するだけの毎日に近い。近所で一緒に練習をするようなパートナーはいない。毎朝江戸川の堤防でジョグをしているが、ゆっくりジョグをしている年配のおじさんばかりなので、とても一緒に練習をするような雰囲気にはならない。先週、ようやく自転車の手入れが済み乗れる状態になったので、来週くらいからは早朝の練習にバイクライドも取り入れ、ランニングでは強化できないところの強化を再開する。すぐには効果が出ないだろうが、秋口には効果が出ることを期待する。
話が逸れたが、まあ、こんなような事情もあって、7月、8月の遠征計画は近場で済ますことにした。先々週が皇居の大会、そして今回は大井ふ頭中央海浜公園スポーツの森陸上競技場を起点とする大会だ。 ここをメイン会場としている大会といえば、今年の4月17日に出場した「第6回スポーツの森ロードレース大会」がある。よくよく主催者のホームページをみれば、陸上競技場を起点として中央海浜公園周りを周回するする1周3kmのコースの作り方は全く同じ。4月の時と今回と周回数は異なるものの、走る場所は全く同じとなる。面白味という点では、やや希薄になるが、このシーズンに大会を選り好みは出来ないだろう。 ということで、3ヶ月ぶりにスポーツの森陸上競技場にやってきたが、最寄駅の京浜急行・立会川駅(至近は東京モノレールの大井競馬場駅であるが、交通費の節約で立会川から徒歩)から会場までも二度目となるのでノー地図で来ることが出来た。記憶の定着度合いを確認するという意味からすれば、3ヶ月ぶりにやってくるのも意外と悪くはない。
コース紹介(コースガイド) → 4月17日に出場した「第6回スポーツの森ロードレース大会」と同じです。参照する場合は、こちらをご覧ください。 レース 私の出場する12kmのスタートは12時30分。なぜこのような時間にスタートをするのか不思議であるが、主催者の都合であるからやむを得ない。7月なので、むしろ早朝の涼しい時間帯にスタートして欲しいのがヤマヤマ。 1周3kmのコースを利用した「フルリレーマラソン」が10時10分から、「ハーフマラソン」が10時30分から開始されており、コース上にはまだ多くのランナーが残っているので、スタート場所も陸上競技場のメインスタンド前のトラックの2レーンのみを使ってのスタートとなる。12kmの参加者はざっと見たところ100人程度ではあるが、細長い列になってしまっている。
この間に一人を抜いて6番目に順位を上げる。今日の目標タイムはは4分/km程度×12kmから計算して48分台。今の練習ぶりと、季節柄、このくらいでも悪くはないと思う。 この中央海浜公園まわりの歩道上は、以外にも木々で覆われているので、走っていても思っていたよりは涼しい。とはいえ、5分ほどすると、体温の上昇による発汗が始まった。前の選手に何とか追いつこうと思って頑張っていたが、やはりペースがやや速い。この調子では4周持ちこたえることが出来ない。そう感じたので2周目からはペースを落として走ることにした。 ペースを落とすと往々にして抜かれ出すものであるが、この日はそういうことも無く、2周目、3周目を終える。「今日はこのまま、ほぼ単独走で終わってしまうのであろうか」と思っていたところ、4周目の序盤から後ろから荒い息づかいが聞こえる。ちらっと見るとオレンジ色のナンバーカード。自分と同じ12kmの選手だ。ここまで来て抜かれるわけにはいかないので、少しペースを上げて何とか逃げに入る。 大田スタジアム近くの給水所で給水を取りに行ったところで、この選手に抜かれてしまう。しかしながらよく見ると肩からタスキが掛かっているではないか。タスキは「フル(42.195km)リレー」の選手。私が、ナンバーカードの色の認識を間違えただけだった。おそらく1周交替で走っているのであろう。その後も彼はペースを上げたまま走り去り、徐々に私の視界から遠ざかっていった。もちろん抜かれて気持ちがいいわけではないが、最後まで走り切らなければ意味が無い。無理して追いかけることはせずにペースを維持する。
少しペースを落として走るものの、気がついたときは競技場のすぐ近くまで戻ってきていた。 中央海浜公園まわりの歩道から陸上競技場のトラックへは、左折を2回ほど繰り返し第4コーナー付近から入ることになる。 全天候のタータントラックに入ったところで、再び後ろから私を追い抜いていく選手がいる。今度は間違いなくオレンジ色のナンバーカードだった。1周目、2周目、3周目の競技場内の折り返しでは、私の後方約50mほどのところにいた選手であったが、最後の最後にペースを上げて追いついてきたのであろう。こっちもこっちで、ここまできて抜かれるわけにもいかない。練習不足で軽快な足どりとはかけ離れているが、久しぶりにギヤを入れ替えペースを急激に上げることが出来た。ここまでは良かった。 ところがこの選手も私と同じようにキチンとギヤを入れ替えるではないか。差は一瞬詰まったものの、ゴール前の約100mのスプリントで、最後の20mで私の方が先にギブアップしてしまった。刺されたところを刺し返すつもりでいたのであるが、見事に逃げられてしまった。相手の方が一枚上手だった。 こうして最後の最後に抜かれる後味の悪い終わり方で、今日のレースは幕を閉じた。ただでさえ蒸し暑くて気持ちが悪いのに、さらに気分が悪くなるような終わり方だった。とはいえ、今の状態では白旗を揚げざるを得ない。 序盤からハイペースで飛ばして、圧倒的な差で勝ち誇れるようなレースを目指して、次回は頑張ろうと思った次第である。
本日の戦利品
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