第8回塩尻ぶどうの郷ロードレース 参戦記 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
信州 冒頭にも述べたように、信州は自然をウリにした国際観光地。3,000m級の山々を携え、登山客に限らずこれらの山々魅せられた観光客を集めることが出来るのは、日本国内でも限られている。こと私に限っていえば、松本から大町にかけて見える北アルプスの稜線に魅了されている。言葉にうまく表せないが、この稜線を見る度に安らぎを感じるというか、故郷に戻ってきたような気分に陥る(ただし私の出身は愛知県蒲郡市ですから、風景は全く似ていません)。 夏場は名古屋や東京に比べればずっと涼しく、避暑にも最適ということもあるだろうし、振り返れば、子どもたちが小さいときに、バスツアーでやって来たのは長野県が多かった。長野県は何度も脚を運んだ場所であり、楽しかった思い出が脳裏に記憶されているかもしれない。冬はともかく、夏から秋にかけての信州は日本でも屈指の観光地であることは間違いない。 大した理由ではないが、こんな理由で避暑を兼ねて信州遠征を計画したのだった。
コース紹介(コースガイド) → こちらを参照してください。(第5回大会と同じ。) こぢんまりとしたいい大会 3年ぶりのこの大会。同じレースに繰り返し足をあまり運ばない私であるが、前述したように長野県はお気に入りのため、繰り返し足を運ぶ大会が少なくない。この大会は、参加者が2,000人足らずと、最近の大会では参加者が決して多いとは言えないが、私から見れば「お・も・て・な・し」はよく出来ていると思う。 以前は、「ぶどうジュースの飲み放題」とか「ぶどうの食べ放題」とかあった時期もあったが、節操のない輩が食べ尽くしたりして恩恵にあずかれない選手がいたのだろうか。今年はこの企画はなくなり、選手には「ぶどうゼリー」の配布と「ぶどうジュース」が、赤白各1杯に制限された。走りに来るのが目的なので、おもてなしの程度はこの程度で十分。これ以外に参加賞として、マフラータオルかオリジナル箸スプーンセットがあるので、過度に参加賞に期待を寄せない方がいいかと思う。 「大会100撰」とかで紹介される大会は、マンモス大会がほとんど。参加費用との絡みから見れば、この大会も地味ではあるが悪くはない。何千人もが一斉にスタートするためにスタートの30分以上前から並ぶとか、トイレも大渋滞とかつまらないところで神経をすり減らす大会は避けたいので、この大会のように2,000人規模でも毎年キチンと開催してもらえる方がありがたいと思う。
レース 朝方は少々ひんやりしたものの、スタートの10時30分近くになると、このひんやり感は全く無くなり、晩夏の様相を呈してきた。走力はなかなか回復してこないものの、今回も何とか最前列を確保。ロスタイムを最小限に抑える準備だけは出来た。
10時30分、ピストルの音に耳を立てて、ポーンとスタートをする。10kmのスタートは各部のゴール地点のすぐ隣なので、スタートしてから150mほど競技場内を直線的に走って場外へ出る。 場外に出たときにはざっと20人程度のランナーが私の前を走っていく。この中には、私と同年代の700番台、800番台、900番台の選手はいない。しかし、安心したのも束の間、最初の交差点を左折する前に2人ほどの同年代の選手に抜かれ、年代別で3位に後退する。今日の目標は、とりあえず年代別で6位以内(入賞圏内)と10kmで39分台の2つ。順位は相手のあることなので何とも言えないが、タイムは3年前のタイムと、現在のコンディションから設定をしてみた。
ところが、後方からの追い抜きはこれだけにとどまらない。2km地点までにさらに2人に抜かれ、年代別の順位を5位まで落とす。先は長いので、ここはぐっと我慢。 さらに5km地点に到達するまでに、同年代の選手に一人、そして女子のトップにも抜かれてしまう。この程度の走力に成り下がると、女子の先頭に抜かれるのも珍しくない。しかしながら、いざ抜かれると面白くないことは確かだ。 このコースは、スタートしてから1.5kmくらいは微妙に登るが、それ以降は7kmの少し前の今村橋東交差点まで下り坂となる。前半は、下っているが足どりは決して軽くない。 昨日、夕方マッサージをしてもらって今朝は非常に目覚めがよかった。マッサージをしたからといって走力が急に回復するわけではないが、現時点のパフォーマンスを十分に発揮出来るようにはなってくるはず。いざ走ってみると、スタート前にイメージしていたよりもそこそこ足が動くので、昨日のマッサージの効果は大きかったと言えるだろう。 5km手前に給水所があり、コップを2つとる。一つは少し飲み、もう一つを首から背中にかけて流す。背面は熱がこもりやすいので、ここを冷やしてやると非常に気持ちよくなる。 5kmを19分25秒で通過。相変わらずタイムは伸びない。現在の順位は年代別で6位であるが、これ以上抜かれるわけにも行かないし、チャンスがあれば先ほどの選手を抜きたいので何とか付いていこうと思うが、なかなか付けるほどペースが上がらない。むしろ徐々に離れて出してしまっている。後方からは、他の年代の選手が追い抜いていくが気にせず走る。 後方から「この同年代の選手に何とか付いていけないか」と思い走っていたが、7km手前の今村橋東交差点を右折してから様相が変わってきた。
原新田交差点を右折し、しばらくすると給水所が現れる。先ほどと同様にコップを2つとり、一つは口に含み、もう一つは同様に首から背中にかける。前述の選手が給水所で少しもたついている間に完全に追いついた。ここから9km過ぎの交差点までは登り坂が続いていく。今村橋東交差点の後の登り坂の様子からすると、この選手は登りはあまり得意ではないようだ。そしてそのまま「若い年代の選手2人」+「この選手」と私の4人でグループを作り、徐々にゴールに近づいていく。 9km地点を越え、最後の交差点を左折してから、前述の選手がペースを上げ出す。こちらに気がついたかどうかはわからないが、こちらもここからペースを上げる。この選手のペースの上げ方が少々半端だったので、もう一段ペースを上げる余力がこちらには残っていた。 競技場の入口で、前述の選手をスルリと抜き去り、ゴールまで一目散に駆け抜ける。イメージはこうであったが、実際には残り30mほどで、エネルギー切れ。最後はふらふらになりながら、何とかこの選手には競り勝った。今日も苦しい10kmだった。
タイムは39分51秒。年代別の順位は5位と、いずれも今日の最低目標は達成出来たものの、パフォーマンスの低さは相変わらず。涼しくなってペースを上げる練習が増やせれば、36分台程度までは何とかなるかもしれない。今日の反省としてはこんな感じです。
本日の戦利品
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